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心に残る会食
温かい思い出に包まれた会食は人生の宝物だと思います。

私にもいくつか忘れられない会食があります。そんな素敵な時間は時がたつほどに
心の宝物になっていてその店の名も店のしつらえも、お料理もご一緒した方との
会話も笑い声もすべてが鮮明に心に残っています。

そんな宝物のような思い出の食事の一つが銀座4丁目出版社の教文館の地下に
あった資生堂パーラーでのランチの思い出です。この店は同じ銀座の資生堂
パーラー本店の改装工事中に数年間だけ代替としてあったもので現在は
もうありません。このときランチをご一緒して下さったのが当時教文館の
社長だった中村義冶氏です。

社長がお亡くなりになった現在だから言えますが、当時教文館で編集をしていた
年上の親友がいたご縁で中村社長には1998年にベーベ工房を始めてまもなく
からお亡くなりになるまでずっとご贔屓にしていただいていました。
中村社長は海軍兵学校で私の父の先輩にあたり戦後東大を卒業された
敬虔なクリスチャンの知識人で出版界の重鎮でもありました。創業まもない
「ぴあ」も中村社長の応援があったからこそ現在があり、若い人を分野を問わず
育てる名人でもありました。ときどき里帰りした時はおいしいデザートを持って
ご挨拶に伺っていたのですが、ある日自社ビルの地下にあった資生堂パーラー
で二人だけでランチをご馳走して下さったのです。

その時の大きなエビフライもタルタルソースもデザートのケーキも全て鮮明に
記憶しています。社長は生涯を通じそれはモテた方で当時はもうご高齢
でしたが長身の美丈夫で若い頃はさぞや、と思わせる方でした。
私がよく読書をしていると娘のように褒めてくださり、司馬遼太郎の本は
面白くて全巻買う人が多くドル箱だと闊達に仰っていたのが忘れられません。
今はもう中村社長もあの場所にあった資生堂パーラーもこの世になくブックオフが
全盛で、それだけに幻のような至福のひと時となりました。

あの時のように豊かで穏やかな至福の会食は、もしかしたらもう出会えないかも
しれないけれど心のどこかで追い求めているように思います。
私が年をとったときに若い方と会食して社長のような思い出を与えられるような
人生を送りたいと憧れています。

あの時のランチを作られたシェフがわかれば私の気持ちを伝えたい。
資生堂パーラーが舞台だったからこその至福の時間でした。と。

手紙

 社長はご多忙な中いつも振込用紙に素晴らしいメッセージを
  書いてくださり今もときどき読み直しています。
  教養も品格も格別なもので私の宝物です。


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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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