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ブランドとして育ってゆくために(1)
2月5日に発表された来年度の県の予算案が新聞紙上にも掲載されました。
苦しい財政状況の中、現在も県が取り組んでいる農産物のブランド化に新たに
追加の予算がついていたのに目を見張りました。
このブログで今までもベーベ工房の製品を通じてブランドのことを書いてきましたが
私自身の考え方の備忘録にするためにもブランドのカテゴリを新しく作りました。

私の経験から言うとブランドは最初から狙ってできるものではないと思います。
高い技術と志を持ち、日々の小さな努力を積み重ねさらに運にも恵まれて
3年、5年、10年と月日を重ねて振り返ったらある程度のブランドになっていたという
ある意味では形の見えないとてもはかないものだと思っています。
だからといってブランドとして認知されるための傾向と対策や近道
(下世話な表現で申し訳ないです)がないかといえばあると思います。

条件として私が考えるのは次の4つです。

  ① 当然ですがおいしくて安全で作り手の個性があるもの
  ② ①が一般の消費者が食べておいしいと思うもの
  ③ 取り扱っていただく店や顧客が一流である種のカリスマ性をもつこと
  ④ ③のような店や顧客に可愛がられて大切にされるだけの人間的スキル。
     教養やセンスそしてユーモアや友情はここに全てを投入すべき。

ベーベ工房のヨーグルトやチーズはまだまだ一流と自分で胸を張れない発展途上の
ものですがお取引先や顧客のレベルをみると1.5流にはなっていると思います。
自分でいうのも変ですが、二流三流ではないと自負しています。

ベーベ工房の今までの歩みを履歴書風にまとめてみました。
   (ロゴマークやビンのデザインは私が手がけた現在のもの)  

1998年春  ベーベ工房のスタート。当時はヨーグルトのみ。近所の直売所と友人の
        注文で作る規模。
1998年秋  畜産フェステイバルで売るも価格高めな製品は友人が買ってくれただけ。
        この時点で東京に出さなければ趣味で終わると判断。
1999年春  5月に勇気を持って青山が本拠の人気オーガニックショップに電話。
        バイヤーと上京して商談。このバイヤーが素晴らしく900ccサイズのみだった
        ヨーグルトを飲みきりの180ccサイズにしたら扱うと約束をくれる。
        ビン会社とオリジナルのビンを作り7月からは店頭で販売。
        夏に県内髄一のこだわりを持つ高級スーパーと取引開始。
        社長に励まされモッツァレラを製品化。タウン誌の広告のおかげで数ヶ月
        異常な人気状態で県内にベーベ工房の名が知られるようになる。
       
1999年秋  ここが今になって思うとターニングポイント。千葉の安全な美食に定評がある
        8店舗を構える高級スーパーと大口取引決定。  
        ここのバイヤーにお願いし現在の宅配業者と割引運賃で契約。 
        チーズコンテストでアドバイスを下さり以前から存じていた人気チーズ会社
        フェルミエの本間社長にお礼のつもりでヨーグルトをお送りしたところ
        お取扱下さることに。(この2つの会社とは今もお取引させていただいています)
        フェルミエのご縁で有名料理研究家の知遇も得るように。

2000年   GAIAさんなど東京のオーガニックショップとご縁を持つように。
2001年秋 BSE(狂牛病)騒動。幸い多くの励ましをいただき感涙に。
       より緻密な資料作りと情報提供に努力を傾けるようになる。

2002年(~2005年) 本間社長の推薦でフェルミエの会報誌に毎月エッセイを
             書かせていただくように。趣味の音楽の話などにお手紙も
             いただき元々好きな書くことの幸福を噛みしめる。

2003年 キャリアもない私が県の販売戦略会議の委員に推薦される。
      初めて販売することの意味を考えるようになり、遙か先輩の名門旅館の
      女将やこの分野のエキスパートと尊敬する県の幹部の薫陶を今に至るまで  
      受けるようになる。
2004年 新春早々結婚8年目に奇跡の妊娠。9月の出産まで体を優先。元気な男児出産。
     事務仕事などに専念。11月から営業の仕事をして産後欝で苦しむ。

2005年~2007年 取引先で倒産したところもあるが営業も続けているので
           概ね平穏に。2005年。リコッタチーズがオールジャパンで
           あわや金賞の優等賞に。 2006年あちらからお声をかけて
           いただき老舗百貨店との取引開始。

2008年 原油高と飼料の異常な高騰で苦しむも何とか凌ぎきる。
      1月からこのブログ開始。4月にバター不足の記事が翻訳されこの頃から
     リピーター読者が多くなる。ブログを通じてかけがえのない友人に恵まれ  
     仕事をする上での励みになる日々。

2009年 早々の県主催の商談会で今後に繋がる方々と出会い現在商談中。

書いてゆくとつくづく私たちは出会いに恵まれたと思います。
わずか2年目で青山に出せるなんてあのバイヤーがいなければ不可能。
フェルミエさんとご縁がもてるなんて夢でしかなかったのですから。
取引先だけでなく行政やブログの友人方もこれ以上望めないほど
の方々に出会えて本当に幸せです。
司馬遼太郎さんが「名将は幸運。悲運の名将はありえない」と言った様に
運と出会いは恐ろしいばかりの力を発揮します。
私たちの努力だけではここまで来ることはできませんでした。改めて御礼申しあげます。

長くなったので続きはまた後日。   

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(非公開コメント受付中)

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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