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催事について
まこやんのブログで知った北海道の酪農家ブランド「ファームデザインズ」。
大人気のサブレやプリン、牛乳やソフトクリームそして塩キャラメルはパッケージの
可愛らしさもあるのか大人気。(今年の干支が丑ということもあるのでしょうか)
各地の有名百貨店の催事にも1月からひっぱりだこのようです。

ファームデザインズ

北海道は小売で本州のスーパーに納品するには配送料も高い。
コストを考えたら催事で販売することはとても賢いやり方と思います。
それにしても催事のスケジュールには驚きました。まこやんが行った埼玉の
百貨店以外にも伊勢丹(吉祥寺)、赤羽のエキナカとほぼ同時展開だもの。

ベーベ工房は基本的に催事は無理です。8年ほど前地元の百貨店の催事にと請われて
出店しましたが、このときはバイヤーさんも地元の方で酪農家の生活をよく御存知で
販売手数料も取らずに百貨店の方が売ってくださるという超のつく温情措置。
地元百貨店ですらこうなので東京での出店は100%無理です。

実は去年東京の老舗百貨店から1週間の催事への出店を提案されました。それが人気なら
定番商品として扱うという手形つきで。ブランド力にクラクラしたものの未だに返事は
留保してます。条件は以下の通り。(催事に興味がある方はご参考までにどうぞ)

 ① 6日間すべて私が売り場に出る
 ② 19:30までに売り切れは認めない
 ③ 販売用のマネキンを1人雇うこと

数字の条件は明示する段階ではなかったもののおそらく売上の10%以上は出店料。
私は実家が横浜ですが、実家がなければホテルに。
子牛を含めると45頭の牛を飼う酪農家の夫が酪農をしながら毎日ヨーグルトとチーズ
を作って催事に納品するのは不可能です。売り場に立つ私も慣れない仕事で倒れるかも。

私は家族経営の酪農家の仕事日程や家族の事情(1週間4歳児を放置するのか)をお話
しましたが若く独身の担当者は想像がつかないようで「出すように」の一点張り。
「皆さん、店を閉めて参加するんですよ」の言葉に回答留保を決意しました。

マネキン雇って出店料を払って無理をしてどれだけ儲けが出るかソロバンをはじきました。
後日尊敬するバイヤーに話したら「そこで儲けと労力を比較したあなたはえらい」と。
華やかさに目がくらみ無理をして出店したものの思ったような成果が出なかった
小さい生産者もいるようです。

ファームデザインズは北海道の1件の牧場の牛乳を併設する小さな工房で地元のパート
たちが加工しているようですが、多分東京には販売専用のスタッフがいるのでしょう。
極めて現実的な言い方ですが、どのくらいの純利益なのか気になります。
自分の手足となってくれるスタッフを持つことは素晴らしいと思いますが
私には無理です。金銭的にも信条でも。酪農をしながらの販売は何かと足かせが
多いですがそれを守りながら自分の目の届く範囲でできることをしてゆきたい。

百貨店の担当者には小さな家内工業的な生産者の生活にも思いを馳せていただきたい
と望みます。閉店前の売り切れ御免だって少しは大きな心で見ることも必要でしょう。
無理をしてもよいものは作れません。催事は6日間なんとかこなしても肝心の味や
品質が落ちるのでは本末転倒です。小さな生産者だけの催事を過剰な犠牲を強いずに
成功させる懐の大きさは結局お客様が喜んで下さいますよ。
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Secret
(非公開コメント受付中)

はじめまして
はじめまして、コメントさせていただきます。ファームデザインズの者です。たまたま、発見させていただきました。

ブログに取り上げていただけることとても光栄に思っております。

もう、スタッフはきゅーきゅーです。
私が主に催事をぐるぐる回ってますが、家族の一人です。
搾乳も基本は家族が中心にこなしています。
まあ、家族とかしかこのスケジュールに文句を言わない人はいないでしょうw

もう、1年中全国回ってもうす。

なかなか、大変なことも多々ありますが、いろいろ工夫と無理?!w
をしながらぐるぐる回っております。

商品だけの販売もあるので、まだ回せてる感じですかね。

大手百貨店は品切れ許されざるべからず!です。

でも、何より物産展をキューキュースケジュールでなんとかこなして最近はやっとちらほらと浸透してきているかと思います。

ありがたやです。

おいしいモノをいかに持続し販売するかは、とても難しいですが何よりもお客様に直においしいと言っていただけるのは喜びですね。

また、時々拝見させていただきます^^

お互い、頑張っていきましょう。では、いきなりのコメント失礼致しました。
Farm Designsさま
はじめまして。勝手に書かせていただいたのに
コメントまでいただきありがとうございます。
ご家族中心で頑張っておられるとのこと。
それを伺い本当にすごいと感激しました。
物産展はやはり大変なのですね。きっとお客様の
ライヴな応援が力になっておられるのでしょうね。
前橋にも是非お越しいただけると幸いです。
その時は駆けつけますよ。(^^)

こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。
はい、ファームデザインズ(その2)です
初めまして、ファームデザインズのもの(その2)です(笑)

ファームデザインズという名前からして「会社」が一つの牧場から牛乳を仕入れて製品化している、と思われるかも知れませんが、純然たる「一つの牧場」が牧場、レストラン、スイーツ製作をこなしています。

牧場の中にレストランを建てたのが9年前。従業員を2人雇い、朝牛舎してからシャワーを浴び、レストランへ。夕方までレストランで料理を作り(フリーストールなので昼の仕事はほぼなし)夕方また牛舎へ。またシャワーを浴びて,夜の9時まで料理。片付けを終えて家に戻るのは10時過ぎ。バタンキュー。と言う生活をしていました。
そのレストランで一生懸命手作りしていたデザートがたまたま百貨店の人が旅行に来たときに見つけられ、引っ張られたのが最初。最初は量産をどうしていいのかもわからず、わやくちゃになりながらも何とかこなしたという程度です。しかし、大きな壁にぶつかりながらもいろいろと工夫を凝らしていくうちに,何とかなっていくもの。壁を越えてしまえば「ああ、こういうことだったのね」とわかり次の次元へ。そうして大きくしてきました。料理もスイーツの最終決定も、パッケージデザインも全て自分でやっています。たんなる「家族牧場」ですよ(^^;)


牧場も一時期は80頭搾乳、12000kgまでやりましたが、今のこの世界情勢が見えていたので4年前から徐々に「放牧」中心の飼い方へシフト。高泌乳牛群をそのまま放牧へ切り替えるため、慎重に4年かけました。全く事故なしで今は5000kgくらい、穀物は1日3kgくらいしかやってません(笑)そのぶん、こうして自分でいろんな製品にして高付加価値をつけています。

販売する側には販売する側の事情もありますから、こちらの事情をわかってくれと言うことも大切かと思いますが、それはあちらにもいえるわけで・・・・・そういった努力というか、お互いのこすりあわせが必要なのではないでしょうか。昔はよく有機農法で作っても誰も買ってくれない、世間は見る目がない、というような事を聞きましたが、ちょっとした工夫を加えることで販売者と消費者のニーズをとらえ、売上を伸ばしているところも今では多く見られます。そういったところに気づくためにも,まずは販売の最前線へ躍り出ることも大切なのではないでしょうか。全国を回っているのはうちの娘と従業員が一人、それでも足らないときは私が自ら販売しにいったりしていますが、酪農家と言えばなかなか旅には出られないので、大変ですがそれがかなり楽しかったりもします。その間牧場は?レストランは?と思われるかも知れませんが、そういったことのために従業員を育ててきましたし、牧場も放牧に切り替えて「半分居眠りしていてもこなせる牧場」づくりに邁進して参りました(笑)

しかし、その若く独身の関係者の言葉には怒りマークがつきますね。そんなところはでなくて良いと思います(笑) でなくてもこちらは別に困るわけではない、とはっきり態度に示してやっておけばいいではないですか。そんな条件では出られるところも限られますし、いつも同じ顔ぶればかりの、つまらない催事になっていきます。そのうち向こうも勉強しますから。

採算? う~~~ん、1週間で200万円くらい売り上げないと、あいませんね。(笑) でも、目の前でお客様の反応を見られる喜びは、少々儲からなくても行く価値はありますかね。仕事をする喜びにつながりますから。ちなみに東京に専属のスタッフは置いていません(笑)うちのスタッフはケーキを作る人も料理を作る人も、牧場仕事を体験させています。「乳搾りができないやつはファームデザインズのスタッフたり得ない!」のが信条です(笑)

牧場を初めて22年目。自分で始めた牧場ですし、死ぬほど忙しくても好きでやってることですから楽しいですよ。どんな職業についても、一人前になるためにはやっぱりどこでも「きゅーきゅー」言ってやってるんじゃないですかね。サラリーマンも経験した私にとって、酪農家の仕事はとても楽で楽しいものでした。仕事時間といい絶対にサラリーマンの方が大変でしたもん(笑)

長くなってしまいました。同じ酪農家として、また、酪農から製品を生み出している職人として、お互いがんばっていきましょう。

今度埼玉の方へいった際には、まこやんさんもふくめぜひみなさんとお会いしたいですね!


恐縮です。
自分がこの記事にコメントするのも恐縮ですが、いろんな売り方がありますよね。
諸先輩方のいろんな意見を聞き自分でも体験し、参考にし自分に合ったスタイルを作っていきたいと感じました。

それにブログを通じこんなにもすばらしい方々に出会えたことを感謝しています。

本当にそんな機会があれば、けいさん夫婦・ファームデザインズさん達と飲み会?(食事会)などが出来れば最高です。
(もちろん、お手柔らかお願いします。w)



けいさん、よこレスみたいなコメントでスミマセン。汗
m(__)m
まこやんさま
横レスなんてとんでもない。
まこやんに読んでいただけて嬉しいです。
でもスゴイよね。

前橋に来ていただきたいよね。本当に。
D-1のメンバーと合流してお食事会を
実現させたいですね!
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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