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サラとミュシャのコラボレーション
先日書いた小さな生産者のためのパッケージデザインやイラストのこと。

デザインとイラストのこと

今後まだ未知数の小さな生産者が過剰投資しないでセンスあるデザインのパッケージや
しおりなどを作るときのことを自分の経験を元に書いたエントリーです。
お世話になっている東京のチーズ会社フェルミエさんでは毎年のカレンダーは
絵の才能のある社員が交代で書いておられますがどれも素敵なものばかり。

ところで無名だったグラフィックデザイナーが一夜にして時代の寵児に、という話では
日本でも人気の高いアルフォンス・ミュシャ(1860~1939年)がいます。
現在のチェコで美術を学んだミュシャはパリに出たもの作品が売れずいつも暇。
そんな彼に自身の舞台「ジスモンダ」のポスターを依頼したのが伝説の大女優
サラ・ベルナール。彼女がどうやってミュシャの作品を知ったのかは不明ですが
一説によると有名デザイナーが忙しくミュシャは暇で依頼を受けてくれたからということです。

アルフォンス・ミュシャ

結果的にサラとミュシャのコラボレーションは大成功。ミュシャはアール・ヌーヴォーの旗手
として一躍有名になり広告の仕事などが殺到。サラは「ジスモンダ」で名実共にフランスを
代表する女優となります。(彼女が1923年に死去した時は国葬で送られました)
ミュシャはサラの舞台のポスターをこの後もいくつか手がけています。
高名になり祖国のチェコに帰ったミュシャは財政難の祖国のために無報酬で切手や紙幣
国章などのデザインを請け負います。晩年ナチにとらえられほどなく78才で亡くなりますが
祖国を思ってのこの男気!サラ・ベルナールの男を見る目は素晴らしい。(笑)

生産者としてまだ無名な時代に、人間的にも素晴らしいセンスあるデザイナーやイラストレーター
と出会えることは本当に心強いし励みになります。二人で作り上げたものがお客様に
喜んでいただけたときの達成感、お互いへの敬意や友情はお金では計れない喜びです。
特に農業の傍ら自分のブランドを持って販売までやると、多忙なこともあり時に孤独感が
襲ってきます。そんな時に何かを作り上げてゆくためのパートナーがいてくれることは
本当に幸せなことです。そしてこれからの農家ブランドは味や安全性のいわば技術点だけで
なくセンスやそこから伝わる顧客サービスなどの芸術点も必要条件になってゆくと思います。

日本ではミュシャの作品はポストカードになっているものも多く、日本におけるミュシャの
紹介者、土井君雄氏(カメラのドイ創業者)のコレクションが堺市の美術館に保管されています。
商業デザイナーの草分けといえる彼の作品は素晴らしいイマジネーションを与えてくれます。

サラとミュシャ。天才は天才がわかるのですね。
日本の農家ブランドが未来のミュシャを見出して欲しいと心から願っています。
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(非公開コメント受付中)

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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