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修道院の食
誰だったかは忘れましたが、「本当においしいものを食したければ修道院へ行け」
と言った食文化研究者がいますが、至言だと思います。
私は祖父が聖公会(イギリス国教会。日本では立教大学などがこの会派)の牧師だった
こともあり、クリスチャンです。そのお陰で修道院の豊かな食文化をうかがう機会にも
恵まれました。


礼拝で用いる聖餐用の赤ブドウ酒。これは尊敬する牧師さんは個人的に(当時は)イタリアの
修道院のものを使っておられるとのことでしたが、アルコールが飲めない私でも多分永久に
忘れられない素晴らしい味のものでした。
また、個人的に分けていただいたフランスの修道院のチーズ。これも名称こそ忘れましたが
おそらく自分の中でスタンダードとして残るであろう佳品でした。
一般にも手に入りやすい(といっても限られたエリアですが)修道院の食として私が
高く評価しているのが神奈川県鎌倉市のレデンプトリスチン修道院のクッキーです。


修道院は神への祈りを捧げながら労働をし、基本的に自給自足で生活をする場所なので
いわゆる営利目的での製造がルーツではありません。「祈り働け」という生活です。
それだけに本当に自然を畏れ感謝する気持ちのなかで本当においしい食が出来上がって
行くのではないかと推察しています。
またヨーロッパの修道院は伝統的に巡礼者を宿泊させ、あるいは病人に最後の癒しの場を
提供する、という役割も果たしてきました。病院、ホテルなどのルーツは修道院にあります。
おもてなし=ホスピタリティの暖かい気持ちもエッセンスになっているのでしょうか。


これはあくまで個人的な推察ですが、カトリック修道院では修道士(修道女)は一生
誰ともこの世での婚姻をしない誓いを立てます。
その覚悟や厳しさは家庭を持っている私などの想像の及ぶところではありません。
それでも、自分が食にまつわる生活をしていると本当に安全でおいしい食を作る
生活にはある種の厳しさ、ストイックさが要求されると感じることがあります。
それだけに厳しい戒律の中で神と食に向かう修道士たちの作り出すものが、営利目的の
ものとランクが違う逸品が多いことが肯首できるのです。


私が極めて多大な影響を受けたローマのベネディクト修道会は自分たちが作った製品を
少しだけイタリア国内で販売しているそうです。
そのラベルにはこうあります。

  「私は、私が食べるもの。そのもの故に」

 食に携わる者が持たねばならない心がこの短い一言に表現されているような一言です。
 私が一生、信条としていくであろう言葉です。 

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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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