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情報公開がもたらすもの
先日、お取引先のから乳製品を製造しているメーカーに
「中国産の牛乳の使用の有無」を確認するメールが届きました。
繰り返される中国産の食品による健康被害や、事故米などの偽装問題が発覚するたびに
回収騒ぎになり、卸会社もスーパーも本当に頭が痛いと思います。

こういう風潮を反映してか、百貨店やスーパーの中には牛肉に限らず食品全般について
コードをつけてHPなどから生産履歴を検索できるシステムの稼動を始めたところも出ています。
検索項目は、産地、アレルギー物質の有無、添加物、原材料の産地など。
お歳暮シーズンを前に、贈る側と贈られた側の双方がカタログのコードから検索できるシステム
を整備した百貨店もあります。小売店にしても「いつ地雷を踏むか」という重圧は少しでも
減らして本来の顧客サービスに全力を挙げたいでしょう.。そして何より取り扱う製品の
信頼こそが店の品位や信頼を決める全てだからです。

理想はここまでのデータ蓄積をしなくても製品や生産者を信じられること。
でもこれだけ国産も輸入品も含めて商品数が多いとすべての生産データを把握することは
不可能ですからデータ化による商品の情報開示はこれから広まると思います。
多くの商品のデータを消費者が簡単に検索するシステムが普及すると、製造者の食のモラルが
上がると同時に、小売店自身の商品取り扱いの姿勢や信条が情報を通じて見えて
くると思います。食のモラルも上がる代わりに小売店の格差も浮き彫りになるように思います。

ふりかけひとつとっても大手の一般的な商品は20個以上もの原材料や添加物が表示されて
います。それが京都の小さな胡麻屋さんの「わかめふりかけ」(愛用品です)だと原材料は
「ごま、徳島産わかめ、天然塩」だけ。データを見た消費者に与えるインパクトは相当に
違います。そして外国産よりは国産の方が印象も良い。ベーベ工房の製品もそうですが
えてして「生産者の顔の見える製品」「添加物のない手作り品」「国産品」は
どうしても大手のものより価格も高いので食の安全にこだわる高級店が取り扱う傾向があります。
データが簡単に見られるようになると明らかに激安店の安い商品よりはこれらの店の商品の方が
安全面で印象が良いと思うのですが、どうでしょうか。

肉牛農家や酪農家は2001年秋のBSE(狂牛病)の風評被害で大きな痛手を受けました。
それからすぐに耳標制度~生産者履歴開示システムを作り上げて国内産の牛肉への
情報開示をすることで消費者の信頼を取り戻せたと思います。
生産者の良心だけで食の安全が守られることがあるべき姿だと思いますが、それが難しい
現在、消費者からのデータ検索という目線を通じて偽りのない安全な食を作って売るシステムを
作りあげてゆく使命を、食の情報開示に期待しています。
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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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