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フランツ・リスト「ピアノソナタロ短調」
ハンガリー生まれのロマン派を代表する作曲家フランツ・リスト。(1811~1886)
素晴らしいピアニストでもあったリストの音楽は、超絶技巧、華麗、勇壮そんな形容詞に
彩られることが多いと思います。

リストといえば華麗な恋愛でも有名です。若い頃の彼は当時のヨーロッパで人気NO1の
ピアニストとして名を馳せました。大げさではなく現在のキムタク並のアイドルでした。
美男で才能溢れる彼は当然ながら、女性に大モテ。
リストの生涯で特に有名な恋愛相手がマリー・ダグー伯爵夫人とカロリーネ・ヴィトゲンシュタイン
侯爵夫人です。特にマリーとは正式の結婚はしなかったものの、後のワーグナー夫人、コジマ
など3人の子供が生まれています。
カロリーネとはキエフで同棲。諸事情で結婚が認められず、リストは悲嘆のあまり在俗のまま
僧籍に入るほど一時は悲嘆にくれました。
彼は女たらしではなく、本当に真剣に生涯を賭けた恋愛をした男なのだと思います。

カロリーネのために書かれたのが有名な「愛の夢」。そして彼女への手紙にはこうあります。
「私の生涯は、愛はつねに音楽によって表現されている」と。

圧倒的に技巧的な曲は時に「わざとらしい」「テクニック偏重」とも言われるリストですが
私は彼の曲を聴くたびに、表現したかったのは技術ではなく想いだったのではないかと
いう気がしてなりません。同時代に生き親交の深かったショパンもジョルジュ・サンドとの
恋愛で有名ですが、ショパンの音楽における感情表現が、どこか控えめで端正な枠に
納まっているのに対し、リストの感情表現は想いがほとばしるような熱さを持っています。
時に聴いていて波にさらわれるような眩暈を感じたこともあります。

 ピアノソナタロ短調

このピアノソナタロ短調は超絶技巧の難曲です。カロリーネと幸福の絶頂の頃に書かれ
以前のエントリーで書いたシューマンの「幻想曲」への返礼としてシューマンに献呈されました。

リストらしい想いが溢れて広がってゆくような表現がテクニック以上に心を捉える名曲です。
弾くのは2000年のショパンコンクールで中国人として初めて優勝したユンディ・リ。
コンクール後、ドイツで研鑽を積んだ彼の洗練され、めざましい成長が感じられる演奏です。

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プロフィール

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
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