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幸福な酪農のあり方
8月3日のテレビ「波乱万丈」のゲストは花畑牧場の社長でタレントの田中義剛さんでした。
最近では「生キャラメル」が大ヒット。その他チーズ作りや、チーズを製造する時にできる
ホエー(乳清)を与えた豚の飼育など絶好調の田中さん。
新規就農者だった彼は牧場のための土地の入手から苦労したり、チーズも最初は返品の山で
借金が4億円に膨れ上がった時もあると語っておられました。

田中義剛さんのインタビューは同じ乳製品の加工をするものとして興味深かったです。
彼は
  「加工をして付加価値をつけないと新規就農者の酪農だと借金が返せない」
  「牛乳をタンクローリーで運んでもらうだけでは田中さんの牛乳と言ってもらえない」
  「加工が軌道に乗れば牛を無理にたくさん飼わなくてもやっていける」

と語っています。どれも肯首できるもので、特に私たちも組合に牛乳を出荷する傍ら、自分の
ブランドであるベーベ工房と11年間格闘しているので義剛さんの仰ることは、とてもよく
理解できました。

その上でなのですが、加工をすることは大変ですがやりがいがあります。自分のブランド
が認められる喜びは何事にも代えがたいほどです。
でも私たちにとって牛乳を搾って毎日組合に出荷することも、加工と同じくらい大切です。
義剛さんは製品の原料の牛乳は他の牧場から買われているそうですが、その牧場の
名前を製品に表示されているかは疑問です。(皮肉ではなく)

私は、幸福な酪農とは基本的に牛の世話をして安全でおいしい牛乳を生産することが幸せに
感じられることだと思います。そうでなければ酪農の健全な発展は不可能でしょう。
飼料高騰で、かつてない苦しい状況に置かれていると強くそれを感じます。

酪農家がチーズやバター、ヨーグルトなどの製品を加工で作ることは、牛乳を搾ることの
充実感の延長にあるべき言わばオプションだと思っています。
オプションの喜びは本業の充実感あってのもの。
私の気持ちが最近、ちょっとブルーなのは多分、酪農本体の業界あげての苦しさに
起因するものです。

オプションの喜びはいわば人生を彩るスパイスみたいなもの。
早く酪農の本業を心から楽しめる情勢に戻って欲しいと願っています。
幸福な気持ちで作って販売するベーベ工房の仕事は、胸を張って「天職」と言えますから。
 

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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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