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恐るべし新興国パワー
フランスではロシアや中国の富裕層の間でシャンパンの消費が急上昇したことを受け、実に
80年ぶりにシャンパン製造のためのブドウの栽培地域が広がります。
現在の319市町村から357市町村へ。
とはいっても新しくリストに加わった地域のシャンパンが市場に出るのは早くて10年先で、
栽培適地の見極めに6年ほどをかけてAOC(原産地呼称制度)認定のレベルを維持するそうです。
(AOCのことは興味のある方は4/14のエントリーを見てください)

シャンパンは高級白ワインの代名詞。ロシアや中国の富裕層はシャンパンを飲むことを
富のステイタスとして考えているようで、輸入が急増しているようです。
その代りアルコール離れが進んだことや、チリやアルゼンチン、オーストラリアのワインに押され
フランスのワインはブドウ畑を減反するほど消費が落ちています。
そういえば、高級ワインとして名高い「シャトー・ラフィット・ロートシルト」を所有するロスチャイルド
家はチリや米国、アルゼンチンなどで現地のワイナリーと提携して安いけれどロスチャイルドの
紋章入りのワインを作っています。

それにしても中国、インド、ロシアの新興国パワーは凄いです。世界の食糧地図を塗り替えた
といっても過言ではありません。シャンパンの製造量まで増えるのですから。
日本でのバター不足騒動の原因の一つは、ロシアや中国でバターの需要が増えて欧州の
バターがどっと流れているという事情によるものです。世界的な小麦の不足は豪州の干ばつ
の他にやはり新興国での需要の増大も拍車をかけているからです。

これらの国は歴史もあるし大国です。教育レベルが上がり経済的にも豊かになったことで
生活レベルが上がったのでしょう。
かつて「中国の地方では粟やこうりゃんを食べています。」と地理で習ったのが嘘のよう。
逆にいうと今までは何をこれらの国は食べていたのだろうと思います。

先日のWTOの閣僚会議が決裂した原因はインドとアメリカの利害対立によるもので、
改めて中国・インド・ロシアの新興国パワーを感じました。アメリカもとうとうインドに半分
押し切られた感じです。

これらの新興国でも「ステイタスはシャンパンを飲むこと」ですからやはりフランスのAOC認定
農産物の格は高いのでしょう。お金を出して輸入することまではできてもまだ自国の誇る
食文化を輸出できないレベルというのが新興国の現状なのかもしれません。

先進国、と日本が自国のことを名実共に認めたいなら、まず自国の食や食文化を輸出
できるだけの質も量も確保できることが前提でしょう。国内の農政をしくじった挙げくに
新興国と食資源を取り合いをして、その結果は品不足、という事態は今年のバター不足
だけで止めて欲しいと切に願っています。
他国に食の大半を頼る国は、不作などで食糧調達が滞れば、食糧輸出国の実質的には
植民地になりそうな気配ですから。
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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
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