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農産物の廉価販売はやめるべき
8月1日からブランド卵の価格が平均一パック30円値上がりとのこと。
養鶏も飼料及び原油価格の高騰の影響大なので、当然の値上げと受け止めています。

私は酪農家なので牛乳を例に書きますが、私はスーパーなどにおける牛乳の小売価格の
仕組みがよくわかりません。
牛乳は長い間「安売りの目玉」として問屋や小売業者が自腹を切っても安売りをしてきた
経緯があり、4月から値上げをしたといっても「以前の価格」がいくらだったのか、という前提
がよくわからないのです。4月以降、大手三大メーカーの牛乳は218円前後で売られていますが、
地元の小さなメーカーや組合の牛乳はよくて198円。ひどいところだと155円という店もあります。

以前から乳業メーカーと小売業者の綱引きの中で、店の冷蔵庫の一番良い部分に自社の
製品を置かせてもらうためにバックマージンや安売りなど、牛乳の生産をを正当に評価する
気持ちなど微塵も感じられない慣行が常態化していると新聞が書いていたことがあります。
食の流通が利益のために不健全化しているのです。

生産者価格が大幅に上がらない限り酪農家の廃業は増え続ける状況です。
メーカーが小売価格を指定することは、公取法に違反するとのことですが、公取法を
逆手に取ったような、生産コストを無視した廉価販売はもう中止すべきだと思います。
特に地元の小さな乳業メーカーの牛乳を大手のものより50円以上安く売るようなことは
たとえその組合に出荷していなくても地元の酪農家のプライドを傷つけます。

食糧危機が本格化してきた現在、もう農産物の価格を工業製品と同じような独禁法や
公取法で縛ることは無理が来ていると思います。
フランスで1996年に施行された通称「ガラン法」では仕入れ価格以下の廉価販売や
小売業者が無理な条件を押し付けることを規制して、農業を小売価格でも保護しています。

私のブログをお読みの方の中には「フランスかぶれ」と思われる方もおられるかもしれません。
フランスの政策すべてに賛同するわけではありませんが、フランス革命以来何度も「飢えの
恐怖」を経験したフランスの「食は市場原理ではなく、国が主導で守るもの」という姿勢は
現在の日本の農政に最も求められる姿勢だと思います。

「外敵から国民を守ること」「国民を飢えさせないこと」は最低限の国民に対しての責務だと
思います。この感覚がずれているから先日合意に達しなかった、ジュネーブでの会議でも
日本は孤立するだけで、まともに言い分を聞いてもらえない醜態を演じることになったと
とても恥ずかしく思うのです。
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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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