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子牛のこと
先日、またメスのホルスタインの子牛が誕生。
最近、急に暑くなりましたので気を使ってきましたが、嬉しいことに母子とも元気です。
牛はお産をしなければ牛乳を搾ることができません。(意外なことにこのことをご存じない方も
おられます)お産を無事に終えさせることは経営の大きな柱となります。
我が家は基本的に全て自家産の乳牛たちです。よほどのことがなければ他の牧場から
牛を導入することはなく、全てうちで生まれて育てた牛ばかりです。

酪農家の後継牛の確保の方法は大きく分けて2つあります。

①代々ホルスタインを種付けして生まれたメスの子牛を育てて後継牛にする方法。
  (肉牛の種をつけるのは初産か老齢牛のみ)

②基本的に肉牛を種付けして、生まれた子牛を育成して肉牛として売り、その代金で
 お腹に子供を宿した初産の牛を購買して後継牛にする方法。 

ところが酪農危機でホルスタインのメスの子牛が以前にもまして貴重なものになりつつある
ようです。酪農が安定した推移をしていた2~3年前までは、F1といわれる交雑種の子牛が
ある程度の値段で売れたのでれを元手に北海道あたりから、50万円以上する若い孕み牛を
買うことができた酪農家が思うように買える余裕がなくなってきたようです。

加えて今まではホルスタインのメスの子牛が多めに生まれた場合、市場に出したりして
後継牛を欲しい酪農家が買っていましたが、いつまで続くかわからない飼料高騰による
苦しい経営を想定し、いずれ後継牛になるメスの子牛はほとんど手放さない酪農家が
増えたように思います。だから密かにメスが不足していると言われています。

実は我が家も「メスを売らない」一軒で、あいかわらずメスの子牛が多く世話は大変ですが、
一頭だけ売却しましたが全て手元で飼う事にしています。
ホルスタインを種付けしても必ずメスが生まれる保証がないため、万が一後継牛が不足した
時に多額の現金が出て行くことを避けるためです。

我が家が自家製産の牛にこだわる理由は他にもあって、先代から牛の血統改良に熱心なこと
ベーベ工房で製品を作っているのでトレーサビリティの面からも代々我が家で育てた牛の
方が安全面で自信がもてるという事情もあります。
そして代々群馬で繁栄した血統の方が丈夫で飼養しやすい傾向があるように思います。
また導入した牛からまれにですが伝染病が持ち込まれるリスクもあり、それを防ぐためにも
自家産の牛を重要視しています。

個人的な理由ですが、スモールと言われる小さな子牛はとても可愛いです。
こちらの顔が見えれば甘え、ブラシをかけてやればうっとりとした表情を見せて
理屈ぬきで愛情が沸きます。

それにしても最近のメスのホルスタインの子牛を巡る事情は、食糧危機を見越した
輸出規制みたいな.........。先行き不透明だと考えることは一緒なのでしょうか。

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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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