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高級車より大切なものがあるだろう(と私は思う)
読む方によっては不快に感じられたら申訳ありません。
昨日、県立の農業系高校の先生が1時間半ほどいらっしゃいました。
ネットでベーベ工房のことに興味を持ち是非生徒のために意見を聞かせて
いただきたいと日曜日の夜突然お電話をいただいたのです。
お電話で話したときはてっきり畜産科の教師だと思っていたのですが
実際にお会いすると畜産専攻ではなく農業経済を教えておられるということでした。
校長の意向を受けての私たちへのアプローチではなく現在高3の教え子の進路その他に
ついて意見を聞きたかったようですが、正直何を求めての長時間の訪問だったのか
よくわからない90分でした。

先生との会話の中で一つだけ軽い衝撃を受けた言葉がありました。
農業系高校ですのでいわゆる難関大学に入る生徒はいないようですが
私は「就農するにしても今はもしチャンスがあるなら大学で勉強することも
大切だと思う。最近の主人の母校である酪農学園大学発行の専門誌にも
私とほぼ同意見が書かれていましたが」と申上げたところ、何故か
「あなたの意見は普通高校の発想なんです!」とと怒られて大規模なキャベツ農家の
子弟の生徒たちは口を揃えて

 「いい大学に行って例えば県庁や県内の銀行に勤めてもあの給料じゃ
  若いときは軽自動車にしか乗れないけれど、高校を出て親の農場を継げば
  20代でレクサスやベンツに乗れるから大学なんか意味がない」

と言っているということを誇らしく言われたのには正直、気力が萎えました。
農業高校とはいえ教育者ですよね。

同時に質素に暮らしている農家が大半ですが、群馬に嫁いで15年間一部の農家の
度の過ぎた機械道楽車道楽にかすかな違和感をずっと感じていることの理由が
わかったような気がしました。やっぱりまだまだ農家には金にもならない学問より
高級車に若い頃から乗れる人生が上だと思っている方も多いんでしょう。
だからまだ十六七の子供が平気で高級車を乗り回すことが豊かな人生だと公言
するのでしょう。それを誇らしげに初対面の私に言う教師に私は強い疑問を感じました。
私はやんわりとですが「私は高級車に人生の価値を見出しておりませんので」
と言ってもう90分を経過していましたしこれ以上先生の持論を聞かされた上に
会ったこともない他所のお子さんの将来を考えてくれと言われても不毛なので
お開きにしていただきました。午後からは出張先の会議とのことでしたがこの先生
何を求めての訪問だったのでしょうか?

私は酪農学園の教授も専門誌で言われているようにチャンスがあるなら
農家を継ぐとしても勉強をすることは今後農業の発展のためにも大切だと
考えています。このあたりのニュアンスを私の拙い筆では上手く表現できませんので
先日この日記でも紹介した杉本苑子さんの「二条院ノ讃岐」の一節で気持を
伝えられたらと思います。

 .......武門の輩である以上、たしかに武芸の練磨は大切でございます。
 でも朝廷の政事、法や掟の何たるかを理解し、貴族高官の暮らしぶり、風儀や
 慣わし、ものの考え方に同化して見識を深め、たとえ少しずつでも門葉の地位を
 押し上げていってこそ武門の棟梁ではありますまいか。

                (杉本苑子 「二条院ノ讃岐」より)

武門の棟梁を先祖伝来の広大な土地を受け継ぐ当主に置き換え武芸を農作業に
置き換えれば農家について私が考えている価値観になります。

それにしても「普通科の考え」つまりきちんと高校生は勉強すべきという
私の価値観は初対面のそれもほぼ強引に押しかけてくる教師に怒声を
浴びせられるほど異端なのでしょうか。笑い話ですが、先生が帰られたあとどういう
教育観をお持ちなのか知りたいと思い何気にPCを検索したらヒットしました。
この先生はボディビルでは有名な方で、50代の今も日本ではチャンピオンのようで
この方面のHPでは去年秋の大会で全裸に近い状態の隆々とした肉体を誇示する大きな
画像が何枚も公開されていて、私はあまりの衝撃にPCの前で唖然としていました。
ショック状態の私に主人が「レアものだから」と慰めてくれたのが救いでしたが。

私もいささかショック状態でお見苦しい不快な記事を書いて本当にごめんなさい。
でも、50になる私は思います。若い頃から本や芸術や学問に親しんで得た豊かさは
決して高級車を乗り回すことに負けません。たとえ質素な農家の人間としても。


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(非公開コメント受付中)

なぜそこで怒る?
ご主人がおっしゃるようにその先生は「レアもの」だと思いたいです。
人の価値観は、生まれ育った土地柄や環境によって影響されることが大きいです。
大規模農家の後を継いで20代から高級車を乗り回すことを否定はしませんが
教師がその価値観のみしか認めない、というのはいかがなものかと。
最近はあまりニュースになっていませんが、TPP問題もあります。
何が起こるかわからない時代です。
一つの価値観にこだわることなく
いろんなアンテナを張り巡らせる人間にならないと
これからの時代は厳しいはず。
そういう柔軟な人間を育てるのが教師の役割では?
そのための一手段として、けい様は「大学に行くこと」に触れただけでしょう?
それでキレて怒る度量の狭い教員、正直怖いです。
Ri~naさん
Ri~naさんならわかってくださると思いますが教師といえど
その根本にある趣味や嗜好さらに感性でまったく別ものの
ような教育をしますね。この先生、多分かなり問題があると
思います。だってひとつの学校に20年ですから。
とにかく、かみ合わないんですよ。教え子は某農大の
推薦基準は満たしているけれど、大学に行ってそんなに
酪農コンサルタントになりたいと言うなら少しずつ税理士
科目をとっていけば、と助言すると「いえ、それとは別ものですから」
とさえぎる。結局本人も教師も楽して稼ぎたいでも根気と
努力の必要な国家試験はスルーしたいと。私とは異次元です。
後からあの趣味は知りましたが。端整なモーツァルトを好む
私とあの自己顕示の塊のような肉体の誇示。
これじゃあ合うわけがないと納得でした。生理的に私は
ダメというやつです。もし私の学校の担任だったらと思うと
ちょっと怖いものがありました。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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