<<05  2017,06/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  07>>
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
高いと安いの感覚
零細な生産者が製法や原材料を吟味して作ったものはどれだけ
努力をしても多少の割高感があるのは決して開き直っているわけではありませんが
ある程度は仕方がないことだと思います。(それでも個人的には日本唯一の無殺菌
牛乳の720ccで1000円越えはちょっと手が出ない価格と思いますが)

私たちのお取引先のスーパーや百貨店、専門店は幸いにもこのあたりの現実を
理解して下さっているのですが、最近は会社のHPでは食の安全やこだわりを謳っても
実際は百均程度の見識しか持たない若いバイヤーが牛耳っているスーパーも多いので
営業に苦労しているわけですが。

面白いもので、わざわざ送料まで負担して下さっても個人でヨーグルトやチーズを
購入して下さっているお客様やレストランのオーナーシェフは決して高いとは思わない
と言ってくださいます。本当にありがたいことです。

これに似た感想を私も自分が長年取寄せて愛用している食材や調味料について
感じることがあります。例えば京都でこだわりの胡麻製品を作っているへんこ山田
や東京の近藤醤油、香川のかめびし醤油などは添加物のない非常においしい製品で
有名ですが、大手の製品に比べると明らかに割高です。私など取寄せする者に
とっては適性に感じる価格でも、安いことだけが売りのスーパーに置けば
とってはとてつもなく高く感じるかもしれません。(200ccで500円の
醤油は激安スーパーではまず取り扱わないでしょう)

自分のブランドを維持してゆくには、不況で可処分所得が減っている現実を
直視しながら、利益を考えながらもできるだけ価格を抑える努力も欠かせませんが
この材料と製法ならここまでは廉価にできないという最低限のラインをはっきり
させておくことも大切だと思います。高い・安いの感覚が違いすぎる小売や消費者に
深入りしすぎると大切なものが失われていきます。

イタリア映画の巨匠フェリーニは「やりたいことをやりながら商業ベースに
乗せるのがプロ」という至言を残しました。
食の仕事も同じで、厳選した原材料で誠実に美味な製品をそれに見合った
適正かつ常識の範囲内の価格で出して喜んでいただくこと。
これができなくなる時には私は潔くベーベ工房の幕引きをするつもりです。

スポンサーサイト
Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

メールフォーム

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。