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世界ビッグスリーが苦戦する理由
雑誌「プレジデント」に流通科学大学学長の石井淳蔵氏が圧倒的な調達力と優れた
小売り技術を持つイギリスのテスコ、フランスのカルフール、アメリカのウォルマート
などが何故日本では苦戦を強いられたか非常に興味深い記事を寄稿されていましたので
一部抜粋ですが紹介したいと思います。


その理由として、もっとも重要と思われるのは、日本の生活者の食文化にありそうだ。
われわれは、ほぼ毎日、鮮度の高い食材(生鮮3品と言われる鮮魚、肉、野菜・果物)
を食べる。しかも、一口に鮮魚といっても、地域によって異なる多彩な産品と
季節ごとに異なる旬のものがある。野菜も、地域ごとに食する種類は大きく異なり
また季節ごとに食する種類は異なる。
生鮮3品における「鮮度と多様性と旬」の存在は、わが国の伝統的小売業を形づくる基礎的要因だ。
戦後生まれたチェーン経営を軸とする食品スーパーも、実のところこの「鮮度と多様性と旬」
の壁をなかなか越えることはできなかった。

(以下中略)

日本の生活者は、食べ物の「鮮度と多様性と旬」を評価する。その結果、第一に独特の
買い物行動が生まれる。鮮度の高い食材を求めて、ほぼ毎日買い物に出る。
自家用車と大型冷蔵・冷凍庫という大量購買・長期保存の手段がほとんどの家庭に
普及したが、高い買い物頻度の習慣はそれほど変化しない。

第二に、食への繊細な好みを背景にブランドが食を支配する。魚とか肉とかといった
大雑把な「コモディティ・レベル」で食材を選ばない。もっと繊細なレベル、たとえば
神戸の霜降り、京の野菜、明石の魚、泉州の水ナス、新潟のこしひかりといった
いわば「ブランド・レベル」で識別する。それらブランドへの信頼は強まりこそすれ
薄れる気配はない。こうした食文化が、独特の小売り活動を要請する。第一に
日々変化ある店頭への要請。それに応えて、小売店での商品入れ替えスピードは速い。
第二に、地域ごとに異なる食材ニーズに応える店対応への要請。ローカル・スーパーが
大手総合スーパーに対して互角の勝負をしているのは、故なしとはしない。
「標準化された商品の週に一度のまとめ買い」や「Every Day Low Price」を標榜する
欧米大手小売企業の戦略では、そうした要請に応えることはできない。食文化の伝統は
まさに独自の小売業を生み育て、そして海外からの参入の天然の要塞となって
守っているのである。
               (プレジデントより)


こだわりとか安心・安全を低価格以上に重視してそれに呼応する差別化商品を
仕入れているスーパー(私たちの製品の多くはこのようなスーパーに取引
いただいています)は調味料もローカル色や製法を重視していますが生鮮食品の
レベルが違うことを実感しています。そしてある程度の店舗数を構えるスーパー
もこのような店は地域ごとに差別化商品のラインナップが微妙に違っていて売場を
覗く楽しみがあります。

時々ウォルマートの子会社になっている西友に行くのですが正直言って
洗剤やペットフードを買う気にはなっても生鮮食品には食指が動きません。
鮮度ももう一つの上に売場に活気がなく安けりゃいいんだろう的な安売り
独特のわびしさを感じるからです。多様性のないスーパーに行っても買い物の
楽しさを感じないことが多いのです。

一番買い物をして面白いのが京都の錦小路など品質の高い小売店が
密集する商店街です。このような多様性と品質を重視する小売が健在だから
小規模の家内生産の私たちのような生産者が生き残れることに感謝です。



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(非公開コメント受付中)

その記事読みました
私も納得、の記事でした。

撤退前のカルフールに何度か行きましたが、
海外旅行のお土産で買うような珍しい缶詰などは
高級スーパーより遥かに安くて重宝しましたが
他は食指が動きませんでした。

鮮魚は大いに納得しますね。
うちの父など、自転車で往復10キロかけて
市場に魚買いに行きますから。

帰省したときは必ずスーパーに行きます。
野菜や魚の品揃えが全く違って楽しいからです。
特に野菜は面白いですね。京野菜、加賀野菜は有名ですが
大阪野菜も素晴らしいものがあります。
数が少ないので全国では流通しませんが。
こういうとき日本に生まれてよかった、としみじみ思います。
Ri~naさん
北陸はスーパーと市場の魚の鮮度の
差はもっと大きいでしょうね。

ソニープラザにはアメリカの豊かさが
感じられて好きですが、日本人は欧米には
遺伝子レベルで本当によいものを求めるので
中途半端な安売りは逆に忌避されるように
思います。それに広すぎる店内は老人に嫌がられるし
私も無駄な時間を使うようで苦手でした。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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