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Erbarme Dich, mein Gott(神よ憐れみ給え)
キリスト教の主要行事である復活祭(イースター)は今年は4月8日に行われます。
ご存知と思いますが、イースターは十字架で処刑されたイエスが三日後に復活したと
いう聖書に記された出来事を祝う宗教行事でバチカンでも教皇が主催して盛大に行われます。
ドイツはルター派のプロテスタントが多数を占める国ですがイースターの前には数日かけて
ラジオなどでバッハの「マタイ受難曲」を放送するそうです。

自らも敬虔なクリスチャンで多くの宗教曲を残したバッハの「マタイ受難曲」は
宗教曲の最高峰に立つ名曲です。演奏時間は3時間を越える大曲で一部がイエスの
受難の予告、二部がイエスの捕縛~十字架上の死~復活の予告という構成で
マタイの福音書の言葉と合唱曲及びソリストの独唱曲によって構成されています。

どれもがオペラ以上のドラマ性と迫力のある名曲ですが特に名曲として
名高いのが二部のアルトの独唱「Erbarme Dich, mein Gott(神よ憐れみ給え)」
です。これはユダヤ議会に逮捕されたイエスを不安な思いで見守る弟子のペテロが
群集の「お前はイエスと一緒にいた弟子の一人だ」という言葉に恐怖を感じ
心ならずも「イエスなど私は知らない」と三度否認し、鶏の鳴声にはっと我に返り
最愛の師を心ならずも裏切って否認した自分を恥じ「烈しく泣いた」(福音書)
場面でペテロの弱さや涙を包み込むように歌われます。



イエスは弟子たちの命と引き換えにローマ帝国によって十字架上の死を
遂げますが、息を引取る瞬間まで弟子たちの救いを祈り続けました。
このイエスの命をかけての「赦し」に衝撃を受けたペテロたち弟子たちは
初めて勇気と強さを持ち、厳しい迫害に耐え殉教しながらもローマ帝国
などに布教に出かけます。この赦しと弟子たちの再生は人間は誰しもが
弱いものだということを実に感動的に伝えてくれて赤ん坊の頃受動的に
洗礼を受けさせられた私が敬虔とは言えずともクリスチャンであることの
最大の理由となっています。

息子も幼児洗礼は受けていますが、特に宗教的な教育はしていません。
それでも図書室の伝記等でモーゼやイエスの生涯を読んだのかしきりに
質問をしてくるので、春休みにお願いして前橋の牧師さんに子供向けに
気軽な気持で息子の質問に答えながら聖書のお話をしていただくことを
お願いしました。先生は私と同世代で牧師の傍ら大学の医学部などで哲学の
講師もしておられますが、快く引き受けていただきました。

ミッションスクールなどではこのような聖書を題材にした哲学的な
授業が行われていますが、たとえクリスチャンでなくとも客観的に見て
聖書は子供の好奇心を刺激しながら哲学的思考や感受性の基本を学ぶには
良い教材だと思います。法学などもヨーロッパ伝来の法律の基礎を理解するには
キリスト教思想を知っておくことは必要なことだと思いますし、何より親の
日々を見ながら獣医になることを志望している息子には、命というものの
重さを感じとる感受性は養って欲しいと願っています。

この演奏はマタイ受難曲のバイブルと言われる1958年録音のカール・リヒター
指揮のものです。私はこの曲に中学時代感銘を受けレコード店に注文して
ドイツ直輸入の全曲盤を購入してもらった思い出の名曲です。



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(非公開コメント受付中)

No title
学生時代、聖書を読もうとしていともあっけなく挫折しました。
以降、阿刀田高氏の書いた入門書しか読んでいませんが
それだけでも少しは違いますね。
感動したのはヨブ記です。
信仰心厚く何も悪いことをしていない善良な人間に
神はなぜ試練を与え続けるのか。
生きている間に理不尽なことを体験することは多いです。
その答えを示唆してくれたのがヨブ記でした。

私の解釈が間違っていたらごめんなさい。
少なくとも私にはそう読めたので・・・・
いつかもう少し本格的な解説書を読んで
もっと知識を深めたいと思っています。
Ri~naさん
ヨブ記は最晩年の遠藤周作が書こうとして
果たせなかったものです。

ヨブ記は不幸の連続に見舞われる老人を
描いてものすごい理不尽を感じます。
旧約聖書って残酷な神様と理不尽な仕打ちを
受ける民の話が多いです。だから私はあまり
好きではなかったですね。

新約聖書になるとイエスの弱いものへの
労わりの話が多くほっとします。
映画なら断然「十戒」など旧約が面白いです。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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