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斃死
先日、難産で体調不良となった母牛は残念ながら股関節脱臼~寝たきりとなり
最後はガスがお腹にたまり日曜日の午前中、牛舎で息を引取りました。

生きているうちに屠場に出してやりたかったのですが、治療の過程でいくつかの
薬を獣医の診療のもと使用せざるを得ず、休薬期間との兼ね合いで今秋の最短で
火曜日に屠場に出すしかなかったのです。土曜日から急激に体調が悪化し腹部に
ガスがたまっていましたが、獣医に聞いたところ酪農家であれば常備しているこの
ガスを抑える薬(ガスは命に直結する重篤な症状を呈することがあるので薬は
常備しています。)もポジティブリストに引っかかるから使えないということで
パンパンになったお腹を上に苦悶の鳴き声をあげる牛に何もしてられないまま
見送るのは身を切られるように辛いことでした。

残留農薬と同じく家畜も食の安全の視点から、治療で薬を使った場合一定の
休薬期間を経ないと市場や屠場に出すことができないのです。
病畜、それも経産のホルスタインの肉など黒毛和牛と違い人間の食卓に
上がるかどうかも個人的には疑問ですがそれでもルールはルールなのです。


治療のために薬剤を投与した場合は、その個体についてマーキング等により
区別してください。休薬期間中のものを誤って出荷しないように出荷時には必ず
投薬記録等により確認を行ってください。


                   (愛知県HPより)

廃用牛を市場に出すことも切ないものですが、回復の見込みのない患畜を
薬を与えることもできずに休薬期間経過を待つ辛さはのは自分の足で歩いて
トラックに乗り込む牛を見送る切なさの比ではありません。

人間の食の安全確保は家畜福祉より遥かに重要視されるべき利益ですが
動物虐待(と個人的には感じてしまったので)と表裏一体の側面も
あるのではなかろうかと自問自答しています。

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(非公開コメント受付中)

つらいですね、真摯に向き合う事でしか解決できませんが この世界に身を置く限り避けては通れない道でもあります。
酪農人さんへ
ありがとうございました。このたびの斃死は一番辛い例でした。
経済動物は安らかに逝くこともできないのか。
安楽死させてやればよかったのか自問自答しています。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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