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Battle of the Brians
日曜日になるとフィギュアスケートの記事を書いていますね。私。(笑)
今もフィギュアスケートファンがオリンピック最高の試合と心から賞賛するのが
1988年カルガリー五輪でのアメリカのブライアン・ボイタノと地元カナダのブライアン・
オーサー、ともに同じファーストネームを持つほぼ同年齢の最盛期を迎えた二人の
戦いでした。(Battle of the Brians )ともと称された名勝負です。

二人とも甲乙つけがたい見事なショートプログラムを披露しほぼ同点で迎えた
フリー演技。結果はジャッジ一人の差でアメリカのボイタノが優勝。オーサーは
サラエボに続き二大会連続の銀メダルに涙を呑みました。このBattle of the Brians
の素晴らしさは二人のプログラム自体がこれ以上はないほどの作品だったことに加え
二人ともほぼノーミスで滑りきった完璧なレベルの高さに尽きると思います。
いくらオリンピックといえど金メダリストがフリーでミス連発で辛うじての逃げ切り
では気の抜けたビールを飲むような不完全燃焼感がファンにも残りますから。



まずボイタノの演技ですが、元々ミスの少ない非常に堅実な演技をする選手
でしたがこのカルガリー五輪の彼は本当に何かが乗り移ったかのような神業の
ような素晴らしいフリーでした。ナポレオンの音楽に乗っての演技は後半に
なるほど冴えを見せ、今や伝説となったあの深いイーグルやラスト近くの
高いバレージャンプの連続はボイタノにとっても生涯最高の演技だったのでは
ないでしょうか。ボイタノは現在の採点方法ではどのレベルの評価を受けるか
知りませんが、スプレッドイーグルやデスドロップなど観る人の心に訴える
決め技を見事に作品に組入れることのできるスケーターだったと思います。
アメリカの男子選手がその後オリンピックで勝つのは2010年バンクーバー大会
でのライサチェックまで待たねばなりませんでした。



そして銀メダルに泣いたオーサーの演技ですが、惜しかったのはトリプルアクセルの
王者と言われ、ジャンプを失敗することがあるのかと思われるほどの正確さを
誇っていた彼がたった一回見せた着地の乱れがこのフリーで出てしまったこと
でしょう。あの神がかり的なボイタノの演技の後の出番。まして金メダルに最右翼
と言われさらに地元開催の重圧。どれだけの緊張があったかは想像もつきません。
一箇所のわずかなミスを除けば、オーサーも生涯最高の演技だったと私は今も思います。
個人的に特筆したいのが、それまでエキシビジョンでのピンクパンサーなどどちらか
といえば軽妙でコミカルな音楽の似合う印象だったオーサーがカルガリーのフリーでは
ソ連(当時)のショスタコーヴィッチの音楽を選んだことです。

ショスタコーヴィッチは近代ロシアの作曲家の中でもどこかジャズの
物憂さも感じる旋律と響きを感じさせる作曲家で、故国ロシア(当時はソ連)
のノーブルな選手ではなく軽さと華やかさが持ち味のオーサーが演じたからこそ
ショスタコーヴィッチの良さが前面に出た素晴らしい作品と滑りだったことが
今も強烈に心に残っています。

僅差とは言え二大会連続の銀メダルの悔しさは長くオーサーの心にあったようで
その経験を指導に生かした成果が教え子のキム・ヨナのバンクーバーでの
圧倒的な金メダルだったと思います。ドキュメンタリーであの007のショート
プログラムで技術的なことに加え、決めポーズをジャッジの前で取ることや
あの有名な007の旋律を焦らすように最後に持ってくることなど周到に作品を
練り上げて、さらにそれまでどこか音楽で垢抜けなかったキム・ヨナにフリーを
ガーシュウィンのピアノ協奏曲ヘ長調の洒落たブルーノートで滑らせたセンス。
あの日の悔しさの半分は晴らせたでしょうか?


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プロフィール

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

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