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良き臨床医とは?
先日、週六の授業をやる小学生向けの進学塾のことを書きましたが朝日新聞の
連載はあのシリーズがまだ続いていて昨日は、東京の予備校の寮に入って二年連続で
日本の大学の最高峰東大理科Ⅲ類(以下理Ⅲと書きます)を目指す青年を特集していました。
記事によると高校生だった去年も理Ⅲを受け不合格。広島の故郷では井の中の蛙に
なるからと上京して予備校の塾に入り文字通り受験一本に賭けてきたそうです。

彼は看護師の母の影響で医学に興味を持ち外科医になって人の命を救いたいと
いうことが志望動機だそうです。私が穿ちすぎなのでしょうか、先日の週六の
記事といい朝日の記事(一応子育て欄での特集記事です)の意図がもう一つ
わからないところはエリートを目指す10代の青少年たちを本当に温かい目で見て
いるのかということです。この東大理Ⅲを狙う青年の記事などはどこか「ここまでする
必要があるのか」という冷めた目を感じました。私など本当に優れた臨床医
を目指すなら東大理Ⅲでなくとも例えば故郷に近い広島大学や岡山大学でも
十分可能ではないかと思いましたから。(地方大学でも医学部は難関です)

良き臨床医(わかりやすく言えば医者)には今まで何人も出会えましたが
特に思い出すのが、息子を出産した県内の総合病院の小児科部長(現院長)です。
息子は予定帝王切開で極めて元気に生まれましたが軽度の多呼吸で10日ほど
NICUに入院しました。それからはまったく問題なく元気に育ちましたが
特に3才までは検診も含めすべて信頼できるこの先生にお世話になっていました。

小児科医は当時から人員不足の上に、先生は小児科部長としての仕事、NICUでの
治療、研修医の指導、さらに産科との連携業務そして週のほとんどの外来診療
と目の回るような日々だったと思いますが、いつもやさしく穏やかでたとえば
息子のミルクの飲みが悪いと今思うと笑い話のようなことでも不安で病院に
電話をすると、かならず看護師さんではなくご自身が電話に出てくださって
温かく助言を下さったことは息子が小学生になった現在も感謝の気持で一杯です。
私は(勝手にですが)診療の腕も人間性もこの先生は日本有数の小児科医と
思っていますが、この先生の出身は地元の国立大学で東大理Ⅲではありません。
出身大学以上に医師には職業的な才能と人間的な才能が求められると思います。

記事によるとこの青年はセンター試験は満足のいく出来だったそうです。
二次が本番の理Ⅲは大変でしょうが努力が実って欲しいと思います。
もしダメだったら理Ⅲ一本に賭けてきたこの子はどうなるんだろうと
母親のような目が入ってしまいましたが。

江戸時代末期、大村益次郎や福沢諭吉の師匠でもあった名医で名高い
緒方洪庵は「医者というものはとびきりの親切ものしかなるものではない」
という名言を残しました。患者側からするとそういう青年にこそ医学を目指して
欲しいと思います。理Ⅲだけを目指して本も音楽もシャットアウトして
ニュースすら見ない受験一本の生活を何年も続けることが果たして良き臨床医への
近道なのか少しばかり疑問を持っています。

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(非公開コメント受付中)

東大理Ⅲにこだわらなくても
井の中の蛙になりたくないのなら阪大でもいいと思うけど。
大阪だって都会だし、東大よりは少しお得な偏差値よ。
大阪市立大ならさらにお得よ。大阪ダメ?
東京がいいなら東京医科歯科大でもいいじゃない。なんで東大なの?

というのは半分冗談ですが。

田舎の進学校では皆都会の少しでもいい大学に行きたがりましたが
医学部志望者だけは別でした。
地元か近隣県の国立医学部の中から
頑張って偏差値の届くところを受けていました。
一流大学でないと就職に不利なんてことないですからね。
東大より偏差値的にはずっとお得ですが難関であることに変わりはありません。

地元国立医学部に進んだ友人が在学中に言っていました。
どうしても医師になりたくて他大学他学部を中退して入った人や
社会人から一念発起して入った人も多く、
同学年とはいえ年齢差が大きくて
現役で入った私なんて子ども扱いされるのよー、と。
当時はへぇ~と聞き流していましたが
今から考えるとそういうバラエティに富んだ人たちと共に同じ道をめざすのは
人間性を広げるいい機会の一つではないでしょうか。
東大理Ⅲにはそんな人たちは多分いません。だって最難関ですから。
偏差値がお得な地方国公立医学部ならではのメリットだと思います。

これも医学部友人からの受けうりですが、
外科はとにかく体力勝負。時には十数時間にもわたる手術に耐えられる体力と
集中力の維持が必要だとか。
「外科は無理~」と言っていた医学部友人はたくさんいました。
それと手技。これは職人さんと一緒で
訓練を始めるのに若ければ若いほど有利です。
だから社会人から転進した人たちは
それほど精密な手技を要求されない内科などに進むことが多いとか。

結論。研究者をめざすのならともかく
臨床医になるのに東大理Ⅲにこだわって何浪もするのは時間の無駄。
さっさと入れる大学に入って
体を鍛え人間性の豊かさを身につけ手技の訓練に勤め勉学に励むべし。

それにしても東大理Ⅲにこだわる彼より
朝日の連載の意図の方が遥かに理解不可能です。



Ri~naさん
私より三歳上でちょうど共通一次の始る一年前に母の実家のある岡山の
県立高梁高校から塾にも行かず現役で東大理Ⅲに現役合格滑り止めの
慶応医学部に合格した青年がいました。(叔父が彼の兄を工業高校で
教えていて兄も良い生徒だったと言っていました。彼のお母さんは
美容師お父さんは現場労働者ですが叔父家族とも親しかったです)
こういう神童は別格ですが、理Ⅲはちょっと特別な存在ですよね。

臨床医になるにはここまでの偏差値より器用さや体力そして
人間性が大切と言うのは私もまったく同感です。
朝日が彼のお母さんが看護師と書いたことで思いましたが
多分私と同じくらいかちょっと若い世代で看護師ということは
失礼ながらそれほど特別な家の子ではないと思います。
親子でものすごく上昇志向が強いのでしょうね。でもだからといって
故郷に近い岡山大や広大なら現役で行けた保証もないわけで
少し皮肉な目で見てしまいました。うちの近くのたしか4年生になったと
思いますが群馬大学医学部に現在通っている男子は、もちろん現役で行きましたが
前橋高校時代全国模試で浪人生も合わせて一桁順位で東大もいけるという判定だった
ようですが、親(教員)に負担もかかるし何より自転車でもいけるので迷わず
群馬大学医学部に行きました。余談ですが親は新車で日産のマーチか何かの手頃な
車は買ってやったそうですが堅実で聡明な親子ですよね。

横浜市大出身の医者より群馬大学出身の方が断然人柄がいいです。
腸の持病の主治医も産科医も小児科医もすべて群馬大学出身です。
こうやって患者のためになる医者を出す大学が良い医学部のわけで
理Ⅲはきっと研究者か官僚向けなんでしょうね。

身内に医者はたくさんいますが筑波大、名古屋大、広大と
さすがに東大理Ⅲはいないので遠い世界ですね。(笑)
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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