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百人一首
先週の土曜日、息子を学研教室に迎えに行ったら授業の終了後
中学生と高学年の生徒に混じって息子も百人一首に参加していました。
中学生はもうすぐ大会だそうでなかなかに熱い戦いでした。
私も思わず夢中になって途中参戦しけっこう札を取りましたよ。(笑)

家族で楽しめて伝統文化にも触れられる百人一首は私も大好きです。
群馬の上毛かるたもなかなか面白いですが百人一首の方が高度です。
それぞれ好みの歌人や歌もありますが私は女流歌人の歌が好きです。
特に67番の周防内侍の次の歌はオトナの女性を感じさせて大好き。

 春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たぬ名こそ惜しけれ

周防内侍は天皇に仕えるキャリア女官。歌人としても有名です。この歌が詠まれたのは
時の関白藤原教道邸での早春の宴の晩。宴もたけなわとなったころちょっと眠くなった
彼女は横になろうとつぶやきます。「枕もがな(枕がほしいわ」。それを聞きつけたのが
いわば仕事仲間の大納言藤原忠家。御簾の中に腕を入れて「これをどうぞ」。(笑)

これに対して周防内侍が返した歌が上の歌。訳すと

 春の夢のようにはかなくあてにならないあなたの腕をお借りしたら、立ってもかいのない
 あなたとの噂が立って困りますのよ。どうせあなたにとってはお戯れですもの。

という意味です。訳によっては「NO」をはっきり言ったと解釈しているものもありますが
私はいわば職場の同僚として気心の知れた洒落者の男女が楽しみながらギャラリーの
前で即興のラブストーリーを演じている心弾みを感じます。
大体、大嫌いな男が腕を差し出せばただのセクハラだし、嫌いな男になら後世に残るような
こんな素敵な歌を即興で詠まないのが女性というもの。(笑)忠家も「いえ、私の気持ちは
本物です」と洒落た歌をすぐに返して二人のやりとりを十分に楽しんでいます。

百人一首には平安朝を代表する才女達の歌がたくさんあって、大人の女性のユーモアや
知性やウィットを感じます。あの時代ヨーロッパは中世のキリスト教の暗黒時代で日本の
文学の水準は世界一だったと思います。源氏物語も枕草子もそんな世界を背景に
したからこそ生まれたのです。

この周防内侍の歌のような本当の大人の知性に憧れます。
現代でも男女といえば夫婦か恋人かしか想像できない大人が多い中、人の心の
親疎による温かい関係も存在すると思わせてくれて、人の心の温かいユーモアが
どれだけ人生を豊かにしてくれるか周防内侍と藤原忠家は語ってくれているようです。
そんな豊かな大人の世界が百人一首にはたくさんあります。
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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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