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パウンドケーキに思うこと
バター不足で浜松名産のうなぎパイが減産だとか、パン屋さんやケーキ屋さんで
バターを多く使うメニューが中止だとか、お店そのものが休業になったとかバター不足は
洋菓子にも深刻な影響を与えています。

特にパウンドケーキ(フランス語ではカトル・カール)。
これはバターと小麦粉と卵と砂糖を同量用いてオーヴンで焼くずっしりとして日持ちも良い
古典的な洋菓子です。
家庭用のパウンド型で焼くと各180gの材料が必要です。
バター180gといえば約バター一箱。バター不足の状況で業務用にパウンドケーキを
通常通り焼いているお店はあるのでしょうか。

お菓子のレシピ本にはパウンドケーキは「昔からどこの家庭にもある四つの材料でお母さんが
作るもの」という説明がなされています。
だからもともと酪農が盛んでかつ豊かな英国やフランスで作られるお菓子でした。
同じヨーロッパでも貧しかったアイルランドやウェールズではバターを使わないお菓子も
多いのです。油脂分もラードを使ったりしているお菓子もあります。

日本はパティシエやデパ地下の影響もあって空前のスウィーツブーム。(洋菓子と
言わなくなってどのくらいになるのだろう)
テレビのグルメ番組では華麗なデコレーションのデザートが紹介され、はてはケーキの
大食いチャンピオンなどという馬鹿げた番組も全盛です。

有名パティシエの華麗なケーキもその材料はバターや卵。
こうやってバター不足が深刻になる以前にスウィーツグルメの方々が、バターの
原料は牛乳だと考えて下さったのかとても疑問です。

小麦粉も豪州のものが一番ケーキに向いていると言われます。
その小麦粉も豪州の干ばつで大幅値上げ。量も確保できないといいます。
砂糖も原油高の影響で久々に市場が値上がりしました。
バターはご存知の惨状。

ふわふわと柔らかく美しいケーキ。でもそれは自給率の向上も、農家の経済も考えない
政策の砂上の楼閣にあるものだったのだと今さらながら思い知っています。


追記
  群馬は粉の生産が盛んです。数年前から米粉を使ったパンなども個人のパン屋さんが
  作っています。もちもちしておいしいです。
  こうやって国産の材料を使って土台のしっかりしたケーキを作るパティシエが出ても
  良いのでは、と考えています。 



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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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