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アレクサンダー・ゴドゥノフ
実際の舞台に接することはおろか映像もほとんど観る機会に恵まれませんでしたが
旧ソ連時代のボリショイのスターダンサーだったアレクサンドル・ゴドゥノフ(1949~1995年)
は私の最も好きな男性舞踊手の一人です。

ゴドゥノフの姿を初めて見たのバレエ番組ではなくニュース映像ででした。
金髪で堂々たる美丈夫のこのスターダンサーに一目ぼれしたのです。
1978年ボリショイバレエ団のアメリカ公演中に突如亡命を表明。
当時彼には同じバレエ団に妻がいました。その妻の処遇(結局彼女は帰国させられ
その後一度も会うこともなく離婚)を巡り当時のカーター大統領とブレジネフ書記長が
電話会談することになる国際問題に発展しました。

ゴドゥノフはアメリカで数年踊った後引退し「ダイハード」などに映画俳優として出演しましたが
1995年、まだ46才の若さで急性アルコール中毒により急逝しました。
当時は亡命したダンサーのソ連時代の画像の公開はご法度でボリショイ時代の伝説的な
踊りを見ることができるようになったのは比較的最近のことです。

ゴドゥノフの代表作には何と言ってもプリセツカヤと共演した「カルメン組曲」が
あげられます。ビゼーの音楽をプリセツカヤの夫であるシチェドリンが編曲した
カルメン組曲は生と自由への渇望を描き今も名だたるバレリーナによって踊り継がれる
名作バレエです。初演のプリセツカヤが若手バレリーナにカルメンを指導していましたが
80才過ぎた彼女の方が現役のスターより遥かに妖艶で粋なカルメンだったことは驚嘆しました。



プリセツカヤのカルメン組曲がここまでの作品になったのは彼女自身の勇気と踊りに
よるところが大ですが、初期にドン・ホセを踊ったゴドゥノフとのパートナーシップが
この作品により輝かしい魅力を与えたことは疑いを入れないところでしょう。
24才差の年齢を微塵も感じさせない(この映像時プリセツカヤ48才、ゴドゥノフ24才)
奇跡的な調和は共に自由を求めてやまない芸術家同士の魂の調和を感じます。

亡命後のゴドゥノフはアメリカの錚々たるバレリーナ共演しその映像も残っていますが
技術的にも精彩を欠き、同じラトビア出身の亡命スターの先輩であるバリシニコフのような
成功をおさめることなく引退しあげく夭折したことが残念でなりません。

オーバーな演技をせずとも王子を踊ることのできた稀有な才能の持ち主だった
彼は、プリセツカヤという希代の天才バレリーナによって才能を開花させました。
シチェドリンの偏曲した「花の歌」がこれほどまでに切なくてドラマティックな
曲だと思いを深くしたのはまぎれもなくゴドゥノフのドン・ホセの魅力です。

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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
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