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バヤデール
文句なしに子供にみせたい「眠りの森の美女」や「くるみ割り人形」に比べて
同じプティパの古典バレエでも「バヤデール」はエキゾシズムと共に濃密な
背徳の美が香る大人のための作品だと感じます。

物語は下記のリンクにあるように古代インドを舞台にした三人の男女の愛憎劇です。
ヒロインのニキヤは神殿の神に仕える舞姫。本当なら男性との縁を切り一生を
送らなければなりません。その禁を侵して勇士ソロルと激しい恋に落ち、藩主の娘
ガムザッティとの婚約というソロルの裏切りに絶望しさらにガムザッティの謀略で
殺されるという究極の悲劇のヒロインです。

バヤール あらすじ



この画像はニキヤを失ったソロルが悔恨に耐えかねてアヘンを吸いその幻覚の中で
最愛のニキヤと踊る「影の王国」と名づけられたクラシックバレエの粋を極めた
名場面です。32人の一糸乱れぬ群舞と静寂を湛えた厳格なクラシックバレエの
技術で踊られる主役二人の踊り。この場面はバレエ団全体の力量が残酷なまでに問われます。

この画像でニキヤを踊るザハロワは現在のボリショイの頂点に立つバレリーナで
当代最高のニキヤの踊り手です。彼女の神々しいまでの踊りを観るとふと
バレエには似つかわしくないある言い伝えを思い出すことがあります。

それはヨーロッパで中世から続く修道院の改修工事をすると赤ん坊の
白骨死体がたくさん出てくるというあまり気味の良くない話です。
修道女も本来ならキリストの花嫁として一生を不犯で送らなければなりません。
でも生身の若い女性の悲しさ。修道衣の下の恋心に耐えかねた女性も多かったようです。

勇敢ではあっても優柔不断でヒロインを死に追い込んだ心弱き男ソロル。
苦しみから逃れるためにアヘンに手を出しその幻影の中でしかあれほど
愛していたニキヤに会えなくなったソロル。この場面が美しければ美しいほどに
恋とはこんなにも残酷で背徳的なものかと思いを馳せます。
バヤテールは大人にこそ観て欲しいと思わせる唯一の古典バレエです。

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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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