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砂の器
松本清張の原作を読み直して、どうしても観たくなり映画版「砂の器」を購入しました。
1974年公開の野村芳太郎監督の名作です。小学生のときからこの映画のポスターに
惹きつけられていましたが、全編を鑑賞したのは今回が初めてです。

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(2005/10/29)
松本清張、野村芳太郎 他

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有名過ぎるほど有名な物語はここでは書きません。
多くの人が「原作以上の作品」とこの映画を絶賛することに
心から共感しました。日本映画屈指の名作だと脱帽です。

私的にはこの映画の魅力イコール今西刑事を演じた丹波哲郎さんの魅力です。
全盛期の丹波さんはこんなにも惚れ惚れする男だったんだとひたすら感動です。
この映画で犯人の天才作曲家和賀英良を演じたのが加藤剛さん。
台詞は少ないですが、端整な美貌が犯人の冷酷さの裏にある悲しい宿命を
無言の中に表現した名演だったと思います。

丹波哲郎さんと加藤剛さんという歴史に残る俳優の共演(二人が
顔を合わせる場面はないのですが)を観ての感想を少し。
出演場面の多さの違いもありますが、この作品に限って言えば圧倒的に
丹波さんの貫禄勝ちです。今西栄太郎という役の中には丹波さん自身の
頭の良さ、家庭外にも子供を儲けながら家庭も婚外子親子にも分け隔てない
愛情を生涯注いだという情が溢れていました。
加藤さんはまだこの作品のときは30代の後半。50代という男として
全盛期の丹波さんの魅力が際立って当然だったと思います。

難しい演劇論は苦手ですが、私は俳優という仕事は演じ手の人間と
しての資質があっての芸術だと思います。もちろん優れた容姿も大切
ですが心に残る作品はすべて俳優の役から滲む人間性に共感した
ものばかりです。この域に達する俳優は恐らく一握りもいないでしょう、
そのような俳優はもはや芸能人ではなく芸術家です。
丹波さんもその一人ですが、加藤剛さんも掛け値なしにそんな芸術家の一人です。

加藤剛さんの作品で特に心に残っているのが、1992年に戦時中リトアニアで
国策に背いてユダヤ人にビザを発行した外交官の杉原千畝を演じた「命のビザ」
と1995年に舞台で演じたユダヤ人の子供と収容所まで運命を供にしたポーランドの
教師を演じた「コルチャック先生」です。今はもうない大久保のグローブ座で目の前で
観た加藤剛という真摯な人間性の俳優の魂が乗り移ったようなコルチャック先生の
一つ一つの演技の素晴らしさを、私は一生忘れることがないでしょう。

砂の器は原作の素晴らしさ、映像作品としてのスタッフとキャストの
総力を挙げた名作ですが、何よりも感動したのは真の芸術家といえる
二人の俳優の演技を見られたことでした。素晴らしい。その一言に尽きます。

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(非公開コメント受付中)

丹波哲郎さんといえば「Gメン75」。
子どもながらあの渋さには惚れました(照)
加藤剛さんといえばNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」。
加藤さん演じる平将門に1本の矢が突き刺さって最期を遂げるシーン、今でも目に焼きついています。
2人とも名俳優ですね。

あの頃は丹波さんがあんな変わったおじいちゃんになるとは
想像もしませんでしたが・・・・
Ri~naさん
おお!感動のツボが同じで嬉しいです。
丹波さんはとくに大病をされてから霊界にはまったんですよね。
でもウィキペディアなどで見るとわかりますが大変な
知的な名家のご出身で人間味豊かな方でした。

加藤剛さんはこれはもう芸術家ですよね。
いつか徹子の部屋に出られたときに「恥ずかしいから
仲人はしたことない。俳優の加藤剛としてなら
こうやって話せるけれど私人としては人前で
絶対に話せない「とはにかむように仰っていたことが
今も心に残ります。コルチャック先生を演じるに当たり
息子さんとアウシュビッツに行き関係者にも話を
聞かれたと語っておられました。
おひさしぶりです!
今回の記事、とても惹きこまれました。
締め切りが終わったら、わたしも「砂の器」見てみようと思います。
まつひささん
こちらこそお久しぶりです。
その節は大変お世話になりました。
砂の器は推理的なトリックは多少無理が
あるように思いますが、原作も映画も
歴史に残る名作だと思います。
最近の仲居くん主演版は設定を変えているので
やはり1974年版がお勧めです。最後の場丹波さん
扮する刑事が会議の席で逮捕状を請求しながら
ハンカチで目頭を押さえるシーンはこちらまで
泣きそうになりました。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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