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過剰な動物愛護は疑問です
とある読者の方から繋ぎ飼いの記事にコメントを
いただきました。申し訳ありませんが私のブログへの投稿なので
転載させていただきます。



こんにちわ。マダムは牛に愛情を持って接しておられる気がします。
ただ、一生をほとんどつながれたまま過ごし、人工授精と出産と搾乳をくりかえされて
産めなくなったら殺して食べる・・ということがやっぱりかわいそうです。
麻酔なしで尻尾や角を切断したり、去勢したりもする。
わたしだったら一生首輪つながれたままなんていやだし、
外を歩き回って怪我をしてしまうかもしれないけど、自由に歩き回りたい。
手術するときは麻酔してほしい。最終的に殺されて食べられても我慢するから、
せめて生きている間は痛い思いをしたくない。休むまもなく子供を生ませないでほしい。
陽のあたる草原で草を食べたい。   

                (コメントより)


このように過剰なまでの動物愛護主義者からストレートなコメントを
いただいたことは私自身は初めてですが、この方と似たような価値観を
畜産農家のブログなどに押付けるようなコメントは去年の宮崎の
口蹄疫のときも見かけたことがあります。

ストレート過ぎる物言いで恐縮ですが、そんなに牛が可愛そうなら肉も
乳製品もご自身が食べなければいいと思います。

但しいくつか誤解があるようなので訂正させていただきますが
去勢はうちではしないので知りませんが、断尾は酪農家でもしない農家の
方が多いでしょうし、子牛の除角は麻酔を打つかどうかは獣医の判断を
仰ぐこともあります。麻酔を打つほうがリスクが高いこともあります。
そして毎年出産しないでも牛乳が出る飼養方法をご存知なら是非ご教示
いただきたいものです。

私は酪農家という立場を離れても過剰な動物愛護論は苦手です。
今回の大震災でも人間の食糧すら確保できないときに家族だからと
避難所にペットを連れていった住民に苛立ちを感じる被災者も
多かったと聞きます。これはある被災者がブログに書かれていましたが
水にも事欠く避難所で簡易トイレには「小便のみ」と張り紙がされて
いたそうですがこんな状況下でも人間とペットの優先順位は同じなのでしょうか。

それからこれだけは伝えたかったのですが、この方のコメントの
ように動物愛護のやさしい心を持った方がどうして文面のそこかしこに
人の職業を貶め、あたかも牛の命を預かって牛乳や牛肉を生産する畜産農家
の仕事を賤業と言わんばかりの発言を畜産農家に面と向かって書けるのか
非常に理解に苦しみます。いわゆる差別用語を使用していなくても他人の
職業を自分の近視眼的な動物愛護精神とやらで貶める言動はそれこそ
差別だと私は強く申し上げたいと思います。

不快に感じられる表現がありましたら読者の方々にお詫び申し上げます。

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(非公開コメント受付中)

一見(一読)して、正論のようなコメントですね。
でも、な~んも、分かっちゃいない。

(1)陽の当たる草原で、草を食んでいる牛が本当に安全なのか、案外、怪我だけではなく、危険が潜んでいるものです。
▼牧草に含まれる硝酸態窒素濃度は、出穂のときが最も低くなりますが、それ以前であると、高濃度になっているときもあり、それを食べ続けると中毒死まで考えられます。
▼野草には、毒素を含むもの(ブタクサなど)もあります。
▼ダニなどの寄生虫の問題も無視できません。
▼怪我をしたままであれば、破傷風の恐れもあります。
▼野犬などに襲われる可能性もあります。
▼毛の抜けた狸から、皮膚病を移される可能性もあります。
▼脱柵の問題があります。
もし、逃げた牛が、人を傷つけたり、物を壊したり、人の田畑を荒らしたりしたら、飼養管理者が責任を問われかねない。

(2)牛を完全放牧すると、交配をどうするかという大問題が発生します。
▼人工授精に頼らずに自然交配をさせるとすれば、雌50頭あたり、雄1~2頭くらいの割合でしょうか。
これ自体、それほど問題ではありません(少し、怪我が増える程度)が、雌牛が、本当に妊娠しているのか、いつ分娩するのかが全く管理できません。
それでは、全く、商売になりません!
▼上記のように群で飼うと、当然、生物的多様性を失うことが(現時点よりも)加速され、やがて、奇形や死産が多発するでしょう。
▼どの子牛を種雄牛にするか、つまり、去勢しないかを決めなければなりませんが、この基準をどうしたらよいか、大変、難しい。
できるだけ、良い遺伝子を受け継いで欲しい(改良という)。

Cow Comfortという言葉があります。
これは、牛の快適性を追求すれば、結果、その見返りが人に返ってくるといった意味であろうと考えます。
Comfortとは、Stresslessな状態でしょう。
雨風・寒さ・暑さを凌げて、食べ物・飲水が十分にある環境がまず先でしょう。
決して、Perfect Free、Unchainedとは、限りません。

因みに、記事内のコメント主さん、1頭の牛を完全放牧する(一切、人が介在せず、生えている草だけで、年間を通して生存させる)のに、どれだけの広さの放牧地が必要かご存知でしょうか。
一般的に、言われてるのが、1haです。
ご存知でしょうが、100m×100m=10000㎡の広さですよ。
田んぼは、通常、「反」という単位で数えます。
1反は、20m×50m=1000㎡です。
ですから、1haは、10反と同じです。
その広さ、ご想像いただけるのはないでしょうか。
東京ドームでいうと、・・・。
まぁ、いいかぁ。

長くなりました、申し訳ありません、つい・・・。
cowboyさん
素晴らしいコメントを本当にありがとうございます。
放牧は思う以上のリスクもあると勉強させていただきました。

こういうタイプの人間って一時が万事こういう傾向があります。
何が何でも母乳、牛乳はよくない、あげくに給食にもクレーム。
畜産は家畜が使命をまっとうするその日まで家畜に敬意と愛情を
持つこと。わたしはそのように思います。
安っぽい愛護主義で人生を否定されることはごめんだなと思います。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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