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それって「蟹工船」じゃないか?
「蟹工船」。1929年発行の小林多喜ニのプロレタリア文学です。
新聞などでも報道されましたが、この本が現在、若い世代に読まれ。新潮社が5月に5万部
増刷したそうです。
申しておきますと私自身はリベラル派ですが、特定の政治団体や思想には一切関わって
おりません。

若年層のワーキング・プアやプレカリアート(失業者や不安定な雇用形態の労働者のこと)
という言葉叫ばれて久しくなります。
仕事に夢を持つどころか、その日暮らしがやっと。格差は広がる一方で絶えず貧困という
生きる上での根本的な部分におびえる若い世代に少しずつ、かつてのように国まかせでは
なく独立系のユニオンなどを立ち上げて自分達の生きる権利を守る活動を始めた、という報道
もされています。そのような若者を中心に「蟹工船」やマルクスの「資本論」がじわりと浸透して
いるようです。

選挙の投票率は低く、政治にも無関心。でも自分の生活を守るためにはもう政治家任せでは
どうにもならない。そのような空気が少しずつ流れ始めたことは私はとても頼もしく思えます。
私個人も、年金のことやあいかわらずの役人による無駄使いを見ていると自分の人生を
守って未来を開くには時には声を出すことが、必須条件だと思います。

特に私より一世代下の就職氷河期にぶつかった世代。「失われた世代」」とも言われる30代の
若い労働者層を国がきちんと夢を持てる環境にしなかったことの責任は大きいと思います。
大学までそれなりに努力した学生が10も20も就職で落とされ続ければ自信をなくして
当たり前。それをひとくくりに「バイト」「ニート」と言ってしまった政治家にもこれだけ
若い世代の、貧困層が増えた責任を感じて欲しい。

私は40代でとりあえず食べられるだけの夢のある仕事を夫とやっていますが、きちんと自分の
アンテナを張って人生を切り開かないと安定した将来は望めません。
2001年のBSE騒動の時が私にとっての「これって蟹工じゃないか?」の時でした。
牛が死亡しても処分してもらえず、そのような環境でおいしく安全な牛乳を出荷しろと
言う組合のお達しにさすがに頭にきて、県の畜産課に電話をして「私達は奴隷では
ありません。食の衛生や安全と言うならせめて死亡牛の処理は早急にやって欲しい」
とお願いしました。あの出来事は一つのターニングポイントになりました。


「蟹工船」が売れていると知った時は、最初軽いショックを受けました。でも考えてみると
やっと若い人たちが生活を守るために、自分の言葉を発するようになった。そのバイブル
が後に拷問で若い命を閉じることになった小林多喜ニの「蟹工船」なのでしょう。
右でも左でもなく、誰でも自分の人生を守り将来を開くのは自分の勇気でしかありません。


追記

残念なのはこういうプレカリアートの若い世代から法律違反を繰り返して、搾取していた一人が
私より1歳上でしかない折口雅博氏(グッドウィル元社長)だったということ。
同世代の社長が下の世代を支えるどころか苦しめていたことは本当に情けない思いです。
グッドウィルの法律違反をウィキペディアで見ていたらあまりの膨大さに唖然としたものです。


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(非公開コメント受付中)

秘書箱にメッセージありがとうございます!
頂いたURLにアクセスできず、再度今日見たらメッセージまで消えてしまって(何でだろう?!)
けいさんのメッセージの記憶を辿って検索でたどり着きました!

これからお迎えなので、また改めてきますね。
けいさんのブログでもお話できるなんて嬉しいです♪
コメントありがとうございます
ぽかぽかたんぽぽさん、メッセージありがとう!とても
嬉しいです。仕事と趣味の一緒になったブログですが
こちらこそよろしくお願いします。
カニコウ
蟹工船の再ブーム、私も興味深く報道などを見ていました(^-^*)
小林多喜二の「蟹工船」、中学生時代に読んで「!?!?・・・」という感じでしたが(^-^;)
暗くて重くて緊張感が漂っていて、彼らが命を削って後世に残した文学だということが幼いながらも感じられたように思います。(セメント樽の中の手紙、とか!)
なんとなく、向田ドラマの中で小林薫さんが演じる地下組織の男を思い出します・・・あれちょっと違うかな(^-^;)
今また蟹工船。けいさんのおっしゃる通り、自分たちの生活を守るために、社会的な力を持たない若い世代が 発するべき自分たちの言葉を探し始めたんだと思います・・・・。

同感です。
ともちんさん、真摯なコメントありがとうございます。
とても嬉しく拝読させていただきました。
高校生の時感想文の課題でしたが、挫折したんです。あまりにも重くて。
大学に入ったら一部の左翼の学生が成田や狭山闘争なんていう大きな看板を掲げて
運動していたのが私にとっての「社会運動」のイメージでした。
でも今、若い人たちが蟹工船を読んでいるのは、文字通り「食べられない」という
自分を重ねてですから伝わるものが大きいですね。またそれを大きなメディアが取り上げたこと。
これも大きな影響がありますよね。
私が就職して3年目くらいからバブル時代。それが一気に不況でしたから本当にとまどいました。
若い人たちが意見を伝えること。それだけ病んだ社会なのでしょうね。
向田ドラマでも多喜ニのような地下活動の運動家を小林薫さんが演じておられましたね。
そういう人の恋人は本当に一瞬一瞬が命がけの恋だったのでしょう。
(屋根の上のバイオリン弾きでも次女が恋人を追ってシベリアに行きますがあの場面がだぶりました)
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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