<<09  2017,10/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  11>>
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
またひとつ.....
また一人酪農家の奥さんがこの地を去っていかれました。
プライバシーに関わることなので曖昧な表現でしか書けませんが
ここ数年、周りの酪農家夫婦の離婚をいつになく多く目にしていますが
今回の件はそこの家庭の事情をある程度知る者としてもショックでした。

昨今、地域や職業を問わず離婚が多いことは承知していますが
一つ上の義父母の世代を見る限り酪農家夫婦の離婚はほぼ皆無
だったので相次ぐ離婚には単に夫婦の相性の問題と言えない事情が
あるのではないかと思います。

特に家族経営の酪農はヘルパーを月に一回程度取る事はできても
ほぼ365日休みがありません。GWやお正月の家族旅行など
まず不可能な仕事です。加えて妻には家事や子育て家庭によっては
老人の介護などのしかかる仕事も多いのが現実です。

そして私自身も苦しんだことですが、農家特有の保守性やともすれば
男尊女卑な雰囲気も昔より改善されたとはいえ根強いことも最近の
夫婦の破綻の遠因だと思います。この度の夫婦もそうですが家族経営の限界を超えた
規模拡大と機械購入などの過剰投資で妻が単なる労働力としか認められていない雰囲気。
そして夫の側もこう言っては語弊があるかもしれませんが、知性を磨くことなく旧態然と
した人間が多いこと。これらへの不満が積もり積もって離婚に至る夫婦も多いのです。
この奥さんも体調を崩しながらもほぼ一日中牛舎で仕事をされていました。

離婚問題と少しそれますが、農家の女性の地位向上ということは行政や
JAもいろいろと取組んできました。ただ、私からみると女性部という組織を
作り組合単位での旅行やイベントなど団体としての取組にばかり熱心で
個人の個性の尊重とは程遠く、今度は女性部の中でも強者(はっきりいえば仕切屋)
と弱者を作り根本での問題解決にはなっていないように思います。
私など、どうしても女性部の価値観と合わず県内ではおそらく初めて女性部を
脱退した人間です。

義母の代までは農村女性はどんなに姑にいじめられても夫の言いなりに
なっても離婚しないと錯覚されていましたが現在はまったく違います。
少なくとも贅沢をするとか旅行をするという次元の問題ではなく妻の
人格や個性を尊重し、対等な立場での経営を考えてゆかないと離婚が
後を絶たないように思います。農家の経営の継続のために法改正をしたり
補助金を投入しても家庭崩壊によって離農を招くことになっては何もなりません。
これは個人の問題かもしれませんが、特に代々続く農家の後継者の男性は
昔のように農家だから勉強しなくて良いではなく知性と感性を磨いて
多用な価値観を身に着けていただきたいと切に願います。

私もかなり大変な時期もありましたし、今でも不満がないといえば嘘ですが
ベーベ工房の経営は夫が口出しできない程度に実績を積んだことや
元々個性が強く趣味を楽しむ性分もあり何とか自分らしく生きることが
できていると思います。(だから本当に酪農家なんですか?という微妙な
コメントが来たのかもしれませんが)私も最初の数年は農家の嫁に
学問はいらないという同業者の陰口も耳にしましたが、読むこと書くこと
調べることは学歴のためではなく自分らしく生きるための武器にもなります。
そう思えるようになったのは酪農家に嫁いで、ここ数年周りの酪農家夫婦の
あいつぐ離婚を耳にするようになってからということに皮肉を感じています。
スポンサーサイト
Secret
(非公開コメント受付中)

このことは、後継者の存亡にも通じることですね。
農家の嫁探しの問題は、深刻です。
私は、旦那の側の問題がかなりあると思いますよ。男尊女卑とまでは言いませんが、「力仕事ができる人間が偉い」という価値観は、根強いですね。だから、非力な女性は、肩身が狭くなる。
農業は、力仕事だけではないことを理解していることが肝心だと思います。
cowboyさん
>
「力仕事ができる人間が偉い」という価値観は、根強いですね。
だから、非力な女性は、肩身が狭くなる。
農業は、力仕事だけではないことを理解していることが肝心だと思います。

まったく同感です。私などこの基準なら最低の
妻であることでしょう。というかよく主人は私と
結婚したがったと思います。(汗)
学問の家系だとどうしてもばりばりの農家の
家系より筋力は弱い気がしますが頭脳労働はこなします。
単に力仕事では営業はできないですし。
昨日この家のことを知る方が「奥さんの使い方がひどすぎた」
と言っておられました。いまさらながらかわいそうな気がしました。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

メールフォーム

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。