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佐藤賢一 「王妃の離婚」
1999年の直木賞受賞作でもある佐藤賢一氏の「王妃の離婚」を
久々に一気読みして、大好きな中世ヨーロッパ史の世界を堪能しました。
最近は専門の西洋史に加え日本史を題材にした作品も発表している佐藤氏ですが
アカデミックな学問的基礎がしっかりした(彼は東北大学大学院で西洋史を専攻
)作家の作品は面白さだけでなく心に無理なく入り込む心地よさを感じます。

王妃の離婚王妃の離婚
(1999/02/26)
佐藤 賢一

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芥川賞と直木賞は同時に発表されるのでつい清新な新人にメディアの
注目も行くのですが、私はプロの作家として一流の公認を受ける賞とも言える
直木賞の方が関心があります。

最近は容姿も美しい20代の女流作家が芥川賞を受賞し1年ほど雑誌などにも
ひっぱりだこになっても、数年後の作品は通り一遍のできばえと売れ行きと
いう風潮を感じますが、直木賞作家ともなればさすがにプロとしての作品を
コンスタントに発表できるツワモノが多い。その中でも佐藤賢一氏は若手ながら
飛びぬけた教養の強みを感じます。

プロの作家である以上生活のために作品を発表することは当然ですが
生活のためという部分が突出すると作品が荒れてきて作家自身も輝きを
失ってゆくように思います。20代の頃大好きだった故森瑤子さんは生活力の
ない英国人の夫の借金返済のために同じ題材の焼き直しのような小品を
乱発して命まで縮めたように思いますし、柳美里は人との適正距離がとれない
根本的な人間性に加えて、不倫による出産の前後に仕事を前倒しでもらった
あたりから、一気に作品のレベルが落ちたように感じます。

最近は、メディアに出て新人賞を取ればブログの日記レベルの作品でも
作家としてもてはやされますが、私は読む以上はしっかりした学問的芸術的な
素養の上に立った作家の作品を堪能したいと思います。

司馬遼太郎はとうに亡くなり永井路子や杉本苑子も高齢で新作が出なくなり
塩野七生も70才を越えた現在、多少の毀誉褒貶はありますが1968年生まれの
佐藤賢一氏にはこれからの作品を期待しています。

中世ヨーロッパ史の面白さはあくまで素人レベルですがキリスト教に
まつわる諸事と婚姻関係に起因する諸事によるところが大きいです。
百年戦争やスペイン継承戦争などは、義務教育時代から婚姻による継承権の
主張が戦争の原因の一つだということを系図つきで子供時代から学校で教えることを
お勧めします。日本人の感覚ではわかりにくいですがフランスの皇太子と
イギリスの皇太子が従兄弟関係などはざらにあることです。
そして離婚を認めないカトリックの教義と宗教と俗世の権力闘争の仕組みを
理解しておくことで中世ヨーロッパ史は格段に楽しいものとなります。



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(非公開コメント受付中)

 私は小説はほとんど読みませんが、おっしゃることはよくわかります。
 そんな私が最初はOVAでハマり、その後原作をむさぼるように読んだスペース・オペラが「銀河英雄伝説」です。作者の田中芳樹氏は三国志に造詣が深く、しっかりした軍事論ではるか未来の銀河帝国軍と自由惑星同盟軍の戦いを書いています。
 多くの一流企業の社長が愛読書とする名著に「失敗の本質-日本軍の組織的論研究-」という本があります。第二次世界大戦における諸作戦の失敗を組織としての日本軍の失敗ととらえ直し、現代の組織一般についての教訓として書かれた本です。これを読むと、銀河英雄伝説が如何に戦略戦術論や戦史、軍組織論の裏づけの基に書かれているか、よくわかります。

 子どもの頃、宇宙戦艦ヤマトを喜んで観てましたが、新米をいきなりヤマトの要職に就けるとか、艦長代理(古代くん)や航海班長(島くん)や工場長(真田さん)が白兵戦をするなんてありえない!と今は冷た~い目で見てます。ヤッターマンやゴレンジャーのような勧善懲悪ものならまだしも、子ども向けとはいえ、軍事や戦略戦術を知らない人が未来や宇宙での戦争をモチーフにした作品を作らないでほしい、と今や軍事オタクになった私は切に願います。
 そもそも戦争もののアニメやマンガなんて作らないでほしい、という方もいらっしゃるでしょうが、世の中から戦争がなくならない以上、戦争や軍とは何か、独裁主義や民主主義について知ることは重要なことだと私は思います。子ども向けだからこそ、そこは手を抜かないできっちりしたものを作ってほしいと私は思います。

 しかし芸術性豊かなけいさんと違い、何とまあ色気のない分野に興味を持つ私って・・・・

 長文コメント、大変失礼いたしましたm(__)m
Ri~naさん
父が海軍兵学校で遠縁に海軍将校がありますので
軍の戦略本を愛読する経営者が多いことは存じていました。
ただ、あくまで戦前のそれ軍隊なのでビジネス書
というわけではないのですが朝日新聞に連載している
ユニクロの柳内社長のコラムの方が私には理解し易いと
思います。

漫画とかアニメといっても宮崎作品などは
侮れませんね。とトトロやポニョは立派に
名作童話の域にある作品だと思います。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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