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負けたくないと思うとき
意外に思われるかもしれませんが、私は受験生時代から周りと競争するという
気持ちはほとんどなく、常に自分との戦いというマイペースで勉強も仕事も
取組んできたように思います。ベーベ工房も酪農も他人との競争という意識は
皆無と言っても過言ではありません。

そんなマイペースな私が絶対にこの人たちには負けたくないと思う人間
がいます。それは最近「食の世界の戦士」とか「農業に革命を起こす男たち」
などと一部のメディアにもてはやされる30代を中心にした実業家と言われる
アンチャン若い男性たちです。(先日のおせち騒動の水口社長も
特集に出ていました)

この方々の特徴は、若い頃学校を中退したり、いわゆるヤンチャをして
職を転々としたりしてある時に偶然飲食店をやったらたまたま成功して
その資金と借入金をもとにチェーン店を展開して数年という段階なのに
やたらとメディア(三流のですが)がもてはやすということ。

飲食店のことだけを言っているならまだしも、自分は汗一つかかず
仕入れでちょっとかじった程度の知識だけで農業の再生だのブランド化
だのとえらそうなことを言われると非常にイラっとします。

農産物を自分の店で使うこと生産することはまったく次元が違うことです。
種類に関わらず農業の最大の課題は、永続的に安定した生産が可能なこと
だと思うのですがこれらの実業家さんたちの何人が数十年後に農業の
ことを考えていられる立場なのか私はとても疑問に思っています。

これまでにも書いたことがありますが、現場も知らずに農や食のコンサルタントを
自称して農家に上から目線の講演会をする人間や、たいした経験もないまま
飲食店を一発屋的に繁盛させた人間が農業に口を出すことや、これもわからないまま
それらを新しい農業者などともてはやすメディアは間接的にですが真剣に
農や食の現場で働く者のプライドを傷つけているように思います。

私もその一人ですが、農業が割りの良い儲かる仕事だと思っている生産者は
少ないでしょう。その現状を認識しつつ少しでも現状を打破しようとそして
将来に繋がる仕事しようとささやかな夢を追って日々現場に立っているのが
大多数の農家だと思います。農業も利益を上げなければならない仕事ですが
目先の利益を追う人間には決して何十年も継続はできない奥の深い仕事です。

映画「風と共に去りぬ」でヒロインのスカーレット・オハラが
父から受け継いだタラの土地を手放さないために奮闘する場面が
何回も出てきます。あれをみるたびに勇気をもらいますし
決して農業をジャッカルのように利益だけを追う品性の低い人間の
市場にしてはならないとこのときばかりは負けたくないと思うのです。



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(非公開コメント受付中)

先日、TVで、アルゼンチンへ移住した日本人夫婦の話が放映されました。少し、ありんくりんさん夫婦と相通ずるような方たちでした。
明らかに、「不便さ」を楽しんでいる。「不便なこと」にこそ、幸福がある。って感じでした。かなり、腰の据わった方たちでしたが、本来、農業は、自給自足をやりながら、その余剰分を売るってことなのかもしれませんね。時代の寵児には、できない発想であると確信します。
cowboyさん
時代の寵児と言ってもどこか浮き草っぽいのですよね。
時代を変えるまでの真の力はないというか。
cowboyさんが時折私を励ましてくださる言葉のように
知性を磨いて品格と真の力を身に着けることはこれからの
農業には大切だと思います。

新規就農、ましてや移住には大変な勇気と労力が
必要です。反対にうちのように地主農家として
土地や山林果ては蔵まで管理して次代に繋げようと
日々頑張っている農家もある。どちらも2~3年成功して
儲かりました!という発想ではできないことですよね。

牛を飼うことは利益を超えて愛情がないと
できませんよね。利益や経済性を冷静に勘案しながらも
それを超えたものを大切にできる品格は持っていたいと思っています。
就職活動中、あちこち回った中で
ご紹介の一発屋的な方に何度か遭遇しました。
その中のある方、農業とはちょっとずれますが
地方を元気にするとかなんとか仰っていたような。

少なくとも「快」ではなかったのか
今の今まですっかり忘れてしまっていましたが
けいさんが負けたくない、と思われる気持ちと
似たものが私にもふつふつと湧き上がったものです。
地方をあなたが語るなと。

私はまだまだ世間を知らない小娘でしたが(今もですが)
鼻につく傲慢な感じがやらしい、と思ったので
説明会を聞くだけでとっとと退散しました。

もてはやす側にも問題は有ると思います。
ちょっとうまくいったくらいでちやほやするから
調子に乗ってしまうのだろうと。
言葉だけ取ればいいことも言っているんですが
なんだか薄っぺらいというか・・・軽薄なんですよね。
私も同世代ですが、見ていて痛々しく思うことが有ります。
熱くなって失礼しました。
大阪のオバチャンさま
農業の場合いいかげんなことをされると土地の荒廃
という深刻な事態を招きます。
そして浮き草のようなチェーン店がつぶれれば
被害を受ける生産者も出ます。
そのあたりどのくらいの覚悟があるのかなと思います。

地方がすぐに再生するなら誰も苦労はしません。
人間も怠慢な人間も多いのが地方ですものね。
そのあたり都会の実業家さんはご存知なのかな?
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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