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卵子提供について思うこと
生命について、そして子供を持つことについて人生の根幹に関わる問題だけに
さまざまな意見や価値観があるのは当然のことなので、あくまでも個人的な
見解として寛大なお心で飛んでいただければ幸です。

ご自身もブログで報告し大きく報道されているように自民党の野田聖子衆院議員
(50)が先日予定より1ヶ月早く帝王切開で、米国の第三者提供による卵子と事実婚にある
パートナーとの間の赤ちゃんを無事に出産されたそうです。

私は、野田さんの子供が欲しいという執念がかなったことや、ともあれ無事に
赤ちゃんが生まれたことにはおめでとうと心から思いますが、野田さんが目指す
法改正をしてまで卵子提供を認めることには反対です。
それならば、現在親になる人間の年齢制限などで壁の高い特別養子縁組制度などを
もう少し柔軟に適用することなど行うべきことが多いと思います。

私自身不妊に苦しんだ人間です、結婚後8年目に42才1ヶ月で奇跡的に自然妊娠で現在
6才の息子を授かりました。37才の時には1年だけですが不妊治療で有名な地元の医院に通い
タイミング法~人工授精~体外受精の不妊治療のフルコースを経験し
農家の跡取りの嫁として親戚の揶揄などにも数年間耐えてきた経験があります。

私が経過も良好に元気な息子を出産できたのは奇跡だと思いますし
稀有の僥倖と今でも思っています。子供は授かりもの。それが偽らざる本音です。
それだけにこの10年体外受精の技術が進歩したりたり助成金がつくようになった分
子供のできない夫婦への重圧が高まる風潮がある中、法改正することで、自分の卵子が
作れない年齢になった女性にまで自分の遺伝子を持たない他人の卵子を使ってまで
出産することを押付ける風潮になることを強く懸念しています。

私は、夫婦間の受精卵で高度生殖医療をするのは何も違和感を感じません。
でもやむをえない事情とはいえ、第三者の卵子や精子を使っての治療には
やはり違和感を感じます。他人の精子を使っての人工授精はずっと以前から
国内でも行われていましたが、10年ほど前ですら生まれた子供が父親が
遺伝上の父ではないことを知って苦しんだケースや(精子は当時某名門医大の
学生のものを使っていたことは有名です)生まれた子供が異常なほど秀才で
親の方が苦しんだなど、さまざまな問題が一生関わると新聞が特集していました。
第三者の卵子を使う場合、夫側の親にしてみれば自分たちの血を引く
孫であることには変わりないわけで、妻に卵子提供による出産を強制する懸念も感じます。

そして50才前後の年齢になると、卵子を子宮に戻しての妊娠~出産は
非常に母体のリスクが高まります。野田さん自身12月からは切迫早産で
入院し、一ヶ月も早い帝王切開(私もそうでしたが予定帝王切開は
予定日の3週間前からが通常です)、そして生まれた赤ちゃんの出生体重も
いまだに発表がないところをみると決して順調ではなかったのだと思います。
そしてシッターが付くにしろ、育児の疲労は50才にはハンパではないはずです。

あらゆる動物は自分の遺伝子を残したいという本能があるそうです。
自分の遺伝子をひいた子供を出産したいというのは当たり前でエゴでも
何でもありません。私が何より懸念するのは、今回の野田さんのケースを美化するあまり
他人の卵子や精子を使ってまで子供を持ちたくない、というごくまっとうで
自然な意見が「自分の子供にしか愛情がもてないのか」などと的外れな批判を
受けているのをあちこちのサイトで見かけることです。
法改正してそんな風潮が加速されることだけはして欲しくない。

私自身、不妊で辛かった時期も主人が「できなければ二人で楽しく生きればいい」
と言ってくれていたことや、同居している主人の甥っ子がいたことや
仕事も二人で築いたものがあったので思い詰めずに済みました。

最後に。子供は血縁ではない愛情だ。という言葉は正しくても
少なくとも自分の子供を持った人間が上から目線で言ってはならないと思います。
子育ての経験がある人ならおわかりでししょうが、子供や孫が誰の小さい頃に
似ていると親ばかジジババばかで夢中になることも、子育ての醍醐味です。
自分の遺伝子を持たない子供に一生かけがえのない愛情と責任を持つことは
ペットを飼うことと次元が違う問題です。それだけに本能を抑えた愛情を
押付けるような法改正や高度生殖医療には私は反対します。

これが私の偽らざる気持ちです。
もし不快な気持ちにさせた方がおられたらお詫び申し上げます。


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(非公開コメント受付中)

けい様

拙ブログに「不妊治療にバンバン助成金を出す」などと書きましたが、それはあくまで夫婦間の受精卵限定にすべきと私は思います。見ず知らずの他人から精子提供、卵子提供を受けて産まれた子が「我々夫婦の子ども」と言えるのでしょうか。なんだか妻が「妊娠・出産する」ということにこだわりすぎているような気がします。
(何で某有名医大の学生の精子、なんでしょうかね?)
こういう場合は、小さいうちから子どもに事情を話しておくべきだと思います。「お父さん(お母さん)と血は繋がってないけど、私達にはお前が必要だったのだよ」とか言って。
欧米では、東南アジアやアフリカの子どもを養子として引き取るケースがよくあります。養子であることを子どものときから知らせておくのが当たり前で、お金を貯めてたまには子どもの故郷の国に連れて行ったりもするそうです。

養子縁組を真剣に検討したうえでそれがかなわない、と知ったうえでの野田さんの決断。それは仕方ないと思います。

まずは特別養子縁組制度を柔軟に適用させること。これが最優先だと私は思ってます。
Ri~naさん
AIDで慶応の学生の精子を使っていたのは
40年ほど前は慶応の教授がメインに治療を
していたからです。

ある程度ものごころついてからの養子に事情を
行って聞かせるのと、一応母親の胎内から生まれたのに
「実は」ということでは子供の衝撃は違うと思います。
反論するようですが言って聞かせて簡単に解決するほど
浅い問題ではないと思います。

野田さんが批判されるのは事実婚ということもあるでしょうね。
事実婚なら不妊治療を拒否する病院も多いですし、まして要件の
厳格な特別養子なら無理です。信条は自由でしょうがここまで
事実婚にこだわる理由は何なのでしょうか。また今度のパートナー
とは同居していないという話もあり、しかも彼女自身「お墓や
野田の家を継いでくれるなら血のつながりはいい」とおっしゃっています。

私は凡人なので自分の血を分けた子供だからこそ自分の
命以上に大切な存在です。私など息子に恵まれたからまだいい。
でも、某役人に公衆の面前で「オレと一発やったらできる」
といわれたこともあります。それも不妊の苦しさの一面です。

真摯なコメントに心より感謝申し上げます。

けいさんの一番の懸念、私も気になっています。

野田さんのケースは仕方なかったのかもしれません。
(私は彼女の選択を最善とは思っていませんが、あくまで勝手な私見です。)
いろいろな方のご意見を目にして思ったのは
自分のお腹に宿す事の意義が必要以上に重視されていない?ということです。

私はそこに自然傾倒の流れにも似た危ういにおいを感じるんですよ。
下から生んでこそに通じる雰囲気とでも言いましょうか。
気のせいだと良いのですが。
大阪のオバチャンさま
厳しい意見かもしれませんが漠然とでも
子供が欲しいと思うなら健康管理も
含めてきちんと若い頃から考えるべきと思います。
野田さんが50歳になって尚というのは正直言って
執念ですね。

すぐに何の問題もなくお子様に恵まれると
分からないかもしれませんが不妊に苦しむと
強烈に妊婦に憧れるんですよ。
あの気持ちをすくいあげたのが卵子提供だと思います。

私は凡人かつエゴなので自分の血を分けた子だからこそ
命には変えられないと思っています。
こういう50才の出産を美化するマスコミに懸念を抱いています。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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