ずっと以前にこのシューマンの幻想曲のことを書いたことがありますが
最近、この曲を巡って心温まる出来事がありましたのでもう一度書きたくなりました。
数ヶ月前からブログで仲良くしていただいている素敵なマダムがおられます。
素敵な日記だなと憧れていたところに、私の私生活ブログがとても素敵だと
コメントを下さったときは本当に嬉しかったです。
遠くに嫁がれたお嬢様がシューマンの「子供の情景」をよく弾かれていたという
日記に、お母様には幻想曲がお勧めですとコメントを差し上げたところとても
喜ばれ「けいさんを音楽のお師匠さんにしたいわ」とお茶目なお返事を下さいました。
シューマンが妻になったクララと恋愛中に彼女を思って作曲したこの
曲は私が大好きな曲です。そんな想いを共有してくださったことは
ささやかですがこういう温かい出来事があるから人生は楽しいと
改めて感じさせる出来事でした。たったそれだけのことだと思われても。
幻想曲三楽章まである大曲ですがこの第一楽章の冒頭部だけで
聴く者の心をわしづかみにする魅力に溢れています。
シューマン独特の気まぐれでちょっと口ごもるような、ふんわりと
紗のかかったような音は彼ならではの比類のない芸術です。
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