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自然ほど難しい
ジャージー牛ちろりのわずか2才3ヶ月での廃用(死)は
口にこそ出しませんが主人にも私にも大きな悲しみを残しました。

現在ジャージー牛は経産牛2頭、育成牛2頭でいずれも元気です。
今の系統は今後も大切に守るつもりですが、今後ジャージー牛を
新たに導入することはないと思います。

私たちの管理が下手だと言われても仕方ありませんが
(主人の名誉のために書くと主人も義父譲りの飼養技術には定評があります)
ジャージー牛の管理は難しいと思います。改良の進んだホルスタインと違い
原種に近いため早熟だしホルスタインの感覚とは違います。
ジャージー専門の放牧主体の牧場ならあるいは管理しやすい牛なのかとも思いますが
繋ぎ飼いには改良の進んだホルスタインの方が適応性が高いと感じます。

自然なものほど楽だし、生体に負担を与えず素晴らしいという
価値観があります。
酪農の世界なら繋ぎ飼いより自然放牧の方が牛が幸せと言われたり
人間なら自然分娩・母乳育児こそが素晴らしく、私のように
帝王切開・ミルク育児は子供が可哀想と言われたり。

牛と人間を一概に一緒にはできませんが、自然なもの原始に近い
ものの方が一歩間違えれば生命に関わる事故のリスクも高いと思います。
自然放牧で牛を飼う牧場の様子をテレビで見たことがありますが
厳冬期、足を凍った地面で滑らせて転倒する牛にはっとしました。
浅間牧場でも放牧特有の事故はあるということなので自然放牧を
誇らしく語る牧場でも事故はゼロではないのだろうと想像します。

人間の医療でも自然なものほど素晴らしいとお産などの場面で
主張する方々がいます。リスクを直視せず自然の良さばかりを
無責任に言い立てることは非常に危険で傲慢だと思います。
最近、朝日新聞の兵庫県の一部で掲載された無介助分娩を賛美する
記事には、出産したご本人だけでなく掲載した朝日にも専門家から
厳しい批判が出ています。(新聞では実名と写真入ですが苗字は伏せます)


医師・助産師頼らず自宅出産 朝来の夫婦
2010年11月17日

 朝来市和田山町の山あいにある朝日地区で、農業や養蜂などを営みながら
自給自足の生活を実践しているげんさん(29)、梨紗子さん(30)夫婦に
10月三男かやちゃんが生まれた。妊娠の確認以外は医師にも助産師にも頼らず
定期的な妊婦検診も一度も受けなかった完全な自宅出産。
17日に産後1カ月を迎えるが、母子ともに健康だ。

長男つくし君(6)を助産院で、次男すぎな君(3)を病院で産み

毎月の妊婦検診などで自分の思いとは違う出産になった経験から
「私がリラックスできたら赤ん坊にもストレスのないお産になる。
体重を増やさないなど妊娠中の自己管理さえできれば家族だけで産める」と言い切る。


妊婦検診も受けず出産時に助産師にすら見せずたまたま母子とも
元気だったということで無責任に賛美する記者は批判されて当然です。
お産の事故で不幸にも死産や母親が死亡したり、子供に重篤な後遺症が
残ることが意外に多いことはきちんと知るべきです。
この母親は私のように結婚8年目40代の後がない出産でも同じことを
したのでしょうか?

牛も人間も自然でありのままでも元気で生を全うできることは
理想だと思います。でも自然に近いということはそれだけリスクも
高いのだと正確な智識と謙虚さは持つべきです。
人間の健康のことも牛のことも自分の能力と個体差を考えて人間が
手をかけてやることを恥じることなどありません。
自己満足の自然志向には分野を超えて危険だと申し上げたいと思います。

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(非公開コメント受付中)

おはようございます。
先日はご訪問有難うございました。
全く毛色の違うお気楽おちゃらけブログをお褒め戴き恐縮やら嬉しいやら、やはり恐縮やらです。

今回の記事を拝読して、自然とつけるだけでイイモノだという認識をしてしまうその事が恐ろしいと改めて思っています。
自然は良いもの、それ以上は考えないという思考停止状態とでも言いましょうか。
それは酪農と言う切り口で見ても同じなんですね。
なお、私は有機とか自然農法などという言葉にちっとも食指の動かないあまのじゃくです。
けいさんもいつぞやの記事で仰っていましたが、ゆるい消費者なのかもしれません。

酪農家マダムという表現、とても好きです。
実際にはご苦労も多いお仕事だと想像しますが、酪農を愛しておられるのがにじむ言葉だなと勝手に思っています。
今後とも宜しくお願いします。
Re: 大阪のオバチャンさま
コメントありがとうございます。
私よりずっとお若いレディにおばちゃんなんて気が引けます。(汗)

あれだけ楽しく書いて主張もできることは
やgはりすぐれた文章ですよ。私はファンです。
子供の苦労のお話なんかまったく同感です。
苦労は子供のときにしてほしくないですよ。

私は普通の生活人の常識は殿場面でも忘れない方がいいと
思います。私はごく平凡なので玄米食のマクロビなんか
ほど遠いですね。半額になっていると手が出ますし。

この出産された方絵を描いておられるようですが
本当に恐縮ですが「健康保険税はらっているんかな?」
とふと思いました。ここまで非常識だとかんぐってしまいます。
自然育児で有名な方はうちの息子と同い年の4人目のお子さんの
自宅での水中出産の様子をカメラマンのご主人に撮影させて
「うちに赤ちゃんが生まれるの」という題で出版されました。
こういう本が一部の小学校で感想文の課題作になっていました。
お産自慢したってそれがどうなんだと思います。

私は普通のおかあちゃんなので
アメブロでもうひとつ書いています。



となります。よろしければご案内させていただきます。

私もあなたのようにキレの良い文章を書きたいと
願っています。これからもよろしくお願いいたします。

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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