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伝えたいこと
大先輩の農家の方々にとっては分かりきったことだと思いますが
息子とこれから酪農やフェルミエ農家として乳製品製造の道に
進みたいと考えている若い方々に次のことを伝えたいと思います。

① TPP参加も想定内の状況で決して酪農を取り巻く状況は
  楽ではありませんが、休みがなく,ともすれば3Kとも言われる
  酪農ですが、牛を愛情込めて飼い安全でおいしい牛乳を生産したり
  その乳で自分の手で製品を作ることは一生を賭ける価値のある仕事です。
  今風の表現でいう人気大学を出て大手企業のOLだった私がそれは
  胸を張って言える事です。


② 小さな農家では肩書きも地位もなく、特に若い時代は地位のある
  方の前で卑小な思いをすることもあるかもしれません。
  でも休みなく牛の世話をし真摯に生産をする日々を積重ねることで
  地位や肩書き以上のその人なりの貫禄や自信もできます。
  食の安全・安心という一番大切な言葉も現場で毎日真摯に向き合い
  実際に汗をかいて生計を立てている人間だからこそ重みを持って
  伝えられると思います。
   

③ 家業として農家を継ぐ若い人も、これからは本を読み教養を身につけ
  できれば大学で学び友人を作り世界を広げることをお奨めします。
  自分で考え、感じ、表現することはこれからの農家には欠かせません。
  
  これは宮崎の繁殖農家のブログの大切な友人がご自身の経験から
  私に下さった素敵なメッセージです。
  
  > 息子さん、絶対に大学に行って見聞を広め、知性を磨いた方が
    必ず、いい人生を送れるはずです。決して、足踏みでも
    遠回りでもないはずです。

④ 休みはまとまって取れませんが、母親が家で仕事をするため
  子育ての環境として恵まれていると思います。
  たとえ綺麗な服を着ての仕事でなくても親が真剣に安全な食を
  作るため働いている姿を子供が見られることは価値のあることです。

⑤ ①と重なりますが、農業の将来が不安定な現在自分自身に
  言い聞かせることでもありますが、安全で安心な食を作る仕事は
  価値がある仕事で、誇りを持った生涯を送れる仕事です。

ときどき「息子さんに継がせますか?」と聞かれます。
その時には「彼自身が決めることです。もし継ぐとしてもきちんと
勉強をして大学を出てから継いで欲しい」と答えることにしています。

30頭の搾乳牛と15頭の子牛など育成牛。自宅敷地内の慎ましい工房。
それが私たち夫婦の世界です。毎日たくさんの名刺をいただいたり
華やかなパーティに出席する生活とは無縁です。
そんな小さな世界ですが、息子に何か一つでも誇りを持ってもらえば
これ以上の喜びはないし、もし何かの縁でこのブログを読んでくださった
方が一人でも酪農やフェルミエ農家を志して下さったなら
このブログを書き続けた甲斐があるというものです。 

自然に手が動いた記事ですが、もしかしたらこんなことを
息子や若い世代に伝えたくて3年近くも分身のようになったブログを
書き続けてきたのかもしれないととても幸せな気持です。


 
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(非公開コメント受付中)

いつもコメントありがとうございます。
私も会社員時代があり、会社の方針、会社の予算の中で、請負会社を動かし、お客さまと話をし、頭を下げ20年間仕事をしてきました。会社も大きく認知度も高かったので、会社の名前を出して話をすると、比較的スムーズでした。ある時、自分ひとりでおなじ方のところへ出向いていっても、見向きもされないだろうなと思うことがありました。結局自分は、会社の看板のもとで、会社の肩書で、相手と話ができているのだと思ったのです。
それと、ある程度会社の経歴を積み重ねていくと、将来の会社の中の自分の行くべきところ、立ち位置が見えて来ます。そうなってくるとこれ以上の自分の成長はありえないだろうし、仕事はお金を稼ぐ手段となって、仕事に対する魅力は薄れてくると思いました。
もっと地に足を付けて、自分と等身大で、自分の思った通りに仕事を動かして、成果に納得できる仕事がしたい、と思ったのが就農へのきっかけで、和牛繁殖で4年目を迎えました。(記事の繁殖農家ではありません)おっしゃる通り3Kですが、ストレスもなく非常に充実しています。
失敗が更にハードルとなって飽きさせない仕事だなと。最近では、もっとアグレッシブに仕事をしたいと思う今日この頃です。
とりとめもなく、長文となってしまいました。ブログまた見させてください。
kawabataさん
コメントありがとうございます。
kawabataさんの愛情あふれる子牛育成やたかもりが
無事に帰ってきた話などひとつひとつが共感し
和牛繁殖農家さんの真摯な姿勢に感動しています。

会社員時代のほうが名刺を出せばそれなりに通用しましたが
90年代はまず結婚すればまして出産すれば肩たたきの
風潮もあり、縁あって主人と結婚しました。

牛がいて、という生活は大変ですが豊かな気持ちに
なってこういうことは経験がないと実感できませんよね。
13年こういう生活をしていると本物がなにか
わかるようになった気がします。

宮崎の口蹄疫は本当に悲劇でしたが、初めて和牛繁殖農家が
家族経営が多く、本当に命を育んで愛情をかけて
育てておられること知りました。橋田市長の本も買いました。
kawabataさんやCowboyさんから大切なことを教えていただき
ご縁をいただいたこと心から感謝しています。
これからもよろしくお願いいたします。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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