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ドギーバックにも慎みを
自分がマナーに通暁した人間とは夢にも思っておりませんので
そこを前提にお読みいただきたいのですが、最近のレストランなどで
食べ残したものを自己責任のもとに持ち帰るというドギーバック
とも称される風潮は食べ物を無駄にしない、ゴミを出さないことからも
大方は好意的に受け取られており私も基本的には賛成です。

但し、回りに与える印象や微妙なマナーの視点から見ると
一人づつ配膳された料理の持ち帰りと立食パーティーなどいわゆる
大皿盛りの料理の持ち帰りは微妙に(この形容詞が多くて恐縮です)
周囲に与える印象が違うように思います。

こんなことを考えたきっかけは先日出席した県の会議の後の
交流会(アフタヌーンティという雰囲気の立食パーティ)でした。
お開きになった後テーブルにはカナッペや果物、プチケーキなどが
かなり残りました。会場担当のマダムがアルミホイルを出して下さって
持帰りOKが出ました。私はお留守番をしている息子のためにとマダムに
お断りしてメロンを少々頂きました。残りの大半は女性委員お二人が
ホイルの包み数個にして持ち帰られました。「これも大丈夫よ!」と
歓声を上げながらホイルに包んでいるその雰囲気にマダムが苦笑しながら
「持帰りは自己責任ですよ!」と仰ったので、マダムは微妙に
お二人のマナーに違和感を感じられたのだなと拝察しました。

最近、昭和の人間の私は目的に大義名分あれば少々マナーが
悪くてもそれを恥じない雰囲気の社会になっていることに
かすかに生き辛さを感じることがあります。
食べ物を無駄にしないという大義名分のもとにマダムの
戸惑い顔をよそにごっそり残り物を持ち帰ることは時間を
無駄にしないという大義名分のもとに公共交通機関の中で
フルメークをする若い女性の羞恥心のないマナーとあまり
変わらないのではないかと思ったりします。

マナーというものの怖さはそれが行う人の美意識や良心
感性にすべてが委ねられていて、違反することが法律違反の
ように悪いことではないけれど、下手をすると回りから軽侮され
低い評価をされてしまうことにあると思います。商売をしていると
この評価が仕事に悪い影響を与えることもあります。

私は職業柄、食に関するマナーには敏感だと自認しています。
テーブルマナーという高度なものではなく、周囲にあさましい
みっともないと思われるようなことは特に食は本能に関わるだけに
自分ではしたくないと思い息子にもそれは伝えています。

半年程前、保育園の帰りにいつものスーパーに行ったら
同じクラスのお友達数人と会いました。子供たちははしゃいで
母たちを尻目にリンゴの試食コーナーに行きかなりの量の試食分を
食べて店長さんは「いいんですよ」と笑って下さったけれど
お詫びして、帰りの車で息子にああいうことはみっともないことだと言いました。
みっともないとどうなるの?と聞く息子に大人になってちゃんと仕事が
できないし、女の子にもてないと思うと言ったところ納得したようでした。

交流会の帰り、数個のアルミホイルを持参の風呂敷に入れている
件の女性委員に「全部召し上がるのですか?」とお聞きしたら
「一部はワンちゃんのよ。今日はドギーバック用に(風呂敷を)
 持ってきたのよ」と言われました。皮肉を言って恐縮ですが会議は
欠席してもその周到さにびっくりしました。
この方が食育アドバイザーをつとめる会に息子を連れて行くのは遠慮しますわ。

話が変わりますが、このブログで何回か書いた宮崎の和牛農家のウロンコロンさんは
食に関する感覚も絶妙です。牧場の再開直前、殺処分の苦労を癒すためにお二人で
小旅行に行かれた日記で、宿の朝食で食べきれなかった卵を大切に持ち帰り
次の目的地の温泉で温泉卵を作った様子がお茶目に綴られていました。
こんなことも共感を呼ぶお人柄だから、口蹄疫の記録としてだけでなく
NHKでブログが特番化されたのだろうなあと感嘆しています。


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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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