<<09  2017,10/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  11>>
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ドクトルジバコ
今年のノーベル平和賞の授与が決った中国人の民主運動家
劉暁波氏。劉暁波氏の受賞に対して予想通り中国政府は大激怒。
ノルウェー政府に恫喝めいたメッセージまで送り、先日の
尖閣諸島の一件と合わせて呆れるばかりです。

ふと劉暁波氏は授賞式に出られるのか?と思いました。
そして思い出したのが「ドクトルジバコ」などで有名な旧ソ連の
作家で詩人のパステルナークのこと。不穏分子と政府に睨まれていた
パステルナークは1958年のノーベル文学賞を受賞しましたが
授賞式に出席すれば帰国を認めないと政府に圧力をかけられ
受賞を辞退させられ2年後に失意のうちに亡くなりました。

ソ連では発禁処分にされたドクトルジバコですがイタリアで翻訳版が
出版され、瞬く間に世界中でベストセラーとなり1965年に名匠
デイヴィッド・リーン監督によって映画化されています。



原作に比べ恋愛に重きを置いた作品になっていますが、それでも革命後の
新しい価値観についてゆけないジバコの苦悩は深く描かれていたと思います。

テーマ音楽でも有名なジュリー・クリスティ扮するラーラが
この映画のヒロインですが、良家出身のジバコの妻のターニャ
も素晴らしく魅力的に描かれています。
革命の混乱の中、行方不明になったジバコを置いてやむなく
子供とパリに亡命したターニャが残した置手紙。

 「私たちはここにいますから、身の危険があれば来て下さい」

夫とラーラの抜き差しならない関係を知りながらも
祖国を去る最後の時まで夫の身を案じ続けた妻の愛情を
描いた場面は私にとってこの映画のハイライトです。

パステルナークはこの作品で描きたかったのは決して革命や
政府の批判ではなかったと思います。
新しい価値観(たとえもしそれがどれだけ完璧なものだとしても)
にうまく自分を合わせられない人間もいるのだというごく
あたりまえのことを描きたかったのだと思います。

中国も見かけこそ資本主義国家になり、ショパンコンクールなど
芸術面でも素晴らしい若手が活躍するようになりました。
でもことに天安門の関係者にはいまだに思想の自由を弾圧し
まるでスターリン時代のソ連の様を呈しているように思います。

授賞式にはアメリカにいる氏の友人が代理で出る
という情報もありますが、せめて夫人の劉霞女史を
出席させていただけないかと思います。
アメリカでの研究生活を捨てて天安門事件では若い学生
たちの将来のために奔走した劉暁波氏の人としての質の高さ。
彼がノーベル平和賞を獄中にいながら受賞したことを中国政府は
誇りに思うべきだと私は思っています。

スポンサーサイト
Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

メールフォーム

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。