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良い牛乳とは?
先日この日記で書いた取引先(大手オーガニック宅配の会社です)
の製品紹介の横に書いた「遺伝子組換え非分別飼料使用」の
表示の件で改めて理想の牛乳と現実のギャップを思いました。

この会社も理想はオーガニック牛乳や乳製品なのでしょう。
でも現実はオーガニック牛乳のための酪農家はほとんどおらず
実際に出ているオーガニック牛乳はタカナシ乳業のものと
明治乳業が北海道限定で出しているもののみ。
(HPを見たらオーガニック牛乳がなかったのですが明治はまだ
 販売しているのでしょうか?)

有機JASで認定されるオーガニック牛乳の要件は次の通り。

飼料は有機飼料
・放牧など牛にストレスを与えない飼育方法
・病気治療を除いた抗生物質を使わない
・遺伝仕組み換え飼料を与えない

有機牛乳は農薬や科学肥料を2年以上使わずに育てた餌が必要。


放牧を条件とする限りオーガニック牛乳は国内では
広がらないと思います。

何より価格。1000ccパックで400円~500円。
酪農の本場のフランスでも高価格のためオーガニック
牛乳は伸び悩んでいます。
まして日本のように200円の牛乳でも高いと言われ
安価な成分調整乳が売れている国ではオーガニック牛乳が
今後伸びるとは思えません。

売れないとわかっているものをコストや手間をかける
生産者は酪農家ならずともほとんどいないと思います。
理想の生産物はあっても、その価格が高ければ売れない現実があります。

私はオーガニック牛乳が理想というスタンスよりむしろ
牛乳そのものの細菌数や乳成分などの質や牛がどれだけ健康か
ということに現状では評価の基準を置くべきだと思います。

イタリア映画の巨匠フェリーニは「やりたいことをやりながら商業ベースに
乗せるのがプロ」という至言を残しました。
牛乳も同じで、健康に牛を飼い常識的な価格で売れる良質な牛乳を
安定して買っていただくこと。この基準で消費者に長く支持される
牛乳が一番良い牛乳だと思っています。

オーガニックだから高い牛乳でも売れる。それは幻想です。
食の安全や安心の理想を謳っても売れなければ何もなりません。
心では理想を描きつつ、相対的に安全と安心。
自分のできる範囲で良い牛乳を生産すれば十分だと私は思うのですが。



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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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