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枕草子
明日から義父の新盆で慌しくなります。加えて息子の保育園も夏休み。
というわけで週末は更新をお休みさせてください。

相変わらず暑い日々が続いています。
夏は昔から現在ほどの猛暑ではないにせよ暑くて芸術ではないらしく
百人一首でも夏を題材にした和歌は数首しかありません。
それでも

 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいずこに月宿るらむ

            清原深養父

という機知とほんの少し心ときめきを感じる秀歌もあります。

清原深養父は古今和歌集時代の歌人です。清少納言の曽祖父で
清原元輔(清少納言の父)の祖父にあたります。この一族は
芸術的資質があるだけでなく、日本人には珍しいちょっと乾いた
ユーモアと諧謔精神のある一族です。

私にとって古典文学といえば何といっても枕草子。
中学の授業で春はあけぼののさわりを習ってすっかり
虜になり母にねだって高校生用のテキストを買ってもらいました。

さらに20代では田辺聖子さんの「小説枕草子 むかしあけぼの」
を読みふけり清少納言と彼女が仕えた美しく才気あふれる后
定子中宮の友情に心をとめかせたものです。

高校1年の時、古典文法はとても覚えるのに苦労しましたが
トイレにまで貼って暗記したのは一日も早く枕草子を
読みたかった一心からでした。

春はあけぼの。夏は夜......。今ではすっかり日本の美意識に
定着した名文ですが平安時代にはとても斬新な美意識でした。
美意識といえば清少納言は素晴らしくよく見える目を持っていて
恋愛美学もそのよく見える目で痛快に描いています。
例えば、男が恋人の家から帰る明け方、あまりにも衣装を
きっちりと身につけているのは興ざめで多少崩れた位が
愛情を感じて素敵だと書いていますが大人になってその意味が
よくわかるようになりました。

清少納言の栄光の日々は10年もありませんでした。
お仕えした定子中宮は一条天皇の寵愛は篤かったものの
関白である父の死、それに続く兄弟の失脚にあい
さらに彼女自身三人目の出産で亡くなるという悲劇にあいました。
それでも清少納言は決して枕草子に悲嘆や定子サロンの凋落を
書くことはなく美しい中宮への敬慕を最後までその筆で書きました。

私は感受性にあふれながら感情に溺れることのない
清少納言の筆致が大好きで究極の憧れの文章です。

夏は夜。月の頃はさらなり。

枕草子の一説です。夏の夜が大好きなのはこの一文や
最初にあげた清原深養父の和歌の美意識をどこかで
追っているからなのかもしれません。

息子が休みになったら花火をしてやる予定です。
やっぱり夏は夜が一番です。
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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
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