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埋却地の確保について思うこと
宮崎での口蹄疫の蔓延の原因の一つとして埋却地の不足が指摘されています。
これを受けて各都道府県で独自に埋却地の調査と確保に向けての動きが
活発になっていますが、どの地域でも絶対量の不足が指摘されています。
特に牧草地のない養豚農家については深刻で国有地の埋却地としての
転用が求められています。

埋却地としての利用が不可能な場合として近くに水源がある場合や
周囲の理解が得られない場合などがありますが、周囲の理解については
法の手続きに則り行政が主体で取り付けるべきだと思います。
先日の地元新聞にこのような畜産農家の声が掲載されていました。

 「土地があっても近所の目があり埋却できない」

この一文を読んだときは何とも言えない憤りを感じました。
誤解を恐れずに言わせていただくと口蹄疫により殺処分せざるを
得なくなった場合一刻も早い埋却が何としても必要で
絶対に埋却が近所の噂などで左右されることがあってはなりません。
埋却は法に従っての処分となるので農家は近所の噂を気に病んだり
ましてや罪悪感を感じる必要など一切ありません。

先日の都城での発生の時は発生からすべての防疫処置が完了するまでの時間が
47時間という驚くべき早さでした。その後の都城での発生が現在のところ
見られないのは一にかかって素早い埋却処分の効果だと思います。

地主が牛や豚が自分の土地や隣接地に埋められることは土壌汚染の問題も
ありますし、誰にとっても感情レベルで受入れたくない気持ちは当然です。
それでも将来も肉や牛乳を安心して食べるためにはどうしても口蹄疫が発生
した時にスムースに埋却処分ができるようにすることは絶対に必要で
そのための地域住民ひいては消費者教育は今後は大切な課題にするべきでしょう。

冷害で凶作の米農家や、台風で収穫が激減した果樹農家を非難する
地域の住民はいないと思います。口蹄疫に家畜が感染することも
不可抗力な部分があります。地域住民にそのあたりを正しくご理解
いただくと同時に、畜産農家も普段から周囲の土地所有者とできる限り
良好な関係を築くことの大切さを当事者の一人として痛感しています。

参考までに朝日新聞の記事の一部を転載しておきます。

家畜伝染病予防法などでは、埋却地の確保は発生農家の責任で、原則として発生地か
その付近にしなければならない。ウイルスを外部に出さないためだが
今回、宮崎県内では確保が追いつかず、殺処分が滞った。5月28日に成立した
口蹄疫対策特別措置法では、国や自治体も用地の確保に責任を持つことになった。

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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

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