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功労牛
一昨日の宮崎の家畜事業団にいる種牛49頭も口蹄疫により
殺処分(エース級6頭は避難の上経過観察中)というニュースは
連日の口蹄疫関連の報道の中でも特にショックでした。

さらに昨日になり処分される49頭の種牛の中に、伝説の種牛
と称えられた「安平」(21才)が含まれていることを知り
PCの前で涙が止まらなくなりました。

伝説の種牛も処分へ

安平の名前はホルスタイン農家の私でも知っている名種牛です。
安平自身はもう高齢のため引退していますがその子供世代が
多く種牛になっていて全国の家畜改良事業団で飼養され和牛の
生産に大きな役割を果たしています。
ある人が安平関係の2ちゃんねるのスレッドで安平のことを
「競馬界でいえばサンデーサイレンスのような存在」
と至言を残していますがまさにその通り。

特に昨日私の涙腺が決壊したのは、事業団では安平を功労牛として
大切に世話をして先日は↓のように21才の誕生日をケーキでお祝い
したと知ったから。東国原知事からもお祝いメッセージが届いたそうです。

家畜改良事業団

牛や馬は経済動物で役目を終えると肉にされることが通常ですが
特に功労があり飼養者の思い入れがある時にもう経済的には
何も役に立たなくてお金がかかっても死ぬまで大切に世話をする
ことがありますが、安平はまさにそのように宮崎で愛されていたのですね。
競馬界でもかつてのGI馬が功労馬として死ぬまで大切にすることが
ありますが、それは損得を越えた愛情がないとできない行為です。

畜産は経済動物という割り切りと動物への損得を越えた愛情を
いかに折り合いをつけるかという仕事でもあります。
私たち自身、ベーベ工房の名前の由来になったベーベは搾れなくなっても
飼ってやろうと思っていたほどです。(残念ながら2003年にベーベは死去)
安平への宮崎の事業団の思いはとても共感できるだけに辛いニュースとなりました。
センチメンタルな....と思われる方もおられるかもしれませんが100%経済性
だけで割り切れないのが家畜を飼養する農家の宿命です。

ようやく政府も対応に本腰を入れるようですが感染拡大はさらに
加速度的で、群馬でも恐怖を感じる農家が多くなっています。
口蹄疫の被害はもちろん生活不安など経済的なものが大きいと思いますが
かけがえのない手塩にかけた動物の命を奪われる心のダメージも
計り知れないものがあり、私自身がいたたまれない気持ちになります。

一刻も早い終息と犠牲になった動物の冥福を祈るばかりです。

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(非公開コメント受付中)

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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