さきほどようやく現代農業の連載の最終回の原稿を
脱稿し編集者に送りました。今回は法事など多忙だったため
締切りを10日延ばしていただいてのゴールで間に合ってほっとしました。

お気楽なブログと書店に並ぶ雑誌の連載は書く時の緊張度が違いました。
私は小学生時代から、書き出しの3~4行が決まれば大体一気に書けるのですが
今回の連載も毎回冒頭部のリズムに乗るまでに苦労しました。
ところで、読んで気持ちの良い表現や文章の流れを手探りですが
私は書く上で何より大切にしています。食に関する文章は特に。
食べることは人間の本能に直結するものなので、どぎつく毒々しい
表現では読むことが苦痛になります。今回手がけるレシピカードの
短い文章も結局自分で手がけることにしたのは、やはり演劇関係の
人間と食の仕事に就いている人間では言葉や表現の美意識が全く
違うということに気がついたからです。食に関する文章は決してアングラや
ブラックユーモアに満ちたものであってはならず流麗で平穏でその中に
穏やかなユーモアやウィット時に批判精神を込めた正統派の文章で
あることが理想です。
ともあれGW前に脱稿できてよかったです。
何より途中棄権にならなくてほっとしています。
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