バター不足について 追加記事
2008,04/13(Sun)
先日のバター不足についての日記に関心を寄せていただき、あらためてこの問題について
正しい情報が求められていることを実感いたしました。
生産者団体などから重要な情報が入り次第、随時アップしたいと思います。
バター不足の深刻化を受けて、バターの輸入が前倒しされることなりました。
農畜産業振興機構が政府の委託を受けて、まず5月に4000トン、夏にも追加で輸入予定で
バター不足にが少しは緩和される見通しです。
バター不足の大きな要因を追加で書きます。
① EU加盟国(フランスなど)が乳製品の輸出のための補助金が
付かなくなり、従来日本などに輸出されていたバターが国内消費に回されていること、
中国やロシアやインドなどの生活水準が上がり、そちらにバターなどが流れているという
事情も輸入バターの不足に繋がっています。
② 加えて豪州は2年連続の大干ばつ。酪農家の飼料代高騰の大きな原因になっている他
バターなどの輸出量に影響を及ぼしています。
③ 国内事情は前の日記に書いたように牛乳不足でうまくバターなどに牛乳が回りません。
またバターを製造すると脱脂粉乳ができるのですが、脱脂粉乳が売れずまた在庫を抱える
ことになるので、一気にバターの製造量を増やせない事情があります。
例えば缶コーヒーなどでも最近は脱脂粉乳より生乳を加えたものの方が味が良いため、
飲用乳がそちらに回り、生乳不足に拍車をかけています。
とにかく酪農の安定した推移や、乳製品のバランスのよい需給対策を抜本的に国レベルで
考えない限りまたバター不足は繰り返されると懸念しています。
「食糧の自給」問題の一端がこのバター騒動です。
それからひとつ申し上げたいことがあります。
いわゆる生乳は一切輸入が認められておりません。飲用乳が国内産でしかまかなえない
ようになっております。
正しい情報が求められていることを実感いたしました。
生産者団体などから重要な情報が入り次第、随時アップしたいと思います。
バター不足の深刻化を受けて、バターの輸入が前倒しされることなりました。
農畜産業振興機構が政府の委託を受けて、まず5月に4000トン、夏にも追加で輸入予定で
バター不足にが少しは緩和される見通しです。
バター不足の大きな要因を追加で書きます。
① EU加盟国(フランスなど)が乳製品の輸出のための補助金が
付かなくなり、従来日本などに輸出されていたバターが国内消費に回されていること、
中国やロシアやインドなどの生活水準が上がり、そちらにバターなどが流れているという
事情も輸入バターの不足に繋がっています。
② 加えて豪州は2年連続の大干ばつ。酪農家の飼料代高騰の大きな原因になっている他
バターなどの輸出量に影響を及ぼしています。
③ 国内事情は前の日記に書いたように牛乳不足でうまくバターなどに牛乳が回りません。
またバターを製造すると脱脂粉乳ができるのですが、脱脂粉乳が売れずまた在庫を抱える
ことになるので、一気にバターの製造量を増やせない事情があります。
例えば缶コーヒーなどでも最近は脱脂粉乳より生乳を加えたものの方が味が良いため、
飲用乳がそちらに回り、生乳不足に拍車をかけています。
とにかく酪農の安定した推移や、乳製品のバランスのよい需給対策を抜本的に国レベルで
考えない限りまたバター不足は繰り返されると懸念しています。
「食糧の自給」問題の一端がこのバター騒動です。
それからひとつ申し上げたいことがあります。
いわゆる生乳は一切輸入が認められておりません。飲用乳が国内産でしかまかなえない
ようになっております。
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