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美酒の設計
以前、アンアンにベーベ工房の紹介記事を書いてくださったこともある
フードジャーナリストの藤田千恵子さんのライフワークは日本の美酒を
醸す蔵元巡りだそうです。そんな藤田さんの最新作が2009年11月に
マガジンハウスから出版された「美酒の設計」ですが、アマゾンから取寄せて
一気読みしました。藤田さんならではの米作りから日本酒を見つめる視点の
心に染入る鮮やかな表現に感動し、改めて自分の仕事のことを考えました。


藤田千恵子 「美酒の設計」


アンアン

   藤田さんが2005年にアンアンに書いてくださった記事

「美酒の設計」は由利正宗で知られる秋田県の齋彌酒造店の高橋
杜氏のドキュメンタリーで、農業に造詣の深い藤田さんらしく
米作りと酒造の関係や、酒米作りに取組む若手の杜氏が最近また
増えたことを喜びつつ農業のあり方を酒造りの視点から提言されています。
齋彌酒造店では若手杜氏を募集するときに「地元農家出身者」という条件が
あるそうです。

 「酒造りというのは、基本は農業の延長線にあることで、農産加工のひとつが
  酒造りです。農業がわかった上での酒作り、それが原則です」
          (美酒の設計より)


チーズやヨーグルトも本来は酪農と共に存在したものです。
だから生乳100%が原料であるべきです。私たちもそのような
価値観の元に牛を飼い製造している農家なので、高橋杜氏や
それに共感される藤田さんの存在は職種は違えど励みになり尊敬します。

かつて藤田さんご自身に贈っていただいた本に
「日本の大吟醸100」(2001年新潮社刊)というこれも名著があります。
(アマゾンの中古で25000円の値がついていました)
美しいオールカラーの豪華本で日本を代表する大吟醸を藤田さんの
繊細かつ切れの良い文章で紹介したものです。
私は全くの下戸なので味や風味は藤田さんの文章から想像するしか
ありませんが日本酒を選ぶときのバイブルがこの本です。

杜氏の個性、地域による米の個性、良いものを作りたいという心意気
農業への理解、そしてデザイン、銘柄のセンス。そんな素晴らしい
要素から日本酒を選ぶ楽しさを私は「日本の大吟醸100」から知りました。

私自身は飲めなくとも藤田さんの本があればこそ私は心を込めた
銘柄のお酒を選んで贈ることができるようになりました。
最近は山形の十四代など希少な大吟醸を定価で買ってオークションで
高く売る方もいます。そんな人気酒の紹介本も出ているようですが
私はそんないささか下品な日本酒の選び方は絶対にしたくないです。
同世代なのに著書を通じて本当に良いものの選び方を教えてくださった
藤田千恵子さんに心からの尊敬と感謝を捧げたいと思います。


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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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