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利益のための安全性ではないけれど
オリンピックのフィギュアスケートで論争になった
男子なら四回転、女子なら三回転半の高い技術への加点の問題。
(ルール改正で女子の三回転半の基礎点があがるそうです)
高い技術にはそれにふさわしい評価をという声が上がるのは当然です。

ふさわしい評価をというのは食の世界でも同じです。
最近の牛肉の価格や売上に対しては特にそれを感じます。
2005年8月に国は(アメリカの圧力があったにせよ)BSE検査は
21ヶ月齢以上の牛だけでそれ以下の牛はしなくても安全性に問題は
ないとして、2008年7月を持って都道府県への補助金も廃止しました。
それでも現在も都道府県が負担することで全頭検査は継続しています。

ここまで安全性に配慮された国産牛肉ですが、一昨年のリーマンショック
以降特に販売不振に苦しみ肥育農家の廃業も増えています。
先日の食品安全県民会議で、私はBSEの全頭検査のことを質問
したのですがスーパーの役員の委員がはからずも

「高価な国産和牛は全然売れない。交雑種の苦戦。ホルスタインか
 輸入の安い牛肉しか買ってもらえない」

と仰っていました。確かに国産和牛はおいしいけれど高い。
だから不況の現在売れないこともわかりますが、牛肉の購入に
どれだけ安全性が考慮されているのが疑問です。

耳標の管理、飼料の安全性への配慮、自治体が税金を投入
しての全頭検査とそこまで安全管理を徹底して子牛から手塩にかけて
育成しても和牛が売れず市場価格も超のつく低迷価格です。
スーパーで半額処分の国産牛肉をせめてもの思いでときどき買っています。

安全なものを!と消費者は声高に要求します。
(県のアンケートでも全頭検査は当然というのが大多数)
確かに売るために安全性を重視するわけではないというのが正論です。
でも、ふさわしい評価も生産者のモチベーションのためには絶対に
必要だと思います。半額処分の現場を見たら私が肥育農家なら
ちょっと投げやりになってしまうかもしれません。

世界一と言われる安全な国産牛肉の生産のためにも利益が
上がるための対策は不可欠です。安全な食を作ることは
ボランティアではなく生活がかかった仕事なのです。




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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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