fc2ブログ
<<03  2024,04/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  05>>
夫婦二人で経営するということ
連載を書くにあたって、メールや電話で担当者と意見を交わすことがあります。
その過程で、ひとつお願いをしたことがあります。それは


 「夫婦二人でやる、ということは人件費はかからないし、小規模経営でチーズ
  工房をやりたいと思っている人にとってはイメージしやすいし
  ある種の美談になると思っておられるならその考えはリセットして欲しい」

ということです。

ベーベ工房はヨーグルトの発送の日はパートさんに来ていただいていますが
後は夫婦二人だけでやってきました。主人が製造、私が営業・企画・経理その他
すべてです。最近ふと気がついたのですがもし私にまるきり営業などのセンスが
なければ、主人はあるいはお金を出して従業員を雇って経営したのではということです。

確かに夫婦でやれば人件費は節約できるし、すぐに話ができるし何より
他人とは必死さが違うし、イメージも家族経営っぽくて温かみがあってと
メリットもありますが、デメリットも多々あります。例えば

 ① 公私共に一緒といえば聞こえがいいけれど、ある種の倦怠感で滅入ることがある。
   (主人とはお昼は別々に食べています。)

 ② 「家のため」「世間体」と上の世代に言われて重圧を感じる。

 ③ 従業員を雇う方がビジネスとして割り切れて気持ちが楽

ということがあります。

私が苦労している、と言っているわけではありませんが特に酪農はまだまだ
閉鎖的な世界なので夫婦二人で経営をずっとやってゆくためにはビジネス上の
努力の他、ある種の努力とすべての人に適した経営スタイルではない微妙な
ものがあることも確かです。

夫婦での経営に絶対に向かないのは、笑われるかもしれませんが起業前に
一度でも不倫や浮気などでトラブルを起こした夫婦です。
たがが、と思う方もおられるかもしれないれどこういう本能的な
ところでの不信感の上に厳しい仕事での関係は難しいです。
それと、やっと軌道に乗ったのに離婚騒動では信用をなくします。
農業ではないけれどこうやって会社をやめたご家庭をいくつか見ています。

まだ未婚の方にはピンとこないと思いますが、こうやって書いてみると
夫婦で経営することは繊細な要因の上に成り立つ砂上の楼閣のような
気すらしてきます。私たちの場合、倦怠期に入った頃息子が生まれて
くれて何とか....です。(今でも倦怠感はありますが。

主人はメシよりイロよりチーズのことを考えることが好きですし
私も、身近でスキャンダルは好まず好きな音楽や趣味を楽しみたい。
私の場合、二人で築いたものの上に楽しみがたくさんある状態かな。
別に二人とも噴き上げる欲望を懸命にこらえて仕事に没頭している
わけではなく、やっぱり食べることの仕事が好きだから淡々と
夫婦で仕事をしておりますよ。


スポンサーサイト



Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

メールフォーム

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる