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教養こそ人生を開くもの
今日の朝日新聞の文芸論に作家の佐藤優さん(元外交官)が友情について
とても心の琴線に触れる一文を書いておられました。

佐藤優さんと言えば「外務省のラスプーチン」と異名をとったロシア通の
外交官でしたが2002年に鈴木宗男議員に連座する形で逮捕そして拘留。
去年最高裁で有罪が確定したため外務省を失職。現在は作家であり
大学で教鞭をとっておられます。

私は彼が起訴休職中に出版してベストセラーになった「国家の罠」以来
大ファンで彼の書くものや発言にはずっと注目しています。
佐藤さんの素晴らしさは何といってもずば抜けた教養の深さでしょう。
ただ知識があるだけでなく感受性も分析力も文章力も同世代とは思えない。
彼は同志社の神学部の大学院卒でいわゆるノンキャリアの外務省職員
でしたが、ずばぬけた語学力とロシア人脈、情報分析力で首相のロシア
政策にも大きな影響があったと言われています。

佐藤さんの逮捕は自身が述べるようにいささか「国策逮捕」だったと
私も思います。だからこそ起訴休職中でも錚々たる出版社や新聞が
彼に書く場所を提供したのだと思うし、佐藤さんも圧倒的に内容の
濃い書物を世に出して期待に応えています。

佐藤さんを拝見して思うのは、教養は肩書きや境遇を越えて
人生を切り開いていく最強の手段だということ。
彼はノンキャリの公務員の時に既に東大の教養学部の講師をしていたり
それなりに評価されていましたが、ただ肩書きや地位だけのエリートだったら
今頃は、退職金もなくせいぜい悲劇の外交官と言われる程度で、40代で
隠遁生活は必至だったと思います。まだ30代だった彼を懐刀にした宗男議員の
眼力は大したものだと感嘆しています。

世間は厳しい面もあるけれど、コネや血縁ではなく自身の努力で這い上がって
行く人間には応援してくれる優しい面もあります。
私は佐藤さんが圧倒的な教養で、刑事被告人というレッテルもはねのけて
外務省時代よりふさわしい評価をされているのをみるにつけ人生は
捨てたものではないと何だか痛快で嬉しくなるのです。そして裁判の重圧から
開放された佐藤さんの表現がやさしさまでも感じるようになったことも
同世代としてとても嬉しく思っています。


PS

 外務省のお家騒動の時は鈴木宗男議員をマスコミは悪と欲の権化のように
 連日報道しました。毀誉褒貶もあるし強引な手法はどうかと思いますが
 その後社会問題になったIT長者や日雇派遣で巨万の富を築いた経営者
 よりは義侠心もあるだけ私は宗男議員を評価しています。

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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
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