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初産牛のホルモン治療
先日、初妊牛が初めてのお産を無事に終えました。
F1の元気なメス子牛で母子ともに健康めでたしめでたし....のはずでした。

が.......。初産の牛はまだ乳が出にくいのは当然ですがいくらマッサージを
してもリラックスさせてもまったくと言っていいほど出ない!
さすがにこういうケースは初めてで産後三日目になる昨日獣医の診療を受けました。

獣医によると軽症だけれど乳房炎気味とのことで抗生物質と乳の出をよくする
ホルモン剤の治療を受けました。念のため書いておきますとまだ初乳の時期ですし
抗生物質を入れたのでこの牛乳が出荷されることはありません。

初産のこのケースはさすがに初めてですが、初産の牛は初めての搾乳にナーバスに
なり暴れたり蹴りを入れたり大変なことも多々ありますが、絶対にここで牛を叱っては
いけません。下手をすると本当に人間不信になり搾乳のたびに大暴れする牛に
なってしまいますから。なだめるために尾の付け根をさすったり声をかけたり人間は
ひたすら忍耐で牛にお仕えします。

今回の牛もほんの少しですが効果が見えてきているようです。
あまりにも牛乳が出なければ可愛そうですが淘汰になります。
生き延びるためにも頑張って牛乳を出してもらいたいと祈るような思いでいます。

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世界バレエフェスティバル卒業かも
1982年の第三回から(三年に一回の開催)2009年までずっと鑑賞してきた世界バレエ
フェステバルが今年8月に東京で開催されます。主催者から案内が届きましたが今年は
行かない公算が大になりそうです。理由は

 ① いつもチケット争奪が烈しく多少の会員向け優先があっても希望日に
   息子と連続のシートを取れる確率が限りなく低い。

 ② 8月はここ数年異様な猛暑で、仮に私一人で日帰りで行った場合でも
   息子が熱中症にならないかなど気になる。

 ③ これが大きな理由ですが、さすがに30年以上のバレエフリークだといかに
   スターダンサーが踊る醍醐味はあっても超絶技巧を競う定番のパ・ド・ドゥや
   創作ものでも所詮断片的なガラ・コンサートのフェスティバルよりやはり
   バレエは全幕を観てこそのものと鑑賞者として変化・成長があったこと。

このような理由でたぶん今年はバレエフェスティバルには行かないと思われます。

ここ10年バレエ界も特に定番のクラシックのパ・ド・ドゥはスポーツさながらの
超絶技巧を見せ付けるものに変わっています。32回のフェッテをダブルやトリプルで
回るとかいかに豪快な跳躍を見せるとか。典型的なのがこの2006年に私も会場で熱狂した
キューバのペアによる「ディアナとアクティオン」など。この二人の凄すぎる技巧には
当時ですらいささか疑問を呈するファンもいたほどです。確かに凄いけど。



私が全幕バレエの魅力に目覚めたのは現在は多くの名演がDVD化されていて気軽に
鑑賞できることにもあります。特に私のバレエを観る目を成長させたのは1970年代~
1980年代に活躍した英国最高の男性舞踊手アンソニー・ダウエルの物語バレエ
「田園の出来事」や「マノン」で、抜粋でコンサートで踊られない踊りやマイムにも
バレエならではの感動がちりばめられていることの魅力を知ってからです。



この田園の出来事はツルゲーネフの原作のバレエ化ですが、魅力的な家庭教師
がひとつの家族の心にさざ波を巻き起こすひと夏の様子が英国らしい演劇的
要素とショパンの音楽で表現されていてこの画像でもコンサートではまず
踊られない主人公(ダウエル)と脇役のメイドが戯れる素晴らしく魅力的な
ダンスが踊られます。こういう格の高い全幕の前には超絶技巧のフェッテも
どうも霞みがちになってしまいます。私のバレエファンとしての成長だということで
自身では納得しています。

消味期限見直しへ
去年秋に配信されたニュースですが、新年度にすぐ導入とは行かなかった
ようですが消費者庁が賞味期限について表示を見直すことを検討しているようです。


冷凍食品やスナック菓子などがおいしく食べられる期限を示す「賞味期限」について、
消費者庁が表示の見直しを検討していることがわかった。賞味期限を過ぎても
食べられる食品が大量に捨てられている問題などが背景にある。
「期限を過ぎても食べられる」と表示する案などが検討されており、消費者庁は来年3月までに
方向性を決める方針。
                      (日本テレビネットニュースより)


ここで消費期限と賞味期限の違いの説明ですが農水省の定義は以下の通りです。
ここにもあるように保存のきく食品の場合、賞味期限を過ぎてもまず中毒などのリスクは
ないと言っても過言ではありません。

消費期限
お弁当や洋生菓子など長くは保存がきかない食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに食べても
安全な期限を示しています。消費期限内に食べるようにしましょう。

賞味期限
ハム・ソーセージやスナック菓子、缶詰など冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに
おいしく食べられる期限を示しています。賞味期限内においしく食べましょう。
ただし、賞味期限を過ぎても食べられなくなるとは限りません。

                (農水省HPより)

私は賞味期限については消費者庁の目的である「食品を無駄に廃棄しない」
ということに賛成です。缶詰が賞味期限を一日過ぎたから健康リスクを
引き起こすことはまずありえないでしょうし、期限を過ぎても(ある程度の期間は)
食べられるということくを表示することは正しい消費者教育と思うからです。

スーパーなど小売は消費期限については多少の店よっての違いはあっても
もっとうるさいです。例えば私たちのヨーグルトは消費期限が14日ですが高速の
売店では残り7日時点で店頭から下げるそうですが、おそらくスーパーでも
数日程度の違いはあっても同じような扱いだと思われます。これはどの生鮮でも
同じですが、消費期限にまだ余裕があってもいかに早く20%値引や半額処分に
するかの基準で店側はいかに消費者に安全な食品を売っているかアピールする
競争をしているように思うことがあります。うちは完全買取取引なので売上には
影響はありませんが、個人的には値引き等の「おつとめ品処分」にするのは残り
5日を切ってからでも十分だと思うのですが..........。


ボツリヌス菌食中毒
ボツリヌス菌が原因の重篤な食中毒が発生したと厚生労働省が発表しました。
国内では5年ぶりの発生だそうです。


厚生労働省は26日、鳥取県米子市の60代の夫婦が食中毒とみられる症状で入院し
一時意識不明の重体になったと発表した。自宅に残っていたうどん入り食品「
あずきばっとう」から毒性の強いボツリヌス菌が検出され、製造した岩手県宮古市の
「ハニー食品」は、あずきを含む自社製品の自主回収を始めた。厚労省によると
夫婦は24日未明に病院に搬送された。しびれや言語不明瞭などの症状があり
重体は脱したが、現在も意識不明の状態が続いている。
 あずきばっとうは、ぜんざいの餅の代わりにうどんが入った食品。
岩手県が確認した範囲では、主に県内に流通しているという。

           (時事通信より) 


ボツリヌス菌の毒素は青酸カリ以上に強力で1980年代に熊本の真空パックの
辛子レンコンでボツリヌス菌による食中毒が発生し11人の死者が出たことは
今も生々しく記憶にあります。

今回の中毒を発生させてしまった岩手の会社の検証や原因究明はしっかり
なされるつもりですが、一部ネットでの書き込みのように被災地支援が
こんなことがあれば出来ないとか、被災地の会社は不衛生だとか根拠のない
流言飛語は厳に慎むべきだと思います。

ボツリヌス菌は真空パックにしても死滅しませんが、ボツリヌス菌の毒素自体は
100℃で1~2分の加熱で死滅しますので対策は立てられると思います。
今回の中毒の原因が科学的かつ冷静に報道されることを切に望みます。

追記

ボツリヌス菌ほどの猛毒ではなくとも特に食品製造に従事していると人一倍
食中毒を出さないことは当然ですし、自分がノロウイルスなどにも感染しないよう
気をつけています。特に冬場のノロウイルスが流行している時期は我が家では残念
ですが、刺身など生ものは食べませんし大好きな牡蠣も外食では加熱した料理は
食べますが、家のキッチンで生牡蠣を調理することは避けています。

平時子という女性
最初は息子に付き合ってしぶしぶ観ていたNHK大河ドラマ「平清盛」ですが
最近は俄然面白くなってつい引き込まれています。

ドラマはフィクション部分も多いですが、昨日の妻に死なれた清盛が
同門の深田恭子さん扮する時子を後妻に迎えた場面では後の歴史上で
時子が果たした役割を思うにつけしみじみした癌動がありました。

平時子は出家後の二位尼(にいのあま)の呼称と建礼門院(平徳子)の母そして
安徳天皇の祖母として有名ですが、何より聡明で気丈な女性で清盛の栄達を
二人三脚で支え、さらに清盛亡き後は壇ノ浦で平家一門が滅びるまで平家の
大黒柱を担った日本史上有数の女性だと思います。永井路子さんの詳細な資料を
用いての小説などを読んでも、清盛の空前絶後の栄光をただお飾り妻でなく
支えたのは妻の時子です。

時子の不運は大きな時代の流れで仕方がなかったこととは言え、子供たちが
夫の清盛や自分に遠く及ばない凡庸な人間だったことでしょう。
長男の宗盛は大事な切所で例えば後白河法皇に見事に逃げられたり失策を
重ねて平家を実質的に滅亡させ、あげくに壇ノ浦でも死に切れず捕虜になり
一門の平滋子の産んだ高倉天皇の后になった徳子(建礼門院)もまるきり
朝廷と平家を結ぶ役割を果たせない器量のない娘でした。
壇ノ浦の敗戦が決まったとき、母親の徳子に安徳天皇をまかせておけないと
悟った時子は三種の神器を身に付け、幼帝を抱いて「海の底の都へ」と入水して
見事に平家の栄光の幕を引きました。

深キョンの可憐な演技を見ているとあの頼もしい平家一門のおっ母さんにも
こんな初々しい時代があったのねえとつい虚実おりまぜた空想をするのでした。
平安時代は后も含め実は貴族の妻の役割は大きいものがありました。
妻は子供を産めばいいという存在になったのは実は江戸時代以降それも
将軍家の大奥や大名家に限るとも言われています。




世界ビッグスリーが苦戦する理由
雑誌「プレジデント」に流通科学大学学長の石井淳蔵氏が圧倒的な調達力と優れた
小売り技術を持つイギリスのテスコ、フランスのカルフール、アメリカのウォルマート
などが何故日本では苦戦を強いられたか非常に興味深い記事を寄稿されていましたので
一部抜粋ですが紹介したいと思います。


その理由として、もっとも重要と思われるのは、日本の生活者の食文化にありそうだ。
われわれは、ほぼ毎日、鮮度の高い食材(生鮮3品と言われる鮮魚、肉、野菜・果物)
を食べる。しかも、一口に鮮魚といっても、地域によって異なる多彩な産品と
季節ごとに異なる旬のものがある。野菜も、地域ごとに食する種類は大きく異なり
また季節ごとに食する種類は異なる。
生鮮3品における「鮮度と多様性と旬」の存在は、わが国の伝統的小売業を形づくる基礎的要因だ。
戦後生まれたチェーン経営を軸とする食品スーパーも、実のところこの「鮮度と多様性と旬」
の壁をなかなか越えることはできなかった。

(以下中略)

日本の生活者は、食べ物の「鮮度と多様性と旬」を評価する。その結果、第一に独特の
買い物行動が生まれる。鮮度の高い食材を求めて、ほぼ毎日買い物に出る。
自家用車と大型冷蔵・冷凍庫という大量購買・長期保存の手段がほとんどの家庭に
普及したが、高い買い物頻度の習慣はそれほど変化しない。

第二に、食への繊細な好みを背景にブランドが食を支配する。魚とか肉とかといった
大雑把な「コモディティ・レベル」で食材を選ばない。もっと繊細なレベル、たとえば
神戸の霜降り、京の野菜、明石の魚、泉州の水ナス、新潟のこしひかりといった
いわば「ブランド・レベル」で識別する。それらブランドへの信頼は強まりこそすれ
薄れる気配はない。こうした食文化が、独特の小売り活動を要請する。第一に
日々変化ある店頭への要請。それに応えて、小売店での商品入れ替えスピードは速い。
第二に、地域ごとに異なる食材ニーズに応える店対応への要請。ローカル・スーパーが
大手総合スーパーに対して互角の勝負をしているのは、故なしとはしない。
「標準化された商品の週に一度のまとめ買い」や「Every Day Low Price」を標榜する
欧米大手小売企業の戦略では、そうした要請に応えることはできない。食文化の伝統は
まさに独自の小売業を生み育て、そして海外からの参入の天然の要塞となって
守っているのである。
               (プレジデントより)


こだわりとか安心・安全を低価格以上に重視してそれに呼応する差別化商品を
仕入れているスーパー(私たちの製品の多くはこのようなスーパーに取引
いただいています)は調味料もローカル色や製法を重視していますが生鮮食品の
レベルが違うことを実感しています。そしてある程度の店舗数を構えるスーパー
もこのような店は地域ごとに差別化商品のラインナップが微妙に違っていて売場を
覗く楽しみがあります。

時々ウォルマートの子会社になっている西友に行くのですが正直言って
洗剤やペットフードを買う気にはなっても生鮮食品には食指が動きません。
鮮度ももう一つの上に売場に活気がなく安けりゃいいんだろう的な安売り
独特のわびしさを感じるからです。多様性のないスーパーに行っても買い物の
楽しさを感じないことが多いのです。

一番買い物をして面白いのが京都の錦小路など品質の高い小売店が
密集する商店街です。このような多様性と品質を重視する小売が健在だから
小規模の家内生産の私たちのような生産者が生き残れることに感謝です。



資質を見極める
昨日、息子が年に一度発行される学校文集を持ち帰りました。一年生~六年生全員の
作文と記録会や大会での入賞者の一覧などで構成されています。

私が特に興味があったのが今年の卒業生で群馬の中学入試の最難関と言われる
県立の中高一貫校に合格した男子児童でした。
この子はスポーツも抜群で性格もやさしく息子もいつもやさしく声をかけて
もらって大好きな先輩でしたが、とにかく表彰歴も圧巻で作文もさすがに
一貫校対応塾で鍛えられていて、まるで法学部の一年生の専門科目の
記述のような(!)まとまりの良さで唸ったものでした。

教育(ごたいそうなものではなく自分の子供の学習を見るという意味ですが)
は子供を通じ、当の子供自身だけでなく過去の自分や親の資質や性格に
向き合う作業だと感じることがあるのですが、昨日のこの卒業生の作文や
見事な記録を見て感じたのはまさにそのことでした。

親ばか抜きに見てももうすぐ二年になる息子は勉強はできます。算数の
応用や図形の感覚は相当なものですし、学習面はある程度の素質はあります。
でも運動は中の上ですし、字も上手くありませんし決して万能選手では
ありません。考えてみれば私自身小学校以来表彰状をいただいたのは
作文だけで得意科目も文系だけでオールラウンドとは程遠かったので
息子が万能タイプでなくとも決してあせりや羨望はありません。
中高一貫校が難関化しているとは聞きましたが、改めて合格した身近な
お子さんを見ると、小学生である程度万能タイプのどちらかと言えば
早熟なタイプの生徒を求めていることを感じました。やっぱり息子自身も
志望しているし県内のミッションスクール受験を目標にします。

早熟と書きましたが、私も女子には珍しい晩成タイプだったと思います。
私の父も牧師の祖父も絵に描いたような晩成型で万能タイプではありません。
身内自慢と取らないでいただければと思いますが戦前の旧制の一中から
戦前最高のエリート校の海軍兵学校に進学したといえば父親はものすごい
秀才と思われるようですが、祖母たちの話によれば子供時代は内気で不器用。
旧制中学では今で言うバンド少年でようやく五年生で進路を決めたという晩生で
競争馬なら同期がダービーの日にようやく初勝利を挙げたような子供だったそうです。

私が若い母親なら、あるいは息子や過去の自分の資質や気質を見極めず
ひたすら塾で一貫校用の作文指導を受けてでも群馬で最高の中学の評判を
取るこの県立の一貫校を狙わせるかもしれませんが、50才近くになると
子供の三十年、四十年後に必要な教養まで何となくわかってきます。
子ども自身の資質や気質を見極め、遺伝的特質も含めて自分の子供時代の
ことを謙虚に見つめて息子の将来のことは考えてやりたいと思います。


インフォメーション(東京愛宕のフェルミエショップ)
本間るみ子社長率いる国内屈指のチーズ会社のフェルミエさんの愛宕の直営ショップ
では1999年からずっとヨーグルトを店頭販売していただいています。

今までは隔週水曜日の納品でしたが、来週から毎週水曜日の納品となります。
昨日スタッフからご連絡をいただきとても嬉しかったです。
東京の愛宕神社はこれから桜の季節を迎え賑わいます。そちらに行かれたら
ショップに寄って下されば幸いです。よろしくお願いいたします。

インフルエンザ厳戒態勢
ここ五日程度、いかに息子がインフルエンザに罹らないかまた家に菌を
持込まないかそこに大半の神経を使っていい加減くたびれています。

3月1日の授業参観のときは誰もインフルエンザが出ていなかった
息子の小学校は先週の六年生を送る会を堺に大量にインフルエンザで休む
子供が出て19日は一クラスしかない五年生は25人が欠席、六年生も
29人中10人が休んでいます。本当なら学校閉鎖レベルですが今週の金曜に
卒業式を控えてそうもいかないようです。息子の登校班も半分がお休み。
しかも連日の体育館練習!息子には登校前にくどいほど頻繁に手洗いうがいを
することや、マスクをつけること、水分を十分に取ることを言っています。

担任に連絡帳でこの状況なら大変残念ですが、保護者や地域の役職者も集る
卒業式は万一罹患した場合、親に感染するリスクが高くなり三年前のような
悲惨な状況になるリスクがあるため欠席させたいとお願いしたところ快く
了承いただけました。26日が終業式なのでここを欠席するわけにはいきませんし。

2009年のちょうど今の時期、息子が年少で卒園式に出席してインフルエンザに
罹り(他にも多くの子供が罹患)それが私たち夫婦にも感染しとっさのことで
ヘルパーも取れず二日ほど夫婦でふらふらになりながら搾乳した苦い経験があります。

中学も卒業式以後爆発的にインフルエンザが流行し部活禁止になりました。
息子はそろそろワクチンが切れる頃ですが、十分な睡眠や私が寝る前にマッサージを
して疲労をとってやることもあってか何とか持ちこたえています。
あと数日、張り詰めた日々が続きそうです。早く春休みにしてくれ、が本音ですが。
皆さまもくれぐれもご自愛くださいね。
たまには嬉しい話
普段は働きバチのように地味に日々を重ねる毎日ですので、思いがけない
良い話には人一倍嬉しさを感じます。

一つは、当然の権利と言えばそうですが、去年の春の福島の原発事故での牧草の
補償が確定したことです。現物支給で43キロ分の輸入乾草を組合に受取りに
行くことになりました。

もう一つはもっと予想外で嬉しい出来事です。
前橋と高崎に店舗を持つ群馬の百貨店(と言えば県内の方はおわかりですよね)
のうち前橋店の方はもう10年くらい取引させていただいていますが売場を
ご覧になったという高崎店の担当者から電話をいただき「是非お取引を」と
本当に嬉しいお話をいただきました。

規模こそ東京の百貨店には及びませんが、老舗だけにやはり一流の店舗が
入っていて、地元でもハイクラスな顧客が多いだけに光栄です。
前橋店も担当がパートではなく社員のためとても気持よくお取引いただいています。

99%の努力と1%の運が人生の構成要素と思いますが1%の喜びがあるから
地味な日々を努力できるのだとしみじみと考えています。



Erbarme Dich, mein Gott(神よ憐れみ給え)
キリスト教の主要行事である復活祭(イースター)は今年は4月8日に行われます。
ご存知と思いますが、イースターは十字架で処刑されたイエスが三日後に復活したと
いう聖書に記された出来事を祝う宗教行事でバチカンでも教皇が主催して盛大に行われます。
ドイツはルター派のプロテスタントが多数を占める国ですがイースターの前には数日かけて
ラジオなどでバッハの「マタイ受難曲」を放送するそうです。

自らも敬虔なクリスチャンで多くの宗教曲を残したバッハの「マタイ受難曲」は
宗教曲の最高峰に立つ名曲です。演奏時間は3時間を越える大曲で一部がイエスの
受難の予告、二部がイエスの捕縛~十字架上の死~復活の予告という構成で
マタイの福音書の言葉と合唱曲及びソリストの独唱曲によって構成されています。

どれもがオペラ以上のドラマ性と迫力のある名曲ですが特に名曲として
名高いのが二部のアルトの独唱「Erbarme Dich, mein Gott(神よ憐れみ給え)」
です。これはユダヤ議会に逮捕されたイエスを不安な思いで見守る弟子のペテロが
群集の「お前はイエスと一緒にいた弟子の一人だ」という言葉に恐怖を感じ
心ならずも「イエスなど私は知らない」と三度否認し、鶏の鳴声にはっと我に返り
最愛の師を心ならずも裏切って否認した自分を恥じ「烈しく泣いた」(福音書)
場面でペテロの弱さや涙を包み込むように歌われます。



イエスは弟子たちの命と引き換えにローマ帝国によって十字架上の死を
遂げますが、息を引取る瞬間まで弟子たちの救いを祈り続けました。
このイエスの命をかけての「赦し」に衝撃を受けたペテロたち弟子たちは
初めて勇気と強さを持ち、厳しい迫害に耐え殉教しながらもローマ帝国
などに布教に出かけます。この赦しと弟子たちの再生は人間は誰しもが
弱いものだということを実に感動的に伝えてくれて赤ん坊の頃受動的に
洗礼を受けさせられた私が敬虔とは言えずともクリスチャンであることの
最大の理由となっています。

息子も幼児洗礼は受けていますが、特に宗教的な教育はしていません。
それでも図書室の伝記等でモーゼやイエスの生涯を読んだのかしきりに
質問をしてくるので、春休みにお願いして前橋の牧師さんに子供向けに
気軽な気持で息子の質問に答えながら聖書のお話をしていただくことを
お願いしました。先生は私と同世代で牧師の傍ら大学の医学部などで哲学の
講師もしておられますが、快く引き受けていただきました。

ミッションスクールなどではこのような聖書を題材にした哲学的な
授業が行われていますが、たとえクリスチャンでなくとも客観的に見て
聖書は子供の好奇心を刺激しながら哲学的思考や感受性の基本を学ぶには
良い教材だと思います。法学などもヨーロッパ伝来の法律の基礎を理解するには
キリスト教思想を知っておくことは必要なことだと思いますし、何より親の
日々を見ながら獣医になることを志望している息子には、命というものの
重さを感じとる感受性は養って欲しいと願っています。

この演奏はマタイ受難曲のバイブルと言われる1958年録音のカール・リヒター
指揮のものです。私はこの曲に中学時代感銘を受けレコード店に注文して
ドイツ直輸入の全曲盤を購入してもらった思い出の名曲です。



乳児用大豆ミルクについて思うこと
去年秋、震災直後の工場の空気に放射能が含まれていたことが原因で明治乳業の
フォローアップミルク(離乳食開始後の粉ミルクで新生児用の粉ミルクとは成分が
違うもので、離乳食の進みが順調な子であれば与えなくても可)
から基準値内ですがセシウムが検出されたということで大騒ぎになりました。

それ以来、特にオーガニックショップのHPなどで推奨されているのが大豆ミルクです。
これは大豆から作られた乳幼児用のミルクで牛乳や母乳がアレルギーのため飲めない
赤ちゃん用に作られているものです。あくまで代替品です。

私たちがお世話になっているショップの社長も去年夏に赤ちゃんが誕生して
関心が強いらしくHPで放射能のリスクを考えたら一般の粉ミルクより
大豆ミルクがはるかに安全でお勧めですと書いておられました。

でも、どうなのでしょうか?母乳(但し放射性物質が含まれない安全なもの)でなく
うちの息子のように100%粉ミルクで育つ赤ちゃんにアレルギーもないのに大豆ミルク
のみを与えるということのリスクはないのでしょうか?
おそらくアレルギーでもないのに大豆ミルクのみを新生児期から与えることを
推奨する小児科医はいないと思います。

私はショップのサイトを見て多少疑問は感じていましたが、赤ちゃんが問題なく育つなら
意見を書くことは控えたいと思っていました。ところが久々にショップのサイトを
見たら生後半年以上経ったお子さんの写真と近況が掲載されていましたが、書かれている
お子さんの体重は遥かに成長曲線を下回っていました。(日記にまだ体重6キロとあるので
多少気になっているのかもしれません)このお子さんは満期産で平均の体重で誕生しています。
母乳にこだわり、さらに足りなければ大豆ミルクという結果がある種の成長の悪さの
原因となっているように感じました。

放射能に過敏な親の中には、放射能の面からだけ子供のことを考えてしまい
時に荒唐無稽な(と私は思う)食生活や子育てをされている方も多いようですが
あまりに子育ての常識を外れた方法は結局子供の発育上のリスクを招きかねないので
もし粉ミルクが不安なら、きちんとメーカーに問い合わせて検査結果を教えてもらう
とか、小児科医に大豆ミルクをアレルギーでもないのに粉ミルクのに変えて与えること
のリスクは聞くべきだと思います。あまりに普通に生れたお子さんが発育曲線を下回って
いくことはただ小柄だけではすまず知能にも影響してくるリスクもありますから。

放射能に敏感になりすぎて、首都圏在住なのにもうすぐ中学三年の子供を
連れて未知の土地に転職先もみつからないまま引っ越すことを嬉々として
ブログに書いている親にも同じような疑問を感じます。

微量以下の放射能リスクを重視しすぎて視野狭窄になり肝心の子供の
将来に深刻な影響を及ぼすような結果にならないか一度親として冷静に利益衡量
することも大切ではないか、と小学生を持つ母として強く願います。

四月からの新基準値に備えて
四月から牛乳の1キロあたりのセシウムの基準値が50ベクレルに厳しくなります。

生産者として私たちは組合での放射性物質の検査の他に今までも個人で
生乳や製品の放射性物質の検査を受けていずれも不検出という結果でもあり
あまり新基準値に対しナーバスにはなっていません。

ところが小売業者はさまざまなお客さんを相手にする商売柄、意外なほど
ナーバスになっている店舗もあるようです。
昨日、お取引している有名百貨店のベテランのバイヤー(彼は見識・経験
人柄ともに日本でもトップクラスのバイヤーで私も大好きで尊敬する方です)
から電話をいただき、「ベーベ工房さんは今までも結果を出していただき
信頼できる生産者ですので不安はありませんが、四月からより厳しい基準が
適用になるので、今まで以上に丁寧な生産をお願いいたします」と伝えられました。

私は今後も今までのペースで検査を受けることや必要なら(コスト上頻繁な
検査を受けることは不可能なので)出荷先の組合が受けている結果も出すと
いうことを申し上げたところ安心されたようでした。

バイヤーによると百貨店の売場に測定器を持込んで測定している
消費者もいるようで、四月からの消費者の動向がまだわからない現在
余計に小売の現場ではナーバスになっておられることを感じました。

私たちが新基準値への対応に平常心でいられるのは、去年から原乳を
中心に堆肥やサイレージなど一般人なら気にするであろう検体について
自発的に検査を受け不検出という結果を出している経験に基づいています。
千里の道も一歩からの格言のように、生産者は科学的根拠のあるデータと
誠実に説明責任を果たせばあまり新基準に神経質になることはないと考えています。

それにしても店先で測定って。そういうことをするならきちんと
購入してから測定すべきだと思います。熱心はいいですがちょっと
マナー違反だと思うのですが。


ピンクスライム肉
アメリカ農務省はアンモニア加工をした腐らない肉通称ピンクスライムを
学校給食で使用することに安全性は問題はないと発表しました。


米農務省(USDA)は、通称「ピンクスライム」と呼ばれることもあるアンモニア水で
防腐処理された加工肉について、学校給食で使用されるに当たっても安全性に問題は
ないとの見解を示した。
オンライン新聞のザ・デーリーは先に、水酸化アンモニウムで一部防腐処理された牛肉
3200トンが今春に学校給食として出されると報じていた。

米農務省は声明で「USDAが購入する牛ひき肉はすべて、最高の食品安全基準を
満たさなくてはならない」と指摘。牛ひき肉の安全基準は過去数年でさらに厳格化しており
「われわれが安全に自信を持つ肉しか市場には流通していない」と説明した。

ピンクスライム肉をめぐっては、有名シェフのジェイミー・オリバー氏らが問題を
取り上げたのがきっかけで、消費者の間でも注目されるようになった。
米ファストフード大手のマクドナルド<MCD.N>は先に、USDA認可済みの
アンモニウム処理肉のハンバーガーへの使用を中止している。
一方、USDAと学校当局は、学校給食に使う肉として、サウスダコタ州のビーフ
プロダクツ・インク(BPI)から、「上質赤身加工牛肉」に分類される同加工肉の
購入を計画している。USDAによると、全米学校給食プログラムとして買い上げる
牛ひき肉5.1万トンのうち、BPIの製品は約6.5%を占めるという。

                 (ロイターより)


実際に使用するかは未定でしょうが、さすがに日本にもBSEの対策に問題を
残したまま輸入増を押し付けるアメリカらしい肉に対する価値観です。
ジェレミー・オリバー氏は英国人なのでピンクスライムなど生理的に
受け付けないだろうと思います。

学校給食は日本の某有名私立小学校のようにホテル調達など豪華なもの
でなくコストの限られたものだとしても、それゆえに国や地域の食に
対する本当の教養やモラルが問われるものだと思います。
アメリカの食のレベルの低さってどうなんでしょうか。



バイヤーの現地視察
三月末に、新規にお取引をしていただくことになったスーパーのバイヤーさんが
ヨーグルトの仕込みの現場や、牛たちの飼養管理の様子を見に来てくださることに
なりました。

私は、生産者ごとの個性や特徴や事情を知るためにもできる限り小売サイドは
生産現場を一度自分の目で確かめることをお勧めします。

面白いことにやはり長くご縁が続くお店はほとんど取引開始前後にバイヤーや
社長がこちらの生産現場を見てくださっています。
それだけ、組織としても個人としても食の安全・安心に強い関心を持って
おられるということでしょうか。

うちだけではありませんが、いわれのない原発関連の風評被害(きちんと検査をして
不検出のデータを提示しているのに関東以北のものは危ないと騒ぐことなど)を
振り払うためにも生産者は積極的に小売サイドに生産現場を公開することは
今後のためにプラスになると思います。

私たちの場合は、やはり担当者が出来上がった製品だけを見ることと
まだ直接に生産には関われない子牛の様子から見るのではまったく製品に
対しての受止めも違うでしょうから。

バイヤーさんが来てくださるときは以前から牧草地なども案内する
ことにしています。お互いに現場を知ることは良いご縁の第一歩です。

エヴァ・エフドキモワ
2009年4月、20世紀後半を代表するバレエの名花だったエヴァ・エフドキモワが
癌のため亡くなりました。彼女は私が初めてチケットを買いライヴで公演を観た
忘れることのできないバレリーナです。

初めてバレエの公演に足を運んだのは忘れもしない1981年4月。
ちょうど大学の入学を控えた18才の時でした。受験直前のお正月にテレビで観た
エヴァ・エフトキモワという初めて耳にする名前の若手のバレリーナが踊る「海賊」
に魅せられた私は合格後エフドキモワの来日公演を知り親にねだって一万円の
チケットを買ってもらい初めて上野の文化会館に一人でバレエを観に行ったのです。
演目は「白鳥の湖」。共演は当時エヴァと同じベルリンで活躍していた
美男ダンサーとして名を馳せていたピーター・ブロイヤー。期待にたがわず美しい
容姿の二人が技術・表現力兼ね備えたスケールの大きな踊りを披露して世界の
一線で活躍するダンサーとはこのようなものかと食い入るように観ながら
感嘆していました。

エヴァ・エフドキモワ(1948~2009年)のことを少し紹介してみたいと思います。
国籍はアメリカですが、10代からロシアやデンマークで一流の教育を受け森下
洋子さんを世界に羽ばたかせたヴァルナのコンクールで優勝したことをきっかけに
ドイツに拠点を置きながら世界の一流バレエ団に招かれ70年代~80年代文字通り
世界のプリマとして活躍。日本でも世界バレエフェスティバルに連続参加して
絶大な人気を誇ったバレリーナでした。

彼女のバレエの特質は何と言っても強靭な技術と優雅な芸術性が見事に調和
しているところでしょう。どぎつさがなく良質で明るい知性を感じさせる踊りは
彼女ならではのバレエ芸術を彩っていました。

80年代後半、驚異的な身体能力を持つシルヴィ・ギエムが出現しクラシックに
加えてフォーサイスなどのコンテンポラリーダンスで衝撃を与え、現在のバレエの
潮流に大きな影響を与えましたが、ギエム以前のバレエ界の女王は完璧なクラシック
を優雅な芸術性で踊る森下洋子さんやオペラ座のポントワ、そしてエフドキモワでした。
最近はジュニアのコンクールであるローザンヌでもコンテンポラリーが重視され名門
バレエ学校でもコンテンポラリーに力を入れていますが、以前よりダンサーの怪我が
多くなったり、クラシックが以前より優雅ではなくなったなどの「副作用」も指摘
されています。(個人的には体操選手出身で肉体の強靭さのケタが違うギエムを
目標にし過ぎることはイソップ童話のカエルの話を想像してしまいます)



これは彼女のキャリアの最後の時期、東京の世界バレエフェスティヴァルで
踊った「ライモンダ」です。ハンガリーの姫君のエキゾティックなパ・ド・ドゥは
ジュニアも踊る有名なものですが、エフドキモワが踊るとマンネリ感など微塵もなく
クラシックとは超一流のバレリーナこそが踊るべきもの、と新鮮な感動に打たれた
ものです。

現在のバレエの基準に当てはめるといかにも古き良き時代のクラシックダンサー
そのもののエフドキモワですが、現在にも続く「革命」をたった一人で成し遂げた
エピソードがあります。1979年東京で踊った「海賊」の名演は新鮮な衝撃を
与え、それ以来海賊のパ・ド・ドゥは彼女か着けていた長い丈のチュチュにジュニア
までも様変わりしたと讃えられています。


確定申告ようやく終了
昨日の夕方と今朝はヘルパーに来ていただき確定申告を仕上げました。
ようやく完成です。コピーするものはして後は提出するだけです。
10日に完成しましたので私たちとしては上々です。

私は会社員時代財務もやっていましたので本来経理は特異なはず
なのですが、とにかく酪農関係は今は自動計算ソフトを農協で貸して
もらいますが牛を一頭一頭減価償却したり添付書類が多くやり始める
までのおみこしがなかなか上がりません。(汗)
やり始めると一気にやるんですがね。
今年はギリギリでなく提出できる自分にご褒美です。

試験対策だけで一生の教養になるのか
最近、息子の勉強の進度が急に進んだこともあり教育関係の日記が多くなって
申訳ありません。

私たちがベーベ工房をスタートさせた1998年は一部の直売方式をとる
小さなチーズ職人を除けば小規模な酪農家が生産~スーパーなどへの営業
まで手がけることはレアケースでした。何とか14年ここまで来れたことは
お取引先の理解があってのことですが、品質を前提にした製品についての
説明や資料作成について私に一定以上のスキルがあったということだけは
自負しています。顰蹙を買うと思いますが私は作文と感想文では小学校
時代からどれだけ賞状をいただいたか数え切れない物を書いて表現
することが何より好きな子供でした。

本題に入りますが、群馬は中学受験そのものは盛んではありませんが
最近高等部の卒業生が医学部合格などの実績を出してからとみに県立の
中高一貫校である中央中等教育学校の評価が高くなり実質競争率5倍
という県内屈指の難関校になっています。(息子の小学校からも合格しました)

ご存知と思いますが公立ということで義務教育なので公立の中高一貫校は
私立のような入試と違い「適性検査」という選考が行われています。
但し内容は高度で純粋に学力だけを問う算数国語と違い、一般教養と学力を
備えた上での資料読解力や作文が大きな比重を占めています。

群馬のこの中央中等が開校して8年になり受験塾もある程度対策が立てられるように
なったようで県内の塾のHPを見ると今年の合格者の大半はこの塾から出たようです。
適性試験は確かに訓練が必要な問題なので塾に行くことは当然必要なのですが
ふと気になったのがこの塾が開設している(この講座を取らなければ中高一貫対策クラスに
入れないわけではありませんが)小3からを対象にした読解力の養成講座です。
概要を見ると要は適性試験の作文対策に中学年から目的を持って読むことやその
感想文を将来の受験に備えて書くための訓練をするようです。

さしあたっての目標が中高一貫校の合格で読書力もついてというのは理解できますが
(この学校の受験の実態を知らないと言われるのは覚悟ですが)私はどうもこういう
受験対策としての読書からスタートしたものがどれだけ一生の教養になるのか
少々疑問に思わないでもありません。本来群馬に限らず公立の一貫校は年々難関化する
私立中学受験の弊害を見据えて、お勉強だけでなく家族との会話や実際の生活を
通じて知的な興味や表現力を養いそれこそが真の生きる力の基礎になるという趣旨で
開設されたものですが、本来は親の教養も含めた「自家製」を問うはずのものが
効率の良い塾の勉強で身に着けて回答することに本末転倒を感じてしまいます。
(もちろんご両親も生活の中での会話を大切にしていると思いますが)

文章力や表現力その根幹の感受性は私は家庭環境も含めた本人の資質による
ところが大きいと思います。はっきり言うといくらエリートでもまったく
この方面の魅力ある才能に恵まれない方もいくらでもいます。
そこを無理にトレーニングしてもたとえ受験は合格しても果たしてどこまで
生きる力としての教養になるのか。

都会ではこのような読解講座がぽつぽつとありますが、私の住む市からは
とても通えるものではありません。うちは中央中等の受験予定はありませんが
息子が質問する「年金て何?」とか「「どうしてイチローやダルビッシュなど
一流選手はアメリカに行くの?」とか「どうして原発は海の近くに建てるの?」
という質問にはできるだけ新聞や資料を読みながら一緒に考えることに
しています。受験対策以前の人としての逞しい知的好奇心を育む場には母として
立ち会ってやりたいですからね。一人の人間としてのプライドというか。

一貫校の隆盛は素晴らしいことですが、受験対策が進化しすぎて本来の
趣旨ではなかった金太郎飴のような秀才ばかりが揃ったらジレンマでしょうね。
かつての海軍兵学校~海軍も金太郎飴現象が致命的になったそうですから。

牛乳セシウム検出なし
乳業協会は今後も検査を続けてゆくそうですが、先日の検査で概ねずべての牛乳が
不検出ということでほっとしています。



日本乳業協会(東京)は29日、明治や森永乳業など大手を含むメーカー116社の牛乳
131商品に、東京電力福島第1原発事故に伴う放射性セシウムが含まれていないか
各社がそれぞれサンプル検査し、全てで検出されなかったと発表した。
4月から新たに設けられる牛乳の基準値は1キログラム当たり50ベクレル。
協会は「安全性が確認された。安心して飲んでほしい」としている。

 協会によると、24都道県の124工場で1月と2月に製造された商品を調べた。
精度が高いゲルマニウム半導体検出器を使い、測定下限値の1キログラム当たり
10ベクレルを上回ったものはなかった。
食品の放射性物質を独自に測定している市民団体、NPO法人TEAM二本松
(福島県二本松市)の調査によると、メーカーによっては最大14ベクレルを検出した
商品があるといい「今後も監視を続けていきたい」と話している。
  
                     (産経ニュースより)


ところで、一部の放射能ママたちを中心に測定下限値が10ならたとえば8とか9なら
あるのではないかと明らかに過剰な反応をされる方もいますが、私はこのような
消費者も想定して、独自に検査を受けてその結果を出すときにはあわせて市町村が
行っている大気中の放射性物質の検査結果などを市役所などでもらっていつでも
出せるようにしておくのがベターな安全証明方法だと思います。

お知らせ
先日の商談は良い結果が出ました。スタートは4月以降になると思いますが
本当に良かったです。緊張しましたがほっとしました。

今日は義父の三回忌を身内で行う予定でしたが、義母の東京にいる
兄弟が亡くなって急遽争議に義母が行くことになり、昨日繰り上げての
三回忌を行いました。

そのようなバタバタとした忙しさと仕事で多忙なため記事の
更新はまた改めて行いたいと思います。よろしくお願いいたします。

自分のキャパシティ
私生活日記の方でも書いたことですが記憶に残すために書いておこうと思います。

毎日休みのない酪農の上にベーベ工房の仕事もしていると言うと私が極めて健康と
体力に恵まれた人間というイメージを持たれる方もおられると思いますが
私の最大の弱点は子供の頃からあまり丈夫ではないということに尽きます。
30代で(一応落ち着いていますが)腸疾患が持病になるまで特別の持病はなかったの
ですが、徹夜での受験勉強などとんでもない。毎日7時間以上は睡眠を取り三食きちんと
食べないと疲労から全身に発疹が出たり、授業中あくびばかりしたりと現在に至るまで
体力不安の中でやるべきこととの折合いをつけてきました。

長ったらしく書きましたが、体力面のキャパシティを考えてもうすぐ小学校二年生に
なる息子のピアノ教室は悩んだ末断念しました。これまで通り週二回学研教室に
通い、週に数日は帰ってからお友達と遊ぶという生活を維持することにしました。

理由はここでも体力の問題です。(息子も含めて)
先日の学校懇談会で二年生に進級するにあたっての注意がありましたが
現在週5日すべて5時間に加えて二年生になると週に一回は6時間授業があり
プリントにも「習い事など注意してください」とありました。
またお母さん方が一言ずつ子供の近況を話したときに、週二回夜遅くまで
スポーツをやりさらに習い事をしているお子さんによっては朝が辛いとか
保健室に行く回数が多いとか疲れで宿題をやるだけで泣き出すという
シビアな悩みを率直に話すお母さんもいていろいろなことを考えさせられたのです。

去年4月にゆとり教育が終わるまでは小学校の低学年は5時間の日も少なく
勉強の進度も緩やかで現在中学生の義理の甥は、余裕で週二回のバスケットの
練習や試合に打ち込むことができていました。ところが去年から時間数も
難易度もぐっと上がり、以前のように学校 + スポーツ + 習い事
というお子さんによっては明らかに勉強が不振だったり体力を消耗して
ちょっとの風邪で一週間近く休むということも発生していると聞きました。

理想は勉強もできて、好きな習い事をして特に男児ならスポーツもやらせて
だと思います。私もそういう生活に憧れます。
でも体力という問題を考えると今の私にはそんな理想を追うことは無理です。
朝早くからの仕事、家事、原発問題で神経をすり減らしてのベーベ工房のこと
さらに息子の勉強。実家は遠く義母も老いた現在、送迎を祖父母に頼むわけにも
いきません。幸い息子は楽しく学校に通い無理のないペースですが学研での
算数は既に二年生を終えて三年生の割り算の過程に進み週に数日は下校後も
親友とお互いの家で遊んでいてほぼ皆勤賞で元気に過ごしています。
息子は少々ピアノ教室に未練がありましたが、現在の生活を維持することを
決心しました。私も若い母親と違いもう今年は50才になります。残された
時間は明らかに少なくなっていることを真剣に考えました。

以前やっていたソフトバンクのCMでお父さん(犬)が「夢じゃ食えないよ」
と台詞を言うバージョンがありました。体力や時間に限りがある以上
私は習い事よりも「将来食えるため」の学業を優先することにします。
発表会などの重圧よりはたまにはコンサートや映画に出かけたり自分の
体力と気力の余裕を持たせてさしあたっては中学受験に備えたいということを
恥じる必要はないのではないかとある種開き直ることにしました。

私とて息子べったりではありません。でも体力の余裕がないととても
彼の成長に追いつかないことも確かです。今も昔も私はキャパシティの小さい
人間だと痛感してもどかしいのですが、素直にそれを受け入れてその中で
ベストを尽くすことにしたいと思います。器の小さな人間の独り言をすみません。

週末
昨日は前橋校外のスーパーに商談に行きました。他県にある本社から来てくださった
誠実なバイヤーさんと納得の行くお話しができました。震災以来久々の商談だった
こともあってか夕方はかなり疲労感を感じました。

今週の週末は忙しいです。通常の伝票書きに確定申告さらにいつもは
月木が学研教室ですが今週は土曜日なので息子の送迎にお勉強。
義父の身内だけで行いますが三周忌の準備とやることがやたらと多いです。
ようやく体調も戻りつつああるのでぼちぼちと頑張ります。

今日は桃の節句ですね。男ばかりの家だとつい忘れてしまうのですが
自分へのご褒美(?)においしい桜餅でも買ってこようかと思います。
暖かい良い日になりました。皆さまも良い週末をお過ごしください。

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  愛猫のひめ(♀ 10才)。別名主人の二号さんですが最近は
  息子にべったりです。息子いわく「若いのがお好き」だそう。

006_20120303100210.jpg

  息子が撫でてやるとこの通り。さらにお腹も見せてくれます。(笑)

推薦入試について
群馬では公立高校の二次募集(一般入試)はこれから行われますが義理の甥っ子が受験する
来年度は県立高校は推薦の一次募集がなくなり二次募集と言われる一般入試一本での
選考に変わるそうです。理由は推薦入試の合格者の学力が振るわないことだそうです。

推薦入試は自己推薦など私が高校生の時にはなかったような推薦制度もふえて
早稲田など名門大学でも推薦での入学者が増えました。(女優の広末涼子が自己推薦で
早稲田に入ったもののろくに通学もせず退学し大きな批判を浴びました)
少子化でランクの低い高校や大学は推薦制度で何とか定員を確保していますが
私はある程度の評価を受けている特に大学はあまりにも安易な推薦入試を一考すべき
時期にきているのではないかと思います。推薦制度の弊害として入学者の学力が明らかに
低い傾向があるということも指摘されています。

私が高校生の頃の推薦制度は早稲田は文学部や商学部など一部の学部がそれなりの実績の
ある進学校のみに指定校推薦枠を与え、評定で4.3以上という条件だったと思います。
横浜市内の高校には横浜市大の推薦枠がありましたが概ね4.3以上というある程度の
学力は要求されていました。それが最近はそれなりの大学でも芸能活動やスポーツの
実績で推薦させているようになったことも若者の学力低下に拍車をかけているように
感じます。

私が高校生のときに横浜市大の推薦の話をいただきましたが担任は「志望する学部じゃ
ないしあなたの将来のためには東京に出たほうがベターだと思う」と言ってくれて
両親もそして私自身もそれに賛同しました。入試の楽さだけを求めず自分が納得できる
大学に一般入試で入ったことはその後の私の人生観に大きなプラスがありました。

実家は家族四人全員が大学は一般入試で入りました。妹は現在薬剤師として多忙な日々を
送っていますが、くじけそうになるたびに自分で努力して難関の薬科大学を一般入試で
合格したときのことを思い出すそうです。安易に推薦で入っていたら職責をまっとう
できなかっただろうと。

たまたま志望する大学や学部に推薦があるならそれを利用するのは当然だと思います。
でもたった何ヶ月かの勉強を楽したいという動機だけで安易に推薦を狙えそうな学校を
選んでも社会に出たときに楽をしたツケや後悔がないとは限りません。
子供が厳しい競争の入試を受けることは親にとっても非常に大変なことですが
ライオンのたとえではないですが、真の愛情があるならあえて厳しい道を選ばせる
ことも親の愛情ではないかと思うこの頃です。

ごく最近ある方に「息子さん、獣医を志望なら農業高校から推薦を狙えばいいよ」
と言われました。獣医学部は最近は理系の中で最難関と化していて主人の出身の農業高校
からは何十年ももう獣医学部の合格者は出ていません。私はどの進路でも一般教養は
重視しているし安易に現在の状況を知らずに息子の進路に言及しないで欲しいと目上の
その方に毅然と抗議しました。その方の成人したお子さんたちにお会いする機会があったの
ですが感じの良いお嬢さんというだけでそれ以上の何かを感じなかった物足りなさの理由が
わかったように思いました。きっと彼は私の父親などよりもずっとやさしいお父さんで
子供たちが厳しい競争をしなくても良いように環境を整えてあげてきたのでしょう。
でも、子供自身の能力の見極めも大切ですが、目標に向かってあえて厳しい道を選ばせる
ことも私が両親から伝えられた生き方です。それも愛情ではないかと私は信じています。
入試といってもたった数年のことですからね。



営業努力
震災の1周年にあたる3月11日かは大相撲の春場所が始ります。
八百長で中止になった去年から実に二年ぶりの大阪場所です。
担当部長になった貴乃花親方の斬新で果敢な営業努力が相撲界のみ
ならず注目され賞賛されています。


大相撲春場所は3月11日、大阪府立体育会館で初日を迎えるが、春場所の担当部長になった
貴乃花親方が、それに向けて精力的に“営業活動”を行っている。
話題を集めそうなプランを考え、自ら関係各所に出向いて協力を呼びかけるなどPRに
努めているのだ。主なものをあげると……。

・初日の3月11日が東日本大震災発生から、ちょうど1年に当たる日ということから
 被災地の子どもたちを招待

・取組終了後は出口で観戦客を見送る

・15日間通しで升席を購入したお客には、貴乃花親方自らチケットを届ける
 (大阪府内限定・直接対面するのだから、会話や握手、サインをするサービスも当然あり)

・和装の女性客にはテレビ中継に映る席を確保

・春場所直前に行われるJリーグ・ガンバ大阪の試合前、サポーター先着1000人に自ら
ちゃんこをふるまう。サッカーの始球式に当たる「キックイン」を親方が行うプランも

・吉本興業に懸賞金提供などの支援を依頼。吉本新喜劇への出演も予定

また、今日本で最も動向が注目されている人物・橋下徹大阪市長と面談しPRの協力を取りつけた。

 言うまでもなく貴乃花は一時代を築いた名横綱である。歴代5位に当たる22度の幕内
優勝といった輝かしい記録だけでなく、現役時代はスター性も群を抜いていた。
体格でははるかに優る外国人力士、横綱の曙や武蔵丸らとの対戦は大相撲の枠を超え
日本スポーツ界の呼び物でもあった。引退後、朝青龍、白鵬、高見盛など人気力士は
登場したものの、現役時代の貴乃花の人気には及ばない。現在、日本で最も知名度のある
相撲界の人物といえるだろう。
                      (DIAMOND ONLINEより)


営業というものは何度やっても特異な才能でもない限り緊張するものです。
営業の基本はまず相手に頭を下げる礼から始ります。大横綱として君臨しまして
相撲の名門一家に育った貴乃花親方が関係者に深々と頭を下げ果敢に協力を
お願いしている場面を想像するとその勇気と度胸に胸が熱くなります。

私も先日お送りしたサンプルと資料に一定の評価をしていただけたようで
明日、県内ですが高速に乗って先方のスーパーにうかがって商談に臨みます。
かつて、酪農家の妻が自分のブランドの営業をするなど考えられなかった時代も
ありましたが、自分たちが生きてゆくために営業をする度胸を持ってよかったと
心から思います。久々の商談は多少緊張します。平成の大横綱の努力に勇気を
もらって頑張ってきます。

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

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