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祝オスカー!
サウンド・オブ・ミュージックのトラップ大佐役でおなじみのベテラン俳優
クリストファー・プラマーが82才にしてはじめてのアカデミー賞を受賞しました。


第84回アカデミー賞授賞式が現地時間26日に行われ、『人生はビギナーズ』の
クリストファー・プラマーが助演男優賞を受賞し、82歳という俳優部門では
史上最高齢でのアカデミー賞受賞となった。結果が発表された瞬間はブラッド・ピット
アンジェリーナ・ジョリーをはじめ、会場中の人々がスタンディング・オベーション。
ステージに上がったクリストファーも涙をこらえるようにしばらくの間、佇んでいた。

                      (シネマトゥデイより)



代表作を既に持ち、順調なキャリアを重ねてきたプラマーですが何故か
オスカーには縁がなく二回目のノミネートで初の受賞です。ファンとして本当に
嬉しいです。私の母が80才ですからさらに2才年上。嬉しかっただろうなあ。

若いときの彼はそれは端整な美男でトラップ大佐役はヒロインのマリアでなくとも
心ときめく美男ぶりで、歌こそ吹き替えでしたがサウンド・オブ・ミュージックの
成功はクリストファー・プラマーの存在も大きい要因だと思います。

アカデミー賞は昨日三回目の受賞をしたメリル・ストリープのように何度でも
縁のある俳優もいれば故デボラ・カーのように何回も候補になりながら受賞
できない不運な名優もいます。それだけに昨日のクリストファー・プラマーは
役者人生最高の日だったことでしょう。おめでとうございます!

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教育熱心だけましかもと
次々にラディカルな政治姿勢を打ち出す大阪市の橋下徹市長。
先日は、小中学校でも留年制度が必要だと教育委員会に諮問したという
ニュースが議論を巻き起こしました。さすがに、小学生の留年はかわいそうだという
声が耳に入ったのかできない科目だけ学年を下げて学び、理解が進んだと認定されれば
本来の学年でその教科も学ぶ」とトーンダウンしたようですが。

橋下ファンに袋叩きにあいそうですが、私は氏が思想調査を目的をするかの
ような職員のメール調査を行ったり、いささか右寄りの姿勢を強く打ち出す
政治信条を全開にする姿勢には危うさや反発を感じないわけではありません。
(このメール調査も70年代ならもっと憲法問題として報道されたと思います)

但しこの義務教育の留年の件については実施そのものには反対ですが
根底にある橋下市長の教育への熱意は評価したいと思います。
橋下市長自身極貧に近い恵まれない環境から、学力と学歴を積み司法試験合格
~弁護士という血縁やコネと無縁のところから這い上がってきた人間ですから
その教育論は過激でも耳を傾ける価値はあるものだと思います。
はっきり言うと教育熱心なだけいいじゃないかと。

私の住む市は群馬の合併でできた小さな市です。基幹産業はいくつかの
東京が本社の企業があるだけで伊香保などの観光と農業というありふれた
小さな田舎の市です。それだけに人口流出を防ぎ将来の発展を真に願うなら
子供の教育を行政レベルでもきちんと考えるべきだと思うのですが
去年、あるイベント会場で市長と言葉を交わしたときに私が言われたことは
「息子さんは大学なんか行かせないで親の酪農を継ぐのが一番だよ」と
いう言葉でした。戦争で父上を亡くし大学に行く機会に恵まれなかった市長には
気の毒ですが、市制のトップとしての発言としてはあまりに無見識かと。

群馬でも太田市の清水市長や高崎の富岡市長など学歴も立派なら教育
行政にも熱心な市長もおられます。人口だけでなくこういう市と私の
住む市はこのままだと差が開くばかりだろうなと憂いています。
橋下市長なら、たとえ過激でも農家の子弟は勉強しなくてもいいなどという
古臭くそしてある種の職業蔑視とも取れることは田舎でも言わないだろうな
とそれだけは思います。

農業はこれからは頭脳も教養もなければ生残れませんよ。
プロの専業農家ならなおのこと、です。

光が少し.....
去年の原発事故以来、なかなか営業をかける勇気が持てませんでしたが
いくつかのお店に(ご縁が持てるかどうか、またその時期については
さまざまな要素がありすぐに結果が出ないかもしれませんが)電話をかけ
製品のサンプルと資料を送ることを許可いただきました。

もちろん経験を積んでも営業ということ自体ものすごく重圧と緊張感を
感じるものですが、ようやく自分の中で営業再開モードになったことは
不謹慎なたとえかもしれませんが、私にとって社会復帰に等しい出来事かも
しれません。

1月から納品している子持の道の駅の直売所も、この寒さと本格的にPOP
などを作るのは暖かくなり観光客が増える三月以降と考えていることから
すれば予想以上の大健闘でチーズまでも毎回完売状態になることは本当に
ありがたく励みになります。定期的に独自に原乳の検査結果をすべてのお取引
先に公開するなど自分たちとしてできるだけ情報公開はするように今後も
心がけたいと思っておりますがほんの少しだけでも光が差し込んできたような
気持になりつつある初春です。



人はそれでも生きてゆかねばならないのだ
20日に死刑確定の判決が出た光市母子殺害事件の遺族である本村洋さん(36才)は
判決後の記者会見の最後で記者の質問(といっても無理強いのない好感の持てるもの)に
答えて2009年に再婚されたことを語りました。私は一度は地獄を見たまだ若い本村さんが
人生のパートナーを得たことを心から嬉しく思いましたが、一部の人々がネットで
本村さんの再婚を非難するという非常に失礼な書き込みをしていることに驚きました。

人としてのマナーの悪さに呆れたことはもちろんですが、たぶん私よりはずっと若い
世代であろうこの人たちがまるで、配偶者に先立たれたものはどれだけ真剣に生きても
まるで残された人生を新しい配偶者と歩むことはまかりならんと言わんばかりの
古い道徳観を本気で信奉しているのかということに心底驚きました。
本村さんも記者会見で語っておられましたが、配偶者に死なれどんなに辛くても
残された人は悲しみを乗り越えて生きてゆかねばならないのです。

こういう書き込みで思い出した二つの出来事があります。一つは江戸時代の大奥の悲劇です。
十二代将軍だった徳川家慶の死後、多くの側室たちは今までの将軍の側室と同じように
比丘尼屋敷と通称された屋敷にほとんど幽閉され将軍の菩提を弔う人生を送らされて
いました。その側室の一人で水野家出身の妙音院は将軍の寵愛を受け数人子供を産みましたが
子供はすべて夭折し寂しい日々を送っていました。まだうら若い彼女はふとしたことから
屋敷の工事を行う大工と恋に落ちますが、自身の栄達のために妹を側室に出した兄によって
不行跡だと手討ちにされました。将軍の側室たるものは再婚どころか恋も許されないという
厳しい不文律があったのです。本村さんのことを理不尽な批判をする方々にこの妹を
手討ちにした野心家の兄がだぶります。

明治時代になっても特に跡継ぎを産んだ嫁の再婚は許されないという悪しき風潮も
残っていたようです。第二次大戦当時すら新婚間もなく夫が戦死し忘れ形見の
子供を抱えながら婚家から出ることも許されなかった妻はたくさんいたようです。
妻の再婚には戦前は戸主の同意が法的に必要だったことも背景にあります。

そんな若くして配偶者を失った妻の人権を認めない風潮の戦前でしたが
それでもリベラルな家庭では、残された妻のその後の人生を心から応援した
義両親たちもいたことも事実です。私の大叔母(父方の祖父の姉)もそんな
リベラルな義親の一人でした。身内自慢では決してありませんので寛容な気持で
読んでいただければと願います。

大叔母が嫁いだのは名古屋の都市インフラの父と今も語り継がれる田淵壽郎(たぶち
じゅろう)氏でした

田淵壽郎 WIKIPEDEDIA

夫妻には父の従兄弟にあたる子供が数人生れましたが、東京帝国大学を出て家庭を持った
ばかりの長男は生れたばかりの男の子と妻を残して若死しました。一通り落ち着いた後
姑にあたる大叔母は長男の嫁にこう言ったそうです。「あなたはまだ若い。これからの
人生を尼さんのように過ごすことなはい。好きな人ができたら子供の苗字だけは田淵を
継がせてくれたら子供を連れて再婚して幸せになりなさい」と。
その後妻は長男を連れて幸せな再婚をし幾人かの子供を産み小さかった長男も優秀で
東大を出て田淵家を継がれています。名流夫人となっても当時ご法度だった牧師(これが
私の祖父)やマルクス経済を学んだ弟たちを持った大叔母は心底リベラルな人間
だったのだと思います。

戦前にすら、若くして配偶者に先立たれた人間のその後の人生や恋を心から応援した
人間もいたのです。私はそれがある意味普通だと思っていましたので私より若い世代なのに
少なからぬ人間が、本村さんの再婚を弥生さんへの裏切りだとか自分だけ幸せになるのか
などと暴言を書き込むことには強い憤りを感じます。

たとえ連合いに先立たれても残されたものは生きてゆかねばならないのです。
その人生が温かく豊なものであることを非難したり邪魔することはあっては
ならないはずです。私は本村さんの今後の人生が穏やかで幸せなものであることを
一人の市民として陰ながら願っております。


過剰反応する方々への疑問
今朝のみのもんたの番組で放射能汚染されるという反対運動が多く他県での被災地の
瓦礫処理がほとんど進んでいないと報道されていました。
細野環境相も出演し宮古や石巻の瓦礫は測定してほぼ不検出であることが証明されており
何とか一人ひとりの協力を訴えていました。

瓦礫処理の問題も深刻ですが農産物の問題も深刻です。先日のネットのニュースでは
四月から施行される食品の新しい放射能の基準についても子供を持つ放射能ママたちの
団体は勉強会として反発しているようで、福島の農家は本気で廃業しなくてはならなくなる
と悲しげに取材に答えていました。有機農法で長年誠実に素晴らしい野菜を作ってきた
農家の悲痛な声は同じ生産者として他人事とは思えないものでした。

確かに放射能はゼロに越したことはありません。小さな子供に対してはなおさらでしょう。
でも宮城の瓦礫など科学的に不検出が証明されたものに対しても何でもかんでも
反対し、現場に押しかけたりすることについては私は嫌悪感すら感じます。
私の感覚がおかしいのか、と思いいくつかのサイトを探したら見識ある専門家も
あまりにも過剰反応する「プロ市民」について疑問を呈していましたし、メジャーな
ところでは戦場カメラマンの不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹氏が去年の秋産経新聞に
このようなコラムを執筆していました。

 大阪では、福島の業者が納めた資材がアブナイからと
橋が架けれんようになっとると聞く。
同じ関西の京都の五山送り火では、セシウムがちょこっと出たというだけで、岩手の松が
突っ返された。愛知では東日本大震災復興と銘打った花火大会で被災地の福島の業者が
作った花火を、放射能まき散らす気か、とネジ込まれ、大輪の花を咲かすことが
できんかったのである。あまつさえ東京都が岩手のガレキ受け入れるのさえ反対した。
  
  (中略)
プロ市民は単なる「地域エゴ」を市民運動と呼ぶ。日本にはプロ市民が信奉する憲法があり
表現、言論の自由が確かに認められている。反政府やろうが反原発やろうが、
どんな勝手な意見述べるのも自由やがおんどれらのエゴで同じ日本人が風評被害に
苦しめられとんのやで。

なぜ同じ日本人として福島の苦しみを共有しようとしない、なぜ東北の悲しみが理解できない
プロ市民は。おのれは安全地帯にいて危機感を煽(あお)るだけ煽る。汚染されとる
アブナイとヒステリー起こし、風評被害拡大させとんのはどいつや!(カメラマン)

                (産経新聞より)


私はこの件について宮嶋氏にほぼ全面的に共感します。
右寄りスタンスの宮嶋氏と私個人の信条は正反対の部分も多々ありますが
何でも反対のプロ市民には私も強く違和感を感じます。
不検出の証明されたものについては瓦礫も食も一人ひとりが何でも嫌です!
ではなくできること、せめて抵抗のないことには手を差し伸べようというほんの
少しのやさしさを持たないと本当にこの国はダメになってしまうのではないかしら。
私は宮嶋氏とおそらく思想的には正反対ですが同じような懸念を持っています。

最後に個人的な疑問を。プロ市民かどうかは知りませんが、放射能から子供を守る会
など多くのサークルは小さな子供を持つお母さんが参加しています。そのリーダーや
講師にはやはり自然育児などの世界では以前から有名だった女性などが君臨(?)し
全国を飛び回って放射能汚染のことを講演しているようです。疑問なのは多くは彼女たちに
また小中学生などご主人がいるにせよ放ったらかせない年齢のお子さんがることです。
これだけお母さんが東奔西走して勉強などはどうしているんでしょうか。
(ある有名なリーダーはちらっと子供の学業が振るわないと漏らしていましたが)
私など息子を放置して飛び回るなどとても無理。(汗)老婆心もいいところですが
放射能から子供を守るのは母の第一の義務なのでしょうが、過剰反応して運動に
のめりこみすぎて気がついたらお子さん方のお勉強はさっぱりで社会で生き抜く力が
ついていないということにならないようにして欲しいものですね。子供の生きる力には
安全な食だけでなく逞しい知力も必要なのですから。毒舌をすみません。
五度目の判決
2012年2月20日、最高裁小法廷は差し戻し上告審で1999年に起こった光市母子殺人事件の
当時18才だった被告に死刑の判決を下しました。
一審から始った裁判は実に五度目の判決でようやく決着しました。
死刑廃止論者からは批判されると思いますが私はこの判決は非常に妥当な判決だと
ほっとしています。



1999年の山口県光市母子殺害事件で殺人や強姦致死などの罪に問われ、2008
年に広島高裁の差し戻し控訴審判決で死刑とされた大月(旧姓福田)孝行被告(30)=
犯行時18歳1カ月=の差し戻し上告審で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は20日
大月被告側の上告を棄却する決定をした。上告棄却により、事件から13年近くを
経て審理が事実上終結した。
 少年事件の死刑をめぐる最高裁の判断は、1994年に大阪など3府県で男性4人が
殺害された連続リンチ事件で死刑が確定した元少年3人に対する昨年3月の判決以来。
故永山則夫元死刑囚(97年執行)の第1次上告審判決で最高裁が死刑適用基準を示した
83年以降、少年事件で死刑が確定したのは永山元死刑囚と、92年に千葉県市川市で
一家4人を殺害した当時19歳の元少年(2001年確定)、連続リンチ殺人の3人の計
5人だけ。死亡被害者2人では例がなかった

( 夕刊フジより)


このブログをはじめた当初の2008年4月に広島高裁で差し戻し審で死刑判決が下り
そのことをこの日記にも書いていますが、あれから数えてもすでに4年近く。
事件発生から13年。最愛の妻と娘を殺害された遺族の本村洋さんの精神力の強さ
聡明さ、そして強い正義感にはただただ頭が下がります。
そして本村さんの真摯な努力は、当時の小渕首相の心も動かし犯罪被害者の権利の
確立への扉を開きました。

本村さんは2009年に再婚されたそうです。これからは愛する家族と彼自身の
幸せな人生を歩んでいただきたいと心から思います。

この判決の重さは意外なところで実感しました。直後からNHKを含むほとんどの
メディアが被告の実名と少年時のときと思われる写真を公開したことです。
公開の理由に、死刑が確定し社会復帰の可能性がなくなったことがあげられて
いました。犯行当時18才の被告に対する死刑判決が稀なことですが死刑というのは
もう更正だの社会復帰を考える必要がないことなのだと改めてその意味の重さを
実感したのでした。



斃死
先日、難産で体調不良となった母牛は残念ながら股関節脱臼~寝たきりとなり
最後はガスがお腹にたまり日曜日の午前中、牛舎で息を引取りました。

生きているうちに屠場に出してやりたかったのですが、治療の過程でいくつかの
薬を獣医の診療のもと使用せざるを得ず、休薬期間との兼ね合いで今秋の最短で
火曜日に屠場に出すしかなかったのです。土曜日から急激に体調が悪化し腹部に
ガスがたまっていましたが、獣医に聞いたところ酪農家であれば常備しているこの
ガスを抑える薬(ガスは命に直結する重篤な症状を呈することがあるので薬は
常備しています。)もポジティブリストに引っかかるから使えないということで
パンパンになったお腹を上に苦悶の鳴き声をあげる牛に何もしてられないまま
見送るのは身を切られるように辛いことでした。

残留農薬と同じく家畜も食の安全の視点から、治療で薬を使った場合一定の
休薬期間を経ないと市場や屠場に出すことができないのです。
病畜、それも経産のホルスタインの肉など黒毛和牛と違い人間の食卓に
上がるかどうかも個人的には疑問ですがそれでもルールはルールなのです。


治療のために薬剤を投与した場合は、その個体についてマーキング等により
区別してください。休薬期間中のものを誤って出荷しないように出荷時には必ず
投薬記録等により確認を行ってください。


                   (愛知県HPより)

廃用牛を市場に出すことも切ないものですが、回復の見込みのない患畜を
薬を与えることもできずに休薬期間経過を待つ辛さはのは自分の足で歩いて
トラックに乗り込む牛を見送る切なさの比ではありません。

人間の食の安全確保は家畜福祉より遥かに重要視されるべき利益ですが
動物虐待(と個人的には感じてしまったので)と表裏一体の側面も
あるのではなかろうかと自問自答しています。

CARRY ON
私の14才の時からのロックファン歴はこの曲から始ったと言っても過言ではない個人的に
忘れられない名曲です。私がそんなことを言わなくてもCSN&Y(クロスビー・スティルス
ナッシュ・アンド・ヤング)の1970年にリリースしたアルバム「DEJA VU」が多くの
ミュージシャンに影響を与えたことは自明の理とも言えることなのですが。



先日、夕食の後片付けをしながらこのCARRY ONをCDで流していたら
息子が電流に打たれたような表情でじっと聴いていました。
そして「ママ、凄いよ。この曲。(同居している従兄弟の中学生の)お兄ちゃんが
聴いているJポップとは訳が違う気がする」と七才児なりの最高の賛辞をこの曲に
送っていました。(この曲はあの伝説のウッドストックフェステヴァルもライヴで演奏
されました。)はじめてCARRY ONを聴いたのが私が14才、息子が7才と
年齢は違いますが世代も時代背景も違う親子二代を一目惚れならぬ一耳惚れさせた
CSN&Yはとてつもなく偉大なミュージシャンです。

私が中学のときはクイーンがメジャーになりはじめ、多くの同級生の女子は今は
懐かしのベイ・シティ・ローラーズに夢中になっていた時代です。
クラシックだけの世界からロックにも関心を持ち始めた私が夢中になったのが
数人のミュージシャンですがあの日から36年になる今もベストの曲と聞かれて
迷わず挙げるのがこのCARRY ONです。本当に予想外のことでしたが
息子と感動を共有できたことは人生の宝物のような一瞬でした。

誠実さが批判される理不尽
先日2月9日の検査機関に検査依頼をした原乳の検査結果が不検出で当然と思い
ながらもやはりほっとしています。

昨日10年以上お取引いただいている東京のオーガニックショップの社長と電話で
お話しましたが、社長のお話からは想像を遥かに越えるゼロリスクを求める
消費者の要求と、誠実に検査を受け結果を公開している生産者やこの会社が
誠実な分だけ辛い思いをしていることが伝わってきて悲しくてやり場のない
怒りを無力感の中で感じました。

この会社は40代の社長以下若いスタッフが私などから見ると少々ラディカルなほど
反原発を訴え、従来から大切にしている千葉などの有機農家の産直野菜を頻繁に
結果を店頭やHPで公開しながら販売しています。

お客さんも従来からのこのお店のファンが多いのですが三割近く支店は
売上げが減っているそうです。理由のひとつが「ほんのわずかでもセシウム
が出た野菜を売っているあんたの店はけしからない」というお客さんの
厳しい目のようです。検出されたといっても4月からの新基準値にあてはめても
遥かに下回る数値なのですが。誠実に結果を公開していることに対し買わない
だけでなく、こういう野菜を出す生産者も売る店もけしからんということ
らしいです。以前から人一倍農薬も使わず有機農業に人生を掛けた農家と
バランス感覚も大切にしながら食の安全に取組んできたお店に対してのあまりに
酷い消費者の言葉です。会社も生き残るために従来の生産者の野菜に加えて
関西から野菜を仕入れ始めたようですが、やむをえないことだと思います。

私は以前から4月からのぐっと厳しくなった基準値以下でも不検出でないと
おそらく出荷もできなくなるのではと考えています。
もちろんゼロを求める消費者の気持も理解できますがゼロでなければ許されない
本当に厳しい勝負が続くことは覚悟しています。

時々思います。正直に誠実に検査結果を公開する生産者や店がいわれなき
非難を受けるなら、検査を受けないとか基準値以下の値なら口を拭って
出荷して売るほうが利口者なのかと。原発事故は心ある生産者や店ほど心にも
傷を負っています。検査結果で購入しないのは自由ですが非難だけはしないで
やって欲しいと切に願います。

難産
先日の日曜日にオスのホルスタインを出産した母牛の体調が思わしくありません。
逆子だった上にオスの特性で子牛が大きく獣医の介助を受けての出産でした。
昨日から食欲が急に落ち、この世界でいうところの腰抜けになってしまいました。
これから獣医の診療を受けカルシウム剤の点滴になる見込みですが、最悪の場合
廃用も覚悟しています。

この牛は普段は元気ですが、子宮の構造にどこか問題があるのか二年前には
出産直前に子宮捻転になり、近くの酪農家の応援を頼み庭で牛を転がして
(子宮の位置を元に戻すために整復行為です)大変なお産になったことも
ありました。人間でも普段は問題なく元気で妊娠もできるのにお産のたびに
胎盤剥離や陣痛微弱など命に関わるトラブルに見舞われる女性もいますが
牛にも安産体質の牛と不幸にもそうではない牛もいるのかもしれません。

できるだけのことはしてやりますが、私たちもさまざまな事情で精神的にも
肉体的にも限界に近い状態なので、覚悟をしながらの看病になると思います。
一縷の望みは捨ててはいませんが。
管理部門の大切さ
スーパーや百貨店などお店を通じて取引させていただいていると一消費者としてなら
お店の品揃えやディスプレイやサービスなど華やかな面がよければ満足となりますが
生産者(納品業者)としての立場からはそれに加えて、支払いや伝票処理など表には
出ない管理部門がいかにきちんとしている企業が大切かわかります。

ここ数年、流通業者通しで納品させていただいているスーパー等が私たちも増えて
きましたが去年から今まで経験しなかったような、流通業者の管理部門の詰めの甘さで
支払の遅れや伝票処理の行き違いが数件あり、昨夜は(めったに夜間の電話はしないのですが)
十年来助言をいただいている信頼するバイヤーさんに電話で愚痴を聞いていただきました。

製品の品質のことは責任を持てますが、正直言って流通業者と小売店の間の事務手続きの
不備については私にはどうすることもできません。去年は小売店からの発注書と支払い
手続の連動の取決めの手際の悪さで、10万円以上の入金がなかなか行われずさすがに
流通業者の責任者が出てこられてようやく支払っていただけたということもありました。
もちろん、流通業者の担当には礼を尽くしておりますが、事務手続の不備の証明責任は
生産者である私たちにはないと言葉を選んで伝えました。

昨日私の疑問や愚痴を聞いて下さったバイヤーさんは時折ユーモアを交えながら
ここ数年、不況が進み小売業が活気がないこともあり、管理部門などをきちんと
処理できる能力を持った社員が明らかに減っていると教えてくださいました。
そして、自分の責任に帰さないことはきちんと伝えた方が賢明だとも。

私たちは直接取引のスーパーも多いですが、きちんとした小売業者は100%伝票処理
や支払い手続のマニュアルも手順も実にしっかりしています。担当者が変わっても
担当者の資質でそれらが揺らぐことはまずありません。
今年から取引を始めた、地元の道の駅は県内の直売所でも屈指の売上を誇りますが
事務担当はもちろんいますが、店長が商品管理だけでなく管理業務にも実に
的確な処理をしており、やはり売れる店はお客さんからは見えない管理部門も
きちんと運営されていると実感させるものです。

正直言って、放射能問題で精神的重圧の中での生産に加えて私の責任外である
業者同士の連絡の悪さや伝票処理の問題まで持ち込まれることは精神的にも
無意味に疲れて非常に困ります。特に流通業者が中に入る取引の場合、生産者は
発注から支払いまでの流れを「わかってくれているであろう」ではなくきちんと
確認を取る事をお勧めします。10年前の高いレベルは維持されていないと思った
方が後々の面倒を防止するためにも大切なことです。

gone with the wind
息子からうつされた風邪(と言っても彼は元気に登校していますが)で
週末から夕方になると微熱が出て思うように仕事がはかどりません。
多分、年齢とともに体力が落ちていることに加えて仕事上の気疲れも微妙に
体調に影響していると思います。ここでお知らせです。

2月9日に独自に検査に出した原乳の放射能検査は不検出(検出限界10未満)でした。

私は元々あまり自分に気合を入れるとか渇!を入れるというタイプではなく
根性論とはおよそ無縁な人間ですが、唯一(と言っていい)勇気や前向きな気持が
欲しいときの心のよりどころとも言える作品が映画「風と共に去りぬ」です。



1939年の初公開以来、現在も世界中のどこかで上演されない日はないと言われるほどの
名作ですが、数え切れないほどの名場面の中でも観るほどに一番心惹かれるのがこの
gone with the wind のタイトルクレジットが長い序曲の最後に流れるオープニングです。
南部の大自然と大農場の様子をバックに有名なタラのテーマが流れてというこの場面は
南北戦争後、心に満たされない想いを抱えながら、時には理不尽な振る舞いをしても
何故スカーレット・オハラがタラの土地を愛し続けたか雄弁に語っているように思います。

捨てられない先祖伝来の広大な土地を持つ人間は、相続のことも含め拘束されることも
多いですが、それを守ってゆくために生き方の腰も据わるし管理してゆくための才覚を
身に着けさせるために子供の教育にも真剣になるし、避難区域でもない東京や首都圏在住
なのに異様なまでに放射能に過敏になり、仕事も住居(多くの方は賃貸在住者ですが)も
捨てて見ず知らずの遠い土地に移住する人間より遥かに誇りを持って生きられるように
思います。私もスカーレット・オハラの生き方にある種の愛を持って共感できるように
なったのは現在の農場生活をするようになり、実家の方も実質の当主になった40代以降の
ことです。私もあの南北戦争後の状態ならあるいは彼女のように行動したかもしれません。
そして風来坊的なレッド・バトラーより帰る故郷を持つアシュレイ・ウィルクスに
心惹かれるようにもなりました。

もう10年以上前、NHKで「風と共に去りぬ」の特集が放映された時にゲストの
映画評論家の渡邊祥子さんが「世界中で戦争や動乱がある限り、人々を励まして
やまないこの作品は上映され続ける」と仰っていました。その言葉通りBSE騒動の
ときもそして大震災後の出口の見えない原発事故の影響の渦中の現在も私にとっての
勇気を持つ拠り所は、繰り返される絆という言葉や頑張ろうの合言葉ではなく風と共に
去りぬの数々の名場面とタラのテーマです。

確定申告
二月も半ばになりましたので本格的に確定申告の準備に入りたいと思います。
毎年、一番手間がかかるのが牛の減価償却(一頭づつ)や育成費用の計算など。
費目ごとの集計は毎年経理に堪能な親戚にもお手伝いいただいています。

去年は最終の清書中あと少しで完成!というときにあの3月11日の大地震が。
一昨年は提出直前に義父が逝去して大変でした。
今年は最後まで平穏にそして家族全員が健康であって欲しいと願っています。

親の熱意と愛情と
先日の菅井円加さんのローザンヌバレエコンクール一位受賞を受け2月7日の産経新聞に
次のような社説が出ていました。

 母親によると、姉の影響で3歳から教室に通い始めた円加さんは
夜11時すぎまで練習漬けの毎日だ。30カ国から226人が応募したコンクールの
最終選考の21人に、円加さんを含めて日本人が5人も残っていたのにも驚いた。
全豪テニスでベスト8の活躍を見せた錦織圭選手(22)は、13歳で単身米国に渡った。
「もう『いい大学、いい就職』という時代じゃないでしょう。私たちの時代とは違い、
これからは人より秀でていることを個性にして生きる世の中だと考えていた」。
父親が『週刊文春』の取材に答えている。今の若者を「内向き」と決めつけるのは
間違っているのかもしれない。   (産経抄より抜粋)


お二人の活躍はその才能への賞賛も含め本当に嬉しいことと思いますが
この産経抄の最後の一文はあまりにも安易な決め付けのように私は感じます。
バレエやテニスさらにプロ野球やサッカー、オリンピック選手などわかりやすい
例だけをひいても外国に羽ばたいていけるほどの結果を残す若い人は本人の
努力と才能があってのことはもちろんですが、間違いなく経済力も含めて
親の努力と愛情があればこそ才能の開花があると思います。経済的な負担
日々の送迎の手間や人によっては助言をしたりとにかく自身の人生以上に我が子への愛情を
優先させなければいくら子供に才能があってもそれが開花する保証はありません。

特別な例でなくとも、子供にある程度の教育と人としてのスキルを身につけさせ
一人前の社会人として我が子を世の中に送り出すためには親の努力と愛情は不可欠です。
産経のこの記事を書いた記者はこういう一握りの若者とその親の対極には決して少なくない
ネグレクト親もいるということが頭をかすめなかったのでしょうか。

最近はパチンコをするお金はあっても給食費を払わない親のことは
多すぎてニュースにもなりませんが、表沙汰になるのは氷山の一角としても
「内縁の夫」によるしつけに名を借りた虐待を受けて酷い場合は命を
落す子供など才能を伸ばすどころか人並みの生活すら送れない子供も少なからず
存在します。特に内縁の夫とやらと子供の前で愛欲に耽る母親。
こんな親の元ではたとえ子供に才能があってもどうしようもないでしょう。

親はすべてを子供のために捧げろとか滅私奉公しろとは思いません。
(だいたい自分だってそこまでは不可能です)でも最近の若者はと若者批判を
しているマスコミが(それも朝日などそれなりの報道機関や出版社が)一方では
毎週のように既婚者の恋愛についてとか、まだ子育て中と思われる40代をターゲットに
同窓会恋愛を煽るような特集を絶えずしていることには微かな不快感を感じます。
私など想像もできませんが、それほど世間にはまだ子供に責任がある年齢なのに
器用に婚外恋愛を楽しんでいる親も多いということなのでしょうか。

私もそうありたいと願っていますが、たとえ色気がなくなったと言われても
子供の将来を見据えて現在しかできない愛情と熱意を子供に向けることを
決して恥じることはないと思います。自分磨きとやらはそのような子供中心の
日々の中で昇華させてもいいではないですか。マスコミも本当に将来を担う子供の
応援をしたいのであれば、少なくとも名門メディアが不倫を煽るような品のない特集を
お堅い雑誌の中で連日特集するようなことは考えるべきだと偏狭かもしれませんが
私など考えてしまいます。最近の私は仕事の傍ら息子のいずれ迎える高学年を見据えて
自身が苦手だった図形の基礎に連日取組んで脳を絞りきっています。色気がないと
思われるでしょうが、私はそんな最近の自分が決して嫌いではありません。

飼料(牧草)仲の放射性セシウムの許容値について
県の家畜保健所よりの通達抜粋です。

四月からの牛乳50ベクレル/キロ 牛肉100ベクレル/キロという基準に備えて飼料(牧草)に
ついての給与基準が以下の通りになりました。

搾乳牛・肥育牛・繁殖和牛・育成牛共通で

   100Bq / Kg ( 飼料1キログラムあたり100ベクレル)



牛乳中の放射性セシウム濃度 

   = 粗飼料中放射性物質濃度 × 粗飼料摂取量 × 移行係数(0.0046)

牛肉中の放射性セシウム濃度 

   = 粗飼料中放射性物質濃度 × 粗飼料摂取量 × 移行係数(0.038)
   
 


確実に4月1日からの牛乳や牛肉の基準以下のクリアのためにできるだけ早めに
飼料も新基準内のものを与えるようにとの通達です。
私は新規の顧客開拓のための営業は検査結果を添付しつつ4月1日以降に行うつもりです。

コンテンポラリーダンス
ローザンヌバレエコンクールで熊川哲也さん以来23年ぶりの第一位に輝いた
菅井円加さん(17才)の帰国会見には47人もの報道陣が集り、毎年ローザンヌでは
日本人ダンサーが入賞しているのに扱いが小さいことと格段の差を感じます。
1位という結果もですが菅井さんのダンスに早くも人を惹きつける何かを感じます。

ローザンヌのコンクールは10代が対象のいわばプロとしての適性を見極めるコンクール
なのですがここ数年はクラシックだけでなくコンテンポラリーダンスと言われる
創作バレエに比重が置かれています。何故なら世界の錚々たるバレエ団共通で
古典の全幕ものバレエに加え、現代バレエに力を入れている傾向があるからです。
素人の推論ですが、古典バレエは永遠のバレエ芸術ですがその枠ではおさまらない
表現が観る人々の心を揺さぶることがコンテンポラリーの隆盛に繋がっているように
思います。菅井さんはコンテンポラリーでの評価が特に高かったようです。

朝のみのもんたの番組で菅井さんの素顔を紹介していましたが、バレエの飛びぬけた
才能と努力を除くとごく普通の高校生生活も楽しんでいる様子とそしていわゆる
バレリーナフェイスではない感性豊かさを秘めた表情が強く心に残りました。
あのシルヴィ・ギエムも若い頃からステロタイプのバレリーナフェイスではなかったと
記憶していますが、この現代的な感性がコンテンポラリーへの適性に繋がっていると
感じます。菅井さんは牧阿佐美バレエ団附属のバレエ学校など名門スクールではなく
神奈川県のごく普通のバレエ教室でバレエを学んでいますが、どこか良い意味の
雑草の強さを感じる日本には珍しいタイプのバレリーナです。

コンテンポラリーは素晴らしい作品が数え切れないほどありますが、その中でも
私が好きなのが90年代にイギリスで初演され現在ではコンテンポラリーの古典に
なっているマシュー・ボーン振付の「白鳥の湖」です。これは有名なチャイコフスキーの
音楽で男たちが白鳥を踊るという斬新な作品で当時英国ロイヤルバレエ団の若手スター
だったアダム・クーパーが主役を踊りクラシックのダンサーがコンテンポラリーにも
本格進出するきっかけとなった歴史的な作品になりました。

古典版では女性ダンサーが白鳥と黒鳥の一人二役を踊りますがこの版では
男性の白鳥は三幕ではマザコン王子の母である王妃を誘惑するジゴロ役で
心憎いばかりにいかしたダンスを披露します。



王妃を踊るのはこれもロイヤルのプリマバレリーナだったフィオナ・チャドウィックで
コンテンポラリーダンスといえど厳格なクラシックバレエを極めていないと踊れない
力量を示しています。主役のクーパーは熊川哲也と同期でしたがロイヤル時代から
好奇心旺盛で型にはまらない野性味を持ったダンサーでした。
コンテンポラリーは言い方が悪いかもしれませんが、優等生タイプのダンサーでは
手に負えない個性があります。菅井さんは満場一致の一位だったそうですが枠に
おさまらない自由奔放な彼女の才能を感じたからこその結果でしょう。
30代になったら是非このいささか淫蕩さを秘めた王妃にも挑戦して欲しいものです。
これからのご活躍を期待しています。

チョコレートの話
今日の朝日新聞の別刷りはバレンタインデーが近いこともあって
チョコレートとその原料であるガーナのカカオの話でなかなか読み応えが
あるものでした。

最近は発展途上国でチョコレートの消費が増え、先進国では安定したカカオを
調達を図るため、現地の利益を考慮したNGOなども介在して少しずつですが
ガーナなど原産国に有利な条件での貿易が増えていることは何よりだと思います。
持続可能な農業のためには日本の農業もそうですが、生産者がきちんと生活できる
収入を得ていくことが欠かせないからです。(カカオに限らず生産者より流通業者の
手にする利益が遥かに多いことは個人的には理解不能です)

milk[1]

(画像はお借りしました)

数年前から家族やお世話になっている方へ贈るバレンタインのチョコレート
(義理チョコと言えばその通り)はフェアトレードのチョコレートです。
理念云々以上に豪華な包装のパティシエ監修チョコレートよりおいしいんですよ。
何種類かのチョコレートを無造作にリボン掛けしていますがおいしいと喜んで
いただいています。この品質なら生産者への利益還元分プラスαでも十分納得です。
この牛のラベルのミルクチョコレート(ボリビア産のカカオ豆をスイスの小さな工場で
加工したもの)は290円ですが、今年は息子や息子の友達数人にもあげる予定です。

今日の記事は息子にとっても身近な話題なので簡単に説明しました。
正当な利益でガーナでは子供が学校に通えるようになった例に息子なりに
安売りチョコより少々その分が高くてもカカオ豆を作る国に正当な利益が
渡ることに納得したようです。

子牛の誕生
昨夜10時に元気なメスのホルスタインが生まれました。
名前はまだない。(笑)母子ともに元気です。

001_20120203104800.jpg

この祖母牛は前橋の酪農家の仲間から譲ってもらいました。その唯一頭の後継牛が産んだのが
この子牛です。この系統はわりと由緒があるそうで前橋の仲間はたっての願いがかなって
北軽井沢の酪農家からこの系統のうち一頭を譲ってもらったそうですが、北軽井沢の酪農家は
出身校である北海道の酪農学園大学の農場から何かのお祝いとして贈られたそうです。

命が各地の酪農家の元で繋がっていくことに不思議な縁と喜びを感じています。
冬で寒いので気をつけて育てます。

最低限のことは勉強すべき
友達がブログで無名大学とはいえ、最低限の知識もないままに判例などを引用して
子供レベルの卒論を書き教授の認定のもとネットでそれを公開していることに疑問を
呈していましたが私もまったく同感です。それでもレベルはともかく一応書いただけでも
ましだとも言えますが。これで思い出したのが私のずばり出身大学&学部である明治大学
法学部で1991年に起こった大量留年事件です。調べたら下記の様にWikipedeaでも紹介
されていたので教授の名前等もそのまま引用させていただきます。

1991年3月、明治大学法学部法律学科では1024人いた卒業予定者のうち257人が留年したが
そのうち148名については新美育文(名古屋大学出身)の担当する必修科目、債権法の単位が
未履修であるということのみを理由とするものであった
当時、債権法は2年から3年の前期にかけて履修する科目で、夏に試験が実施されていた。
留年した学生は3年と4年の夏、さらに卒業直前の3月に実施された追試、計3回の試験に
不合格となった結果、留年することとなった。この出来事は社会的な注目を
集めることとなり新美は厳格とも無情とも評された

                        (Wikipedeaより)


この事件は私の卒業6年後のことですが当時大きく週刊誌などでも取り上げられて
よく覚えています。今のようにネット掲示板があればさぞ祭り状態になったでしょう。
私の在校時もまったく同じ条件でした。民法のうち債権法は必修科目で二年の後期
の試験で二単位、三年前期の試験で四単位で合計六単位。明大法学部は卒業時に
八単位足りなければ留年になるので六単位の債権法は非常に大きな位置を占めています。
私より以前にも別の教授で債権で留年した女子学生が自殺未遂を図ったとか
都市伝説もあり私も二年時から民法総則なども含め真剣に勉強しました。

当時就職の決まっていた学生を大量に留年させたことで初めは新美教授への
批判が強かったのですが、再三の再試験にすら不合格という事実がわかるにつれ
ちょうどバブル絶頂期に入学した学生の怠慢ぶりにこの処置は当然という世論に
変わっていったように思います。私も同じ意見です。

当時の新美教授のインタビューなどを読むと留年した生徒は最低限の法律用語も
マスターしておらず六法全書もひどい生徒は持っていなかったとか、何のために
法学部に来たのかというレベルの学生ばかりだったようです。
1991年なので既に景気は悪くなっていましたが、それでもこういう学生でも
OBの伝手やサークル活動果てはイケメンで印象が良いなどでそこそこの
会社から内定をもらっていたのですから今とは隔世の感があります。でもこういう
人材がそのまま入社してどのくらい社会の役に立つのでしょうか。

私は一年次はサークルに没頭すると親にも宣言しましたが、二年になる前から
先輩にも教えてもらいながら基本書に向かいました。法律の勉強は特有の用語の他
民法や商法の私法と憲法や刑法の公法では思考方法も違うので、最初は概念すら
理解できませんでしたが3ヶ月ほどで民法総則が面白く感じられるようになり
専門科目はほぼ優を取るまでになりました。司法試験に合格した同級生はこの
倍以上は勉強していました。当時も合コンやテニスサークルは全盛でしたが
義務教育でもない学校に親に学費を出してもらって行くなら最低限の勉強を
するのは当然のことでしょう。一般教養科目を落としたというならともかく
債権法で留年するのは教授の責任ではなく自身の怠慢を恥じるべきです。少なくとも
明大に入るレベルの頭脳なら留年しない程度に理解はできるはずですから。

最近は就職の難しさもあり母校に限らず以前より大学生も勉強するように
なったようで何よりだと思います。いくら偏差値はそれなりの大学を出ても
あまりにも知性や教養がないと余計に社会で軽蔑され苦労するのは自分です。
最低限のことは理解するまで勉強する。大学はそのためにあるのではないですか?
私は今から小学一年の息子に「将来、家から出て大学に行っても酒とパチンコと
女だけで勉強しないなら即退学させるよ。そんなお金のために朝から働いていないから」
と厳命しています。(笑)

学校給食用牛乳の検査を実施へ
学校給食用の牛乳について製品化の段階でも放射能セシウムの検査を17都道府県の
工場で実施しその結果を公開することになったそうです。



牛乳のメーカーなどが加盟する社団法人日本乳業協会は1日、主に学校給食に使われる
牛乳の放射性セシウムの検査を各地の工場で実施し、その結果を公表すると発表した。
福島県を含む関東、東北地方を中心とした17都県にある約180の牛乳工場が対象。
2月末に結果をまとめるという。
 各自治体の検査は原乳(しぼりたての乳)の段階で実施されている。
だが、学校給食の現場から実際に飲む製品化後の数値を知りたいとの声が高まっていた。
4月に施行される予定のセシウムの新基準案で牛乳は1キロあたり50ベクレルとなり
暫定基準より大幅に厳しくなる。こうした背景から、厚生労働省が昨年末
業界団体に牛乳の測定結果を公表するよう求めていた。
 厚労省の要請を受け、乳業協会は、各工場1サンプルを精密測定器を使って測るよう求めた。
給食用がなく、一般向けの牛乳を作っている工場でも測る。すでに自主検査をしているところは
そのデータを提供してもらうと説明。新基準施行前に製品を検査して検証し
消費者の安心と信頼を得たい」としている。

               (朝日新聞より)


今まで原乳段階の検査で福島県の牛乳も含めて50ベクレル以上の数値が検出された
ことはありませんが、特に児童生徒が毎日飲む学校給食での牛乳についてはより
安心について万全を期すことは良いと思います。生産者としても歓迎します。

バターとマーガリン
息子の通う小学校に去年の暮に寄贈したバター(明治乳業の無塩バター450gを20個)は
他の方の寄贈品とともに学校便りで紹介下さり給食の材料として使っていただいており
心から嬉しく思っています。

献立表を見ると寒い時期なので一月と二月は特にシチューやグラタンなどのメニューが
多くなっていて、いつもは原材料の油脂の欄に油とかマーガリンと表記されているところに
バターと表記されているのでこうやって使っていただいているのかなと思います。

酪農家だから、とう理由だけではありませんが私は断然バター派。
品質が改良されてもバターとマーガリンでは味のレベルが違います。
またマーガリンはトランス脂肪酸が含まれておりイギリスのように販売が禁止されている
国もあり安全面からいってもバターに軍配が上がります。私がささやかながらバター
を寄贈しようと思った理由はこのあたりの事情もあります。そしてバターの入手が
去年秋から冬にかけてやや難しくなっていたこともあり保護者として学校に協力
できることを、と考えました。

ご存知と思いますが、欧州では寒い地域ほどバターや乳製品を料理に多用しています。
(これはインドでも同じ)イタリアでもナポリなど暖かい地方に比べ北部ではバター
やチーズを使った煮込みなどが多く見られますが乳製品の本場であるこれらの国々で
料理にマーガリンを使うことはまずありません。
風味だけでなく寒い季節にバターなどを適量摂取することは理にかなったことなのでしょう。

息子が面白いことを言っていました。バン給食の日にパンに塗るものがマーガリンだと
自分も含めのマーガリンを使わずに残す子が多いけれどポーションバターだとおいしいから
全員が喜んでパンに塗るそうです。私が子供時代は魚の油で作ったマーガリンでしたから
今の子供は贅沢になっています。見方を変えれば子供でもバターとマーガリンの味の違いが
わかるということなんでしょうね。

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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