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農業と農業プロデュースは違うと思う
震災以後、売場の混乱等で一時的にお取引が停止状態だった山梨県の
高級スーパーへの納品が6月中旬より再開する運びとなりました。
お客様数人にもお問い合わせをいただいたり気を揉んでいましたがほっとしています。

私の営業は家人の素人商売から始めたもので、今でも悩みも不安もつきない
どこまでプロと胸を張って言えるものか甚だ自信がないものですが、それでも
お取引先からは「毎日酪農の現場に立っている人間」としての信頼は持って
いただいていると思います。
私がやっている営業を農業プロデューサーがやってもおそらく農や食のことを
熟知したバイヤーが受け止める言葉の重みは違うのではないでしょうか。

こんなことを書いたのは今朝の朝日新聞の土曜版で紹介されていた
「こせがれネットワーク」主催で農業ブロデューサーの宮冶勇輔氏(32才)
を紹介する記者の記事が、農業の現場で実際にプロとして毎日労働することが
すべての農業ビジネスの基本だという視点をほとんど感じられなかったからです。

宮冶氏のことを悪く書くつもりはありませんが、彼は養豚農家の出身ですが
神奈川で「みやじ豚」という家名ブランドを冠した豚肉を実際に養しているのは
父上と弟さんで、宮冶氏本人は東京に移り住み都会に出ている農家出身の
若者に帰郷して農家を継ぐことの素晴らしさを講演やイベント販売で啓蒙する
純然たる農業プロデューサーです。全国を飛び回る彼が実家の養豚場で
働くことはほとんどないと思います。もちろん食べてゆける農業にするための
提案をしたり、農家出身らしい視点も感じますが若さもあるのか私はどうも
彼の言葉に重みを感じることが未だにできないのは非常に残念です。

以前も書いたのですが、テレビやイベントにばかり出演してキッチンに
立たないシェフ(テレビシェフという表現もあります)や自分の生産現場は
家族や従業員に任せて講演やイベントで全国を飛び回っている生産者の
語る言葉は私は額面どおり受け取らないことにしています。

農業プロデューサーとして一過性の注目を浴びるイベントを主催する
ことより、実際に生産し一つの取引先と五年十年と取引を続けてゆくことの
方がずっと困難な仕事です。このあたりのことはなかなか都会の方には
理解できないと思いますが、本気で農家になりたいなら(家業を継ぐことも含め)
メディアにもてはやされる農業プロデューサーのイベントに参加するよりも実際に
毎日生産活動をしている人間の元を尋ねて勉強することが一番だと思っています。

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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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