<<12  2011,01/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  02>>
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
発信力というもの
この夏に選挙が行われる群馬県の知事選挙ですが
二期目を目指す現職に対し前知事の側近で現職の県議が出馬表明しました。

エリート官僚だった彼は現職知事より自分の方が群馬を発信できることを
出馬の理由に挙げていましたが。多少の面識があるのでときどき彼の
ブログを読むと、現知事や県議会の多数を占める自民党への批判というより
悪口ばかりで。自分なりの対案も提案することのない批判が何かを
発信することなどありえません。

発信力というものはネットでも実際に人間を前にしての会話や講演でも
本人が力んで、まして最近Twitterの世界で一部の人気にするフォロワー
長者競争のように小細工を弄するから人の心に何かを刻むことができる
というものではないと思います。

発信力、という点では二期目の出馬をせず先日で宮崎県知事を退任された
東国原英夫氏はやはりすごかったと今になって思います。
口蹄疫禍の中での国との感情むき出しの対立などいかがなものか
と思ったことも多々ありますが、タレント出身と言う話題性を差し引いても
宮崎に全国民の目を向けさせるカリスマ的な発信力は空前絶後ですし
「宮崎をどげんかせんといかん」という有名なフレーズは宮崎を
各地の地名や仕事に置き換えて全国のたくさんの人間に勇気を与え
何かをしようという種を蒔いたように思います。

政治家に限らず個人が趣味で書くブログでも発表会でも
無理に人の顔を向けさせようと思うと逆に反感を買います。
本当に心から自分が伝えたいことを自分の言葉で人を不快に
させる表現を使わず、ましてマスコミの目に留まりたいという
野心など無縁でひたむきに淡々と伝える表現こそ人の心に何かを
残し、小さくても世の中に影響を与えてゆくのだと感じています。

いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓
(2006/11/02)
岡西 克明、岡西 松子 他

商品詳細を見る



 最近はブログからのレシピ本が世にあふれています。
 ギンギンの野心むき出しの料理ブログも多い中本当に
 老後の夫婦のごはんレシピを楽しんでブログに書き
 ロングセラーの料理本となったこの本は発信力の理想の形です。


 
スポンサーサイト
対等でフェアな関係からしか生まれない
OLの経験しかない私が商売を始めて13年。
営業に苦労して、人との縁に感謝しつつ最近感じるようになったのは

 商売とはそれぞれの立場で関係する人間が対等でフェアな
 立場に立って、それぞれが正当な利益を得られるように
 自分の立場の理解を求めたり、利害調整に心血を注ぐこと

ということです。特にお互いが対等でフェアであることは
良い仕事をする大前提です。

例えば小売店と問屋や生産者との関係。生産者は優れた店がなければ
自分の製品を手にとって欲しい消費者に出会うことは不可能です。
また小売店も、お客さんの心に届く商品がなければ商いができません。
だから生産者は必要以上に小売店に媚びたりする必要はありませんし
小売店も問屋や生産者に「置いてやっている」という姿勢をみせてはなりません。
優れた小売店はこの対等でフェアな関係を本能でわかっているので
良い商品が集まってくるように思います。

こんな当たり前のことですが、小さな生産者として切ない気持に
なったことも初期にはたくさんありました。
まだごく初期の頃、薦めてくれる方もいたので勇気を持って
東京の老舗のスーパーに電話をかけました。電話に出た男性の担当が
二言目に挿入する言葉は

 「おたくね、私はM屋のバイヤーですよ」

私もさすがに腹に据えかねて「あなたが創った店ではないでしょう。」
と申し上げました。(汗)今でもそのスーパーは健在ですが某企業の
傘下に入り数年前は大規模なリストラとききました。あのような傲慢な
体質は企業の成長を妨げる見本のようなケースです。

闊達に意見交換できる関係はすべての仕事をする上で成長要因に
なります。それができない相手なら私はよほどの利益やメリット
がこちらにない限りは仕事で関係を築くことは躊躇します。

こんな当たり前のことを書いたのはある方のブログである地方の
ブランド農産物の生産者の、いささか傲慢とも取れる書き込みを
読んだことがきっかけです。仕事特に商売では繰り返しますがどちらが
上でどちらが下ということはありえません。フェアで対等で闊達な
商売があるからこそ心を込めて生産活動に打ち込めるのです。

食品売場は激動の時代に
なんだかビジネス本のタイトルみたいですが、最近実感しているのが
スーパーとの取引形態が確実に変わっているということです。

この数日仕事に没頭していたのは5年前から取引させていただいている
名古屋の高島屋さんが2月から食品売場の運営を自社から商社系の
流通会社に移管するため、納品がそれに伴い流通会社通しに変わるため
流通会社さんとのやりとりがあり、また他のスーパーも流通業者通しに
なるため見積を出したりいつになく食品売場の変化に対応を迫られた
1週間となりました。

いつも助言をいただいている尊敬するバイヤーさんによると今後特
に百貨店は食品売場の運営をテナントや流通業者に委ねる傾向が加速
するだろうということでした。

問屋通しのメリットは小売側からするとな何と言ってもいろいろな種類の
製品を少量づつ、つまりロスを少なくして仕入れられることです。
ベーベ工房の製品はスーパーとの直接取引がほとんどでしたが今後は
流通業者を通しての取引は増えると思います。スーパーも生き残り競争が
激しく、こだわりスーパーがいつの間にか半額セールが目玉のスーパーに
様変わりしていることなどよく目にします。

問屋通しは生産者にしてみるとマージンをとる箇所が増えるため
原価を下げなければならないことや、上手に売場との意思疎通をはからないと
直取引に比べてこちらの製品への想いが消費者に伝わりにくいデメリットが
ありますが、伝統と力のある流通業者は販売先をたくさん持っているので
自分では営業しづらい高いレベルの販売先との出会いの可能性も広がります。
私としては、今後息子の勉強や習い事に割く時間が増えるのである程度営業を
流通業者に委任することで、酪農と生産に集中できるメリットがあると考えました。
幸い名古屋高島屋は乳製品に通暁した良い会社と担当者のご配慮で
条件面もかなり考慮いただけたことに感謝しています。

私が本格的にスーパーに営業を始めた1999年に比べると明らかにスーパーの
食品売場は変っています。私は10年以上のスーパーとの取引を経験しているので
流通業者とも何とか対応できていますが、農家といえど今後は直売所に
納品する感覚だけではななかなかそれなりの小売への販路の開拓は難しい
時代に入ったと感じています。

私はずっと助言をいただいているバイヤーさんからの親身なアドバイスを
自分の中で咀嚼して実際に利益を計算し自分たちの正当な利益もきちんと
理解を求めながら流通業者さんとスムースな取引にできるように努力している最中です。

もともと無口な主人は普段私の仕事の論評はめったにしませんが
昨日は、私の情報収集能力と分析について珍しくすごいと連発していました。
確かに農家の奥さんでここまで経営の主導権を握っている女性は少ないけれど
生きるためですから。息子の将来のためにも柔軟にしたたかに頑張りますよ。

お知らせ
取引先の業態変更など真剣に対応しなければならない
仕事がいくつか発生いたしましたので数日仕事に専心したいと思いますので
数日更新をお休みいたします。

不具合やクレームの発生ということでは一切なく純粋な
商談や条件等の話合いという仕事のことなのでご安心ください。

以上ご連絡まで。

出品イベントへの参加について
取引先やチーズ関連団体から年に数回出品イベントへの参加のお誘いの
案内をいただきますが、残念ですがスケジュール等が折り合わず
お断りさせていただいております。

出品イベントは関連の取引先や一般消費者に告知して販売及び商談とあわせて
生産者と消費者の距離を縮めて、文字通りの「顔の見える関係」を築くために
さまざまな主催者が行っています。

これは私たちがベーベ工房の生産を始めて13年を経過したから
言えることかもしれませんが、私は家族経営の小規模な生産者は
無理をして自らが出向く出品イベントに出展しなくとも生産者に
自らの情報を公開したり営業をすることは可能だと思っています。

最近無料のはHPやブログも簡単に開設して消費者向けに生産者
情報を開示することは可能ですし、出品イベントは日程や開催場所
そして費用を十分に検討して参加しなければ生産現場を離れて
費用だけはかかってもその後に繋がる利益が出ないことも考慮するべきです。
特に家族経営の畜産農家はお産や病気など何が起こるかわかりませんし
何日もホテルに泊まってのイベントや販売会は慎重に検討した方が賢明です。

私たちは当分出品イベントに参加する予定はありません。
義父が亡くなり義母も高齢で酪農を引退した現在、肉体的精神的に
酪農とベーベ工房の現状を維持するのが手一杯です。
加えて、私は息子の勉強をみてやったり母親としての責務が今まで
以上にウェイトが高くなりますので外部で拘束される仕事は不可能です。

出品イベントは経営者の適性や嗜好によっても成否が左右されます。
人前で何かをするのが好き、人と会うことがとにかく好きで元気が出る
という方であれば逆に無理をしても参加した方が気分転換にもなると思います。
私は、破れた障子の穴から世間を見ているようないささか隠遁者的な性分なので
一度にたくさんの方とお会いすると疲労困憊してしまうので自分のできる
フィールドで仕事をすることを大切にしています。なのでこの記事は一つの
意見としてお読みいただければ幸いです。
問屋さんからの電話
昨日は、東京の高級スーパーのバイヤーさんに電話をして
サンプルと資料の送付の許可をいただきました。
この第一段階を突破するといつもほっとします。

そして昼過ぎに関西の乳製品専門の問屋さんから丁重なお電話を
いただきました。FAKでいただいた会社概要によると関西の
百貨店や高級スーパーに乳製品を納品している会社とのことですが
担当者が仕事で行かれた名古屋の高島屋さんで私たちのヨーグルトを
手に取られて連絡先を控えてお電話を下さったそうです。
関西の百貨店にもどうでしょうか?とありがたいお言葉をいただきました。
来週、ご挨拶を兼ねてサンプルと資料をお送りすることとなりました。

条件等があるのでどうなるかは未定ですがこうやってわざわざ
お電話をいただけることは本当にありがたく光栄に思います。
名古屋の高島屋さんには5年前に担当からお電話を頂き定番商品として
毎週チーズとヨーグルトを納品させていただいていますが、やはり一流店に
扱っていただくとこのようにプロとのご縁もいただくチャンスがあると
改めてご縁に感謝した次第です。

これから息子の入学を控え、公私共に多忙になる私にとっては問屋さんとの
仕事も大切になっていくと思います。
今までは直送原則でしたが少しずつ自分のフィールドも広げようか思案中です。


自分が何をしたいのか?
高級スーパーへの営業用の資料の作成中です。

製品のデータや証明書を科学的かつ簡潔に作成する
ことはもちろんですが、私が大切にしていることに

 ① 自分たちの製品はこのような特徴がある。

 ② 御社の店や会社のコンセプトにこのような点で
   共感し、ゆえにお取引を望みたいと思う。

 ③ お客様に喜んでいただき、かつ双方が正当に  
   利益を得る取引になるようにこのような条件と
   方法を双方で取り決めたい。

という私なりの三段論法を明確にすることです。

これは誰に教えられたというはけではありませんが
仕事をする上では、生産者と小売業者双方が利益を出すために
どういう方法で取引をしていくかを客観的に提示することはとても
大切だと思います。論理的でない文書は仕事をする上でイメージダウンに
なりかねません。

地元の市会議員の選挙が近くなり、多くの候補予定者の
後援会の会報が毎日のようにポストに入ります。
その中のいくつかを読んで感じたのは、自分がどういう信条で
そのためにどういう政策を提言し、予算をどのように要求するかと
言うことを理論的に書いておられる方がほぼ皆無だということ。
ある現職の議員は「ゆとり教育が今春から終わることについて議会で質問した」
と書いておられましたが、自分の教育に対する考え方も脱ゆとり教育に
対しどのようなことを市の教育委員会に望んでいるかが全くわからないので
非常に読んでいてもどかしい。

私の仕事に対しての目標はとても簡潔です。

 「最低息子が大学を卒業する年まで、自分の責任が持てる範囲で
  正当な利益を得られて消費者の理解が得られる店と取引したい」

この目標のために、わかりやすく少なくとも知性と常識を
疑われない資料を作成し、実際の商談をすること。
私の一番やらなければいけない、そしてやりたい仕事はこのようなものです。


最後は味の勝負だと思う
群馬県内でも一部の政党や生協が主催するTPP参加反対のための
集会が開かれています。生協での集会では畜産農家も参加して仮に畜産物の
輸入が増えた場合、国産の農畜産物は安全と安心で勝負だ!と
消費者からも意見が出たそうです。

農畜産物に限らずすべての食べ物は安全・安心であることが大前提で
これが担保されなければ輸入物との競争以前に話になりませんが
私は畜産農家としても消費者としても外国産との勝負に勝って消費者に
支持されるには何と言っても味だという気がしています。
外国産も輸出用には安全・安心は確立されているものも多く差別化
ということならば味の方がポイントが高いように感じます。
正確に言えば味&品質と価格のバランスが消費者の支持を得るものならば
多少外国産より高くても消費者が支持してくれるように思います。

ちょっとえらそうなことを書きましたが、実は先日アメリカ産豚肉が
スーパーで安売りだったのでロース肉を買いとんかつにしたのですが
やはり解凍の安い豚肉は冷めると固くて非常にまずくてカツ丼にして
ようやく始末しました。リベンジに群馬の誇るブランド豚肉のもち豚を
買いに車で10分のところにあるグローバルピッグファームに行きました。
お値段もそれなりでしたが、同じ人間が作ったとんかつかと我ながらビックリ。
息子の食いつきがおかしいほど違いました。
やっぱり味は消費者が選ぶ上で最大のポイントになると実感しました。

ブランドとして定着している肉類は健康に飼養することはもちろん
長い年月をかけて日本人の味覚や嗜好にあわせて肉質の改良が
されていると聞いたことがあります。年末に奮発して購入した
黒毛和牛のしゃぶしゃぶ用肉もちょっと言葉にできないほどの
美味しさで、私の中ではオージービーフは完全に駆逐されています。

私たちもTPP加入という事態を迎えても生き残れるような
製品作りをと肝に銘じています。
優れたバイヤーほど「いくら安全でもおいしくなければ支持されない」
と口にします。国産の農産物は価格では負けるかもしれません。
でもその差額以上の「口福感」を丹精込めて作り出すことで生き残る
ことは可能だと信じているし、自分にも言い聞かせています。

宮崎の肥育農家さんで自分の名前を冠した「山崎牛」を
一流店に供されている山崎牧場のブログで奥様がときどき
実においしそうな牛肉料理を紹介されていて陰ながら憧れています。

山崎牧場日記

生産者自らが「やっぱり国産でなければ」と思わせる家庭料理を
紹介できることはささやかでも確実にファンを増やしているように思います。
おいしいから国産。これが私にとって一番です。

負けたくないと思うとき
意外に思われるかもしれませんが、私は受験生時代から周りと競争するという
気持ちはほとんどなく、常に自分との戦いというマイペースで勉強も仕事も
取組んできたように思います。ベーベ工房も酪農も他人との競争という意識は
皆無と言っても過言ではありません。

そんなマイペースな私が絶対にこの人たちには負けたくないと思う人間
がいます。それは最近「食の世界の戦士」とか「農業に革命を起こす男たち」
などと一部のメディアにもてはやされる30代を中心にした実業家と言われる
アンチャン若い男性たちです。(先日のおせち騒動の水口社長も
特集に出ていました)

この方々の特徴は、若い頃学校を中退したり、いわゆるヤンチャをして
職を転々としたりしてある時に偶然飲食店をやったらたまたま成功して
その資金と借入金をもとにチェーン店を展開して数年という段階なのに
やたらとメディア(三流のですが)がもてはやすということ。

飲食店のことだけを言っているならまだしも、自分は汗一つかかず
仕入れでちょっとかじった程度の知識だけで農業の再生だのブランド化
だのとえらそうなことを言われると非常にイラっとします。

農産物を自分の店で使うこと生産することはまったく次元が違うことです。
種類に関わらず農業の最大の課題は、永続的に安定した生産が可能なこと
だと思うのですがこれらの実業家さんたちの何人が数十年後に農業の
ことを考えていられる立場なのか私はとても疑問に思っています。

これまでにも書いたことがありますが、現場も知らずに農や食のコンサルタントを
自称して農家に上から目線の講演会をする人間や、たいした経験もないまま
飲食店を一発屋的に繁盛させた人間が農業に口を出すことや、これもわからないまま
それらを新しい農業者などともてはやすメディアは間接的にですが真剣に
農や食の現場で働く者のプライドを傷つけているように思います。

私もその一人ですが、農業が割りの良い儲かる仕事だと思っている生産者は
少ないでしょう。その現状を認識しつつ少しでも現状を打破しようとそして
将来に繋がる仕事しようとささやかな夢を追って日々現場に立っているのが
大多数の農家だと思います。農業も利益を上げなければならない仕事ですが
目先の利益を追う人間には決して何十年も継続はできない奥の深い仕事です。

映画「風と共に去りぬ」でヒロインのスカーレット・オハラが
父から受け継いだタラの土地を手放さないために奮闘する場面が
何回も出てきます。あれをみるたびに勇気をもらいますし
決して農業をジャッカルのように利益だけを追う品性の低い人間の
市場にしてはならないとこのときばかりは負けたくないと思うのです。



ブラウンスイスが来るかもです
同じ組合の酪農家さんの家でブラウンスイスの
メスの子牛が生まれ、獣医さんを通じていりませんか?
とお話をいただいたので前向きに検討していると伝えました。

ブラウンスイスはヨーロッパで主に飼養されている乳肉兼用の
牛で、チーズに適した乳を出すことで有名で日本のチーズ農家でも
飼養されている方も何人かおられます。

ブラウンスイス

以前、今回お話を下さった農家さんと一緒にブラウンスイスを
購入しようとしたのですが条件や当時の牛の状態などで
折り合わず断念した経緯があります。

オスが生まれることが多いとも聞くブラウンスイスですが
この農家さんでは幸運なことにメスが多く生まれていて
今回のお話となりました。価格が折り合えば多分ブラウンスイスの
子牛が我が家にやってくる見込みです。

さて。価格はどのくらいでしょうか?
ホルスタインだとスモールなら7万くらいなので
8万くらいかな?作家の向田邦子さんが若い頃7万で購入した
猫に「ななまん」と名づけたことにあやかって8万で決まれば名前は
「はちまん」とつけようかな。

男の品格
私生活ブログを書いているアメブロで主催者がたまに面白いB級ニュースを
出しているのですが思わず笑ってしまった特集があったので
書いてみたいと思います。

テーマは「品がある男性だなあと女性が思う瞬間」

いくつか列挙された例は以下の通り。(笑)

① ハンカチやハンドタオルなどを常に持っていることがわかったとき

② 丁寧にアイロンがけされたシャツを着ていたとき

③ 脱いだ上着などを、キレイにたたんで置いているのを見たとき

④ドアを開けてくれるなど、レディーファーストな行動をとってくれたとき

独身の都会の女性なら同意!なのでしょうが私にとってはここに挙げた例は
ただの身だしなみやマナーという程度のものでその男性の人間性や品格を
表現するというには程遠い瑣末なことに感じます。
だいたいスーツなど着ることは冠婚葬祭限定の農家の男性などこんな
条件の前提にも上がっていないわけで。

ちょっとえらそうですが、私にとって品のある男性の条件は二つだけ。

  ① 責任感が強い

  ② 寛容性がある

という極めてシンプルなものだけです。

責任感があることは大切です。妻や子供の人生を真剣に考えて
路頭に迷わすことをせず、まして暴力や酒乱や不倫などは論外。
仕事でもたとえ不遇な時代でも、ふてくされないで責任をまっとうする。
これをちゃんとまっとうできる男性であれば、私は学歴だの職種だの
傲慢な条件は一切つけずに文句なく品のある男だと思います。

寛容性。これは夫や恋人に限らず長く友情を持つには私にとって
とても大切です。女の甘えだとかわがままと言われればその通り
ですが、私もそうですが女性はどうしてもホルモンバランスの影響で
感情的になったり、好き嫌いだけで気まぐれな行動を取ることもあります。
よほどモラルに欠けたことをするなら別ですが、ある程度の年齢になった
男性なら内心あきれて舌打ちをしながらも「しゃあないなあ」と寛容に
受け止めてくれるだけの大きさを持っていていただければ幸いです。
そういう本当のやさしさが女性を成長させてくれるのです。

時々農家の男性向けのお見合い講座で付け焼き刃のマナーやスーツの
着こなしをレクチャーする講師もいますが、そんなことより
ちゃんと女性の人生に責任を持つことの大切さを伝えたほうがよほど
成婚率も上がるように思います。

私はありとあらゆる欠点を持った人間ですが少なくともバブル全盛の
頃から、三高とか車が何とか親が金持ちだとかそんな条件に目が眩むことは
ありませんでした。自惚れていると言われそうですが自分も一応六大学を
出ていたし、親も一応はエリートだったし夫や恋人の肩書きで身辺を飾る
必要はとりたててなかったのです。

ドアを開けてくれるから品のある男性なんてことは絶対にありません。
これをやさしいと勘違いしてDVの果てに離婚した知人を少なくとも
三人は知っています。でも本当の男性の価値がわかるのは皮肉なもので
女性もある程度の年齢になってからなのかもしれません。
そういう男性が夫なら人生はとてもラッキーですし、友人知人にいれば
私は陰ながらずっと応援し敬愛を捧げます。

くだらない独り言を失礼しました。




種牛の選定
先日の初産の牛のF1子牛の死産の原因は子牛が大きかった
ことによる難産です。とにかく大きな子牛でホルスタインのオス子牛と
遜色ない大きさでした。

この牛は浅間牧場で種付けしていただいたのですが先日、担当者と
別の件でお話しする機会があったので死産のことを伝えたところ
もしかしたら、育成牛の体を大きくする方針が裏目に出たかもしれない
ということと、他の預託農家にも聴きながら種牛の選定をもう一度
検討すると仰ってくださいました。

初産の牛はまだ体も若く産道が狭いのでホルスタインより子牛が小さく生まれる
黒毛和牛の種をつけてF1子牛を生ませる酪農家が多いのですが
あくまでもうちの例ですが、10年前に比べて生まれるF1子牛が特にオスは
明らかに大型化してリスク高くなっているように感じます。

去年、専門誌で読んだのですが黒毛和牛の種牛に平茂勝という
名種牛がいて、産仔が大きく枝肉の成績もよく農家に恵みをもたらした
影響で最近は産仔が大きく生まれる種牛が高い評価を受けているということでした。

私は肉牛のことは素人ですが、うちで初産の牛に種付けする牛はF1子牛の
出荷先の推奨する種牛の中から獣医があまり子牛が大きく生まれない、つまり
難産のリスクが高くない種牛を選んで種付けしています。

黒毛和牛の農家と違い、酪農家はあくまで健康な母牛から健康な
牛乳を生産することと、元気な後継牛を出産させることが何より大切です。
黒毛和牛の種牛の価値以上に大切なのはお産リスクの低い種牛です。

浅間牧場の担当者は件を真摯に受け止めて下さって畜産試験場とも
協議しながら今後、子牛の大きさやお産の様子もデータを取りながら
種牛の選定や変更に役立てたいのことでした。

母牛もようやく元気を取り戻しましたが元気に生まれていれば
最低10万円になった収入がゼロになることは痛手です。
牛の不幸な出産は牛にも人にも大きなダメージです。
私自身も生まれた子牛のデータを記録し、種牛の選定を真剣にやるつもりです。

インフルエンザが大流行
息子の通う保育園で昨日からインフルエンザで多くのお子さんが
欠席し(年少組が16人、息子の年長組が3人。さらに早退者が続出)
息子はワクチンも接種して元気ですが、今日は休ませました。
(保育園からはメールで連絡がきますが状況によっては数日休むことに)

昨日4時にお迎えに行ったら駐車場ががらがらで、事情を聞いたところ
インフルエンザが原因だと判明。

学校や幼稚園と違い保育園は児童福祉施設なので、よほどでなければ
閉鎖にはなりませんが、このように学級閉鎖レベルの欠席者が
出たときは、できるだけ早く迎えに来るように通知がきます。
このようなときは実質園閉鎖ということです。

インフルエンザは家族全員がワクチン接種を受けましたが
それでも感染リスクはあります。仕事も多忙な上に息子まで臨時休暇で
大変な数日になりそうですが、子供を手元でみられる自営業でよかったと
こういうときに痛感します。

全国的にもインフルエンザが流行しています。
どうぞ皆さまも十分に気をつけて下さいね。


マリア・カラス 「アヴェ・マリア」
週末の夜は二夜連続で雪が降り積もらなかったものの庭は一面真っ白で
凍るように寒い日々が続いています。こんな日は、家にこもって
穏やかな音楽を聴きながら事務仕事をすることにしましょう。

マリア・カラスの「アヴェ・マリア」です。

「トスカ」や「ノルマ」「椿姫」などの超絶難度のイタリアオペラの
ヒロイン役が今も尚強烈な印象を残すマリア・カラスですが
「思わずひれ伏したくなるような」と讃えられたソプラノとしては
低くそれだけでドラマティックな声は、この曲のようにシンプルな
小品にも彼女ならではの陰影のある表現を与えて聴く者の心をとらえます。




マリア・カラスの舞台写真をみるたびに感じるのは
ありふれた表現ですが、彼女こそオペラのヒロインを演じるために
生まれてきたような人間だということ。
声だけならあるいはカバリエやシュヴァルツコップの方があるいは
美しいかもしれないけれど、圧倒的な存在感やあらたな魅力をオペラの
ヒロインに与えることのできるカリスマ性は彼女だけのものです。

永遠のディーヴァとして多くの録音や画像が今も残る彼女ですが
全盛期はわずか10年足らずという短さでした。
53才での孤独な死。彼女が死去したときの新聞の

    最後は椿姫のように

という見出しは今も忘れがたく心に残っています。
心温まるトレーサビリティ
宮崎の三股町の若き和牛繁殖農家のkawabataさんが
子牛の誕生や成長の過程を真摯にそして愛情をこめて
記録されたHPを開設されましたのでご紹介したいと思います。

牛Cafe HP

Kawabataさんのプロフィールは以下の通りです。
(プロフィールはこれも宮崎の和牛繁殖農家のCowboyさんの
 ブログからお借りしました)



「福桜王」「茂勝王」という種牛を輩出するも、昨年、口蹄疫禍で殺処分。
 県指定牛(種牛候補の母牛)である「たかもり」号を所有。

  前述の両種牛は、どちらも「たかもり」号の産子。

種牛(候補牛も含め)を生産するほどのすぐれた畜産農家である
彼は、TPP加入~牛肉輸入の一層の自由化時代を迎えても黒毛和牛が
消費者の理解を得て生き残っていくためには、子牛時代からの飼料や
病気をしたときの投薬歴も含めて消費者に公開し、牛を飼養することへの
理解を深めてもらうことが不可欠という信念のもとに従来のブログに
加えHPも作成し公開されています。

Kawabataさんご自身もおっしゃっているように和牛繁殖農家は
ある程度子牛が育ったところでセリに出し、その子牛を肥育農家に
売ることになるので肥育農家のように自身のブランドで販売することは
なく、直接に消費者と関わる機会はありませんので、どうしても
消費者はトレーサビリティといっても子牛の誕生や成長といった
「生」の部分に目が行くことは従来なかったと思います。
かくいう私も、去年の口蹄疫の一連の情報で初めてほとんどの
黒毛和牛は繁殖農家と言われる個人経営の牧場が母牛を飼養し
そこで愛情をかけて育てられるということを知った一人です。


2001年のBSE騒動以来、すべての牛は耳標を装着し、スーパーのHPからも
番号を入力して生産履歴を一般消費者が調べることができる
トレーサビリティ制度はすっかり定着しました。
但しどうしても肉になってからのトレーサビリティは数字だけの無機質な
印象になりがちですが、牛CafeのHPを通じてのKawabataさんの挑戦は
生き生きとして温かい血の通ったもので、国産牛肉がより一般消費者に
理解されるための一石になると私も期待しています。

すべての情報を公開することは生産者として本当に勇気のいることです。
私も分野こそ違いますが、Kawabataさんの真摯な生産者としての思いを
謙虚に学ぼうと思っています。


物々交換の楽しみ
去年からブログを通じて仲良くしていただいている金沢で
有機野菜を生産しておられるダリアさんから年末においしい三つ葉と
金沢の美しい和菓子などを送っていただきました。

そのお礼にヨーグルトとチーズそして群馬の手作りこんにゃくを
お送りしたところとても喜んでいただきブログでもご紹介いただきました。
本当にありがとうございます。
ダリアさんは偶然にも私と同い年。あちらは歌舞伎私はバレエと
舞台芸術が好きなところもよく似ていて出会いのご縁を感じさせ
感慨深いものがあります。

農家同士のおつきあいの楽しみにお互いの生産物を交換する
物々交換があります。文字通り作り立ての新鮮な農産物を生産者
自らの手で発送することは考えてみればとても贅沢な楽しみで
こういう時は農家でよかったと思う瞬間です。

物々交換は地元の農家の友人とも楽しんできました。
主人にも教えてもらったことですが、昔から現金収入の少ない
農家にとってはお互いの生産物を交換することは、食料調達の
貴重な手段と同時に、おつきあいの楽しみという一粒で二度
おいしい一種のレジャーだったそうです。

ダリアさんのような農家のお友達に限らずブログで仲良くなった
お友達とはベーベ工房の製品とかわいらしいハンドメイドのお品や
東京の素敵なお菓子など交換して仲良くしていただいています。

手塩にかけた製品が名刺代わりのご挨拶状。
こういう人生もけっこうイケテるでしょ?

来週から始動
来週から今年の営業を始動します。東京のある高級スーパーに
資料と商品サンプルをお送りする予定です。

現在も十分な注文を取引先からいただいていますが
安定した経営のためにはつねに新規の取引先は開拓しておかなければ
ならないのです。特に今年はTPP加入に向け政府の動きも本格化しそうな
気配も濃厚なので、国産の乳製品の価値をきちんと理解して下さる高い
見識とブランド力をお持ちの取引先の開拓は不可欠なのです。

本当は1月下旬に日帰りで上京しての商談会に臨む予定でしたが
商談会は毎月開催されるので来月下旬に延期することにしました。

公私混同と読者の中には思われるかもしれませんが
2月上旬は息子の小学校の入学説明会や体験入学など大切な
予定が目白押しでそれに向けてのいろいろ準備もあり商談を
するときは仕事に集中したいのでじっくり資料を作成して2月に
臨みたいと思います。

乳製品に限らず製造量の限界のある小さな生産者にとってブランドを
維持する上で一番大事なことは安定した生産量を長く維持することだと
思います。数年取引するとどうしても取引をやめる店も出てくるリスクが
あるので、双方とも納得して長く安定した取引ができるための営業をすることは
生き残る上で必須の条件です。

営業は何年やっても非常に勇気を要する仕事です。
できれば他人にやっていただきたいと思うこともありますが
農産物の完全自由化も視野に入れなければならない現在
あと最低16年生き残れるブランドにするため強い心で努力するつもりです。


共感いただける表現をするために
世の中で一番嬉しいことは仕事でも私生活でも
自分が世に出した表現に共感をいただけることだと思っています。

共感する、されるということは言うのは簡単ですが
実はとても奥が深く難しいことだと思います。

例えば文章表現。
自分でも書くことが好きなので、たかが素人の文章でも
たとえ稚拙な表現でも心から誰かに何かを訴える文章には
年齢や境遇を超えて心から共感しますが、どこか自分を上から目線で
ひけらかす文章や書き手にはかすかな嫌悪感を感じます。

共感をしていただける表現(仕事も含めて)をするにはやはり
年齢的な経験も必要ですし、月並みですが日々を真剣に好奇心を
持って生きることや回りの人間ときちんと向き合うことが大切だと思います。

ときどき自分が十分に満ち足りた環境にいて反対の立場の
人間の苦悩が想像もできないままデリケートな問題をブログ記事
などで書かれている方を見ると共感以前に価値観の相違を感じます。
私も決して他人事ではなく、自分の知らないことを書くときはより
謙虚に慎重に書かなければいけないと肝に銘じています。

私が幸運だったのは、ブログを始めるはるか以前の2002年~2005年に
お取引先でもある東京のチーズ会社のフェルミエさんの会報に
エッセイを連載させていただいたことでした。
ギャラもいただき、社長の立場も考慮しながらかつ読者に
喜んでいただける文章を書く経験ができたことです。この経験の
おかげで少なくともくだらないことをだらだらと書いたり
羞恥心のないことをおちゃらけて書いたりすることだけはブログでも
していないつもりです。(あくまでもつもりですが)

共感されるということはモテるとかカリスマということとも
違いますが、年齢とともに育むことのできる美質だと思います。
共感するものにもたくさん出会えるように、自分が発するものも
共感していただけるように慎ましくでも生き生きと日々を送りたいと
思うこのごろです。


ヘルニア手術
昨日の午後、12月生まれの小さなジャージー子牛のサラの
ヘルニア手術が行われました。全身麻酔で1時間の所要時間でしたが
幸い無事に終わり、昨日の夕方には痛みもないらしく元気に暴れて
ミルクを飲んで私と遊びました。

ヘルニアは分かりやすく言うと出べそなのですが
手術をしなくてテープを貼って経過観察のものも含めれば
決して珍しくありません。テープで無理な場合獣医が手術することになります。

ヘルニアと間違いやすい病気に臍帯炎があります。
同じようにおへその部分が膨らんで素人目にはわかりにくいの
ですが、細菌が入って膿がたまった状態なのでこの場合は石灰して
膿を出したり、数日間抗生物質を飲ませます。いずれにしても素人判断
はせずおへそが膨らんでいるときはかならず獣医の診察を受けることが必要です。

命に別状がないとわかっていても小さな牛が全身麻酔で
手術を受けているのを見るのは不憫なものです。
麻酔から覚めるといつもほっと安心して見ているだけなのにどっと疲れが出ます。

古典のススメ
息子が小学校に入学する今年の4月から、今までのゆとり教育が終わり
基礎学力の充実,ときちんとした教養と豊かな文章表現力を身につけることを
目標とした授業が行われるようになります。

学習雑誌の保護者向けページみ詳しく出ていましたが小学校2年生になると
国語が二時間ある日も設けられ、基本的な古典に親しむ授業もあります。
あまり戦前の教育のようにはして欲しくありませんが古事記など神話も
学ぶようです。そして百人一首なども教材に取り上げられます。
日本人として母国の文学的素養を身に着けること。これが目標のようです。

最近の調査によると高校生の701%が古典が嫌いだと言い、かぐや姫が
竹取物語のことだと知らない高校生も多いそうです。
もうずっと以前から私たちが高校時代には学んだ漢文がなくなり
私立理系コースや職業高校では古典そのものをまったくと言っていいほど
学ばなくなっていて、ゆとり世代にとって古典は英語以上に外国語になって
しまったように感じます。

専門家や作家が何人も指摘されていることですが、たとえ原文で読めなくても
古典の素養があるかどうかは文章表現やひいてはそこに表出される人間性や
教養に大きく影響すると私のような素人の古典愛好家ですら感じます。
例えば色彩感覚。源氏物語にはいかにも女流作家の感性の衣装の色の話が
繰り返し出てきますが、これを知っているかどうかは微妙に美意識に影響しますし
私はいまだに苦手なのですが、吉田兼好の「徒然草」をかじるだけでも
一歩ひいて物事を描くという感覚が何となく会得できるような気がします。

古典の教養を身につけるということは、入試に出るという即効性のある
効果よりもむしろ大人になってからの豊かな感性やある種の色気のある
表現のために役立つように思います。教える教師の側もこの感覚を
共有していただけると嬉しいのですが。自身もゆとり世代の若い教師は
自身も努力しないと荷が重いかもしれません。

私にとって古典関係の本を読むことは趣味のひとつなのですが
お勧めの本を紹介します。田辺聖子さんの「小倉百人一首」です。
田辺さんの訳もユーモアと諧謔精神にあふれて秀逸で岡田嘉男画伯の
華麗な挿絵が現代語訳でありながら平安時代にタイムスリップさせてくれます。

田辺聖子の小倉百人一首 (角川文庫)田辺聖子の小倉百人一首 (角川文庫)
(1991/12)
田辺 聖子

商品詳細を見る


息子に何で学校で古典を勉強するの?と聞かれたら
素敵な文章を書くには古典の素養が大切だと答えるつもりです。
受験対策ということではなく、私が10代から大好きだった古典の
美学を次の世代を生きる息子には伝えてやりたいと今から楽しみにしています。

ようやく復調
先日、初産のF1を死産(正確に言えば一度は蘇生したのですが)
した母牛がようやく自力で起立できるようになり、食欲もほぼ戻り
回復してくれました。

子牛が大きくて難産だったことになり、初産だったのに母牛が
一時は起立不能になりかけました。
牛は体重が重いので体の不調が簡単に起立不能を招きます。
すぐに組合で所有する起立させるための道具(牛の腰の部分をを器具で
挟んで滑車状になったチェーンをひいて持ち上げる道具です)を借りて
3日間この機械にお世話になりましたが、昨日からようやくスムースに
自立で寝起きが出来るようになり心から安堵しています。

毎日獣医の往診をお願いし点滴でビタミンとカルシウムも
補給していました。起立不能は数日続くと予後不良を招くため
この数日本当に大変な思いでしたがこれでようやくベーベ工房の
仕事に集中できます。

今日はヨーグルトの初出荷です。
今年も頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
卵子提供について思うこと
生命について、そして子供を持つことについて人生の根幹に関わる問題だけに
さまざまな意見や価値観があるのは当然のことなので、あくまでも個人的な
見解として寛大なお心で飛んでいただければ幸です。

ご自身もブログで報告し大きく報道されているように自民党の野田聖子衆院議員
(50)が先日予定より1ヶ月早く帝王切開で、米国の第三者提供による卵子と事実婚にある
パートナーとの間の赤ちゃんを無事に出産されたそうです。

私は、野田さんの子供が欲しいという執念がかなったことや、ともあれ無事に
赤ちゃんが生まれたことにはおめでとうと心から思いますが、野田さんが目指す
法改正をしてまで卵子提供を認めることには反対です。
それならば、現在親になる人間の年齢制限などで壁の高い特別養子縁組制度などを
もう少し柔軟に適用することなど行うべきことが多いと思います。

私自身不妊に苦しんだ人間です、結婚後8年目に42才1ヶ月で奇跡的に自然妊娠で現在
6才の息子を授かりました。37才の時には1年だけですが不妊治療で有名な地元の医院に通い
タイミング法~人工授精~体外受精の不妊治療のフルコースを経験し
農家の跡取りの嫁として親戚の揶揄などにも数年間耐えてきた経験があります。

私が経過も良好に元気な息子を出産できたのは奇跡だと思いますし
稀有の僥倖と今でも思っています。子供は授かりもの。それが偽らざる本音です。
それだけにこの10年体外受精の技術が進歩したりたり助成金がつくようになった分
子供のできない夫婦への重圧が高まる風潮がある中、法改正することで、自分の卵子が
作れない年齢になった女性にまで自分の遺伝子を持たない他人の卵子を使ってまで
出産することを押付ける風潮になることを強く懸念しています。

私は、夫婦間の受精卵で高度生殖医療をするのは何も違和感を感じません。
でもやむをえない事情とはいえ、第三者の卵子や精子を使っての治療には
やはり違和感を感じます。他人の精子を使っての人工授精はずっと以前から
国内でも行われていましたが、10年ほど前ですら生まれた子供が父親が
遺伝上の父ではないことを知って苦しんだケースや(精子は当時某名門医大の
学生のものを使っていたことは有名です)生まれた子供が異常なほど秀才で
親の方が苦しんだなど、さまざまな問題が一生関わると新聞が特集していました。
第三者の卵子を使う場合、夫側の親にしてみれば自分たちの血を引く
孫であることには変わりないわけで、妻に卵子提供による出産を強制する懸念も感じます。

そして50才前後の年齢になると、卵子を子宮に戻しての妊娠~出産は
非常に母体のリスクが高まります。野田さん自身12月からは切迫早産で
入院し、一ヶ月も早い帝王切開(私もそうでしたが予定帝王切開は
予定日の3週間前からが通常です)、そして生まれた赤ちゃんの出生体重も
いまだに発表がないところをみると決して順調ではなかったのだと思います。
そしてシッターが付くにしろ、育児の疲労は50才にはハンパではないはずです。

あらゆる動物は自分の遺伝子を残したいという本能があるそうです。
自分の遺伝子をひいた子供を出産したいというのは当たり前でエゴでも
何でもありません。私が何より懸念するのは、今回の野田さんのケースを美化するあまり
他人の卵子や精子を使ってまで子供を持ちたくない、というごくまっとうで
自然な意見が「自分の子供にしか愛情がもてないのか」などと的外れな批判を
受けているのをあちこちのサイトで見かけることです。
法改正してそんな風潮が加速されることだけはして欲しくない。

私自身、不妊で辛かった時期も主人が「できなければ二人で楽しく生きればいい」
と言ってくれていたことや、同居している主人の甥っ子がいたことや
仕事も二人で築いたものがあったので思い詰めずに済みました。

最後に。子供は血縁ではない愛情だ。という言葉は正しくても
少なくとも自分の子供を持った人間が上から目線で言ってはならないと思います。
子育ての経験がある人ならおわかりでししょうが、子供や孫が誰の小さい頃に
似ていると親ばかジジババばかで夢中になることも、子育ての醍醐味です。
自分の遺伝子を持たない子供に一生かけがえのない愛情と責任を持つことは
ペットを飼うことと次元が違う問題です。それだけに本能を抑えた愛情を
押付けるような法改正や高度生殖医療には私は反対します。

これが私の偽らざる気持ちです。
もし不快な気持ちにさせた方がおられたらお詫び申し上げます。


ミニシアターの閉鎖
20代の頃、何度も通った渋谷のシネセゾンが2月末で閉鎖されることになりました。
フェリーニもヴィスコンティもミニシアターで開眼した私としてはとても残念です。
ミニシアターの相次ぐ閉鎖についてネットでもこのように配信されました。

>

平成22年の映画興行収入は過去最高の見通し。映画文化は衰退どころか興隆しているのだ。
しかしここで注目すべきは座席数200程度の小規模劇場、大手映画会社から独立した
ミニシアターが次々に閉鎖に追い込まれているという現実。渋谷では今年
9月に渋谷シアターTSUTAYA、11月末にシネマ・アンジェリカ、
3スクリーン制だったシネマライズも規模縮小、シネセゾン渋谷が来年2月ごろに
閉館予定と燦燦たる商業戦績だ。

若者がミニシアター好みの芸術性重視の作品の字幕が読めなくなった
と揶揄する声もありますが、私は名作映画もどんどんDVD化されて
地デジの素晴らしい画像で家にいながら鑑賞できるようにったことも
大きいと思います。特に子供が小さいと子供を置いてレイトショーを楽しむ
ことはほぼ不可能ですからね。

一昔前までは雑誌と映画が若者の文化を作っていましたが今はどちらにも
そのエネルギーが失われていることが何より残念です。



イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンテイの1954年公開の名作「夏の嵐」も
ミニシアターで出会いました。イタリア独立戦争のヴェネツィアを舞台に
誇り高い伯爵夫人(第三の男のアリダ・ヴァリが演じています)と美男だけれど
軽薄なオーストリア軍の将校の不倫の恋の果ての悲劇を描いた作品です。

ストーリーとしては昼間のテレビのメロドラマなのだけど、ヴィスコンティの
演出と華麗な衣装とブルックナーの交響曲が後世に残る芸術作品に昇華させた
ことは見事の一言です。

この映画を最初に大スクリーンで観られた時代と幸運に心から感謝します。

人にも体にもやさしい食べ物
このエントリーは生産者としてではなく一人の消費者および
人間として書きたいと思いますので、その前提でお読みいただけると幸いです。

去年の暮れのことですが、息子の冬休みのランチ用にとずっと取引させて
いただいているオーガニックショップでパンを注文しました。
日替わりでたくさんの小さなパン屋から入荷しているお店なので
スタッフにメーカーは言わず「柔らかめでバターやジャムなどをつけずに
そのまま食べられるものを」という条件でお願いしました。

数日後、店から届いたパンは2つのパン屋のものが数種類入っていました。
ところが天然酵母を謳い文句にしているそれらのパンはどれも石のように
カチカチで指で押しても入らないほどで、トーストしても固いままで
とても乳歯が数本生え変わりでグラグラしている息子に与えられず
胃腸の弱い私はとても食べられず、主人も嫌だと言う始末で本当に残念ですが
我が家の飼い犬に与えることになりました。

天然酵母のパンもさまざまで、それぞれの製造主がこだわりを持った
天然酵母や小麦を使って焼いています。
通常のパンの柔らかさのものが私は好きですが、今回のパンのように
普通の人間ですら固すぎると感じるものもあります。

個人的におつきあいのある柔らかい天然酵母パンを焼くパン屋さんに聞いたところ
酵母の種類によってパンの固さが違うこともあるけれど、個人的には
食べられないほど固いパンはやはり技術不足だと思うとの見解でした。
そして、自然食品店のスタッフや常連客は玄米食など固いものが好きなので
普通の人とかなり嗜好が違うのかもしれないと。

今回の天然酵母パンを作っている店のHPを読むと体にやさしいパンを作るため
動物性食品は一切使わず持ち込ませず自分も20代から肉も魚も食べて
いないというような修行僧のような生活をされている方で驚きました。
(不謹慎かもしれませんが非核三原則を思い出してしまった)

体にやさしい・人にやさしい食べ物とは何なのでしょうか?

答は人それぞれでしょうが、私は幼児や老人など弱い人間も無理なく
おいしく幸せに食べられるものだと思っています。
いくら自然志向を謳っても、ごく普通の歯と租借力を持った大人でも
食べることをためらう(私は一本も差し歯のない人間です)ほど
固い食べ物はパンに限らず体にやさしいとはどうしても思えません。

前述のプロの友人は白神こだま酵母を使って実においしく
柔らかいパンを焼いています。仕切り直しに注文しちゃいました。
彼女に聞いたのですが、天然酵母をでもホシノ酵母や白神こだま酵母
を使っているパンは比較的普通のパンの柔らかさだそうです。

彼女自身、お子さんのアレルギーに苦しんだ経験から
手作りのケーキとパンをプロとして作り始めた方ですが
アレルギー対応以外には牛乳や卵も使ってとても柔軟な心優しい方です。

結局、人にも体にもやさしい食べ物を作れるかどうかは材料もですが
作り手の人間性と感受性によるところが大だと思った今回の出来事でした。


牛のお産の注意事項
今年最初の牛の記事が悲しい記事になって本当に無念なのですが
秋に浅間から戻った初産の牛の初仔は大きなF1のオスでしたが
難産もあり、一度は蘇生したのですが昨日の早朝息を引き取りました。
母牛も疲れ切っていましたが獣医の処置を受けだいぶ元気になり
念のため今日も診察をお願いしました。

浅間の県の育成牧場で黒毛和牛の種をつけたのですが
今回に限らず10年前に比べて生まれたF1子牛が最近は大きいように思います。
今回も初産で産道が狭い上に子牛が大きかったことが難産の原因でした。

死産などはどれだけ気をつけていても避けられない部分はありますが
ブログで交流させていただいている宮崎の和牛繁殖農家さんが
特に冬場のお産についての留意点をまとめておられましたので
引用させていただきました。



分娩介助のタイミングを誤るな

雪の予報が出ているときは、事前に協議、準備しておけ

いくら元気でも、その日の内に、起立しない子牛はまず獣医の往診を頼め

大きく生まれた子牛は何らかの事故に繋がる要因をはらんでいるぞ、油断するな

人間の経験・知恵を過信するな

それから特に冬は子牛の体温を保つために毛布や場合によっては電気毛布や
アンカなどを使い、くれぐれも体温の低下に気をつけることなども
列記されています。これらは和牛もホルスもジャージーも共通です。

今回は母牛も直前まで順調だっただけに残念でなりません。
悲しみを超えて今年も牛を元気に飼養出来るように努力したいと思います。


優先順位
韓国での口蹄疫は拡大がおさまらず、ワクチン接種分も含めて
殺処分は80万頭に届きそうな勢いです。
いまだに一般人向けの渡航制限も出されず詳しい情報が伝わってきません。
畜産農家として防疫はしっかり行い、情報は農水省のHPなどで暫時収集して
おりますが、去年の宮崎での発生のときのように思いつめないようにしています。
何故なら、首相が年頭からTPP参加を大目標に掲げ、酪農家としTPP参加後も
生き残れるように対策を立てることを優先せざるを得ない状況になっているからです。

先日、政治情勢にも詳しい方に助言をいただいたのですが、たとえ自民党政権だとしても
(農業政策はするとしても)TPP参加は不可避だということでした。
生き残るためにも、ベーベ工房の加工~販売は大切にした方が良いと。
その一環として、某高級スーパーに一月中に商談に行く予定です。

現在の私にとって

 TPP対策  >  韓国口蹄疫

であることは明白で、新たな展開の目処がつくまでぶれずに頑張るつもりです。

話が飛びますが、人生を生きてゆくうえでやるべきことの優先順位を
つけることは子供の頃から大切だと思います。

主人の親戚の子供たちが何人か今年高校受験を迎えます。
どの子も運動神経抜群で小学生時代から、県大会はおろか
全国大会に出場したり私など多少の自慢話を聞くたびに
まぶしい思いをしていました。ところが、そのくらい運動ができても
スポーツ推薦で合格させてくれる高校は群馬にはないらしく
二番手三番手の高校に入るために、今になって塾に必死に通っています。

人さまの子育てに口出しはしませんが、将来それなりのレベルの大学に
一般入試で合格するためには、中三の段階でクラブ活動だけをしている
状況ではかなり苦しいと思います。プロで将来食べてゆける才能の持ち主
など数年に一人出るかどうかでしょう。親が夢をいくつも追うあまり
中途半端になることで子供の人生が中途半端になる怖さを目の当たりにしています。
大学受験(特に一般入試)は親の経験の有無が大きく影響しますしね。

私の今年の最大の優先項目は

  ① 仕事では前述のようにTPPに日本が参加しても
    酪農とベーベ工房で生計を立てられる地固めをすること

  ② 私生活では息子が小学生になるので、楽しくよく
    学んで遊べるように私も努力すること。
    (PTAの役員もやるかもです)

私は体も丈夫ではないし、いくつもいろいろやれるほど
器用でもありません。それだけに優先順位をつけることは大事なのです。

PB商品の背後にあるもの
大手小売などで見かけるPB商品などで食品衛生法上で義務付けられた
製造工場の表示がされていないものが横行しているようで
消費者庁が監督を強化することになりそうです。

小売業者のブランド名で販売するPB商品には事故に備えて
製造者の名称と住所(商品が小さい場合は例外として製造所固有記号)
の表示が義務付けられているのですが、小売側はブランドイメージを
守るために製造元を隠したがり、メーカー側も自分の固有のブランド名で
同種の製品を作っている場合に、より安いPB商品に客が流れることを
恐れてできれば明記したくない意向の企業も多いことが原因です。

PB商品については行過ぎると製品の単調化や大手小売の一人勝ち
そして、価格破壊を招く恐れがあり節度を持った流通が必要だと
思いますが、不況が続く中で需要が伸びるのは仕方がないとも思います。

但し、作らせる側の大手小売と委託を受けて作るメーカー双方が
消費者に対しお互いの存在をできれば秘したいという程度の
信頼関係の不在とも言える関係での上の製品であり、そのような
思惑の延長上に法律違反の製造工場の非表示があるとすればこれ以上の
PB商品の成長は、消費者のためにも企業のためにもならず空虚な
市場を生み出すだけのような気がします。

同じPB商品でも、例えば小さなメーカーの安定した経営を支援する
目的を内包して製造を委託し、メーカー側もある種の意気に感じる気持ちを
小売側に抱いての製品で、堂々と製造者氏名を表示している製品で
あればPB商品も健全な経済活動に貢献できると思うのですが。

私は仕事上でも私生活でも信頼が根底に築けない関係ほど空しいものは
ないと考えています。たとえ一時的に目先の利益や虚栄心を満足させても
信頼なき関係から生み出されるものは不毛なだけです。

今回のニュースは朝日新聞で知ったのですが、PB商品がこれだけ増えた中
背後にあるのは、お互いを利用するけれどどこかその存在を恥じる思惑が
あると知り、心貧しい日本の食事情を目のあたりにして切ない気持ちです。

こういう現状を打破するのは経営者の「信なくば立たず」という
人として最低のプライドだと思うのですが。
空しい関係の上の利益が幸せを感じるものか私はとても疑問です。

海軍めし
お正月にアマゾンで取寄せて読んでいるのがこの本。
「自分で作るうまい!海軍めし」

けっこう人気があるようで去年の9月からすでに2版です。
(微妙に坂の上の雲の人気もあるかもです)


自分でつくるうまい!海軍めし―簡単!早い!おいしい!自分でつくるうまい!海軍めし―簡単!早い!おいしい!
(2010/08)
海軍めし愛好会、青山 智樹 他

商品詳細を見る


戦前の日本海軍の食事がおいしい、というのは本当で明治時代から
かなりハイカラな洋食も普及していました。
この本では当時のレシピの中から特においしかったものが再現
されていていくつか作りましたがどれも美味でした。

軍隊食なので、まずい食事は士気と戦力を低下させるので
海軍めしは次のような特徴があります。

 ① 栄養バランスが良い
 ② しっかり加熱して食中毒を出さないもの
 ③ 大量に手早く作れること(大和級だと3000人分の食事です)

戦前のメニューなので当然ですが感心したのは和の素材を中華や洋食にも
じつに上手く使っていること。
マッシュルームやレタスがなくてもしいたけやほうれんそうを
使ったメニューなどとても参考になりました。
それから材料を無駄にしないこと。豚や牛を一頭買いだったので脂肪分である
ラードやヘッドで揚げ物をします。

父の海軍兵学校時代の同期の方に当時の兵学校の食事のことを
冊子にしていただいたものがありますが、戦中でもそれなりに豊かな食事で
朝はトーストと味噌汁。人気はカレーや肉じゃが。
一晩水につけておいた煮干だしの味噌汁や今でいえばお蕎麦屋さんの
カレーのようなカレーライスは父も死ぬまで好物でよく食卓に登りました。

この本にも書いていますが、当時はサプリメントなどない時代。
栄養はすべて食事摂取しなければなりません。
そして、海上生活は平時でも閉鎖的で食事のおいしさは軍隊の
士気にも多大な影響を及ぼすことを配慮して夜食メニューまで
あることに感嘆する思いでした。

何より私にとって有難いのは一品で栄養バランスがとれる
レシピが満載なことでした。ねぎとたけのこを刻んだ肉団子を
この本の通りに作ったら息子が喜んだこと!

少々恥ずかしいのですが、私は懐石料理のように少量ずつ
いろんな味をという食事は食べた気がぜず苦手です。
品数は少なくても栄養バランスの良いボリュームのあるものを
しっかり食べたい人間です。こういう人間にはこの本は殊にお勧めです。



秒殺
昨日のおせち料理の日記にバードカフェのトンデモおせちのことを書いたところ
あらゆるネットでこの問題が炎上状態だったこともあり、私のブログにも
ものすごいアクセスが来てこの騒動への関心の高さがうかがえました。

選挙のとき、開票直後に当確が打たれることを秒殺と言うそうですが
昨日のネットでの炎上はバードカフェ(本体は株式会社外食文化研究所)
にとってはまさに秒殺だったでしょう。
何せ昼前にはまた社長のサーファー社長日記なるブログがのんびりと
その姿を見せていたのが、午後にはすべての日記が削除されお詫びと
社長辞任のお知らせがのっていたのですから。私も驚きました。

ネット社会では一人が有用な情報をアップすればあっという間に流布します。
特にTwitterが始まってからは恐ろしいほどの速さになっています。
バードカフェのおせちの件にしても、昔なら購入者の間でだけ批判され
時期もお正月が明けてから会社にクレームが行き一般人の間に問題が
知られることはなかったと思われます。

今回はグルーポンが絡んだことで余計に騒動が大きくなりました。
販路拡大のために大規模媒体を使うことは効率も上がりますが
一歩間違えれば今回のように炎上・祭りという現象を招く怖さを痛感しました。

改めて感じたのは食の仕事には度の過ぎたパフォーマンスは不要ということ。
バードカフェの社長のインタビューを読むと「高校中退の自分も何とか成功者に
なりたかった」とか「今から修行はできないからとりあえずFCに入って儲けたい」
と真摯さや技術よりも目立ちたいということばかり。
40才も過ぎてサーファー社長を自認し軽薄の極みのような人間だと感じました。
この社長に限らず、高校も嫌になったらすぐやめる程度の根性の人間が
長くひとつの組織を経営できるほど現代は甘くありません。

それにしても、元旦早々おせち料理にケチがついて縁起が悪いと
いうことでこれだけ騒ぎになったのでしょうが、私は市販のおせちのセットは
一度懲りたので二度と買っていません。取引先の大手オーガニック会社の
担当に拝み倒されて買いましたが、たしかに品物は悪くないけれどビニールを
切って並べる味気なさはなんともわびしいものでした。
クレームこそ出なくても市販のおせちセットでこのように感じている方は
案外多いのではないかな、と思っています。


おせち料理
最近は数万円のおせち料理がコンビニでも予約できるように
なりましたが、家族が市販のおせち料理の濃すぎる味を好まないので
質素なものですが家で作っています。

私が作るのは黒豆(土井勝さんのレシピによるものです)と
ブリのお雑煮にお煮しめ。
その他かまぼこや伊達巻を一食分毎にウェッジウッドの大皿に盛りつけます。
(重箱もありますが食べ残しが出るのを嫌った母の影響でお皿に盛っています)

私が一番気持ちを入れて作るのがお雑煮。
元旦はブリをメインに(岡山出身の実家の母の味です)大根やにんじんも
入ります。二日目は鶏肉をメインに楽しみます。
お雑煮はそれぞれの地方の郷土料理の宝庫でコメントを通じ
お友達と情報交換をするのも楽しみになっています。

ところで元旦早々ネットで配信されたニュースがこれ。
横浜を中心に10店舗を経営するバードカフェのおせち料理が
見本とは似ても似つかぬ味&外観だったというものです。

共同購入サイトで一気に人気を集めている『グルーポン』にて21000円のおせち料理が
500人の応募が集まることにより10500円という半額で購入出来る。
そんなおせち料理が今話題になっている。

話題の内容は半額の値段ではなく、見た目のようだ。見本はかなり豪華な内容の
4人前おせち料理がサンプル写真。しかし実際購入者に送られてきたのは
中身スカスカのおせち料理だったという。品数も33品なのに対して
数えてみると25品程しかないとのこと。

このおせち料理を販売した『バードカフェ』の掲示板は大荒れしており
現在閲覧不可能な状態。さらに客の中には「おせちが腐ってます」
「おせち 腐敗」と苦情を寄せる人も居る。掲示板には「即冷蔵庫にいれて、夕方
来客とともに食べたら煮物はヤバイいたんだ味。鶏肉(手羽元)はもろに腐敗
かずのこは食べられないくらいのまずさ 新年そうそう食中毒は怖いので食べずに
処分いたしました」と投稿されている。これが本当ならリコール問題になるだろう。

                        ( yahooニュースより)


店側は返金に応じるそうですが、サーファーの傍らのような外食産業を
展開するチャラい社長の顔を見るだけで不愉快になります。

余計なおせっかいですがおせち料理も昔より塩分が控えめで
決して賞味期限は長くありません。食中毒にはご用心くださいね。
うちでは好きなものを少量作るだけのおせちですが家族は
喜んでくれるので「オレ流」でいきます。(笑)

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

メールフォーム

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
12 | 2011/01 | 02
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。