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韓国口蹄疫に関してのお願い
しばらくの間この記事をトップに置きます。

韓国の口蹄疫の感染拡大はあっという間に国内各地に広がり
ついにワクチン接種(牛のみ)が始まりました。
冬で気温が低く作業にも困難をきたす季節に加え、先日の
北朝鮮の砲撃を受け軍隊も国防に取られており日本にとっても
非常に厳しい状況が続いています。

農林水産省は以下のような呼びかけを主に畜産従事者に行っています。

これまでもお願いしてきましたが、畜産に関係する仕事に従事している方々が
これらの国々を訪問した際には、家畜を飼育している農場などへの立ち入りは極力
避けるようにしてください。また、やむを得ず農場などの畜産関連施設へ立ち入った
家畜に接触した場合には、病原体が人や物に付着しているおそれがありますので
帰国時に動物検疫所のカウンターにお立ち寄りください。
我が国への病気の侵入を防止するため、皆様方のご理解とご協力をお願いいたします


             (農林水産省HPより)

畜産従事者だけでなく年末年始で韓国に観光に行かれる一般の方々も
多いと思いますが、現地の指示に従いくれぐれも感染地域への
立ち入りを避け、帰国すぐの観光牧場も含めて偶蹄類動物(牛や豚
山羊、羊など)を飼養する施設への立ち入りをご遠慮いただきたく
畜産農家としてお願い申し上げます。


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今年もありがとうございました
昨日から黒豆を煮たりお正月の準備をしています。

今年は宮崎の口蹄疫の悲劇や夏の猛暑など辛い出来事も
ありましたが、何とか無事に年の終わりを迎えることができて
ほっとしています。

この一年、拙い日記を読んでいただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

追伸

年末年始は仕事を離れて心に浮かんだことを落書き程度に
書ければと思います。


ご縁を育むこと
結婚して現在の仕事をするようになってからもうすぐ14年目を迎えます。

相変わらず大人になりきれず未熟なままの人間ですがそれでも
40代も後半になり、また仕事で鍛えられて人間関係には根気が出たと思います。
まず家族関係。公私ともに主人とは一蓮托生の関係なので簡単に離婚する
わけにはいきません。(笑)
取引先ともおつきあいが長くなれば微妙に感情の行き違いがあったことも
ありますが、生活と将来を考えると簡単に投げ出すわけにはいきません。
お互いに根気よく話し合いを重ねることで現在に至ります。

個人的な友人知人も同じく。どんなに気が合う人間でも欠点が
目に付いたり感情の行き違いはあるものです。
たとえ現在感情を害していても、楽しく幸福な気持ちを分かち合った
思い出があるならできるかぎりリカバリーできるようにします。
(リカバリーするには双方の信頼関係が前提ですが。)
一時の感情で意地を張って後悔することは一生の心の傷になりますからね。

商売をやっていると長く続くご縁の大切さを思うようになりました。
出会いをかけがえのない縁に育んでいくためには大人としての
努力が必要なのではないかと。気がついたら出会って三年、五年と
経っていたという温かいご縁は何よりの宝物です。

ブログ歴ももうすぐ3年になり住所を交換し合うかけがえのない
お友達もできました。コメントでの交流の方もいらっしゃいますが
私は、もしブログを閉鎖するときはちんと一言ご挨拶をしてから
と思っています。もし縁が切れるときもきちんと礼だけは尽くしたいと
あと1年半で50才を迎える私は思っています。


全国共通仕様のススメ
昨日は地元の酪農家たちとの忘年会でした。
ここ数年ずっと昼間にやっているので、息子も参加させて
いただき楽しい時間を過ごしました。

酪農家によっては野菜を作って出荷されている方もいて
誰もが少しでも条件の良い取引先がないか探していて軽くですが
私に取引先を紹介して欲しいと話を持ってくる方もいました。

気になるのはほとんどの方が、地元で知合いがいるところなら
顔と伝手で何とでもなると考えていることです。
近所づきあいの延長の営業という感覚のままではたとえ物理的に
近くでも良い取引が難しくなっているのが最近の傾向です。

私の営業方針は近くの直売所でも遠隔地の高級店でも客観的に
わかりやすい科学的根拠の裏づけのある資料を添付しきちんと
商品説明ができること、に尽きます。言い換えれば全国共通仕様の
安全と安心を証明できる資料つきということでしょうか。

野菜や果実ならば土壌の管理、農薬の使用の有無、種のこと
などは資料で説明できることが最低限必要でしょうし、酪農なら
牛乳の検査証明や牛の飼料のデータなどは営業用資料として今後
ますます大切になってくると思います。
(ブログで交流させていただいている宮崎の繁殖農家さんは
ブログで子牛のデータを写真付きで公開されていて頭が下がります)

ある程度高齢の農家の多くは今まで地元にだけ公私ともに
目が行っていたのは仕方がないと思いますが、今後本気で
農産物の売込みをしたいなら意識そのものをご近所仕様から
全国仕様に転換することも必要になると思います。

製品の品質と味そして完璧な資料があれば全国どこでも
勝負になると思います。後は度胸と経験を積み重ねることで得る
自信があれば何とかなります。
チョン・キョンファのメンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲
昨夜の「情熱大陸」はミュージシャンの葉加瀬太郎さんの特集でした。
現在のNHK連続ドラマの主題曲も手がける売れっ子でもある彼が東京芸大の
ヴァイオリン科(中退)出身ということは有名ですが、最近の葉加瀬さんが
40才を過ぎてクラシックに挑戦したくなったそうでロンドンに生活の拠点を
移して、時々クラシックの大曲にも挑戦しています。日本では
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を大阪で演奏した映像も放映されました。

奥様の高田万由子さんも懸命に夫を応援しながらのクラシック
挑戦ですが映像を見た限りではやはりチャイコフスキーを演奏するには
葉加瀬さんには無理があるように思いました。(ファンの方ごめんなさい)

ポップスでは奔放に感じられる彼の個性ですがクラシックの
前では意外にもこじんまりとおとなしく曲を組み伏せながら
自分の個性を出してゆくことが必須のヴァイオリン協奏曲の
迫力にはほど遠い印象だったことはとても残念。

迫力ある個性と言えば韓国出身の女流ヴァイオリニストチョン・キョンファ
でしょう。私は彼女の弾くメンデルソゾーンの協奏曲を聴いて以来
他の演奏家の演奏が物足りなく感じてなりません。



特にこの三楽章!スピード感があってキレがよく
749小節目の小粋な弓使いは江戸っ子!と声をかけたくなるかっこよさ。

思うにメンデルスゾーンのような端正で完璧な大曲を
クラシックの規範を守りつつ自分の個性で輝かせるには
技術・スケールともに比類なき高みが求められます。
チョン・キョンファにはさらに韓国人特有の熱いパッションが
あり、それが私のようなファンには彼女でなければだめと言わせる
エネルギーを感じさせるように思います。

舞台に出る直前に葉加瀬さんは奥様のやさしいハグを受け
ステージに向かいます。でもクラシックの大曲に合うのは
獰猛なまでの集中力。いつぞや観たチョン・キョンファの
肉食獣のような直前の鋭いまなざしが強烈に心に残っています。


セブン&アイがトランス脂肪酸を全廃へ
セブン&アイホールディングスがショートニングなど
トランス脂肪酸を含む食品を売場に置かないことを決定。
下記の表示義務化より早く大手小売店がこのような決定を
したことは小売業界全体に大きな影響を与えることになりそうです。

>消費者庁は8日、心疾患などのリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」について
食品の含有量の表示に関する指針案を公表した。11月にも、指針に沿った表示を
食品業界に求め、来夏をめどに表示の義務化も検討する。

トランス脂肪酸はマーガリン、ショートニングなど固形油脂の製造過程で
作られることがあり、それらを原料にしたパンやケーキ、ドーナツ、揚げ物にも含まれる。

指針案はトランス脂肪酸について、100グラム当たりなどの含有量を包装やウェブサイトなどで
表示するよう定めた。「トランス脂肪酸フリー」などのゼロ表示には、
00グラム当たり0.3グラム未満などの条件を設定。
また同様に心疾患リスクがある飽和脂肪酸、コレステロールの含有量も併記するよう求めた。

世界保健機関(WHO)が03年、1日当たりの平均摂取量を総エネルギー摂取量の
1%(平均的な日本人の場合約2グラム)未満にするよう勧告。
米国や韓国、ブラジル、台湾など表示を義務化する国が広がっている。

                   (毎日新聞より)


個人的にはセブン&アイの方針に賛成します。
経営陣はショートニングの代わりになる油脂のコストの関係上、多少の
値上げはあるという見込みを会社では試算していますが食の安全や健康を
考えれば長期的には損にならないと見込んでいます。

トランス脂肪酸の過剰摂取は動脈硬化などを招くとしてすでに安全性に
こだわる店では取扱がなくなっていましたが、大手小売の撤廃方針でショートニングを
使った菓子やパンの製造に大きく影響が出ると思われます。

ショートニングに代わる油脂ですが、あるいは水面下ではすでに動きが
あるのかもしれませんが、酪農関係団体は是非国産バターをメーカーに
安定供給できるように働きかけて、つまり営業をかけていただきたいと
強く願っています。最近、オーガニックに熱心な小さなメーカーではバターの
代わりになたね油を使った菓子やパンを作っているところもありますが
製品によっては植物油では味に物足りなさを感じるものもあります。

ショートニングなどの材料の全廃は健康面上も非常に大きな
英断です。その英断をビジネスに結びつけるというと語弊が
あるかもしれませんが、品質や味の向上のためにも代替油脂には
良質なバターの割合を増やしていけるよう酪農団体上部の営業面での
努力を期待しています。というか私なら絶対に酪農業界の命運を
かけて営業に臨みます。

今年最後の
今日は今年最後のヨーグルト製造です。
(お正月の第一週はすべての製造をお休みさせていただきます)

高速道路の駒寄SA(上り)とずっとお取引いただいている
伊香保の老舗旅館にまとまった量を納品するためです。

明日の昼間は地元の酪農家との忘年会(うちはコブ付き参加。
銀行に行ったり、地代を払いに行ったり、30日からはおせち料理を作ったり
入学準備の本棚を見に行ったり忙しい年末です。

今日は主人の誕生日。
黒毛和牛のミニステーキを作ります。
おいしい牛肉を届いたばかりの今年の秋に収穫された新鮮な
イタリアのオリーブオイルでソテーすればへっぽこ主婦でも
極上のステーキができますからね。

クリスマスケーキ
昨日のクリスマスイブは夕方牛舎の仕事を
お休みして息子と過ごしました。

クリスマスケーキは手作りしました。
正確に言うと忙しいのでスポンジは大山酪農組合のスポンジを
購入。(息子はスポンジを作らないと手作りとは言わないと
ナマイキな講釈をしましたがスルー
生クリームはタカナシの乳脂肪分34%の低脂肪タイプを使用し
いちごはノロウイルスが流行っているので極力生ものは避けたいので
黄桃の缶詰めに変更。

生クリームは電動泡だて器で私がホイップしましたが後は
全部息子が一人で作りました。
息子は普段から器用にハサミを使って工作をしたり
絵を描いたりが大好き。ケーキ作りも上手いものです。
私が横についていましたが、切れのあまりよくないぺティナイフを
使って上手に桃も切っていました。

ケーキ1

    スパチュラを使ってクリームを塗っています。

ケーキ2

    オーナメントの砂糖菓子を飾って完成。
    息子の記念すべき手作り1号です。
   
見てくれはちょっと悪いけれど、とてもおいしかったです。
クリームも軽くて食感がよく、酸味のあるイチゴより桃の
やさしい甘さがクリームによく合って怪我の功名でした。

普段は、夕方私が牛舎にいる間おばあちゃんのところに
いる息子は夕方もずっと私と一緒だったことが嬉しかった
ようでいつになく甘ったれモード全開でした。

自営業なので比較的子供に接する環境は恵まれていると
思っていますが、今週は伝票書きもなく100%自分に心が
向かっていると思うのが子供にとっては嬉しかったようです。
仕事を休んでよかったと思いました。

質素ですが、夕食もクリスマス仕様で楽しく食べました。
ここ数年のクリスマスで最も幸せなイブとなった一日でした。

クリスマスイブ
今日はクリスマスイブ。
今から息子とケーキを作り、夕食はちょっとだけごちそうを作ります。

主人には申し訳ないのですが今日の夕方は準備もあるので
私は牛舎の仕事をお休みする予定です。
こういう日くらい息子と一緒にゆっくり作りたいですからね。

去年は10日ほど(5年ぶりに)実家に帰省しましたが今年は先日
母が来てくれたし、入学準備もあるのでこちらでお正月を過ごします。
酪農家はお正月も休みがありませんが実家が近い奥さんは帰省される
方も多く(当然ですよね)その間は数日でも骨休めをすることができます。
だから私も1日は牛舎に出ない完全休日を取ることにしました。
結婚して何年たってもやっぱり嫁ぎ先で義家族と一緒に生活
することは気疲れするものです。生れ育った家で暮らすことができる
主人にそのあたりの理解をお願いしました。精神的疲労やストレスを溜めることは
誰のためにもならないので、ほんのわずかな時間でも完全休暇を取ることにしました。

ところで、私は主人の仕事を一緒にやってきて努力はしていると
思いますが、実際に私をご存知の方ならおわかりと思いますが
いわゆる農家の嫁のイメージとは正反対の人間です。
完全なインドア派人間なので決して派手に遊び歩くことはありませんが
自分の時間と世界は仕事と同じくらい大切にしています。
私はまず私自身でありたい。その個性の上で仕事は頑張ります。

私の仕事は自分が挑戦する価値のあるもの&自分の表現を
込められるもの、自分が努力をする値打のあるものに育てて
きたからここまで続いていると思います。
決して滅私奉公ではないし、そのようなやさしいだけの
妻ではないことは誰よりも主人が一番理解していると思っています。

というわけで今日はクリスマスの準備に没頭します。
皆さんも素敵なクリスマスをお迎えくださいね。


お休みモード
今日は祝日。そして息子が今日から冬休み。
ベーベ工房の仕事も今年は仕事納めとなり牛舎での仕事はやっていますが
気分も体もお休みモードで弛緩状態です。

伝票も今週は書く必要がなく、息子の登園時間に遅れないよう
慌しくする必要もない休日なので朝から息子とホットケーキを
作って食べてだらだらしています。

のんびりしていたら疲れが出て少々だるいのですが
今日は家族で買い物に行きのんびりします。
時間に追われない休日もたまには必要ですね。

酪農ヘルパーのこと
昨日の晩、主人は組合の三役として伊香保で会議兼忘年会に
行き朝早く帰って牛舎の仕事をしました。

会議で話題に上がったことが酪農ヘルパーのことだったそうです。
組合所属のヘルパーが約10人いてスケジュールの予定を決めて
平均して月に1回それぞれの農家に行って仕事をしてくれます。

予め予定が決まっているレギュラーな仕事に加え急な葬式や怪我や病気
で急な依頼があることもあり、どうしてもヘルパーの手が足りないときは
ヘルパーの予定をキャンセルして緊急の農家を優先することもあります。

医者と同じく実はヘルパーも微妙に人手不足です。
すぐにやめる若い方も多く、長く頑張ってくれているヘルパーには
過大な負担が行っているのは私も感じていました。

ある酪農家は夫婦でやる範囲を超えた頭数を飼養しています。
加えてご主人は慢性的な腰痛持ちで奥さんもいろいろと
持病があり、この農家には月によっては半分以上二人以上の
ヘルパーが行きっぱなしになっていることが話題に上がったそうです。
ヘルパーによっては日曜日がこの農家に行くことでまるきり休みに
ならず女性とお付き合いすることもままならないという非常に
深刻な問題もあることも語られたそうです。

医者不足で緊急性のある患者を優先することが叫ばれて久しくなりますが
ヘルパーも限られた人的資源ということを考えて、大規模化するなら
従業員を雇うなど自助努力をすることが今後は総会などで取り上げられることに
なりそうです。

上にあげた酪農家の場合、以前から奥さんの里帰り(国内です)のときは
一週間連続でヘルパーを取ったり、多少のエゴを感じていました。
車庫には高級自家用車があり、そんな様子をみれば休みもまったく取れなくなった
ヘルパーやその親御さん(酪農家です)にしてみれば自分で少しは雇用を
考えろと言いたくなる気持ちもわかります。

大規模化した経営をするなら従業員を雇用することは必須条件です。
それから、ヘルパーには冬なら暖かいお茶を出してあげたり家にいるなら
ヘルパーが二件の仕事のある日は少し仕事を手伝うなど人として
気遣いと感謝を忘れないことも大切です。雇用のことは他人事ではなく
私たちも加工のことも含めて真剣に考えなければならない時期に
来ているかもしれません。

仕事納め
昨日はお取引先に今年最後のヨーグルトの発送をしました。
(正確に言えば某大型取引店のためにもう一回作りますが)
仕事納めが終わると(酪農は休みがありませんが)ほっとします。

今日で息子の保育園が終わり、明日から冬休みです。
正確に言うと数日は希望を出せば預かっていただけますが
学校に行っている兄弟がいるお友達はほとんど冬休みに入り
行ってもほとんどお友達がいない状態なので今年はこれで冬休み。

クリスマスには二人でケーキを作り(いちごにする予定でしたが
ノロウイルスが流行しているので桃の缶詰に変更)
チキンを焼き、クリスマスの準備をする予定です。

来年のオーダーもいただき安心してお正月休みに入ります。
酪農はもちろんお正月もないのですが、やはりベーベ工房の
仕事は何年たっても緊張感があり、少しの間でも休みがあると
ほっとします。

息子の冬休み期間はある意味もっと大変ですが(汗)
今年は入学準備の本棚を買いに行ったり楽しく過ごそうと思います。

ジゼル
先週発売のアンアンのタイトルに「かなわぬ恋」とあり
今の若い人でもそんな思いを抱くのかと微笑ましく思いました。

古典バレエの旧約聖書とも言われる「ジゼル」は身分違いの恋に
破れて死んだ美しい村娘ジゼルの死してなお抱き続けたはかなくとも強い
恋心を描いた究極のかなわぬ恋の物語です。

私はクラシックバレエの中で一番この作品を愛しています。
主役を踊るバレリーナには洗練されて厳格な クラシックバレエの技術と
同時に女優としての深い演技力が求められ、バレリーナが一番踊りたい
役とも言われる作品です。



この第二幕の最大の見せ場であるパ・ド・ドゥではバレリーナは
まったく重量感を感じさせない妖精になりきることが求められます。
この画像にあるバットマン・デヴロッペと技術的にはよばれる空気が彼女を
運んだかのような動きで表現される踊りは、絵画的な美しさにあふれ
クラシックバレエの中でも最も美しい場面のひとつです。

バレリーナの基礎技術を残酷なまでに見せることになるこの場面は
一流のダンサーといえど軸足がぐらついたり動きがなめらかさに欠けたり
決定版といえる踊りに出会えなかったのですが、先日偶然にもYOU TUBEで
心が震えるような幽玄の美を感じさせる踊りに出会うことができました。
それがこのエストニアで踊り続けたカイエ・キールの踊りです。

Kaie.korbという聞きなれないスペルのダンサーのことを調べたところ
1961年生まれで1985年のモスクワ国際バレエコンクール第三位とありました。
日本の森本由布子さんが二位に入った時の三位にカイエ・キールと
あったことを思い出し彼女がバルトの小さな国のバレエ団にありながらここまでの
バレリーナになっていたことに驚嘆しました。まだソ連だった当時の
バレエ王国の底力をかいまみる思いでした。

ジゼルが200年以上も世界中で踊られてきた理由は決してハッピーエンドに
ならない切なさに世界中の観客が共感してきたからだと思います。
私は、自分が決して暗い人間とは思いませんが健全な肉体に健全な精神が
宿る的な健全過ぎる人にも物にも惹かれません。どんなに家族と幸せな日々を
送っていてもジゼルの表現する死をも超えた報われないけれど強い愛に惹かれます。

かなわぬ恋の話は?と聞かれたら私は迷わずジゼルをお勧めします。

営業カレンダー
そろそろ年の瀬になりました。
クリスマス~新年と一気に慌しくなる季節です。

12月には私は営業はしないことにしています。
スーパーにとっては年末年始は売場も普段と品揃えが異なり
普段は本部にいる役職クラスも店に駆り出され一年中で最も
多忙を極める季節なのでとても資料やサンプルをじっくりみて
いただくわけにはいかないからです。

私が営業に向くのは

 一月
 三月
 五月
 九月
 十月

だと思っています。

一月は何と言っても新しい年の始まり。年末の喧騒も落ち着いて
担当者も新しいものに心を新鮮な気持ちで向けてくれる雰囲気があるからです。
三月と五月は春~初夏に向けて特にヨーグルトがどのくらい売れるか
イメージがわきやすいですし、暑さがおさまった九月と十月は食欲の秋
の言葉通りバイヤーも新製品に興味を持ってくれる可能性が高いです。

これらのことは、マニュアルがあるわけではなく経験から
感じたことですが、自画自賛ではなくまったく的はずれではないようです。

12月に新しい企画や特別イベントを営業するには夏前から念入りに
打ち合わせなければなりません。スーパーの担当者がクリスマスケーキの
選定をするのは暑い頃だとも言われています。
そして年末に特別イベントをやってもらうにはそれだけの集客力がある
ことが確実でなければなりません。営業をするからにはこのあたりの
ことをしっかりと念頭に入れておかないと効果が望めないことになります。

県の企画した都内のレストランなどで群馬県産農産物を
使用したメニューのイベントの予定は12月になっていました。
三月にお世話になった老舗イタリアンも今回は企画に参加しなかった
ようでした。企画担当者は自分なりの営業カレンダーを綿密に
考えてのこの時期のフェアだったのでしょうか?
せっかくの企画が時期の選定ミスで効果が上がらないとしたら
非常にもったいないことだと残念に思っています。

  
ノロウイルス対策覚書
先日、食品製造者として人一倍ノロウイルス対策に気を使って
いると書きましたが、普段から食中毒には台所レベルで気を使っています。
えらそうな理論ではなく、辛い思いを特に息子にさせたくないことと
私たちのような仕事だと乳製品の製造~出荷ができなくなり生活に響くからです。

普段のキッチンでの仕事で気を使っていることをいくつか挙げてみます。

 ① ヨーグルトとチーズの製造~出荷のある日曜日~木曜日は
   主人が生の肉や魚に手を触れることは一切させていません。
(自分が作った方が圧倒的においしいという事情もアリ)

 ② 手抜きと言われるかもしれませんが、特に食中毒の予防のために
   鶏のからあげなどは予めカットした肉を使い魚も切身などで
   まな板の上で切ることはしません。からあげの味付けはビニール袋の
   中で手を汚さずに行い、調味料のしょうがなどはチューブの市販品を
   使い、できる限り素手を使わずにしています。

 ③ 普段から料理の時には鍋にお湯をわかしておきます。
   汁物を作るときの時間節約と使った調理器具にかけて
   消毒するためです。

衛生的な製造のためには製造現場と原材料の厳重な衛生管理が重要ですが
併せて製造者の普段からの健康管理は非常に大切だと考えています。
特にノロウイルスなどが流行しているときは、生鮮食品の製造者として
大げさと思われるかもしれませんが生ものはできるだけ避けて
しっかり加熱されたものを食べることを心がけています。

これらのことは実は生活の中で普段から行っていることです。
気楽に生きているように見えるかもしれませんが、小さな製造者は
自己管理がすべてでもあるのでそのあたりはきちんとやることを
心がけています。(②と③のおかげで私の料理は手際が良いと言われます)


料理本の整理
年末大掃除と題して本棚の整理をしています。
今年は、息子の小学校入学を控えて彼専用の本棚も買わねばならず
スペースを作るため何年も読んでいない雑誌や料理本は思い切って
処分しました。

料理本は以前も書いたことがありますが、さまざまな料理研究家の
本を書店が開けそうなほど所蔵していましたが、このたびの大掃除で
一気に半分くらいに減りました。処分の対象になったのは

 ① 一時大流行したカフェ本などビジュアル重視の本

 ② 当時は好きだった料理研究家の本で著者のセンスに憧れて
   買ったものの数年たった現在、好みに乖離が生じたもの

 ③ 自分の作り方が確立した定番料理がメインの料理本

こうやって書いていると、仕事や家庭生活に経験を積みライフスタイルの
変化が料理や食生活のありかたに大きく影響することを感じます。

私の料理は定番メニューを自分なりに定着させたものが多くなりました。
味が混ざるのは好きではなくなり、それゆえに①にあるように
ワンプレート主体のカフェ本を読むことはなくなっていました。

私の母は結婚前に有名な料理研究家の岡松喜代子先生の離れに下宿していて
先生ご自身に教えていただくことの他、結婚祝いに分厚い著作をいただき
書き込みをしながらずっと愛用していました。
当時の料理研究家が家庭料理から正式なコース料理、デザートから子供の
おやつまで今も通じるレシピを作られていたことに驚嘆します。

私にとってはホルトハウス房子さん、山本麗子さん、土井勝先生の
ご子息の土井善晴さん、藤野真紀子さん、脇雅世さんあたりの
家庭料理やデザートの本は多分これからも一生の愛蔵本だと思われます。

老後の健康が気になる年齢になり、定番の和食をまじめに
作る日々を送っています。

ノロウイルスにご注意を
全国的にノロウイルスが流行中です。
群馬も警報値を超えています。

不思議なことに昨日持病の薬をもらうため地元の総合病院に
行ったところ拍子抜けするほど患者は少なく、息子の保育園でも
特に流行はしていません。
でも特に嘔吐のくる胃腸風邪は子供がかかると点滴などで
本当に大変なので絶対にノロウイルスに感染しないように
細心の注意を払っています。特に食品製造者ですのでなおさら。

私が心がけているのは以下のことです。

 ① 帰宅後の手洗いとうがいの徹底

 ② 主人にはかわいそうですが刺身など生ものは避けています。

 ③ 消化の良い温かいものを食べる

 ④ 人ごみでの買い物は避けネットショップの利用

 ⑤ 食器やまな板類は熱湯をかけて消毒


一度事故が起これば、行政処分だけでなく築いた信用が
一気に崩れます。当分は窮屈な生活ですが元気に過ごしたいと
思っています。皆様もどうぞご自愛ください。

   
バターの使い途
今年も組合から割当てのバターが届きました。
通常はチーズとの抱き合わせですがチーズはパスさせて
いただきバターのみお願いしました。
割当ては450g(1ポンド)を30個。
多少の我侭を言ってすべて無塩バターです。

10個はお世話になっているレストランに格安で
お歳暮を兼ねてお分けして残りは、友人やお世話になった方に
新鮮な野菜と一緒にお送りして喜んでいただきました。
組合員への割当は消費の普及ということも念頭に入れてのことですが
喜んでいただけるとこちらも本望です。

ところで、商売をしていると特に大切だと思いますが
虚栄心が先立ったり、懐具合や相手の事情も考えないギフトは
逆効果ですが、日頃心を通わせている友人知人には心遣い
程度でもギフトで喜ばせてあげようという気前の良さは生きていく
上でとても楽しいイベントだと思っています。
ケチとか度の過ぎたしまり屋というイメージが先立つと
少々学歴が高くても非常にせせこましい印象を与えてしまう気がします。

バターは三個ほど手元に残し冬休みに焼き菓子でも作る予定です。
たまには手作りのお菓子くらい作ったら?と息子がうるさいんですよ。(滝汗)


シューマン 「幻想曲 ハ長調」
ずっと以前にこのシューマンの幻想曲のことを書いたことがありますが
最近、この曲を巡って心温まる出来事がありましたのでもう一度書きたくなりました。

数ヶ月前からブログで仲良くしていただいている素敵なマダムがおられます。
素敵な日記だなと憧れていたところに、私の私生活ブログがとても素敵だと
コメントを下さったときは本当に嬉しかったです。

遠くに嫁がれたお嬢様がシューマンの「子供の情景」をよく弾かれていたという
日記に、お母様には幻想曲がお勧めですとコメントを差し上げたところとても
喜ばれ「けいさんを音楽のお師匠さんにしたいわ」とお茶目なお返事を下さいました。

シューマンが妻になったクララと恋愛中に彼女を思って作曲したこの
曲は私が大好きな曲です。そんな想いを共有してくださったことは
ささやかですがこういう温かい出来事があるから人生は楽しいと
改めて感じさせる出来事でした。たったそれだけのことだと思われても。




幻想曲三楽章まである大曲ですがこの第一楽章の冒頭部だけで
聴く者の心をわしづかみにする魅力に溢れています。
シューマン独特の気まぐれでちょっと口ごもるような、ふんわりと
紗のかかったような音は彼ならではの比類のない芸術です。

激安
家畜商のおじいさんに「12月は価格が下がるよ」と
言われていましたが、実際に12月の廃用牛の価格は想像以上に
安いです。(号泣)

一頭はジャージー牛なのでまあ仕方がないですが、小柄だったとは
いえホルスタインも安いこと!高い時の半値以下....。
廃用牛とF1スモールの売却代金は酪農家にとって貴重な一種の
臨時収入です。これを貯金して地代や機械の代金に充てています。
この目算が狂うとちょっとどんよりします。

先日、母が来てくれた時に忙しい娘の日々を見て実家で管理している
私名義のある程度のお金を自由に使ったら、と言ってくれました。
とても有難い言葉でしたが、とりあえずもしどうしてもの時の
心の保険にしておくと伝えました。まだ当分はハングリー精神を
持っていたいですからね。

私は役人の家庭のごく普通の家庭に育ちました。
決して富裕層ではなくいわゆるアッパーミドルの家庭
だったと思います。母のやりくりの工夫も見て育ちました。
学生時代までバイトの経験もありませんでしたが、社会に出てからは
ずっと働いてきました。それだけにハングリー精神がどれだけ人を
成長させるかは知っているつもりです。

激安ですがこの売却代金も貯金します。
F1が年末に生まれるので安産とそれなりの価格を期待しています。


ときには見切り発車も必要
私より若い友人たちを見ていると、口には出さないものの
人生で大事な決断をするときに慎重になりすぎて
チャンスを逃がしているのではないかと心配になることがあります。

 独立にあたって店舗物件を借りるのに慎重になりすぎる。

 かなりの年齢になっても結婚はしたいと言いながら
 大恋愛しないと結婚はしたくない。

私たちは代々引き継いだ土地があるので工房を作るのに
場所の選択はできませんでしたし、結婚も30才も超えていつまでも
えり好みをする方が後悔することになるので生涯で一番の大恋愛かどうかは
はなはだ疑問ですが、思い切って結婚しました。

えらそうなことは言えませんが、私はある程度考えたら
案外と潔く見切り発車する性格です。
とりあえずこのお店とご縁を持ってみようという気持ちで見切り発車
したところ思いもかけず素晴らしいご縁になったということは
数え切れないほどあります。完璧ということはお互いにありえないもの
なので、80%納得したらゴーサインです。

私は、何が人生の中で悔いが残るか?と聞かれれば
迷わず見逃し三振をすること。と答えます。
そのときにベストと思った選択が間違っていれば潔く
認めて軌道修正すればいい。でも選ぶことすらできなくなれば
次のステップはありえません。

夏目漱石の坊ちゃんの有名な冒頭部で

「この次は抜かさずにとんでみせます」

という一節がありますが私はずっと昔からあの言葉が大好きで
実際そのように生きているように思います。

若い世代の方は失敗は当たり前のこと。
それを恐れず飛翔して欲しいと心から願っています。

大忙しの一日でした
昨日はヨーグルトの出荷日でした。
生産量も多いので発送作業も一日仕事なのですが
昨日は、ご近所の葬式の手伝いに午後から主人が行ったため
午前中は怒涛のような忙しさとなりました。

昼過ぎには必ず牛舎に行って、牧草を与えて子牛の
様子を見るのですが、主人のいないこういう日に限って
子牛が脱走したりといろいろありました。先日生まれた
ジャージー子牛(息子がサラと名づけました)が脱走して
牛舎を追いかけ回して、最後は小さいので抱きかかえて捕獲しました。

ところで、田舎の葬儀は今でこそ会場も斎場で業者がいろいろと
やってくれるのですが、それでも近隣はお手伝いに行くことに
なります。(仕事を休む方も多い)それだけに近隣の方へ食事や
お茶などを出すこは礼儀としてとても大切なことになっています。
私が嫁いでから我家では4回の葬式を出しましたが、義母とともに業者とも
相談しながらそのあたりは失礼のないように気を配ってきたつもりです。
このあたりの采配を巡っては業者のセンスや常識も問われることになり
水面下では業者間の熾烈な競争になります。

こういう田舎の生活はわずらわしさもありますが
プロ根性も鍛えられたとしみじみ感じた一日となりました。
年を重ねるということ
こういうことを書くようになった自分自身に感慨深いものを
覚えるのですが。(汗)

代々続く田舎の農家の妻兼家業としての商売をしていると
この仕事は、どんなに才能があり頭脳明晰でも若い人間より
柔軟さや老獪さ、ある種のしたたかさを身につけた40才以上の
人間の方が仕事を楽しみながら結果を出せるような気がします。

商売(仕事)というものは人間関係も含めて

  時が熟するのを待つ

  十分に考えて悩んだ後は、時が何とかしてくれると達観する

という感覚が努力や才能と同じくらい必要だと思うようになりました。 

大企業に所属する人間なら、組織の信用力をバックに若い人間でも
営業などで結果を出すことは可能ですが、私たちのように小さな規模の
経営者の場合、特に大きな組織を相手に結果を出すには、相手に
貫禄負けしないゆとりや自分の分をわきまえる謙虚さを持ちながらも
卑屈にならない自分なりの格を持つことはとても大切だと感じています。
こういう境地になるまでには、ある程度の年月も必要で気がついたら
40才を超えていることが多いと思います。

年の功、という言葉がありますが、私はひそかに自分の中で
この言葉を「猫は年齢で喧嘩をする」という表現に置き換えています。
とはいっても漫然と年を重ねてそうなれるわけではなく
若い時代にその純粋さで真剣に怒り、悩み、泣いて真剣に努力する
日々を重ねていけば、自然に自分の立ち位置がわかってくるように思います。

私は自分が年齢を重ねて人格高潔になったとは夢にも思っていません。
むしろ年齢の割には子供のままなのですが、それでも仕事と田舎の旧家
の環境に鍛えられ、時が熟するのを待って自分の納得する成果を出す
柔軟さとしたたかさは身につけたのではないかと思っています。

傲慢と取らないでいただければ幸いですが、私は最近になって
20代と30代をシジフォスの神話の如く時には徒労に近い悪あがきを
しながらも純粋な気持ちで努力をして良かったと心から思います。
趣味のことを書くにしても、50近くにもなれば自分の一部に同化しており
心のままに書いた一文に共感をいただけたり自分の個性が完成の域に
達してきたのかなという心地よさを感じるようになりました。

若い時代に人生の全盛期が来ても後が先細りの人生は空しいだけです。
私は仕事面では50代を全盛期にしたいと願っています。
そのためにも時期を見極め、自分の分をわきまえ今の立ち位置で
自分らしくありたいと願う最近の日々です。


フォーレ 「レクイエム」
12月10日は父の命日でした。そして昨日はご近所の老人が
天寿をまっとうされ、夜はドラマ「坂の上の雲」で正岡子規の壮絶な
生への渇望と死が香川照之さんが圧倒的な存在感で演じ切り
いつになく「死」というものを考えた週末になりました。

キリスト教は仏教に比べて音楽が切り離せない存在になっています。
バッハの作品の多くが教会音楽ということもそれを物語っています。
葬儀もしかり。故人の好きだった賛美歌などいくつもの音楽が
演奏されます。故人や遺族が希望した場合、レクイエムやその場に
ふさわしいクラシックが流されることも多くあります。

当分は自分の葬儀になることはないと思いますが、私の葬儀を将来
行うときはバックにフォーレのレクイエムを流して欲しいと遺言に
書いておこうと思っています。


フォーレのレクイエムは1847年に作曲されたもので、モーツァルト。ヴェルディの
レクイエムと並ぶ三大レクイエムと称えられる名曲です。
レクイエムはカトリックの典礼に沿った形式の作品が一般的ですがフォーレの
レクイエムは最後の審判をイメージさせる「怒りの日」などの詠唱部分が割愛され
フォーレ本人が述べるように、非常に詩的で明瞭な静謐感を感じます。

「私のレクイエム……は、死に対する恐怖感を表現していないと言われており、なかには
この曲を死の子守歌と呼んだ人もいます。しかし、私には、死はそのように
感じられるのであり、それは苦しみというより、むしろ永遠の至福の喜びに満ちた
開放感に他なりません。」

                (ウィキペディアより)



自身の死を予感しながら命の灯を灯すようにして書かれたモーツァルトの
レクイエムの悲壮な美に比べフォーレのレクイエムは詩的な温かさに満ちており
俗な表現ですが、非常に癒しを感じます。それゆえに私はこの曲で送られたい
と以前から思っています。追記しますと私は祖父が牧師という環境もあり
クリスチャンです。信仰はありますが、いわゆるスピリチャル的なものや
占いには一切関心がありません。

この「サンクトゥス」は神への賛美がこの上もなく美しい旋律で歌われます。
フォーレはこの作品のイメージからストイックなイメージでとらえられていますが
実はあまたの恋愛で知られる伊達男でした。
そんな挿話を聞くとこのレクイエムの表現するものが理解できて一興かもしれません。

おいしい、と喜んでいただく仕事の誇らしさ
昨日の息子の保育園のクリスマス会が公民館で盛大に行われ
今年が最後になった息子たち年長さんはどの演目でも素晴らしい
感動を与えてくれて、横浜から来てくれた母も孫の成長を喜んで
くれて何よりの親孝行ができたと思います。

母を手料理でもてなしてあげようと思い、先日書いたように
食肉卸問屋に予約して黒毛和牛のしゃぶしゃぶ用の肉を買ってきました。
この黒毛和牛は生産から販売まで手がけるこの会社のプレミアム和牛で
モモ肉と言ってもびっしりと美しいサシが入りさすがA5ランクの貫禄でした。

金曜日の夕食は家で採れたユズを使ってタレも私が作り、家庭菜園で収穫した
野菜を使ってこの黒毛和牛の肉でしゃぶしゃぶを作りましたが、母も家族も
おいしい肉に大喜びで和やかで至福の時間を持つことができ、心から和牛の
生産農家の方に感謝しました。

私も酪農に従事する者として、生産者が何よりも嬉しくて自分の仕事に
誇りを持てるのは、自分が丹精込めて作った生産物をおいしいと喜んで
いただくこと、これに尽きると思っています。

時々読ませていただいている農家ブロガーさんがこのように
日記に書いておられましたが、これは農家なら誰しもが共感する
言葉なのではないでしょうか?


私、農業なんてなにが美味いかということに尽きると思うもん。
美味いもののイメージがない奴が農業やるなって。

農業は労働のをりに利益は低いし効率的にはお世辞にも
割りの良い職業とは言えない仕事だと日々感じています。
それでも何で夢と誇りを持って取組んでいる生産者もいるかといえば
おいしい、と喜んで下さる消費者の存在があればこそです。
今度牛肉を買いに行く時は私も心からのありがとうをこの
子牛の育成から手がける食肉卸問屋に伝えようと思っています。

性急なTPP加入によって生産者の誇りが奪われないことを
心から願っています。


 
週末
今日は横浜から母が来てくれます。
明日は息子のクリスマス会本番。

仕事と家族サービスの週末になりそうです。
あわてて掃除をしたり朝から忙しく週末意は更新をお休みします。

年末の慌しい季節、寒さも本格的になりました。
皆様も良い週末を元気にお過ごしください。

黒毛和牛
最大の(?)懸案事項だった私の健康問題ですが
精密検査の結果、年に二回の検査を条件に経過観察と
なりました。安堵感でどっと疲れが出ました。

あさっては息子の保育園生活最後のクリスマス会。
良い役をいただき張り切っています。
明日は横浜から母も来てくれるので、家でちょっと
ごちそうを作ろうと畜産会社に予約してしゃぶしゃぶ用の
黒毛和牛の肉を買ってきました。

和牛

写真が下手なのですがモモ肉といってもサシがびっしり。
食べるのがもったいないほどです。
このクラスの黒毛和牛はスーパーには普段置いていないので
予約して買いに行きます。素材が良いと家に実っている柚子で自家製
ポン酢を作り、家庭菜園の白菜やネギで簡単においしく食べられると思います。

こういう時は田舎でよかったとしみじみと思います。

読解力について思うこと
OECDが2009年に65カ国の15才を対象に実施した、学習到達度調査の
結果を発表しました。

前回の2006年に比較して日本は学力の低下に一定の歯止めがあり
特に読解力は前回の15位から8位に上昇しました。
(読解力・数学力 ・科学的リテラシーいずれも上海が1位)

この調査で言うところの読解力の定義をすると次のようなものになります。

 「さまざまな文章や資料などから情報を読み取ったり
  自分の考えを論理立てて、記述したりする力」


この定義を読むと読解力は学生の勉強だけでなく大人の仕事力でもあり
ひいては人が生きる力を与える、人生で大切なものだと思います。

大手企業のOLだった頃はさして感じませんでしたが
小さな農家の製品を世に出し続けてゆく今の仕事をしていると
いかに読解力や文章力で必要か痛感します。取引先のバイヤーの
心を動かしさらにお客さんの心を掴むには、田舎にいながらも
食の世界の流行や情報を把握して分析して、それをわかりやすく
文章化することが不可欠です。

私は学校でどのように読解力をつけるための授業がされているか知りませんが
自分の経験で言うと漫然と読書をするだけでは、読解力、特に文章で
他人に何かを伝えその心を動かすことはできないと思います。
文章力を向上させるには生きるために必要なある種の知への飢えや渇望といった
焦がれるようなエネルギーが不可欠だと思います。
若いときからエリート街道まっしぐらで年齢不相応に高い地位にある方が
立派な学歴の割にはつまらない文章を書くことが意外に多いのは
この「私をわかって欲しい」という強烈な渇望がないからではないかと
勝手に推察しています。

読解力というものは、学校で教えてくれる勉強の技術と親や家庭
が好奇心という形で育んでやるべき教養の双方がないと豊かに
育ってゆくことは難しいと思います。単に試験の結果の達成感だけでなく
自分の文章が何か他人の心を動かし、豊かで温かな感動を残すことが
できた幸福な達成感を経験することで育まれてゆくようにも思います。

ともあれ、来年からは小学校も脱ゆとりで文章力重視の過程に
移行することは何よりですし、今回の調査で日本が上昇傾向にあることは
素直に喜びたいと思います。

上海は三分野ともトップという偉業です。
素直に賞賛したいと思いますが、その教育の結果が国際的に
批判される俺さま外交でノーベル平和賞授賞式にも
欠席し、尖閣問題を引き起こしではあまりにも貧しいと思います。
教育の成果は豊かな人間をつくってこそのものだと私は信じています。

マイアベーア 「戴冠式行進曲」
朝一で整形外科に行き診察を受けました。
レントゲンを撮ったところ骨は無事。
(骨密度は高いのです。)
打撲と捻挫で湿布薬がたくさん出ました。
都会の医者なら「牛に踏まれた」と言ったら驚いたことでしょう。

この曲は今ではマイナーな存在になった作曲家マイアベーアの
数少ない代表作です。歌劇「預言者」の中から戴冠式行進曲です。



日本でこの曲を知っている人の大半は三年に一回東京で開催される
世界バレエフェスティバルを鑑賞したことのあるバレエファンだと思います。
かくいう私もその一人です。
これは文字通り世界中のバレエ団からスターダンサーが集うガラ・コンサートで
1976年から三年に一回開催されています。私は1982年の第三回から2009年の
第十二回まで皆勤賞。ダフ屋が出るほどの人気ですが何とかチケットを入手して
超一流のダンサーの踊りを堪能してきました。

この戴冠式行進曲は開演に先立ち、出演者と演目がスクリーンに
映し出されるイントロ部分でオーケストラによって華やかに演奏されます。
このフェスティバル歴の長いファンはここのところでまず興奮します。
次回は2012年夏の予定ですが今度は昼の公演に息子と行ければと思います。

30年近くも鑑賞していると、大学生~社会人~主婦~母親と自分がその中で
成長してきたことに感無量です。親子二代デビューはいよいよ次回です。



労災
一昨日、育成牛に水をやろうとしたら急に暴れだし
思い切り足を踏まれてしまい.......。
当日はそうでもなかったのですが昨日から左足の甲がパンパンに腫れてます。
今日はヘルパーなので夕方は牛舎に行かずのんびりします。
これって労災じゃね?

朝、牛舎に行ったら2009年3月生まれのジャージー牛のきらりが
元気なメスを生んでいました。初産はメスの法則は健在でした。

002_20101208081247.jpg

我輩はジャージー子牛である。
   名前はまだない。


今から整形外科に行ってきます。


プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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