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宮崎のためにできること
数日間この記事をトップに置かせていただきます。
通常の記事は ↓ からお読みいただければ幸いです。


旧ユーゴ出身のピアニスト、ポゴレリチのブログがご縁でもう2年も
親しくさせていただいているよし子さまが宮崎の畜産農家のためにどんな
支援ができるだろうかとお心のこもったメールを下さいました。
私は次の三点の支援やご協力をお願いしました。


① 宮崎の畜産農家のための支援の募金

② 口蹄疫は宮崎だけでなく日本の畜産を壊滅させる
  恐れがあるため、現在は各都道府県でも動物園などで
  消毒を求められる場合もありますがその場合嫌がらずに
  協力をすること。(九州は特に厳格です)

③ 宮崎の農畜産物を各地で買うことで間接的に
  支援をすること


そして各自が情報を正しく正確に分析し現場付近への旅行を
慎んだり、根拠のない風評被害にまどわされないことも大切だと思います。

私も僅かですが募金に協力しています。
そして今年の夏のギフトのいくつかは宮崎の農畜産物に
する予定です。私が既に注文したもののひとつがこれ。
小さな乳業メーカーのアイスクリームです。

白水舎乳業 HP

被災農家の支援は国の支援が不可欠ですが、間接的なことしか
できなくても宮崎の農家に「おいしかった」という喜びの声が
届くような協力はしたいと思います。大切に育てた牛にワクチン接種を
された肉牛農家の奥さまの日記でも宮崎のおいしいものが紹介されています。

気ままにウロンコロン

宮崎の口蹄疫への対策・支援は日本の畜産の将来に大きく影響します。
みなさまのできる範囲でのご協力をお願いいたします。


                ベーベ工房  けい




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情報をいただくことのありがたさ
宮崎の口蹄疫の現状が宮崎以外では不自然なほど報道されていない
時から、地元の情報を的確に分析できる能力と人間性を兼ね備えた
方にメール等で貴重な情報やご意見をいただいていることは
本当にありがたいことだと心から感謝申し上げます。

現地の畜産農家の貴重なブログもこの方に教えていただきました。
先日の記事にも書いたお友達のよし子さまも私のブログから現地の方の
ブログを知り、予想以上の悲劇に強く心を揺さぶられたとのことでした。

川南町のムッチー牧場さんのブログ

気ままにウロンコロン

政治家や大企業の幹部だけでなく一般人も正しい情報に接し
正しい情報を収集することは本当に大切だと思います。
特に今回のようにある段階まで全く報道がされなかった事例では
たとえ拙くてもきちんと気持ちを込めた少なくとも常識や
人間性を疑われないブログを書いていて良かったと思います。

私がメールを差し上げた群馬県の県議も5月初旬から
「群馬は畜産県でありそれを守るのが政治家の役目だ」
という責任感の元に真摯に口蹄疫に関する記事を書いておられ
それを読み私はこの方に私が畜産農家として考えていることや
情報をメールでお知らせして彼も誠実に対応くださっています。

たかが、ブログですが誠実に読むに耐える内容の記事を正しい知識や
情報を元に書くことは必要だと今回の件で改めて痛感しています。
特に政治家などは気をつけないと見識を問われ政治家としての資質を
疑われることにもなりますのでご注意を。
かつて前知事の引き立てのもとに中央から派遣されたエリートの役人として
権勢を振るった県議は、これだけ口蹄疫対策に群馬が取組んでいる現在も
ブログに書くことは多数派批判とスポーツイベントのこと。(爆)
文章やその人の発する情報やメッセージは時には学歴や肩書きを
凌駕してしまう怖さや痛快さがあるのかもしれません。

交流事業のガイドラインの必要性
宮崎の口蹄疫の感染の広がりを受けて各地で牛や山羊、羊など
偶蹄類の公開や消費者交流のための事業が自重されているようです。

以前にも書きましたが、私たちは観光牧場ではないので
一般の方の牧場見学等はお断りさせていただいてきました。
まさか口蹄疫がここまでになるとは予想しませんでしたが
最近は一般の方があたりまえのように外国に行かれる時代で
病原菌を持ち込まれても誰も守ってはくれないからです。

私は以前から牛乳や乳製品の消費拡大のために観光牧場でも
ないのに牧場を公開したり、子牛と子供の触れ合いなどには
強い懸念を抱いていました。例えば各地で秋に行われる牛の共進会
と同時に行われる畜産フェスティバルでの子牛との触れ合いコーナー。
慣れない場所で檻に入れられ一日中いろいろな人に触られている
子牛が午後になって疲れきった顔をしているのを見ると一種の虐待とすら
感じたことがあります。(小さい子牛は昼間はよく眠っています。)

一般向けの季刊誌「ミルククラブ」などで消費者交流事業を通じて
消費拡大を謳ってきた中央酪農会議などは今回の口蹄疫発生を受けて
消費者交流事業のガイドラインを作るべきだと思います。
たとえ口蹄疫が終息しても消毒設備やうるさいかもしれないけれど
消費者側への病原菌を牧場に持ち込まないという意識の喚起など。

宮崎で大量の家畜が殺処分になったことは私にも大きな衝撃と
意識の変化をもたらしました。見学希望者に愛想が悪いと言われても
自分の牛を守ることの方がずっと大切だし、消費拡大も消費者の理解も
牛を安全に飼えないと成立たないということをより意識するように
なりました。早急な交流事業のガイドラインの策定を望みます。

口蹄疫はまだ終息せず、他県も対岸の火事ではなく独自に防疫
対策に取組んでいます。必要なことは感染拡大の封じ込めと宮崎の
畜産の再建の支援と、長期的な予防のガイドライン作りだと思います。
赤松のバカと書き込んでも何も変わらない。
だから私はこのブログではプロの酪農家としてトイレの落書きレベルの
政権批判は書かないつもりです。

こだわり過ぎの店には注意
先日の事業仕分けで有楽町のアンテナショップ「むらからまちから館」
については、補助金をつけての運営を終了し民間で運営すべきとの
結論が出ました。建物の賃借料だけで年間1億円だそうでマイクを
向けられた従業員は「補助金なしでは経営できない」と苦渋の表情でした。

むらからまちから館

私も2月に上京した際に行きましたが、狭い店内には全国の名産品や
農畜産物が溢れかえっていました。一般の方なら楽しめるのでしょうが
プロのはしくれの私が思ったことはこれだけ少量ロットの商品を送るのに
送料などコストはどうしているのかということでした。
税金で運営しているからこその店の典型でこれを1億もの
賃料を払って利益を上げるのは不可能だと思います。

ところでベーベ工房の製品は比較的高級スーパーといわれる少なくとも
激安販売の店には出していませんが、経験を重ねるにつれて経営者や
店長のこだわりが過ぎている店とは取引しない方が無難だと感じています。
一般の消費者なら、小さな店内にこだわり商品をならべて「他店では買えません」
と紹介されていれば素晴らしい店だと感激すると思います。
でもこういう店は扱いが少量の上に、生産者のことより自らのこだわりを
お客さんに伝えることが大事なので安定した取引はまず不可能です。
その製品に経営者が飽きれば取引は簡単に終了です。
まちからむらから館タイプの店は長期の取引を望むならお奨めしません。

以前にも書きましたがこだわりを持つ店で取引先として
お奨めなのは私の勝手な思い込みですが次の通り。

 ① 地域ではおいしいものが買える高級スーパーと評価されていても
   一般の商品(グリコのお菓子やハナマルキ味噌やハウスのカレー等)
   もちゃんと揃えてその中に少量生産のこだわり商品が主張を持って
   置かれているある程度の面積のスーパー。

 ② 御茶ノ水のGAIAのようにオーガニックショップとして
   20年以上の実績を持ち、店自体の発信力とある種のカリスマ性の
   ある店。(GAIAは生産者の立場を非常に考慮してくれます) 
   こういう店は熱烈なファンのお客が多い。

 ③ ポラン広場や大地を守る会のように農業のことから商品を考え
   生協型の会員制で安定供給も大切に考えている会社。

最近は、他店との価格競争をしないようにこだわり製品を主力に
店舗経営をする店が地方でも増えました。でもこだわり過ぎの店は
特に子供連れのごく平均的な顧客層は敷居が高く敬遠されます。
価格が高い上に子供の好きなキャラクター菓子もないから。
私の尊敬するバイヤーが「普通の人が買いたくなるようなこだわり製品が一番」
とおっしゃっていましたが、経験を積むにつれその大切さを感じています。

私自身もおいしいものは好きですがごく平均的な人間です。
だからごく平均的な方に手の届く価格の製品をということが信条です。



後代検定のこと
宮崎の避難させたスーパー種牛の6頭のうちエースの忠富士は殺処分に
なりましたが残る5頭は現在のところ陰性で私も無事を祈る毎日です。
東国原知事は49頭の事業団の種牛については国の圧力もあり殺処分に
同意されたとも聞きますが、全国から助命嘆願が寄せられています。

鹿児島は既に種牛を離島に避難させ兵庫も検討中とのことです。
何故これだけ種牛にこだわるか一般の方にはわかりにくいかもしれませんので
私が理解している範囲で後代検定のことを書こうと思います。

後代検定とは優秀な遺伝能力を子孫に伝える種牛を選抜することです

私は酪農家なので乳牛の種牛を例に書きますと下記の家畜改良事業団の
サイトにあるように

 ① 種牛の候補牛を選ぶ(血統の良いいわば選ばれた母牛に実績のある種牛を交配して
   生まれた若い雄牛が候補牛になります)

              ↓

 ② ①の種牛を牛群検定参加農家(うちの牧場もその一つ)の雌牛に交配して
   生まれた娘牛について成績のデータを集める。候補牛の種をつける事を
   「フィールドをつける」と呼んでおり、一種の実験でもあることから
   娘牛が生まれたら補助金が出ることになっています。
   
              ↓

  ③ 娘牛のデータはその娘牛が母牛になりどのくらいの乳量や乳質の牛乳を
    出して経済効率はどの程度か、気性的なものはどうか(搾乳の時に暴れるかなど)
    などが審査の対象になりそのデータを種牛毎に集計する

              ↓

  ④ ③のデータを元に種牛として登録する候補牛を選抜する。
    (最終的に選ばれる種牛はごくわずかな数です)
    

乳牛の後代検定事業団HP

肉牛の場合は生まれた子牛を育てて肉にしたときの脂肪やサシの入り方
体重増加はどうか、丈夫で育てやすいかなどのデータを元に候補牛から
絞り込み最終的に登録をする種牛を決定します。

後代検定はこのように二世代にわたっての作業となるため
東国原知事の「種牛を育てるには最低でも5年以上かかる」という
発言になるのです。さらに種牛の中でも優れた能力を伝える牛は
本当に一握りです。だから優れた種牛は財産、宝と呼ばれることになり
今回の宮崎の口蹄疫でも何とか5頭でも守りたいという思いは畜産関係者
共通の悲痛な望みとなるのです。畜産は数年サイクルの壮大な農業と
いうことをご理解いただければ幸いです。

サラブレッドの場合、競馬のレースのひとつひとつが後代検定です。
だから種馬になれるのはG1を勝ったり超良血であるごくわずかな馬です。
大半は肉になり去勢されて乗馬になれれば恵まれている方です。

畜産は命を育む仕事でありますが、それは厳しい淘汰思想と表裏一体なのです。


龍馬さまさま
数年前から親しくさせていただいている宿毛(高知)のみかん農家久保農園の
奥様から電話をいただき久々に主婦トークで盛り上がっちゃいました。
お互いの製品をギフトに注文したり近況を話したり.....。

彼女の農園では初夏には小夏、夏には夏みかん、冬には土佐文旦を
生産しており高知の農家ではいち早くJAを通さず市場に直接納める方法で
経営されています。今年の相場はどうか聞いてみたところ

    「龍馬さまさま」なのだそうです。 


NHK大河ドラマ「龍馬伝」の人気もあり観光客が多く市場で
価格が下がることがこの春は一度もないそうです。

高知県 = 龍馬は最強の高知ブランド。
そこに大河ドラマ効果があればまさに龍馬さまさまでしょう。
しかも今年は、去年暮れから3年間にわたってNHKで放映される
「坂の上の雲」の主人公三人の故郷が愛媛の松山ということもあり
松山~高知という観光客も例年になく多いそう。
(私の高校時代の修学旅行も四国一周でした)
観光効果だけでなく、久保農園では地域活性の補助金を受けて
作った地元の洋菓子店とのコラボの小夏ゼリーもヒット。

小夏

        オリジナルの化粧箱も可愛い


ところで私も龍馬ファン。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」は
20年来の愛読書です。龍馬は天性の魅力もさりながら先見性の
ある時代を前に進めた思想が素晴らしい。
そのあたりが個々の魅力はあっても時代に逆行した新撰組との
決定的な違いだと思います。「竜馬がゆく」は他にも武市半平太や
竜馬に想いを寄せる千葉さな子やお田鶴さまなど魅力的な人物が
満載です。


情報発信力
昨日の群馬での口蹄疫対策に関して、県議の中でも真摯に畜産農家
に実際に聞き込みをし的確かつ非常に心のこもった情報発信を
ご自身のブログ等でされている同世代の県議にメールを出したところ
ご丁寧なお返事をいただきました。
私の情報発信力を賞賛して下さり、ブログでも他の専門家のご意見と
ともにご紹介下さってとても感激しました。

最近は国政選挙でもネットでの選挙運動を解禁する方向ですが
それだけに国・地方問わず議員自身の情報発信力の能力が
問われることになります。私はこの県議は選挙区も違うし
今までの支持政党とは違う自民党の方だし少しばかりメールを
出すことに勇気が必要でしたが、この半月彼のブログでは口蹄疫の
対策のことに対する考え方が的確に表明されていたことに陰ながら
敬意を表していました。

群馬の在住の方なら、40代で知事選にも出馬したことのある非常に
バイタリティーのある県議と言えばおわかりかもしれません。

彼は、私宛のメールで県自体の口蹄疫に関するメッセージの発信の
必要性を情熱を込めて語って下さいました。
彼自身の発信力も動画も使い非常に優れたものがあります。
彼はまだ若く多少未熟なところもあると思いますが政治家の
資質のある方だと心強く思えたことはとても嬉しいことでした。

BSE騒動の時も理解のある県議がいてくださって非常に心強いものが
ありました。自分の生活やひいてはブランドを守るためには時には
これは、と思う政治家へコンタクトをとることも大切だと思います。
これは中央のキャリア官僚だった今は亡き実父からの教えです。

追記

このブログでは政治的なことは書かないことを信条としていました。
〔私は特定の政党の支援者でも党員でもありません)
この1ケ月、宮崎での感染が拡大し数十万の家畜が処分されワクチン接種という
史上初の措置が取られた後も未だに埋却は滞り感染が終息しない状況に対して
国が有効な措置を取れないことに畜産農家として、国の方策を待つのではなく
地方の理解ある政治家や行政に自分なりの意見を伝えて真剣に対策を考えて
いただかないと、群馬で口蹄疫が発生した場合に宮崎の悲劇を繰返すと
危機感を持ちそんな自分に驚いている状態です。
現在の政府では自分で情報を収集し自分で考えないと安心して牛を
飼う事もできない状況です。政治的なことを口蹄疫に関しては書くことも
あると思いますが、諸般の事情に鑑みご容赦いただきたくお願い申し上げます。



「一つの提案ですが」というスタンス
久々に本業のベーベ工房の仕事の記事を。

このところ中間の業者さんが入ったお取引先への見積書の作成に
追われていました。ベーベ工房はスーパーとの直接取引が主流ですが
既にいくつか中間業者を介した取引は経験しているので見積書の
作成も以前より気持ちの上で余裕を持って取組むことができるように
なりました。


中間業者も最近はスーパーの地元の業者でかつ口座管理のみを
行う会社も増えました。このような場合中間業者とスーパーは
密な関係の所が多く、中間業者は法外なマージンを要求することなく
良心的な取引をしてくれる会社がほとんどです。(今回はこのパターン)
この場合、スーパーと業者のマージン合わせて35%程度を提示すれば
合格ラインだと思います。

ところで中間業者が入る場合はなおさらですが、私は取引先に
見積書で条件の提示をする場合、必ず文末に

 「あくまでもこれは一つの提案なので御社のご意見・ご要望を
  お聞かせいただければできる限りご要望に添えるように努力します」

という一文をつけることにしています。

取引は双方が100%満足な条件ということはありません。
多少の不備を抱えつつもどれだけお互いの立場を考慮できる
条件を設定できるかは非常に大切です。
このあたりの阿吽の呼吸は理屈ではなく経験です。

商売は楽しく。これが私のモットーです。
その第一歩は見積書の作成です。ここで「話のわかる奴」
と心の窓口を開いておくことを心がけています。


群馬では
昨日の夕方のラジオFM群馬では畜産課長自らが口蹄疫対策の
ことをお話になっていました。

宮崎での収まらない感染拡大で各県では防疫対策だけでなく
万一発生した時の危機管理システム作りに取組んでいます。
鹿児島では種牛を喜界島に移動しました。
群馬は自民党籍の知事と議会の多数派を占める自民党の県議団が
主導で、万一の時は県単位で取組む方針を確認したそうです。
これも宮崎での国の失敗を反面教師にした政策です。

宮崎ではワクチン接種しても半月は処分できない模様で
ビジョンもないまま畜産農家に負担を強いる国の方策は
他県の畜産農家にも恐怖を与えています。

私ももう口蹄疫のことは自分の問題として行動しています。
県が国に先立って対策をとることはかなり不安感の解消に
役立っています。宮崎の教訓が他県で生かされることを
心から願っています。


募金箱
セブン&アイホールデングスでは5/20~6/4まで
全国のセブンイレブンやヨーカドーなどで宮崎の口蹄疫の支援の
ための義捐金を募集しています。

私もセブンイレブンに行ったときは500円以下のお釣りはすべて
募金しています。外国の自然災害の支援まではできませんが
畜産農家として僅かでもと思います。

山田農水副大臣は49頭の種牛の助命を拒否しました。
「まだ処分されていないのがおかしい」と言われたようですが
まだ処分できる状態ではないからということがわからないのでしょうか。
この内閣を見ていると首相以下言葉に対して無神経ですね。
そして何か人の痛みに対して冷淡な人間が多いような気がします。
募金活動が各地で行われているのも、政府の対応に期待できないから
せめてもという気持ちがあるからという気がします。

宮崎の懸命な消毒のお陰で県外に感染が拡大していないことに
感謝しつつもいつ本州にも感染拡大されるか不安はあります。
主人と万が一にも我が家にも感染が及んだ場合のことを話しました。
多分、私は息子と横浜の実家に身を寄せてパートでも働きに出て再建を
待つという最悪の場合のシナリオも描いています。

政治信条のことを書くことは本意ではありませんが
私のように自民党嫌いにまで完全に幻滅される今の政権のお粗末さには
情けなくなります。靖国参拝や作る会の教科書の押し付けだけはゴメンですが
最近は事業仕分の現場の報道で蓮舫議員の正義をふりかざしての
熱弁を見るもの嫌になりました。古き良き伝統と真のリベラル
双方を兼ね備えた政治家はいないものでしょうか?
血を残す執念
これだけは書かなければと思ったので記事にしました。

先日特例で避難させたスーパー種牛6頭のうちエースだった
忠富士が口蹄疫を発症。処分されました。
このままでは宮崎牛の絶滅の危機で、東国原知事は国に
残り5頭の経過観察と、事業団で殺処分を待っている49頭の
種牛についても発症していないことから経過観察を厳密にする
ことを条件に助命を国に嘆願しました。

知事、種牛処分回避を要請へ

私は賛否両論ありますが知事のこの嘆願が何とか
認められることを私も切望します。
競馬がサラブレッドのブラッドスポーツと言われるように
牛の世界も血統は何よりも大切だからです。

血統を残すということは時に関係者の狂気じみた
執念や情熱がないと叶わない非常にドラマティックなものです。
競馬の世界なら悲劇の名馬として今も語られるテンポイントの
祖母クモワカの伝貧(伝染性貧血)事件が有名です。
クモワカの血統は名馬を排出し健在も牝系が残っています。

クモワカ


競馬では他にも有名な話があります。父子三代の天皇賞馬を産んだ
メジロ牧場は生殖能力がほとんどなく種ナシと揶揄された天皇賞馬
メジロアサマを執念で種付けしてメジロティターン(子)~
メジロマックィーン(孫)という快挙を達成しました。

牛も馬も経済動物ですが、貴重な血統を守り後世に
伝えたいという執念は経済的動機だけではできないものです。
東国原知事の宮崎ブランドへの思いは本物だったと感動しています。
大切に守り育ててきた宮崎牛の貴重な血統が後世に伝わることを
切に願っています。

競馬は今日がオークス来週はダービーです。
テレビでしっかり観戦予定です。 


ぼちぼち更新

お知らせです。宮崎の一斉殺処分や非難させた種雄牛の発症は
群馬の私にも恐怖とショックを与え神経が疲れきっております。
でも仕事は緻密にこなさなければならず、息子の発表会もあります。

当分こちらはゆるゆるとした更新になります。
プライベートブログは日々のことを綴ってゆきたいと思いますので
よろしくお願いいたします。

宮崎はもっと辛いのに申訳ありません。


泣けた.......
ムッチーさんのブログにご本人からブログアドレス付きで
コメントが寄せられていましたのでご紹介させていただきます。

宮崎の肉牛農家に嫁いだまだ若い奥さまのブログ。
彼女がブログで紹介している可愛い牛たちも今回の
ワクチン接種対象区域に入っており殺処分を待つ運命だそうです。

気ままにウロンコロン

何かもうたまらない。涙が止まりません。

子牛から可愛がって育てると牛はちゃんと可愛がってくれる人間が
わかります。親戚の牧場に譲った牛は私のことを覚えていてくれたほど。

畜産は理論でできるものではありません。
毎日家畜と接していないとわからない感情があります。
国もマスコミもせめてそこだけは農家の気持ちに寄り添って欲しい。

私にとっても全頭処分は他人事ではなく、毒吐きをさせて下さい。
民主党が悪い、大臣が悪い、宮崎の初動対策が悪いということは
多くの方がさまざまなところで書いています。
その上で、ですが最初に感染を出した水牛のチーズ牧場と
その背後にあるという某牧場にものすごく腹が立ちます。

水牛牧場はモッツァレラを作るための牧場でした。
まだ30代の非農家がどうしてこんな豪華な牧場を持って
いるのか主人とずっと疑問に思っていたら今回の件で
とかく噂のある某大手牧場の傘下だと知りました。
チーズ作りを夢見るのはけっこうですが自力でできる範囲で
家畜を飼えない人間に「水牛製でなければおいしいチーズは
できない」なんていう資格はないと思います。
ペットとしての輸入しかできない水牛牧場の危険性を
どこまで認識した上のチーズの薀蓄だったのでしょうか?
その結果がこの悲劇!畜産はチーズ製造のための道楽ではないんですよ。
本当に情けないし腹が立ちます。国も当分は水牛牧場なんて認めないで欲しい。

気持ちを吐き出してしまい申訳ありません。

全頭処分決定
昨夜、宮崎県の3市7町の首長がワクチン接種 → 全頭処分決定を
受け入れたと東国原知事が発表しました。
政府からの農家への補償内容にある程度が理解が得られたことと
何よりこれ以上の感染拡大が九州ひいては全国の畜産を壊滅させる
懸念があり、そこを何より重視されての受入れ決定でした。

19日のワクチン接種決定から息を詰めて推移を見守っていましたが
畜産農家の一人として、日本の畜産を守るためにこれ以上はない酷い
決定を受入れて下さった宮崎の畜産農家の方々に心からのお侘びと
感謝とお見舞いを申し上げます。

私はここでは政府や県の初動の遅れや不備を批判することは
控えさせていただきますが、ニュース23が最初に患畜を診療した
獣医の顔を出してのインタビューを出したような誰かを犯人に
仕立てて追いつめるような報道は絶対にしてはならないと思います。
むしろ、韓国や中国から輸入されているというワラについてや
一部情報で流れている、韓国の発生地域からの研修生を嫌がる
農家に国会議員が無理に押し付けてそれから水牛の体調不良が
始ったとされるような情報をきちんと裏づけを取り報道するべきです。

昨日はさらに追い討ちをかけるように避難させていたエース級種牛6頭のうち
1頭に感染が確認されたことも報道され、東国原知事や関係市町村の
首長は文字通り断腸の思いの決断だったと拝察します。
改めて宮崎の方々の決断に心からの感謝とお詫びを申し上げます。

宮崎県内初め各地で義捐金の募集が始りましたが、国の畜産を守るため
手塩にかけた家畜を犠牲にすることに同意して下さった農家のために
各地の畜産関係団体も今回は募金などをするべきでしょう。
私自身も近く宮崎県にささやかな額ですが義捐金をお送りするつもりです。
そして畜産農家として今後何をすべきか真摯に考えたいと思います。


ケの日ハレの日
このところお取引先の応援と理解、そして努力が実り
ベーベ工房の仕事は順調です。新規の取引が決まったり
雑誌でのリコッタチーズの紹介のお話もいただきました。

あたりまえのことですが商売をしているとどうしても
浮き沈みはあります。それでも一定以上の製造はできる
ような取引先の確保は心血を注いで実現したと思いますが
それでも、取引を中止することになったりお店そのものが
閉店したりなど「ケ」の状態になることはあります。

そんな時にまた「ハレ」の状態に持ってくるために私が心がけて
いることは次のようなことです。

 ① なるべく冷静に次に営業をかけたい店を捜す
   (主にインターネットで独自に収集)

 ② 名刺の交換などをしたままになっている会社が
   あれば連絡をとり感触が良ければ商品サンプルや資料を送る

マスコミで派手に紹介される経営者はケとハレの大きさも豪快で
数億円の借金を抱えただの一家心中を考えた、一転して製品が
大ヒットして一気に全国区になり年収が数千万になったという
方が多いですが、小さな農家のブランドはせいぜい日常の範囲での
浮き沈みに過ぎません。
でも売上が明らかに落ちたときにそれ以上落ちないような
経営方針と営業努力はブランドをるためには必須条件です。
一敗はしても連敗はしない。これは私のモットーです。

私はとても神経質で小心者なので「ケ」になった時の次の一手は
頭の片隅で常に考えるようにしています。
「ケ」の状態は確かに苦しいしモチベーションを保つことも大変ですが
謙虚に製品や営業方法を見つめなおすチャンスでもあります。
根性なしで有名な私ですが、12年間これだけはあきらめずにベーベ工房の
舵取りをしていることに時々自分で驚いています。

商売はそれ自体が生きている人間のように思うことがあります。
元気な時も病気の時もあるし、笑顔の時もあれば泣く時もある。
「ハレ」の状態になったら自分にご褒美を与えてやろう!
そんなささやかな野心を持ってハレの日とケの日をこれも
ささやかな規模で繰り返しているのがベーベ工房の仕事です。


 
最近のこと
昨日は仕事疲れとワクチン接種のショックで落ち込んでしまい
ご心配をおかけしました。励ましのメール等本当にありがとうございました。

新しいお取引やポラン広場の生協型宅配が始まる準備などで
忙しくしている上に、心に重くのしかかる口蹄疫の恐怖など
精神的には大変ですが、慌しくも元気に日々を送っています。
小さな喜びや楽しみは慌しい日々の中にもあって

 ① 7月の発表会に向けて息子とピアノの練習

 ② ヤフオクで格安で素敵な帽子を落札できた

 ③ 天然酵母パンを上手に焼けるようになった

など嬉しいこともありますのでご安心ください。

愛車のインサイトは相変わらず私のオーディオルームと
化しています。こうやっていろいろと考えてしまうことが
多い日々には、理屈ではなく爽快でカッコイイ曲を聴きながら
運転して気分転換しています。




そんな曲の一つがストラヴィンスキーの
「二台のピアノのための協奏曲」
先日のエントリーでも触れましたがこれも
ラベック姉妹の代表的なディスクです。
甘さや感傷のないメタリックな美はひたすら爽快で
例えるならハンサムな女のかっこよさです。

大変な日々ですがこの曲のごとく頑張りますよ。
一つの文化の終焉
昨日の、宮崎の口蹄疫の発生区域半径10キロ以内の
家畜へのワクチン接種 → 殺処分という決定は言葉にできない衝撃です。
一報に接してまず脳裏に浮かんだのは川南町の酪農家むっちーさんの牛のこと。

むっちーさんのブログ

この半月、自身も感染の恐怖と戦いながら募金や情報発信を
本当に頑張っておられるむっちーさんのブログで現地の畜産農家の
気持ちを知った方がどれだけたくさんいることか。

赤松農水大臣や東国原知事を激怒させた記者の言葉の端々に
「補償をすればいい」的なニュアンスを感じることがたまらなく
嫌悪感を感じます。家畜を処分する補償、生活や牧場の再建の支援は
これは当然のことです。それ以上に私が一斉殺処分にたまらない気持ちに
なるのはこれが宮崎のある地域の畜産文化の終焉になるからです。

私は何回かブログで私たちの牧場に代々伝わるファミリーライン(血統)の
ことを書いたことがあります。豚のことはよくわからないので牛に限定して
書きますが、何代か続く酪農家ならその家の看板血統があったり大切に
牝系を守ってきた血統があります。牛の血統は何代か続くことでその土地の気候や
その牧場の風土になじんでゆくのです。牛は飼っている牧場ごとに顔つきさえ
違ってくるほど繊細な一面があります。そうやって育む一種の文化が畜産農家には
あり、その誇りが休みのない仕事の辛さを支えているのです。

この先、牧場を再建するにあたりいくら良い牛の導入資金をもらっても
すべての牛を入れ替えると、生産量や収入は追いついても今までとは
全く違う文化のもとでの畜産になってゆきます。ファミリーラインが根付くには
10年は最低でもかかるでしょう。その気持ちを考えるとたまらない気持ちになります。

和牛のことは詳しくないのですが、ホルスタイン以上に種牛・母牛
ともに日本で代々育てられた牛を交配して初めて国産の黒毛和牛と
名乗れる緻密で繊細な食文化の結晶です。
種牛も処分された宮崎のこれまで培ってきた文化の危機はお金を出せば
良いという次元のものではない筈です。

義父は私にも代々守ってきたアリエンの血統のことを時に誇らしそうに
折に触れて伝えてくれました。義父が一斉処分を知ったらそれは嘆いたでしょう。
3月に義父は逝去しましたが宮崎のこの悲劇を知ることがなかったことは
幸せだったと思えてなりません。

一般の方々にもお金では買えない文化が失われるということの
意味を知っていただければ幸いに思います。

ニュース速報の衝撃
今日は朝から宇都宮まで日帰り出張でした。
新規のお取引を始めるための条件などを担当バイヤーと
お話するためです。とても熱心なバイヤーとお世話になる
冷蔵会社さんと有意義なお話をさせていただきました。
お忙しいところありがとうございました。これから数日で見積書や
画像など作成にかかります。

普段なら今日は嬉しい一日でした、と結ぶのですが帰りの新幹線で
そんな気分を吹き飛ばすようなニュースを知りました。
電光掲示板のニュース速報で流れたのは宮崎での口蹄疫のさらなる
拡大と発生区域10キロ内のワクチン接種の決定でした。
ワクチン接種 → 殺処分になる家畜は13万頭!数字が
流れるのを見て小さくですが悲鳴を上げました。

群馬県でも感染防止の徹底を呼びかける家畜保健所の配布物も
危機感が漂うものになっています。
どの畜産農家にとっても今日の決定は衝撃だったでしょう。

昨日の非常事態宣言をする東国原知事は疲労が極限に達していました。
そこに挑発的な質問を記者がして、知事が怒りをあらわにする場面が
繰り返し放映されていますが、東国原知事も宮崎の担当者も
限界を超えて頑張っておられると思います。マスコミこそくだらない
質問や現地に入っての取材は絶対にやめるべきです。

私もこのところの感染拡大でかなり神経が疲れていましたが
今日の決定で相当落ち込んでいます。
早く気持ちをしゃんとさせて自分の仕事に集中しなければと
思いますが今日はもう疲労困憊です。早く就寝して頑張らなければ。
心を許せて信頼できる方に不安な気持ちを聞いてもらおう.....

日本の風土に合ったモッツァレラを
本日になり、宮崎の口蹄疫は3月下旬に水牛に発生していたのを
典型的な症状がなく家畜保健所が見逃したことが感染拡大の
一因ではないかと報道されるようになりました。

発生見逃し

実は県のHPで3/31に検体を採取したということが出ていたのでもしかしたら
と思っていました。

実はこの水牛は飼養主がモッツァレラチーズを作るために宮崎に
新規就農して豪州から水牛を買い付けて飼養しながらモッツァレラを
作っておられた牧場でした。

モッツァレラチーズは元々ナポリ近郊で水牛の乳から作るものが
正統派とされています。(イタリアでも牛乳製の方が生産量は多いです)
輸入ものも水牛製はかなり高額ですがグルメな方は
「やっぱり水牛製がホンモノ」だの「日本でも水牛製を作ればいいのに」
と口にされます。この宮崎の方も非農家でしたがイタリアでチーズ作りを
学んで本場の水牛製チーズを作る夢を宮崎で叶えるべく頑張っておられました。

これは結果論でしかありませんが、やはり日本で水牛を飼う事は
乳牛を飼うこととは全く違うリスクもあります。
まず水牛は家畜としてではなくペットとしての輸入になります。そして
何より日本に根付いた動物ではありません。飼養方法も確立したものか
疑問が残ります。

私たちの牧場は三代目で代々の血統を大事にしています。
特に明治時代に小岩井牧場が輸入したアリエンという群馬で根付いた
血統は飼養しやすくいくつかのファミリーを大切にしています。

酪農家が作るチーズなのであくまで自分の牧場の牛を健康に
飼う事を大切にしたいと思ってきました。
手探りで水牛を飼うリスクを犯してまでチーズを作ることは
考えたこともありません。自分の風土に合った乳で作れば十分です。


チーズより何より安全に健康に牛を飼うこと。
その上でチーズを作ることができれば幸せです。

追記
 今回の感染拡大は診察した獣医の責任でも発生農家と報道された
 水牛の牧場の責任でもありません。ほんの少しの不運が積み重なった
 ことが惨事に繋がることは口蹄疫に限らずあると思います。
 ただ、チーズを作りたい一心で無理に無理を重ねて飼養技術が
 確立しているとは言い難い水牛を飼うことが果たして本当に
 幸福なチーズ作りなのか個人的に疑問で今回のエントリーを書いたことを
 ご理解いただければ幸いです。

 

功労牛
一昨日の宮崎の家畜事業団にいる種牛49頭も口蹄疫により
殺処分(エース級6頭は避難の上経過観察中)というニュースは
連日の口蹄疫関連の報道の中でも特にショックでした。

さらに昨日になり処分される49頭の種牛の中に、伝説の種牛
と称えられた「安平」(21才)が含まれていることを知り
PCの前で涙が止まらなくなりました。

伝説の種牛も処分へ

安平の名前はホルスタイン農家の私でも知っている名種牛です。
安平自身はもう高齢のため引退していますがその子供世代が
多く種牛になっていて全国の家畜改良事業団で飼養され和牛の
生産に大きな役割を果たしています。
ある人が安平関係の2ちゃんねるのスレッドで安平のことを
「競馬界でいえばサンデーサイレンスのような存在」
と至言を残していますがまさにその通り。

特に昨日私の涙腺が決壊したのは、事業団では安平を功労牛として
大切に世話をして先日は↓のように21才の誕生日をケーキでお祝い
したと知ったから。東国原知事からもお祝いメッセージが届いたそうです。

家畜改良事業団

牛や馬は経済動物で役目を終えると肉にされることが通常ですが
特に功労があり飼養者の思い入れがある時にもう経済的には
何も役に立たなくてお金がかかっても死ぬまで大切に世話をする
ことがありますが、安平はまさにそのように宮崎で愛されていたのですね。
競馬界でもかつてのGI馬が功労馬として死ぬまで大切にすることが
ありますが、それは損得を越えた愛情がないとできない行為です。

畜産は経済動物という割り切りと動物への損得を越えた愛情を
いかに折り合いをつけるかという仕事でもあります。
私たち自身、ベーベ工房の名前の由来になったベーベは搾れなくなっても
飼ってやろうと思っていたほどです。(残念ながら2003年にベーベは死去)
安平への宮崎の事業団の思いはとても共感できるだけに辛いニュースとなりました。
センチメンタルな....と思われる方もおられるかもしれませんが100%経済性
だけで割り切れないのが家畜を飼養する農家の宿命です。

ようやく政府も対応に本腰を入れるようですが感染拡大はさらに
加速度的で、群馬でも恐怖を感じる農家が多くなっています。
口蹄疫の被害はもちろん生活不安など経済的なものが大きいと思いますが
かけがえのない手塩にかけた動物の命を奪われる心のダメージも
計り知れないものがあり、私自身がいたたまれない気持ちになります。

一刻も早い終息と犠牲になった動物の冥福を祈るばかりです。

選んだ者と選ばれた者の責任
群馬県の関係者が読まれてあるいは不快に思われるかもしれませんが
私のブログなので生産者としての良心の元に書かせていただきます。

先日、↓のエントリーを書きました。
(概要をここで繰り返すのは省略いたします)

牛肉・豚肉の輸出禁止についての疑問

県内屈指の養豚場をバックに持つ生産者が5月7日時点で
宮崎での口蹄疫発生を全く知らないと思われる行為
(もし知っていれば触法行為の疑いも)をすることは
知らなかったでは許されないことだと思います。

最近は特にTwitterの普及もありブログやHPに書かれた良い情報も
悪い情報も恐ろしいほどの速さで広まってゆきます。
口蹄疫発生に伴う牛肉と豚肉(及び加工品)の輸出禁止の措置
を守らないととられる行動を堂々とHPに書いた記事を放置すれば
群馬県全体の畜産への信頼が著しく低下する懸念があると思いました。

ところで、この会社の製品は県が「群馬県を代表するにふさわしい食材として
県が県内外にPRするにふさわしいブランド」と認定して食材セレクション
100に認定しており、それだけに5月7日の時点で大規模養豚場を持ちながら
宮崎での口蹄疫発生を全く念頭に置かない行動を「知らなかったのだろう」
とか「能天気なことをHPに書いて」と寛大な心で見過ごすわけにはいきませんでした。
数日してこの記事は削除されていますが、こういう軽率な行動をHPで公開することで
群馬県全体の畜産への信用を低下させる恐れのある非常に問題のある記事でした。

群馬食材セレクション100


厳しいことを書くようですが県も税金を投入して食材セレクション100なる
県をあげてPRするにふさわしいとされる食材を選定して今後大々的に
PRする以上は選定したら終わり、ではなく時々はHPなどもチェックして
生産者としての見識を著しく疑うような行為や県の食の信頼を失墜させるような
生産者にはしかるべき指導をするべきだと思います。
(今回のようなケースは極めて稀だと思いたいですが)

これは自分の手でブランドを作り維持するために人生を賭けている者にしか
わからないと思いますが、どうも行政サイドは大々的に推奨品目を決めて
豪華な冊子を作り、関係者に配りイベントなどで売込めば成功と思って
おられるようですが、生産者自体のたゆまぬ努力で安全・美味な食を
生産し、的確な情報収集力を持ち、何よりモラルと常識を持って生産活動を
しない限りいくら行政がお墨付きを与えてもブランドとしては育ちません。

それにしても......。日頃養豚の素晴らしさや食育を前面に出して
製品や店舗の宣伝を華やかに行っているこの生産者が既にGWには
爆発的に感染が拡大して悲惨な状況になっている宮崎の状況を
知らなかったことや、その後も問題の記事を削除しただけで一言も
同じ畜産農家の仲間として宮崎の被災農家への労わりの言葉すら書いて
おられないことに人間として寂しさを感じます。
人としてのあたりまえのある種のやさしさもブランドの品格を
左右すると改めて気付かされた出来事でした。

愚痴めいたエントリーで申訳ありません。



宮崎の種牛のこと
感染拡大が止まらない宮崎の口蹄疫。この問題を独立して触れるのは
控えるつもりですが今日の↓のニュースには息を呑みました。
種牛は国産牛肉生産の生命線ともいえるものだからです。

宮崎県 種牛も処分

このうち特に優秀な6頭については感染が認められないため、宮崎の請願により
国が特例として移動を認め15日間遺伝子レベルでの観察を続けて陰性なら
殺処分をしない方針だそうです。


6頭が避難


私たちは純粋な酪農家ですがそれでも初産の牛や老齢牛などには
和牛を種付けしてF1牛を産ませます。
肥育農家の知識には足元にも及びませんが、和牛は(ホルスタインもそうですが)
種牛がどれかによって価格も決まり、〇〇県牛などのブランド牛にもなり
種牛は業界全体を支える宝ともいえる存在です。

種牛の評価はその子供が成長して、肉になり味や脂肪の入り具合や外観など
優れていると認められて初めて価値が定まります。だから最低でも5年かかります。
宮崎のこの6頭レベルになるとまずホルスタインには付けられず
和牛のそれも実績のすぐれた母牛にかつけていない宮崎の宝のはずです。

地元選出の江藤拓議員(自民党)のブログにはこうありました。

>特例として移動させた6頭については、厳重な監視の下
経過観察することになりました。この事については、色々とご意見があろうかと思いますが
ご理解頂きますよう何卒お願いします。


      (宮崎選出自民党議員 江藤拓議員のブログより)


種牛の処分、というニュースは本当にショックで言葉が出ません。
せめて何とかこれ以上の犠牲が出ないよう祈るだけです。


PS 
 
  個人的私信です。宮崎のコメSさま。非公開コメントかこのブログのメールフォームで
  アドレスをお教えいただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。
  貴重なご意見に心より御礼申し上げます。

 
Q & A
現在直営店舗でのみお取扱いいただいているポラン広場さんが
6月下旬より会員型宅配(生協のような形)でもヨーグルトを
お取扱いくださることになりました。現在そのための準備をすすめて
下さっていますが、その一つが会員向けの配布物とネットでの
ベーベ工房の紹介記事でいくつかの質問をいただきましたので
それに答える形で記事を書きたいと思います。


Q1

土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しているというお話ですが
どのような経緯で、一貫製造を始められたのですか? 
また、どうして酪農家になられたのですか?
もともとご主人は酪農家の方だったのでしょうか。


A1

主人は祖父から数えて三代目の酪農家です。
本格的に乳牛の飼養を始めたのが昭和20年代で父の代からです。
子供の頃から両親が酪農に取組む姿や牛のコンテスト(共進会)で
表彰される自分の牧場の牛を見て育ったことで自然に酪農家を
志し、酪農学園短大に進学しました。在学中に1ヶ月間スイスの
酪農家の元に研修に行き、自分の牛の牛乳をチーズなどに加工する
姿に感銘を受け自分の牛の牛乳で製品を加工することを志したのです。
酪農家であることが自然な形の人生なので、牛を飼養しその堆肥を畑に
還元して飼料を作り、自分の牛の牛乳で製品を作るということは
ことさらにどうこうという以前に酪農家のライフスタイルです。




Q2

ヨーグルトなど乳製品を作る上で喜びはもちろん大変なこともあると思います。
双方、なにかエピソードや常に感じていることがあれば教えてください。


A2

喜びはまずもう12年間自分のブランドであるベーベ工房を
消費者やお取引先のみなさまに応援にいただいていることです。
酪農だけでは出会えなかったかけがえのない方々との出会いは
私たちの何よりの誇りであり喜びです。
大変なことは常に心身ともにベストの状態を保って製造~出荷
する責任です。特に食の仕事は命に直結する厳しさがあるため
人としてのモラルや的確な情報収集など常にプロの製造者の
責任を果たすこと自体が大変なことです。




Q3

ベーベ工房のヨーグルトの特長について
ほどよくとろっとしていて、とても濃厚で美味しいです。
お乳をしぼってからどのようにしてヨーグルトを作っているのか教えてください。
とろっとした食感や、適度な酸味はやはり時期や牛の体調などによって
変わってくるのでしょうか?


A3

ベーベ工房のヨーグルトの特徴はニつあります。

 1 脱脂粉乳などを使わない生乳100%(もちろん添加物はゼロです)
   ヨーグルトには珍しいノンホモ製法であること

 2 加糖ヨーグルトの甘みは100%国産の甜菜糖を使用 

毎週日曜日に搾りたての牛乳を敷地内の工房のタンクに
運び殺菌~乳酸菌を入れて発酵を行います。
乳酸菌はブルガリア菌、アシドフィラス菌、ビフィズス菌を使います。
牛乳は季節により成分が変わります。ご存知のように夏は乳脂肪分が低く
冬は高くなります。脱脂粉乳で調整しないのでなるべく分離しないよう
0コンマ以下の微調整で砂糖の量や数分単位で発酵時間を調整して
自然には逆らえないもののなるべく四季を通じて一定の風味を保つように
努力しています。
営業をする意味
大企業の営業マンには笑われてしまうような内容ですが
農家が自分の製品の営業を最初は素人レベルから始めるときに
意外とわからないのが

 「何のために営業をするのか」

ということのように思います。(わからなかったのは私だけかもしれないけど

大企業なら売上をどんどん伸ばし、支店や従業員を増やして規模を拡大
するための営業がメインになると思いますが、私たちのように家族経営の
小さな農家ブランドはたとえ売上が伸びても限界点があります。
製造能力や労働力そして手作りの良さを守るため限界点を見極めて
その中でベストの売上を出しそして維持する営業がメインになります。

大手メーカーの製品に立ち混じって定番商品として
扱っていただくことを長く続けることは本当に大変です。
ベーベ工房はそれでも10年以上扱っていただいているお店もあり
恵まれていますが、三年五年と取引していくうちにやはり取引を
やめるお店もあります。取引中止はどんな大手企業の製品でも
同じリスクがあり営業マンはいつもその恐怖を抱えながらも
次の一手を考えて行動していると思います。長く扱えばやはり
飽きもくる。これは自然のことと受入れて次に進むことしかありません。

私たちも今年は閉店になったお取引先や6年目に取引終了になった店も
ありましたが、6月にはポラン広場での宅配コースにヨーグルトを加えていただき
近日中には北関東で力のあるスーパーと開始できる見込みになりました。
そのための準備や出張で来週は大忙しです。

営業をしていると商売は生き物だと実感します。
時に悩んで泣きたくなってそれでも進化させてゆく。
その中から新たな展開や道が見つかることも多く
それが営業の醍醐味なのです。


もういちどラベック姉妹 完結編
ブログを始めてもうすぐ2年半になります。
ほぼ毎日書いていると膨大な記事数にいつの間にかなりましたが
その中でも忘れられないエントリーがあります。

そんな一つが2年前の5月に書いたフランスの美貌の姉妹ピアノデュオの
ラベック姉妹のことを書いた↓のエントリー。

もういちどラベック姉妹

このエントリーはアルファブロガーさんが取上げて下さったことで
評判になり、私に書くことの楽しさを実感させてくれた会心のものとなりました。

当時まだ初心者ブロガーだった私は画像の貼り方も知らなくて
文章だけでラベック姉妹の素晴らしさを表現しきれない無念さが
心のどこかに残っていました。今日のこの記事はそんなかすかな悔いを
完結させるためのあくまでも私的な日記です。




20代の大学生時代からずっと好きだったラベック姉妹。
一時は記憶の彼方に消えた二人ですが、新しい自主レーベルも
順調なようで幻の名盤となっていたストラヴィンスキーの協奏曲も
入手できるようになりました。

これはピアノ版ラヴェルの「ボレロ」です。
50代半ばにしてこの美貌と魅力!
四半世紀以上憧れてきた二人の映像を堪能していただければ幸いです。




ブランドの基本にあるもの
ここ数年、多くの県が県単位で農畜産物のブランド力及び販売力強化に
熱心に取組んでいます。群馬県も例外ではなく「産地間競争に
勝ち抜くため」に協議会を設置したり指定銘柄のパンフレットを作成したり
熱心に取組んでいます。

先日書いた某ハムの生産者の件は改めてブランドの基本にある一番基本で
大切なものの存在を思い出させてくれました。

どんな製品であれブランドと付加価値をつけて世に送り出してゆくためには
外してはならない基本があると思います。ピラミッドにたとえると


 ①一番下の一番大切な基本 生産者のモラルやある種の聡明さ
              (法令遵守や社会情勢の的確な分析力も含む)

 ② 二番目に大切な基本  製品自体の味や魅力
              (より安全な原材料を求める能力も含む)

 ③ 三番目に大切な基本  センスや営業のための度胸。
              出会い運や縁を生かす人間的な力量


この三つのどれが欠けても長く愛される製品を世に送り出す
ことは不可能です。

行政及び関係者が農畜産物の販売力強化に熱心なことは非常に
心強くありがたく思いますが、観光とタイアップしてだの〇〇県に
勝ちたいという派手な面だけでなく、ブランドとは目に見えない
努力や資質の地道な基本を積み重ねての結果だということを
心に留めていただければと思います。

上記に挙げた①については普段はあたりまえすぎて無意識レベルに
なってしまう地味なことですがこの部分が損なわれると大企業ですら
再起不能になる可能性のある信頼の失墜を引き起こします。
食品偽装や不正表示、幹部の犯罪行為などが顕著な例ですが
食のプロとして知らなかったではすまない社会知識もあると思います。
畜産関係の製品を作っているのに宮崎の口蹄疫のことを知らないでは
すまない人としての常識やモラルもあるでしょう。

ブランド戦略にはPRや派手なイベントも時には必要です。
でももっと大切なことは一つ一つの基本的なことを積み重ね
その中で進化するべくひたむきな努力ができる生産者自身の生き方です。

ブランド農産物を長く作るためには派手なパフォーマンス人間は向きません。
名もなく清くしたたかに。そんな人間で自身がありたいと心から願っています。





三戦三勝
先々週、どうしてもご縁を結びたかった二つのスーパーと
まだ小さな店ですがイタリアの食材を扱うシェフ兼社長に営業をして
結果はすべてお取引の運びとなりました。ほっとしました。

二つのスーパーはベーベ工房の製品を扱っていない場所であったことと
農業の現場からしっかりと見据えた商品を選定していることから
ご縁を望みました。シェフ兼社長の店は小さいですが私自身がオリーブオイルを
購入して社長の目利きに感嘆したことや、リコッタチーズのことも
本当によくご存知で少量でも託したいと願っておりました。

営業で成果を上げ少しづつでもブランドとして育てるには

 ① 情報収集能力
 ② 資料を通じての説明能力と提案能力

が不可欠です。群馬県は今後このような能力を磨くための指導にも本気で
取組むようですが、このようなことは誰に言われなくても自分で
その重要性に気がついて自分なりの方法を確立できなければ
自分のブランドとして育てることは難しいと思います。
もちろん製品自体が美味で安全で魅力があることが大前提です。

現代農業の連載でもこのあたりの資料のことは詳説しましたが
今回特に加点要素となったのがこの資料だと思います。

検査結果

月に三回組合から来る牛乳の検査結果です。(検査は365日あります)
酪農家でなければ添付できない資料です。
安全でおいしい牛乳を衛生的に生産することの大切が
バイヤーにわかっていただけたのではないかと思います。

ブランドは行政が作るものではありません。
生産者自身の努力と才能と心意気で作るものです。
そのくらいの気概がないと小さな農家ブランドは吹き飛んで
しまいますからね。

来週は新規のお取引のために栃木に日帰り出張です。
良いお取引になるように頑張ります。
牛肉・豚肉の輸出禁止についての疑問
口蹄疫が発生すると清浄国と認められるまで牛肉や豚肉は
輸出禁止になります。細かい法令は目の前にありませんが大原則の筈です。

本日、何気なく県内のハム等の生産者(別会社ですが近親の経営する
養豚場の豚肉を使用して加工)のHPとブログを読んだところ

 5/7  欧州の某国で開催される食のコンテストに出品するため  
    日本を出発する。

 5/12 某国の主催者から「口蹄疫発生国なので参加は認めない。  
    持参したハムやソーセージは没収の上廃棄処分」と言われ
    参加をあきらめ帰国。
    (また応援してくださいと明るく結ばれている)

という経緯が書かれており仰天しました。

私の疑問は次の三点です。

 ① 5/7の出国時点で既に豚も口蹄疫に感染。当然輸出禁止のはず。
   もしこの生産者がハム等を持参しての出国だとしたら
   税関はチェックしたのであろうか?

 ② 牛豚肉は輸出禁止だがハムなどの加工品はOKなのか?

 ③ 牛豚肉を輸出している業者や生産者には口蹄疫が出れば
   輸出は禁止という通達や指導が周知されているのか?


いずれにしても、悪意はなくとも法に無知と思わざるをえない
ことをHPに載せる生産者の判断に疑問を感じざるをえません。
こういうゆるさが群馬の畜産や食の信用低下を招くことにならなければ
いいのですが。

群馬は今年も農畜産物のブランド化や販売力強化に県をあげて
取組みますがその前段階として、法律遵守や正確な知識習得の
ための指導も徹底していただきたいと願います。

この生産者のHPとブログを見たときは唖然としました。
多くの社員がいながら誰もチェックできない体制に怖さを感じます。

 
     
     
OL → 酪農家になった理由
息子は保育園の年長で来年は小学校に入学です。
保育園は一才六ヵ月からずっとお世話になっています。

最近は私の地元でも3才以下のいわゆる未満児は保育園の待機児童が
出ていますがまだ恵まれていて、都会のお母さんは就活ならぬ保育園に
子供を入所させるための活動=保活が大変でまだ妊娠中から活動しても
待機児童になり、復職がままならない方も多く社会問題になっています。

昨夜の報道番組で待機児童の解消と、小学校入学後の学童保育の
増設について特集されていました。都会では珍しくもないと思いますが
小さな子供が夜遅くまで無認可保育所に預けられていたり、小学生が
夜10時頃まで学童で過して帰宅(月額10万円!)するご家庭の様子を見て
働く母親として考えることが多くありました。

私は横浜出身のOLから13年前に結婚して酪農家兼チーズ工房のおかみさんに
なったのですが、たまに取材などがあると今でも聞かれるのが
「何で恵まれた大卒のOLから酪農家と結婚して現在の生活をしているの?」
ということ。それについての答えは次の通りです。

 ① 主人とあたりまえですが一生を共にできると思ったこと

 ② 美味しいものが大好きで食に対する好奇心が人一倍だったこと

 ③ 子供が生まれても仕事をしたかったので、子供の見える場所で
   仕事ができる自営業は会社員をしながらの子育てより自分に
   合っていると思えたこと

特に③は出産して子育てをしてみるとビンゴ!でした。

以前書いたように私には結婚前から日常生活に支障はないものの
潰瘍性大腸炎という一種難病の持病があり、都会で会社で残業をして
保育園に迎えに行き次の日はまた朝早くから満員電車で....という生活は
体力的に自信がありませんでした。それとこれはあくまでも私の価値観なのですが
子供を深夜近くまで預けてまでキャリアを積むという発想は私にはありません。

私の母は薬剤師でしたが、核家族の上、当時は保育園もなく
いささか虚弱だった私のため専業主婦になり妹が幼稚園に入った年に
すぐ近所の病院にパートとして復帰し2005年に70歳過ぎて引退しましたが
あくまでも子供と家庭に人生の比重を置いた人生でした。
私はそのことに深く感謝をしており、結婚~出産後仕事をするなら
夕方以降は子供を手元で面倒を見ながらと20代から考えておりました。
そんな人生観と主人との出会いが一致したことは本当に幸運なことでした。

都会のOLが酪農家に限らず農家と結婚というとやはり不思議なのかも
しれませんね。でも都会で最先端の仕事に就いていても男尊女卑な男性も
いるでしょうし、田舎の農家でも最近はリベラルな男性もいます。
ついでに田舎のPRをすると豊かな自然がある場所での子育ては子供にとって
幸せだと実感しています。

私は仕事はずっとするつもりでした。自己責任がすべてのささやかな
仕事ですが息子のイタズラを叱りながらの仕事は大変ですが幸せです。

お知らせ
先日も同じような記事を書いたばかりで恐縮ですが
ブログの内容についてお知らせいたします。

女子プロゴルファーの横峯さくらさんが宮崎に自宅があるという
ご縁から口蹄疫について心を痛めご自身のブログで農家への
気持ちを述べた上で、先日の獲得賞金1200万円を宮崎県に全額
寄付されると書かれていました。また今後終息まで継続的に
支援もなさりたいと彼女の素晴らしい人間性が伺える決意を
書かれていました。発信力のある方が口蹄疫の問題を真摯に
発信して下さる事は非常に大きな意味を持つと思います。

下記のエントリーでも書いたようにようやく全国紙や報道番組でも
口蹄疫の問題を報道するようになりました。

上記のことを熟慮した結果、私のこのブログでは今後独立した
エントリーとして口蹄疫に関する記事を書くことを控え
私の日常の日記の中に触れる程度にとどめたいと思います。

理由はいろいろな情報が錯綜する中、群馬の一酪農家にすぎない私が
却って無責任で偏った情報を書いてしまう懸念を感じたからです。

また口蹄疫のことを書くとニュースソースも明らかでないまま
無責任に政治問題まで触れることになり非常に自分が無責任に思えました。


また、先日のエントリーが大きく取上げられて多くの方が
口蹄疫という単語から訪問下さり、重圧も感じてしまい
本来の発信すべき情報が私らしいリズムで書きにくくなり
ジレンマを感じたこともあります。

一酪農家として終息まで宮崎の仲間たちのことを
真剣に考える気持ちは変わっておりません。
群馬の一酪農家としてベーベ工房のおかみさんとして
真摯に仕事に打ち込み、自分の本分を尽くすことで
畜産農家へのご理解をいただけるような日記を書いて
ゆきたいと思います。

どうぞご理解をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。



プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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